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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:堀江 龍一 議員
質疑・質問日:07/21/2010
会派名:志士の会


○堀江委員
 静清工業用水送水管の漏水事故に関連して質問いたしますけれども、再発防止策の3番目のところに、遠隔により24時間の流量監視(富士川浄水場)を実施する。
 そして5番目に、流量の異常変化の自動警報システムを、ことし12月までに導入し、監視体制を強化すると、こう書いてありますけれども、富士川の浄水場と静清工業用水とは、どういうふうな形で監視をしていくのか、どういう形にその監視ができるのか。
 それから、また流量の異常変化がきて自動警報システムを採用した場合に、その異常に漏水した場合に、どういう対策がとられるのか。この2点をちょっとお話をいただきたいというふうに思います。
 この工業用水を見ると、町なかはほとんど道路に埋まっていると思うんですね。そうすると1月の事故は、町なかとはちょっと言いにくい新興住宅地みたいなところで漏水事故が起こったけども、町なかで起こった場合には、交通の問題からいろんな事故になるというふうに思いますので、この辺の対策をどういうふうにしているのか、ちょっとお聞かせをいただきたいというふうに思います。

○亀事業課長
 御質問の1つ目で、遠隔による24時間体制の富士川の浄水場と、それから上原の配水場との関係なんですけど、監視という点で、いろんな計器を上原にある流量とか水位とか、そういう計器はすべて富士川浄水場にテレメーターで送っておりまして、上原でも、それから富士川浄水場でも両方で見れるような体制になっています。
 それから、流量の異常変化についての自動計測システムの基本的な考え方は、取水場に流量計があります。それから管路をずっと送られてきて、上原の浄水場のところにも流量計があります。そうすると、水が取水場から流れた流量が到達する、配水場に来る間では、その間に若干の給水量がユーザーさんのところに行く。それは全然異常じゃないんですけど、取水場ではたくさん水が流れている、だけど上原の浄水場には水が来ないと。これは今までは、どちらも流量計はあったんですけど、その関係についてコンピューターで処理するというシステムが実はなかったもんですから、それで出るほうと入ると言いますか、送るほうと送られるほうに極端な差があれば、これは途中で水がなくなったんだということで、その監視装置をつくることで、途中で漏水したんだと判断すると。判断しても最終的には目視というか、現場へ行くとか、そういうことで現場に直行するシステムも当然ながらつくりまして、そういうことで漏水に対してシビアと言いますか、より対応ができるようなことを考えております。以上です。

○堀江委員
 そうすると、今まで目視でやってたやつを自動化して、ただ警報が鳴るというだけなんですか。それじゃ今までと大して変わらない。ただ気がつくか、気がつかないだけだと、こういうことになると思うんですよ。
 むしろ水をとめなきゃだめなんでしょう。取水場の水をとめなきゃ、どんどん、どんどん流れていくんだから、今までと大して変わらないじゃないですか。自動警報装置というのは、ただそれが気がつくだけの警報装置なんですか。少なくとも異常が発生したら、取水場の水をストップするとか、流すほうをストップしなきゃおかしいと思うんですけど、その辺はどうなっているんですか。

○亀事業課長
 説明が足りませんでしたが、当然、流量計の前に自動で制御する制水弁がございまして、当然異常があったときに、ただ、ああ見てるというのではなくて、電動で遠隔になっていますので、絞って、絞って、それで異常があれば完全にとめるというような形のことで、より極端な流量の差のときは、制水弁を制御してとめていくということも当然やっていきます。

○堀江委員
 あんまりよくわからないんだけど、その富士川浄水場でも監視できるように、これはするということなんですね。今まで上原の配水場でもやっているけども、富士川でもやると、こういうことなんですか。説明の中では、そういうふうに聞けるんですけども。
 それで今言われたように自動警報システムというのは、自動で取水、あるいは配水をストップできるような装置も備わっていると、こういうことになるんですか。

○亀事業課長
 24時間の流量監視というのは、職員がいる間は当然職員がやっていて、24時間と言いますように、土曜日、日曜日、それから夜間、これについては業者に委託しております。
 その中で、富士川浄水場では仮眠をするんですけど、交代制で必ず監視盤のところにいて、それを監視しているというのが、この流量監視ということで、仮眠をしていた分を必ずどちらかが起きてるということでやったというものです。
 それから自動警報システムというのは、あくまでも自動警報ですので、その警報を受けたら制水弁へと、遠隔で弁を閉めるということで、あくまでも水をとめるのまでは自動ではありません。遠隔で人間が閉めます。

○堀江委員
 それじゃ再発防止になんて何もならへん。ただ企業局として、無駄な水を流さないようにするという対策だけであって、今回の一番上に書いてあるやつは、災害を起こしたということですよ。人身事故は起こさなかったけども、企業局が災害を起こしたのと一緒ですよ、これ。その再発防止をすべきじゃないですか。水を供給できなかったからという対策だけじゃ、しようがないじゃないですか。
 今は異常気象で、いろんなとこで災害が起こってるけど、これは天変地異でやってるんだけど、これは人災じゃないですか。地域の人たちに災害を起こす、こっちの対策をやらないでどうするんですか。県はただ企業として、もうけようなんていう考え方で企業局をつくってるだけじゃないでしょう。だったら地域に、そういう災害を起こさないような対策を考えるべきじゃないですか。企業局長、どう思いますか。

○小泉企業局長
 再発防止策でございますけれども、基本的には老朽した管を新しい管にかえて、漏水を起こさないというのが、これが基本だと思います。ただ、その基本が、現在の我々の予算の状況を見ますと一度にできない。また現場の状況を見ますと、一度にそういった工事ができない状況にございます。
 したがいまして、とりあえずのところ200メートル、住民に大変な御迷惑をおかけした部分については、工事ができる状況でございますので、すぐ取りかかりますけれども、それ以外の箇所については、今すぐできる状況にはございません。そういった中で、どういったときにいち早く、異常があったのを感知するかということにつきまして、資料の再発防止策、Aの遠隔、あるいはDの流量の自動警報システムということでございます。
 24時間、今まで夜間につきましては、仮眠をとっていたものを仮眠をやめて、富士川のところで流量を監視するという形でございます。ただ、監視していても人間でございますので、見落とす場合がございます。そういったときにDの流量の異常変化の警報が鳴りまして、それに基づいて、すぐ決められた手順で漏水をとめるというような形で考えておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。

○堀江委員
 お金がかかるというようなことは、よくわかるんですけど、災害を起こさないためには、最善の対策を講じるべきであって、人をむやみやたらに使えとは言いませんけども、3交代にするとか、4交代にするとか、非常の漏水事故等に対しての人員配置をすべきだというふうに思いますので、できる範囲の対策を講じておくようにお願いをしておきます。

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