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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:戸塚 久美子 議員
質疑・質問日:11/01/2010
会派名:平成21


○戸塚委員
 私からも4点ほど質問させていただきます。
 私は、自衛隊でいえば宇都宮第26師団から救援が来る掛川市に住んでおります、ちなみに。
 私からは、この説明書のページに沿って質問をいたします。4ページの下段の(5)市町防災対策の促進の中で少しお伺いしますが、死者数を減少させるために、緊急輸送路の幹線道路の整備は大変重要かと思います。その整備率と、それからその沿線にある住宅の耐震化率をどう把握されておられるか。また市町によってはそこに集中的に耐震補強の施策を打とうとして、こういう予算を求めてくる市町があるかないか。それから避難所の運営の中において、ペットの対策に必要な資材の購入のためにこの予算を使っている市町があるかどうかもお伺いします。

 それから6ページの(8)の危機発生時の対応でございますけれども、今は新型インフルエンザという言葉で一くくりになっておりますけれども、鳥インフルエンザの場合は野良猫とか小動物が住宅地にいる場合はそういう対応も迫られてきて、諸外国においては殺処分というような痛ましいこともございます。そういうことにおきましての危機管理は、本県におきましてはどういう考えを持っておられるかをお伺いします。

 それから、原子力の32ページでございます。中段、静岡県原子力発電所環境安全協議会の開催、年4回って書いてございます。私も参加させていただいておりますが、参加するたびに、最初のうちは知らないから参加して勉強させていただこうと思っていましたが、シラスやタコに放射能がどれだけ含まれているかとか、そういう指標のラインナップが出てきて、ちょっと形骸化してるようにも感じております。この協議会にかかる予算がどれだけで、その予算を使って行うことに関して、県民の幸福のために本当に効果が上がっているかどうか、もっと近いところで公開でやるべきではないかと思いますけれども、そういうところの御所見を伺いたいと思います。

 最後に、消防救急無線のデジタル化は国策で、平成28年まででしたでしょうか、進めなければなりませんよね。それにつきまして、県の体制をお伺いします。

○池田危機政策課長
 緊急輸送路の整備率についてでございますけれども、県管理道路だけにつきましては県内で11.3キロを延長するという整備の予定が、20年度末で55.9%でございます。それから、緊急輸送路の道路防災点検危険箇所の整備につきましては、これも県管理道路だけなんですけども、防災拠点危険箇所1,481カ所のうち、20年度末で23.4%が整備されているということ。それから、緊急輸送路沿いの落下物対策の促進ですけども、これにつきましても、緊急輸送路、避難路沿いの建築物3,533棟ございますけども、この落下物対策の実施が平成20年度で33.3%でございます。それから、ブロック塀の耐震化については28.3%ということで、今後力を入れていかなければいけないと考えております。
 それから、インフルエンザのペット対策の資機材購入をしている市町村があるかという御質問ですけれども、私の知る限りではございません。

 それから、避難所のペット対策、あるいはインフルエンザのペット対策につきましては、済みません、私の知る限りではちょっと該当がないかと思います。以上です。

○藤原原子力安全対策課長
 原子力発電所の関係の環境安全協議会でございます。年4回開催しておりまして、7番委員にも御出席いただきまして、どうもありがとうございます。
 まず年間予算、これ協議会方式ですので、県のほかにも4市も含めて会費を持ち寄って実際の運営をしております。平成21年度で440万円ほど県のほうで負担をしております。
 それで、この結果でございます。協議会におきましても、結果についての広報について案をお示ししておりますけれども、御前崎市、牧之原市、掛川市及び菊川市の地元の4市のほうに測定結果、観測調査の結果を全戸に配布するということでリーフレットをつくっております。また、全県に対しましてもお知らせするという意味では、県のホームページを使った広報とか、あるいは新聞へ広告を掲載するというような形で環境の放射能、放射線の調査結果を――通常は、通常といいますか、これまでずっとそうなんですけれども――原子力発電所からの影響はありませんと、自然の放射線の範囲内でしたという結果をお知らせしております。
 この協議会自体の仕組みとしましては、県とそれから地元4市が中部電力との間で締結しております安全協定、これに基づいてこういう協議会を設置し、調査を行い、その結果を皆さんにお知らせしていこうということで運営されておりまして、現状は会議自体は公開のもとでやっております。たまたまずっと静岡市でやっているということもございまして、その辺の開催場所につきましては勉強させていただきたいと思っておりますけれども、一応公開でやっております。以上でございます。

○長尾危機管理監代理兼危機管理部部長代理
 最後の御質問でございますが、消防救急無線のデジタル化について県はどのような取り組みをとっているかという御質問でございます。まずは1点目でございますが、現在、各消防本部さんが使っております150メガヘルツのアナログ無線機につきましては、平成28年5月末までに260メガヘルツのデジタル無線に移行していただくということがもう既に決まってございます。それと私どもが一番注視しておりますのは、これらの無線機につきましては、各消防本部さんが個別に整備するのではなくて共同で利用できる――例えば基地局などがそうでございますけども――施設設備がございますならば、これらを念頭に整備をしていただくということが極めて効果的であろうというふうに考えてございます。その際でございますが、当然のことながら、基本設計の段階から県の施設の有効利用ということも考えながら検討していく必要があるというふうに考えてございます。
 期限は平成28年5月末ということになりますが、さかのぼって考えますれば――例えば、整備に余裕を持って3年間、その前の1年間で実施設計、さらにその1年前で基本設計ということを考えますれば、当然のことながら、来年度から基本設計に着手をしていただくということが重要であろうというふうに認識してございます。そこで県といたしましては、これまででもございますけども、各消防本部さんの御意見を伺いながら、共同での設計整備について現在も検討しているところでございます。今後この検討をより進めていきたいと思ってございますし、特にさきの御質問にございましたように、この設計に当たりましては消防の広域化のスケジュール化、これによって設計が変わりますので、それと指令業務の共同利用も議論されてございますので、そこら辺をきちっと踏まえながら、基本設計を共同でやる方法を市町、消防本部とスケジュール等も含めて検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○戸塚委員
 ありがとうございました。答えていただいた後ろから、もう1回私の質問やら要望やらさせていただきますけども、最後にいただいたデジタル化のことは、整備の期限が決まっておりますので、今のお話の方向のように努力していただきたいと思います。例えば1つの市町でやった場合、3つの基地局が必要なところが1カ所で済む場合もございますので、基本設計のときから広域で考えていただきたいと思います。

 それから、静岡県原子力発電所環境安全協議会の持ち方は、やはり小林さんも大変うなずいてくださっておりましたので、内容はもう少し工夫が必要なのかと思いますので、その点よろしくお願いします。

 鳥インフルエンザ等々の危機管理のことにおきましては、健康福祉部の衛生課等との連携がまだなかなか図られていないような御答弁なので、そういう点、もう少し横断的な対応をお願いしたいと思います。

 それから最後に、緊急輸送路のことでございますけれども、この点につきましては、こんなに整備率が低いとはちょっと私も意外でございました。静岡県が誇る防災体制の中におきましては、この数字ではちょっと腑に落ちないところがございますので、推進していただきたいと思います。

 それからペットのところにおきましては、私のまちの掛川市はペットフード、それからゲージが整備されて備蓄しております。こういうことも必要な時代になっておりますので、各市町には推進を図っていただくように御助言していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○池田危機政策課長
 先ほど緊急輸送路の整備率が55.9%とお答えしましたけども、それは今緊急輸送路がないわけじゃなくて、あって、なおかつそれ以外に緊急輸送路となり得る道路の整備率でございまして、そういう意味でちょっと誤解があったかなということで、緊急輸送路としてはもちろん確保してあるわけです。失礼しました。

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