本会議会議録
質問文書
令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 木内 満 議員 | |
質疑・質問日: | 03/09/2020 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○木内委員
新県立中央図書館について、一括質問方式で数点伺いたいと思います。
まず、新県立中央図書館につきましては、文化力の拠点を南口につくることありきでいろいろ話が進んできた経緯がある中で、新県立中央図書館基本計画の概要を見ると目指すべき姿の中に県民が出会い交わり新しい文化を育む図書館について新しい知的空間との連携というのが入っています。さらに特徴の中に、文化力の拠点の各機能をつなぐ本のある新しい知的空間を創造と書いてあるんですが、これを見ると新しい知的空間がかなり図書館の中で重要な位置を占めているんじゃないかと思います。文化力の拠点構想については知事からも白紙であるという話をいただいていると思いますので、このあたりの整理について教えてください。
ただ、施設整備計画の中に新しい知的空間などの文化力の拠点施設内の他の施設を除くと書いているので、新しい知的空間は図書館の計画の外だと読めるんですが、そうすると目指すべき姿とか特徴も変わってくると思います。そのあたりをどう整理されているのか伺いたいと思います。
次は、令和2年度の当初予算の中で地質調査と東静岡駅南北公有地総合活用検討を見ると、地質調査で基本的な調査は教育委員会で行い、文化・観光部が執行する南北公有地活用検討を見ながら、その後に総合施設全体の整備計画を立てていく段取りを踏むと読めるんですが、そのスケジュールで間違いがないかどうかお伺いしたいと思います。
次に、南北公有地総合活用検討を行うに当たり、文化・観光部が主体になるんでしょうが、図書館の中身がないとできないと思いますが、教育委員会がどういうかかわりをしていくのか伺います。
最後に、現在想定されている施設の規模感は変わらないと思うんですが、それに応じた施設整備の総額は幾らくらいになると考えているのか改めて教えてください。以上答弁をお願いします。
○藤ケ谷社会教育課参事
幾つか御質問をいただきました。
まず、図書館基本計画につきましては、文化力の拠点構想があったときに、その中に中心的機能で入る前提でつくっておりますので、表現としましては新しい知的空間との連携とか文化力の拠点の各機能をつなぐといった表現が入っております。立地条件でありますとか、中で実現する図書館の機能について大きな変更はありませんので、この図書館基本計画を基本的には踏襲して、一部文化力の拠点としていた部分につきましては見直しが必要かと思いますけれども、大筋この図書館基本計画のままで我々は進めていきたいと考えております。
新しい知的空間につきましては、4本柱のうちの最後の柱の重要な要素ですので、図書館の重要な機能の一部であるという捉え方をしております。ただそれが中なのか、外なのかをおっしゃられましたけれども、もともと図書館のいわゆる3つの柱の部分を実現する基本的な機能とは別に新しい図書館としてチャレンジする要素だったものですから、便宜的に分けて基本計画では整理しましたけれども、図書館の機能の一部と捉えております。
それから、来年度予算であります。
段取りということでしたが、東静岡駅南北公有地総合活用は、静岡市が北口の市有地の活用についていよいよ検討を始めると聞いております。片や南側については、まずは県立図書館の整備が決まっている。この段階において南北で協調して統一感のある整備を進めていこうということで、この活用検討が行われますけれども、南口県有地の建設用地に図書館を建てることにつきましては方針決定しておりますので、南北公有地総合活用検討と並行しながら、これを待たずに図書館の整備の検討は進めていきたいと考えております。
それから、教育委員会のかかわりですが、南北公有地総合活用検討の中身は静岡市との協議会を設けて協議をしますので、そのメンバーに教育委員会としても参加してかかわってまいります。
4つ目の規模感であります。
図書館の基本的な機能で1万6000平米を挙げてあります。それから文化力の拠点の県方針の中で、そのほかに新しい知的空間として4000平米程度。そのほかの機能で食茶花の都で1300米程度といった規模感が示されております。図書館の根幹機能は変わらないので、1万6000平米をベースにそのほかの付随する機能がどの程度必要かはこれから県議会の皆様の御意見を聞きながら計画を立てていきたいと思っております。
金額につきましては、図書館単体の金額について算定しておりませんので、現在数字を持ち合わせておりません。
○木内委員
まず、新しい知的空間ありきで進めていきたいという話でしたが、我々は要らないと思っているのではっきり申し上げておきます。ちゃんと図書館の基本機能を満たすものが大事であり、文化力の拠点は白紙だと思っていますし、図書館に反対する議員は議員の資格はない、図書館に反対している議員はいないとおっしゃっていましたけれども、文化力の拠点なるわけのわからない日本語のものに我々は同意する気がありませんので、御承知おきいただければと思っております。
また、南北の公有地総合活用検討についても、我々会派のほうでも静岡市の自民の静岡市議団と連絡調整会議を持って大体12月ぐらいまでをめどに話が進んでいくんじゃないかと聞いておりますが、ちゃんと連携のとれるものになるように我々も意見を申し上げておきますので、しっかりと議会また県民、市民の声をちゃんと聞いて進めていただきたいと思っています。
金額感については、今は申し上げられないような話でしたが、沖縄県で視察してきたすばらしい図書館は80億円、土地の10億円を含めても90億円でできていた。もともとあそこは県有地ですので、土地を含めずにそのぐらいでできたらすばらしいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
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