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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:11/07/2014
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 一問一答方式で一問だけお伺いします。
 主要な施策の成果等の説明書の140ページに台湾地方政府との防災に関する相互応援協定の締結があります。平成26年2月に協定を締結したとありますが、なぜ台湾なのか。他の国とは何か調整したのか。そしてお互いの危機管理体制の充実強化を図るため、平常時においては危機管理に関する情報交換、訓練への職員派遣等について相互に協力すると書いてありますが、締結後、具体的にどんなことを行っているのか。そしてこの締結によって、今後、協定の締結先をふやすことは考えられるのか、お答えいただきたいと思います。

○滝田危機政策課長
 台湾との協定を締結した経緯でございますけれども、静岡県としては、富士山静岡空港の就航先が今、中国、韓国、台湾とございますけれども、そのうちの台湾と平常時には意見交換等をしたり、それぞれのいいところを学び合ったり、また災害時における物資の輸送等にも有用だということで、台湾との協定の締結を進めたところでございます。
 平常時に、今、5番委員がおっしゃられたような内容の交流をしたわけでございます。締結したのは2月で年度末に近かったんですけれども、例えば協定を締結する直前ではございましたけれども、台湾の4市2県の方々が本県で行った原子力防災訓練を視察に訪れたことがございます。あとは平成26年度になりますけれど、4月にはこちらから台湾の基隆市で行われた防災訓練を視察に訪れて意見交換をしたり、この11月には台湾の2市1県の方が先日行われました緊急消防援助隊の訓練を視察に訪れたり、また同じタイミングで台湾で行われたシンポジウムに職員が講師として招かれたりというようなことで、交流を進めているところでございます。
 それから、今後の協定締結先についてでございますけれども、昨年8月に台湾と覚書等を交わしているんですけれども、その折に台湾の中央政府から、広く台湾の県市に静岡県が協定を締結したいという意向があることを紹介していただいております。その中で2月に6県市と締結を結んだところでございます。ですから、その他の県や市から今後そうした協定締結に向けた投げかけがございましたら、こちらとしても検討を進めていきたいと思っております。以上です。

○杉山委員
 外国とこれをやる意味がどこにあるのか、ちょっとわからないんです。日本の中でも他県と、まだいろいろなところとの勉強はできると思うんです。確かに静岡空港というのを考えてやっているということはわかるんですが、外国は台湾のみですよね、今現在は。ここの意味が僕はわからないんだけれども、岩田危機管理監その辺をちょっと教えてください。

○岩田危機管理監兼危機管理部長
 私どもは、海外との交流の中に大きく2つ目的があると思います。
 まず1つは、静岡県でやってきたいろんな防災体制について、国内だけじゃなくて海外の、特に東南アジアや近くの方々に――例えば地震とか、火山とか、水害とか、同じような環境を持っているところがありますので――私どもがやっている自助、共助、公助という枠組みの防災体制を、ぜひ広めていきたいということであります。
 中国浙江省とは友好提携を結んでいる中で、先行して防災の協定も以前に結んで、それから人の交流――浙江省の防災部局の方が半年間、静岡県に研修に来るのが何回も続いております。そういった中で、我々のノウハウを向こうにお伝えしています。そういった中で、台湾と昨年度協定を結んだところであります。
 一方で、実際に災害が起きたときに、特に中国の四川省の地震のときに、私ども静岡県の県民の善意を向こうへ届けるために浙江省を通じて、例えばテントであるとか、いろんな物資を届けさせていただきました。実は台湾政府も東日本大震災のときには、東北3県に相当の義援金やいろんな物資を届けておられます。そういった形で災害が起きたときにお互いに助け合うことが――直接台湾政府との協定にはならないんですけれども――政府を通じて、台湾の各県とのこういった友好が進むことによって、実際に災害が起きたときの連携も非常にスムーズになるということがあります。実は我々も台湾に行って学ぶべき点も結構ございまして、例えばいろんな訓練の仕方などは、むしろ我々が学ぶべき点も多々あると行った職員も感じてきております。
 他国については、今、韓国とこういう枠組みができないかということで、調整を進めようと交流も少し始めているところでありまして、機運が整えば韓国の忠清南道ともこういった連携ができればと考えておるところでございます。

○杉山委員
 わかりました。
何が言いたかったかといいますと、なぜ台湾に決めたのかということに興味があったので聞きたかったんですが、今、危機管理監がおっしゃったように、例えば忠清南道とか、それからその前からずっと友好提携している中国の浙江省であるとか、そういうところと最初にいろんなものの話し合いをしながら、外国とならば、そこと提携することが、私は先決かなと実は思ったんです。いきなりそういうところを差しおいて、全く関係のないといったらおかしいですけれども、台湾と協定を締結したことが少し疑問だったので聞かせてもらいました。ただ、いろんな義援金の関係や支援の関係をつくっていくことは悪いことじゃないので、今後既に静岡県と友好提携を締結しているようなところとは、しっかりと話し合いをしていっていただきたいと要望して終わります。

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