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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:原 文雄 議員
質疑・質問日:10/01/2009
会派名:平成21


○原委員
 1つだけ聞きます。
 この間、ちょうど議会開会日、県財政の健全化判断比率とともに、公営企業会計の資金不足比率というものが公表され、そして議会にも報告をされました。
 そういう中で、ちょっと勉強不足なもので、1つは資金不足比率というのはどういう定義なのか教えていただきたいというふうに思っております。

 それと、それに伴って、企業局で所管する3会計の資金不足比率というのは、これはどのような状況になっているのか、教えてください。

 もう1つ、3つ目に、県財政の健全化判断比率との関係がどのようになっているのか。この3つを教えてください。

○松永経営室長
 3点御質問がございましたけれども、最初に資金不足比率の御質問でございました。資金不足比率というのは、いわゆる公営企業単体としての赤字をあらわす指標でございまして、資金不足比率、これは資金不足額を事業規模で割ることによって算出されるわけでございまして、会計ごとに資金不足が事業規模に対してどの程度あるかを指標化し、公営企業の深刻度を示すというふうなものでございます。例えば資金不足比率100%となると、資金不足額と当該年度の営業収益等が同額になるというふうなことをあらわします。
 地方公営企業の財政の健全化に関する法律ですと、20%以上の場合、早期の健全化のための財政健全化計画の策定が義務づけられるというふうなことになります。

 それで、静岡県の企業局が所管する3会計の資金不足比率がどうなっているかということでございましたけれども、おかげさまでと言いますか、企業局は3会計とも資金不足は生じておりません。
資金不足額というのは、いわゆる流動負債から流動資産を引いて、そこに数字が出ると、資金不足額というふうになるわけですけれども、本企業会計につきましては、工業用水道事業会計、水道事業会計、地域振興整備事業会計とも、いわゆる流動負債よりも流動資産のほうが上回っておるというふうなことから、資金不足比率はあらわれないというふうなことに現在はなっております。

 それと、あと県財政の健全化判断比率との関係ということで、健全化判断比率は、いわゆる実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率、この4つの指標から成り立っておりまして、実質赤字比率というのは、一般会計の実質的な赤字をあらわす指標でございまして、公営企業会計は除かれております。
 次に、連結実質赤字比率というのがございまして、これは県のすべての会計を対象に、県全体の赤字をあらわす指標でございまして、一般会計等の実質赤字額に公営企業会計の資金不足等を連結して算定するというふうなことで、静岡県におきましては、実質赤字比率並びに連結実質赤字比率ともに、いわゆる赤字が存在していないということで、問題はないということになっております。
 3番目の実質公債費比率は、これは県の一般会計等が負担する公債費をあらわす指標でございまして、一般会計等の地方債償還額のほかに、企業債の償還に充当したと認められる公営企業会計への繰出金も算入されるわけでございますけれども、現在企業局の所管する3会計には、企業債償還に充当する目的での一般会計からの繰り出しはございません。
 最後の将来負担比率でございますけれども、これもやはり県の一般会計等が将来負担すべき実質的な負担をあらわす指標でございまして、地方債残高や公営企業会計への繰出見込額、第三セクターへの損失補償額等から算定をいたしまして、先ほど申しましたように、現在企業局の所管する3会計には、企業債償還に充当する目的での一般会計からの繰り出しはないというふうなことで、県財政の健全化判断になるこの4つの指標につきましても、本県においては、数値がないもの、あるいはあったとしても健全化基準を下回っているというふうなことで、問題はないのではないかと、こんなふうな認識でおります。

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静岡県議会事務局議事課

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