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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年10月・11月(閉会中)総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 謙一 議員
質疑・質問日:11/22/2023
会派名:自民改革会議


〇伊藤(謙)委員
 よろしくお願いします。
 大きく4点について御質問させていただきたいと思います。

 まず10月12日に川勝知事が、県内商工会議所会頭たちの前で東アジア文化都市のレガシー拠点として三島国有地を定期借地にてお借りし、詰めの段階まで来ていると発言された件に関して、当該地に係る東海財務局との打合せまた情報交換の事実確認をさせていただきたいと思います。
 東海財務局の3月20日の議事録によりますと、静岡県から県庁庁舎建て替えの検討地として三島検察庁跡地及び合同宿舎敷地の土地の利用に関して東海財務局に相談を行ったことが本件のスタートとなっており、これが間違いないかの確認です。
 関連して、先ほどの土地について購入、借地、定期借地と具体的な言葉が出ていますが、土地の取得方法はどちらからどのタイミングで発言されたと認識しているか伺います。

〇野口参考人
 東海財務局管財部次長野口と申します。
 本日はどうぞよろしくお願いいたします。
 文教住宅の活用可能財産につきましては、3月に静岡県側から購入もしくは借受けを希望されており、当局からは定期借地による貸付けについて御説明したものと承知しております。
 旧三島区検察庁跡地につきましては、8月に県側から建物付きでの取得が可能かどうか御質問があり、9月に県側から定期借地について希望されたものと承知しております。
 それから文教住宅の北西敷地につきましては、当局より3月に長期的な視点で御活用頂ける財産として御参考までに紹介したものでございます。

〇伊藤(謙)委員
 次に8月10日及び9月14日の議事録によりますと、東海財務局からは県の明確な利用方針を示していただかない限りはこれ以上この件について前に進めることはできないと明確に発言されていると読み取れました。
 県に求めた明確な利用方針とは具体的にどのようなことを指しているのか伺います。

〇野口参考人
 当局としましては、貸付けに当たり契約相手方や土地の利用用途などについて審査を行うことが必要でございますので、当該審査を行うことができる利用方針の御提示をお願いしております。
 その趣旨から、2度にわたり静岡県側に対し利用方針の具体化をお願いしております。
 これまでの県との打合せの中では、議論になっております国有地の利用方針は検討中であると伺っておりますが、利用方針の具体化の必要性について県側には御認識頂けたと考えております。

〇伊藤(謙)委員
 ありがとうございます。
 再度確認させてください。
 8月10日にこれ以上の議論をするためには方針を明確にしてくださいとおっしゃっていて、その後9月14日の打合せのときにも具体的な方針を財務局から再度伺っています。この間方針が示されなかったことについて議論がありましたでしょうか。

〇野口参考人
 8月に当方からそういった御提案をお伝えさせていただき、9月の時点でも漠然とした形での御説明でしたので、もう一度利用方針を決めて相談してくださいと説明させていただいたところでございます。

〇伊藤(謙)委員
 次に、9月14日の議事録の最後の静岡県の担当者の発言の中に、定期借地の予定、県が土地を借り受けて建物を整備した上でそこにスポーツ、文化等の関係団体のほか県の関連部署が入居することが考えられる、当方では本件跡地について年間800万円程度の借料を見込んでいる(路線価で試算)が知事はそれを東部・伊豆地域に所在する20市に負担してもらうことを考えているようだ。この辺りのスキームについては、随契根拠も踏まえて東海財務局とすり合わせをしながら進めていきたいとあります。
 この800万円程度の借料に関して伺いたいのですが、一般的な話をすれば不動産関係の鑑定結果がない中での県の試算による借料は根拠に乏しいと思います。
 東海財務局から借料や売却計画に関しては県の明確な利用方針が出てから不動産鑑定をした上で示したいとの発言があったにもかかわらず、県が独自に試算した800万円について発言している姿勢は情報収集というよりも既に価格交渉に似た行為ではないかと感じたのですが、現場としてどのような感触だったのか伺います。

〇野口参考人
 一般論的な話にはなりますが、国有地の売却や貸付けの価格につきましては、鑑定評価額を基に国の予定価格を決定しております。
 随意契約による売却や貸付けでありましたら、見積り合わせと言っておりますが契約相手方と価格の交渉を行って売却又は貸付けの価格を決定するプロセスになります。
 旧三島区検察庁跡地を貸し付ける場合の具体的な価格を当方で検討したことはございません。加えて言いますと、静岡県側における試算につきましては、当方から言及は差し控えさせていただきたいと思います。

〇伊藤(謙)委員
 もう一度伺います。
 一定の利用方針を示してから価格の話になるという意味では、情報収集というよりは800万円という値段でどうですかと言ってるように感じるんですが、そういった印象を受けなかったということでよろしいでしょうか。

〇野口参考人
 その点におきましてはまだ早いかなという感触を持っておりますので、静岡県側の試算価格が幾らというのはもちろん打合せの席ではお聞きしましたがそれに対してコメントはいたしませんでしたし、この場におきましてもコメントは差し控えさせていただきます。

〇伊藤(謙)委員
 やはり少し時期尚早であって、あくまでも県の試算の根拠に関しては東海財務局として改めて鑑定結果をもとに交渉する認識だということで次の質問に移らせていただきます。

 続いて、県の職員が知事が希望している1つの考え方として東部・伊豆地域の20市にこの借料を負担してもらうという意向を述べていたことについて、正直前後の文脈からここでこの発言をする意図が私には読み取れませんでした。打合せの中でそういった必要性があったのか、東海財務局の御認識を伺います。

〇野口参考人
 旧三島区検察庁跡地の活用につきましては、当局は貸付けに当たり契約相手方や土地の用途などについて審査を行うことを御説明しております。それを踏まえて、静岡県側がどのように契約を行うかの考え方について、当時の検討状況に関する御説明を頂いたものと承知しております。静岡県側の検討の詳細につきましては当局では伺っておりませんので、お答えすることが難しいことを御理解頂きますようよろしくお願いいたします。

〇伊藤(謙)委員
 おっしゃるとおり、契約内容というよりは県としての財源の考え方についてのことなので、東海財務局にはあまり関係のない話ですし、それをこの場で発言するのは全く理解できなかったので伺った次第です。

 最後に、川勝知事は10月12日に県内商工会議所会頭の皆様方の前で、三島国有地に東アジア文化都市のレガシー拠点をつくる、定期借地で今詰めの段階まできているという趣旨の発言をされています。
 東海財務局としては、9月14日までの皆様方とのやりとりを表す表現として正しいものと感じておりますでしょうか。
 また、具体的に見解として異なる部分がありましたら御説明頂きたいと思います。

〇野口参考人
 これまでの静岡県側との打合せの中で議論になっております国有地の利活用方針は、静岡県内部で御検討頂いているとのことで、方向性が見えた段階で別途御相談頂けると伺っております。
なお、直近9月の打合せにおきましては、東部・伊豆地域を支援する文化、スポーツなどの振興拠点として活用することを検討していると伺っておりました。

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