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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:07/04/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○鈴木(智)委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、御発言願います。

○三ッ谷委員
 それでは、一問一答方式で何問かお尋ねいたします。
 まず、いただいた危機管理くらし環境委員会説明資料から質問したいと思いますが、4ページ、5ページ、第109号議案、第110号議案でありますけれども、内容についてお尋ねしたいと思います。
 こういう個名を出して裁判にかける手続上の承認を、議会からいただく案件だと思います。私はこの委員会は2回目なんですけれども、いつも当局からの説明がいきなり出てくるんですよね。途中経過がない。つまり県営住宅の明け渡しについてはその前の段階で、例えば滞納がこうなっていますよとか、いろいろな状況説明があってもいいような気がいたします。
 まずその点について、裁判にかける提訴についての議案がいきなり出ていますが、経過説明は今までなされてきたのかどうかについて伺います。

○水野公営住宅課長
 経過説明ということで、御質問を受けました。
 滞納される方はどうしてもいらっしゃいまして、今回は6カ月を過ぎた滞納の方ですが、ほかにも6カ月を過ぎた滞納の方は何人かおります。その一人一人の経過説明を委員会の場で、その都度何十名という方を御説明するのはかなり厳しいと思います。したがいまして議案として上げる際に、こういう形での説明になってしまうことを御容赦いただきたいと思います。
 ただし、これに至るまでには当然初期の滞納の段階でいろいろな指導をさせていただいて、何度も指導、面接いろいろなことをさせていただいて、やむを得ない事情で議案として上げさせていただいているものですから、その辺は御理解いただきたいと思います。

○三ッ谷委員
 私は反対しているわけじゃないんですよ。ただやっぱり御理解いただきたいという言葉だけじゃ違うと思うんですよね。つまり我々は、一応委員会にかけて承認したあとで本会議にかけるわけですから、その前の大事な委員会審議で、たくさんいるから一人一人説明することは無理ですよと。だから我々のことを信用してもらって、これで御容赦お願いしますという話じゃないんですよ。
 つまり、個名を出しています、2人とも女性じゃないですか。年も何も書いていない。ひょっとしたら高齢者かなとか、あるいは体を悪くして介護の状態なのかなとか、今そんな想像をしていますよ。あるいは同居人はいないんでしょうかとか、いろんな疑問がどんどん湧いてくるんですよ。それを今言ったような答弁だけで納得しろというほうがおかしいですよ。
 同じように借りている人と比べて滞納しているわけですから、それは悪いに決まっていますよ。でも悪いに決まっているなりに、当局として我々委員会側に丁寧な説明があってしかるべきだろうと思うんです。6カ月たっているというお話ですが、その間にこうしました、ああしました、それでもだめだったのでこのようになりましたとか、そういう説明が必要じゃないんでしょうか、いかがですか。

○水野公営住宅課長
 それでは、委員会説明資料4ページにあります第109号議案、長期滞納者で柳住宅にお住まいの大石ゆかりについて御説明します。
 まず、契約者は大石ゆかりでございます。現在の滞納金額は11カ月で47万6000円余りでございます。
 まず、臨宅、呼び出しの状況ですが、過去の指導内容としましては、督促8回、呼び出し2回。呼び出しに対しましては無断欠席、臨宅時は支払い予定を話しますが、約束は一度も守られておりません。平成29年11月に呼び出しをしまして、本人が日程調整を希望しましたので面談を変更しました。そして本人の希望の面談時に無断欠席がありました。その後、臨宅等をして説明をしましたけれども、改善がなかなか見られませんでした。
 ことしの3月に、2度にわたり電話等で接触を試みましたけれども、なかなか連絡がとれないと。それから、その後も呼び出しにも応じないということで、誠意が見られないと判断させていただいております。
 もう一人、不法占有者、吉川住宅D棟103号、坂本枝理加。この方は契約者と同居しておりまして、契約者が平成28年2月に亡くなっておりまして、公営住宅法上、入居の承継はできないことになっております。60歳以上の方とか生活保護を受けている方は承継ができますが、若い方はできない制度になっております。亡くなられたときに、承継の基準がありませんと御説明を差し上げております。
 その後、記録上何回もお話をさせていただいて、何度も指導させていただいたんですが、なかなか出ていただけなかったものですから、今回明け渡し請求させていただく形になっております。概略ですが、以上でございます。

○三ッ谷委員
 私は公平にやるべきですから、皆さん方の調査についてはそうだろうなと思いますよ。ただその理由についてどこまで把握しているんでしょうか。つまり、ごまかして家賃を滞納したいなんて思っている人は多分いないと思いますよ。だから初めの方にしても、後の不法占拠にしても、家賃が払えない理由は何だったんですか。ただ思うんですが、呼び出しだとか督促状1枚で銭をくれるんだったら簡単なことですけれど、皆さんが直接出かけていって、1回行ったらいなくて云々というお話をしていますけれども、本当にそれだけで内容をつかめるんでしょうか。その点につきましてはいかがですか。

○水野公営住宅課長
 まず、長期滞納者大石ゆかりについて、手持ち資料がありませんので、払えない明確な理由はお答えできません。
 不法占有者坂本枝理加につきましては、私の手元にあるだけで8回記録があります。今省いてしゃべってしまいましたけれども、電話、それから直接部屋に出向いて話すこと、それから呼び出し等を少なくとも7回から8回はやらせていただいています。適宜対応させていただいているところです。
 理由につきましては、詳細な資料がないものですからお答えできません。

○三ッ谷委員
 失礼な言い方をすれば、民間のアパートなり、あるいは自分の持ち家で住みたいと思う人が多い中で、県営住宅に暮らす皆さんは気持ち的には相当大変だろうと思うんですよ。その中で、きっとこの方々も払わなければいかんというのはわかっていますよ。でも皆さんは公平にやらなければいかんから、こういう手続をしなければいかんことも理解しています。ただそこで考えなければいかんことは、払いたくても払えない人、県が何回もいろんな手を差しのべても反応しない人、いろいろな事情はあると思いますが、必ず半年に一遍ぐらいこういう案件が出てくるんですよね。
 そのたびに思うのが、ふだんから家賃の集金方法について、やっぱりどこかもっと考えなければいかん部分があるんじゃないかなという気もします。片一方の和解についてでは、分割で払うようになりましたというお話でしょ。そうすると、つまり分割でも払ってくれる意思と、全額じゃない人も、何回かに分けて払ってくれるんであれば、県としてはいつも心を開いているわけですよね。
 だから、そういう点を合わせて、今後の県営住宅の家賃等の集金を含めた維持管理については、ある程度民間委託をそろそろ考えて、管理は県がやりますよ、しかし集金とかはもっと小まめに行ける民間にやらせるべきと思います。ほかでは、県は指定管理をたくさんやっているじゃないですか。何でここだけ県が集金人までやらなければいかんのかなという気がします。この点についてそういう考えは全くないですか。

○水野公営住宅課長
 家賃の集金についてお答えします。
 家賃の集金につきまして、県の職員が直接受け取ることができませんので、住宅供給公社に委託をしまして、徴収嘱託員を15名雇っております。その15名の方に滞納している方と接触していただいて、家賃を徴収する形をとっていただいております。徴収率は平成22年にかなり落ち込みましたが、年々上がっている状況でございます。
 したがいまして、今は民間委託するよりも、徴収嘱託員の方で結果が出ているものですから、今後もそちらで続けていきたいと考えております。

○三ッ谷委員
 集金を任せている嘱託員の皆さんはそれでいいですよ。ただ我々が思うのは、せっかく県内には行政上のいろいろな許認可を持った、例えば行政書士とか含めていろいろいるわけですよ。その皆さんは、仕事の門戸を広げる意味もあるでしょうけれども、ぜひ県のお役に立ちたいという話をよくします。そうすると、嘱託員も大事ですけれども、そういう人たちが指定管理で契約していただく中で取り立てもやってもらう。あるいは、どうしても県営住宅を出なければいかんときには、次のことも手配してあげるぐらいの幅広い指定管理ができるシステムをこれからつくっていくべきだろうと思っています。
 ここを何回やっても時間だけ無駄になりますので、きょうはここら辺にしますけれども、ぜひ検討していただいて、いい方法で気持ちよく県営住宅に住んでもらって、なおかつおまえ出ていけということがないような世の中にしていかなければいかんものですから、その点を最後にお願いしてこの質問は終わります。

 次に、同じ県営住宅の特別会計ですが、69億1000万円の繰越明許費の説明があります。いつもそうなんですが、設計とか計画に関する諸条件の調整に日時を要したことから繰越明許になりましたと言っていますけれど、失礼ですけれど、こんなでかい金額を簡単に繰越明許にするほど修繕はそんな設計、計画だったんですか。それについて自信があるなら、なんでこの日時までに発注できなかったんですか。

○水野公営住宅課長
 繰り越しについて説明させていただきます。
 まず、6億円余の繰り越しをさせていただきました。昨日の説明でもありましたとおり、一番大きい額が安倍口団地の工事でございます。くい工事で施工日数を要しまして工期が延びました。したがいまして完成が4月にずれ込みましたので、繰り越しをさせていただきました。
 もう1つ大きいのが外壁改修工事であります。
 こちらは外壁の塗料に非飛散性のアスベストが入っているのがわかりまして、処理に日数を要しまして繰り越しをさせていただいています。いずれも5月末までには終わっております。
 大きい金額につきましては以上ですが、決して当初から見込みが厳しいものをやっていることではありません。申しわけありませんが、よろしくお願いいたします。

○三ッ谷委員
 内容につきましては承知いたしました。
 しかし、いつも県は設計の日時が足らなかったとか現場の調整がおくれたとか、そういう表現での報告がありますから、今言ったとおり多少難しい工事があったにしても皆さんが計画したんでしょ。県議会議員の我々が計画したわけじゃないし県民が計画したわけじゃない。あなた方が財政当局に、この予算でこの月までにできますから予算をくださいといってやったのに、日時が違うだとか、内容が違うという話じゃないと思いますよ。もらった予算はしっかり期日内に使えるように、今後とも努力をしていただきたいなと思います。

 先ほど来、移住・定住の促進については各委員からも質問が出ておりました。私からも関連しながらお聞かせいただきたいと思います。
 各委員からのいろいろな御意見を聞いていて、やっぱり移住・定住には2つの方法があるんではないかなと思うんですよ。つまり大きな都市で学校を出てからずっと夫婦一生懸命頑張って働いて、子供たちを育て上げて少し落ちついて田舎に帰って暮らしたいなという定住があると思うんですよ。
 また反面、生まれも育ちも都会なんだけれども、先ほど6番委員からも出ていましたが、なかなか探しても保育園、幼稚園が見つからないと。一番いいところに住んでいるのに一番残念な結果に終わって、だから御主人が新幹線通勤をしながら三島市から通っていると、この間テレビでやっていました。何でですかと質問したら幼稚園ですと、幼稚園にすっと入れたと。都内では6カ所も7カ所も回ったけれども、入れてもらえなかったというのが移住の理由でした。
 ですから、やみくもに移住・定住の促進を図るんじゃなくて、そのゾーンゾーンで特色を打ち出さなきゃいけないという思いです。つまりこの地域は、多少東京都に比べたら見た景観は田舎かもしれません。しかし自然豊かで幼稚園はお待たせしません、保育園もあしたからでも入れますよ、そういうものをやっぱり売り物にする地域があっていいじゃないですか。
 あるいは、うちのゾーンは少し年寄りが多いんですが、お互い定年後の第二の人生をともに生きていくためのゾーンをつくっていますよとか、特徴のある移住・定住の計画を立てるべきだろうと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。

○高木政策監(移住・定住担当)
 2つの手法があるんじゃないかという9番委員の御指摘でございます。
 まず、リタイアした後のんびりと、俗に言うセカンドライフのことかと思いますけれども、特に伊豆地域などについては首都圏から近いこと、それと温暖な気候、いろんな食材ということで、中部、西部と比較しまして、東部、伊豆に関してはやはり50代、60代ぐらいの年代の方の移住も実際多いことは事実です。
 土地土地のいろいろ事情もございますので、一概には言えませんけれども、この間も南伊豆町などではセミナーやっておりましたが、そういった方が聞きに来ることが非常に多かった実態はございます。
 伊豆だけではございませんけれども、特に東部地域は温暖な気候を利用しまして、首都圏から近いこともございますので、セカンドライフを目的にした移住があってもいいのかなと思っております。
 それと、保育園の話がございました。新幹線通勤の話もございましたが、これは前につくったものなんですけれども、東部地域の子育て施策や保育園の話とか、医療費の話等々のガイドブックをつくりまして、東部地域は子育て世代についてターゲットを絞ってPRしております。ただ東部地域に限った話ではございませんので、それぞれの地域で考えを持って、特色ある取り組みを進めていきたいと考えています。

○三ッ谷委員
 特色を打ち出した移住・定住を促進しなければいかんことは確かです。ただ違うのは、市町を巻き込んでいろんなことをやっているようではありますけれども、市町の余裕というか枠の問題、新聞にはことしもまた保育園、幼稚園に入れない人がこうだと出ているじゃありませんか。そうすると、皆さんがそういうものを踏まえて市町と協議をするんであれば、県も努力してもっと市町に予算をつけるからもうちょっと余裕を持ってつくるべきだよと進言もしながら、いい返事を市町からもらわない限り、今言ったことを、特色を持ってやるといっても無理ですよ。私の言ったことだって、なかなか市町の協力がなかったら無理なのはわかっているんです。
 でも、無理なところを食い込んでいくのが皆さんの御努力ですから、今の点についていいことをお互いに言っているんですから、市町の協力がいただけますように、もう一度、押して押して、ぜひかち取っていただければと思います。

 それから、あるところでは年寄りだけが大きな都市から静岡県に来て、だんだん介護の年齢に入ってきて、受け入れた市町は大変困っているという話も一方で伝わってきます。確かに介護が必要な年になると、行政にとっては大変大きな課題がふえることもあわせ持っておりますので、そういう点も踏まえながら地方自治の中で相談していただかなければいかんと、そんな気がします。
 ここに移住・定住した人の人数は出ていますが、例えば30代が幾ら、40代が幾ら、あるいは50代、60代が幾らという数字の一覧表はございますか。

○高木政策監(移住・定住担当)
 全体の人数は1,070人ですが、各市町を通して数字を把握しまして、年代とか世帯の数等々は把握できております。
 世帯主の年代についてですが、全体289世帯ありますけれども、20代が18.3%、30代が45.3%、40代が18.7%、50代が8.7%、60代が6.2%となっています。

○三ッ谷委員
 1カ月ぐらい前に、四国の島なんですけれど、50年ぶりに20代だか30代の夫婦が初めて引っ越して来てくれて子供が生まれたと、島中でお祝いしているニュースを見ました。定住の促進がやっぱり地域に活を入れるというか、燃え上がる昔の思い出をもう一度よみがえらせてくれるというか、テレビニュースで大変アットホームな絵を見せてもらいました。
 我々も移住や定住を促進する中で、地域で喜んでもらえるような、あるいはまた来てくれる人たちに喜んでいただけるお迎えのシステムを、これからもこういう相談口の中で積み重ねていかなければいかんと思います。
 これは今すぐ答えが出るものじゃありませんが、特に東・中・西いろんなばらつきがあります。またこの表にはあらわれていないところもあるんじゃないかと思いますよ。数字にあらわれていない移住者がたくさんいるとか、何で数字にあらわれないのとかもあるようでありますので、ぜひともそんなことも踏まえながら、今後の移住・定住促進につきましてお願いします。

 それで、先ほども空き家対策推進につきまして御議論を聞いておりました。
 私は景観の面からも、当局は空き家対策をよく考えるべきだろうと思います。安心・安全の防犯の意味からも対策は必要です。
 しかし、国も県も市町も商店街のいろんな構築についてお金をかけています。そこがたまたま次の世代で後継者がいないとか、あるいは営業上の問題なんかでシャッター通りになっていくとか、いろいろ社会問題が出ています。個人的な名前が云々といいますけど、県、市町がお金をかけてよりよいまちづくりをずっとやってきたわけですが、1軒だけが閉鎖状態でシャッターが閉まったり、あるいは戸が潰れて本当に廃屋に近い状態になっているとしたら、今までやってきた行政の税金投入は一体どんな評価を受けることかと思いますよ。
 個人の所有物には違いありませんが、県全体で景観条例や東京2020オリンピック・パラリンピックのウェルカムの地域をつくろうとやっていて、その一方では、こういうものがあっても手が出ないじゃいけないと思いませんか。静岡県の田舎の山奥で1軒廃屋になって困っている話じゃありません。街並みで出てくることは、どこかで景観対策でも考えなければいかんし、一方で農業関係者とも打ち合わせしていかなければいかんと思います。
 我々は、海外事情調査に4年に1回行きます。前々回、ドイツのアウトバーンを走っているときに添乗員が話をしてくれたことを今思い出しました。
 ドイツでは、道路に農業関係の廃屋に近いものがある場合には法律で強制的に撤去するとなっているんですよ、全額行政持ち。つまり県当局が経費を持って、景観をよくするためにメーンストリートやあるいは交通の要所にあるものを排除する法律があるんだそうですよ。
 我々もそこまでやれとは言いませんが、景観を大事にする観点や、今言ったように後継者がいないから廃屋になりそうなものをそのまま放ってあるところとか、あるいは商店街の中で後継者がいないからシャッター通りになっちゃったところとかいろいろあると思います。空き家対策にはある程度力強い前進を図るための決意が必要だと思うんですが、その点についていかが考えていますか。

○青野住まいづくり課長
 空き家のうち、景観に影響を及ぼす件ですけれども、今9番委員から商店街という話が出ました。申しわけありませんが、空き家等対策の推進に関する特別措置法は住宅に限るものですから、住宅で話をさせていただきます。思いと違う部分もあるかもしれませんけれどよろしくお願いします。
 空き家対策をする中で、特定空き家等がございます。一般的に言われていますのが、そのまま放置すれば倒壊もしくは著しく保安上危険となるおそれのある状態のものなどがありますが、そういった中に衛生上有害となるおそれのある状態のもの、それからその後に、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態のものもあります。あとは周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態のもの、4つの状態のものについては市町長が特定空き家に指定し指導とか命令ができます。どうしても倒壊する危険のあるものだけが特定空き家で除却の対象と思うこともあろうかと思いますけれども、景観についても対象にはなり得るものとなっております。

○三ッ谷委員
 それはありがとうございました。よくわかりました。
 やっぱり景観は大事ですよ。特に静岡県のように緑豊かな地域は、1軒だけ廃屋があったらざまはないですよ。そういう意味では市町も協力して、県も強制力を持ちながら撤去したり、あるいは家を持っている方の協力でそれを更地に戻してやる必要がありますよね。
 皆さんも今、芝生を植えようとか公園化をしようとかいろいろやっているじゃないですか。そういうことを広めながらやっていただくのは大事です。同じように、今商店街の話をしました。静岡市の呉服町通りのことを言っているわけじゃありませんよ。でもそこの地域は商店街というんですよ、それを。商店街といったら呉服町だけを考えていたらとても違いますよ。一歩田舎へ行ったら混在ですから。そんなところがぽこんぽこんと空き家になっていたら防犯上も困るし、子供たちのいたずらの場になっても困るし、いろいろな面でいろいろな問題が出ていますから、ぜひ意見交換をしていろんな知恵をかりる。
 ある建設会社の社長がこんな話をしていました。空き家で困っている土地があって手も出さないというんなら、我々はぜひ借りるなり、買い上げするなりして新しいまちづくりのための一翼を担いたいと。しかし情報が何にもないと、そんな話をしていました。ですので、ここには宅建とか税理士、司法書士、建築士、行政と書いてありますが、今私が言った方がそういう情報を欲しいことについてはいかがですか。

○青野住まいづくり課長
 空き家等の情報につきましては、まず県庁内の関係課で情報共有を図っております。それから県、市町については市町との連絡会議の中で図っております。
 もう1つ、宅地建物取引業協会が中心で立ち上げていただいたんですけれども、静岡不動産流通活性化協議会がありまして、建築関係の団体、それから建設業者とか先ほど言った土地家屋調査士とか幅広くいろんな方が入っています。そういった場を通じて官と民での情報共有、情報提供ができればと思っております。

○三ッ谷委員
 せっかく情報をお互い持っていて、宝の持ち腐れにならないように、オープンにできる限界までで結構です。業界も別に個人情報を何でも欲しいなんて言っているわけじゃないです。そのことによって、皆さんが目指している空き家が解消されて、なおかつ新築のお宅ができればこれもよし。あるいは平地化されて、美観がよみがえれば景観上もよしでありますので、今言ったところでも情報交換を進めていただくようにお願いをいたします。

 最後に、特定外来生物への対応で、私は外来生物についてお伺いしたいと思います。
 どうも日本の政治というのは、ここにはヒアリのことばっかり書いてありますが、中国からヒアリが入ってきたと。また見つけるほうも見つけるほうで、一時的にニュースになると港湾でも、あるいは荷物を預かる方でも丁寧に探していただくから日本中あっという間に社会問題になったことは事実です。静岡県も港湾をあれだけ持っていますから、注意深く見張っていただいているからこそ見つかった事例が出てくるんであって、気にしてよかったなということですよ。その点につきましては、皆さんの成果として敬意を表したいなと思います。
 その中でも、特定外来生物148種類のうち本県で確認できたのは36種類。動物26種類、植物10種類と書いてあります。このことについてよくわかりませんが、一覧表を持っているんですか。

○杉山鳥獣捕獲管理室長
 平成30年1月に、「ストップ!特定外来生物」というパンフレットを8,000部作成しました。必要なところに配布するとともに、ホームページにもアップしてありますので見ることが可能になっています。この中に県内で確認された36種類の生き物が説明とともに写真で添付してございます。

○三ッ谷委員
 そういう表があってよかったですね。でも違うのは、やっぱり世論とか県民が熱いうちに施策を打つべきですよ。今どんなのがテレビの中で一番はやっているか知っていますか。県民受けするか、視聴者受けするか。一番は池の水抜きなんですよ。テレビで毎週やっていますよ。例えば駿府城のお堀の中に、表面にはコイとか亀がぽかんと浮いているのを時々見ますけれども、ひょっとしたら心ない人が放した、日本固有の種じゃないやつがたくさんいるのかもしれません。有名人がチーフになって水抜きして、池を総ざらいすることによってえらく注目を集める。
 県も環境政策をやるんですから、たまにはそういうことを手がけるべきですよ。でっかいやつは大変ですから、どっかの農業用ため池とかでやるべきです。やってみて県民にこんな身近なところでもこんなに危険なものがいるんですよ。あるいはお堀にコイがたくさんいますよね。テレビを見ていたら、コイはほとんど国産じゃなくて外来のコイなんだそうですよ、みんな。国産のコイは、琵琶湖か西のほうの1カ所だけで、あとは全部どこかから持ってきたコイが放されて繁殖しているそうです。あるいは今一番困っているのがアライグマですよ。これがまた繁殖しています。そういうことをチャンスと見て担当部、担当課としてことしの予算を確保してやってごらんなさいよと提案したいんです。
 県政に来るテレビ局を動員して、静岡県ではそういうことをして観光行政に努めていることを目玉商品として、外来生物に対する対応のあり方として自然保護課は一躍有名になりますよ。どうですか、こういう企画は。

○杉山鳥獣捕獲管理室長
 今の9番委員の御質問にすぐにお答えすることはできないのかもしれませんが、私たちとしては特定外来生物を大きく3つの区分けに考えております。1つは人体に直接すぐ影響がある、あるいは及ぼす可能性があるもので、ヒアリとかアカカミアリとかセアカゴケグモというカテゴリーになります。
 もう1つは、先ほど9番委員がおっしゃってくださったアライグマとか、あとはクリハラリス等の農林業被害、あるいは生活被害のものについては市町の有害駆除で対応できることになっていますので、県と市町と地域で協力して対応しております。
 あと一番難しいのが、生態系への被害という漠としたところの対応です。今私たちとして考えているのは、先ほど「ストップ!特定外来生物」というパンフレットを紹介しましたけれども、そもそも特定外来という名前すら承知していない方々もたくさんいると思っております。差し当たりこのパンフレット等で、特定外来生物とはなんであるかとか、36種類が具体的に何かを普及啓発するところに力を注いでいきたいと考えています。

○三ッ谷委員
 名前が環境局自然保護課ですよ。それは人のために優しい、あるいは人のためになる云々というのはわかりますけれど、やっぱり自然保護ですから日本固有の在来種をいかに生かすか、そして海外から持ち込まれたペット類に代表されるものについてはいかに排除していくかが皆さんの本来の仕事だと思うんです。
 無理は言いませんが、テレビ会社と提携して静岡県で1カ所ぐらいおもしろい企画をやってみてくださいよ。部長だって予算をとりますよね。やっぱりそのぐらい政治はおもしろく効果があって、県民が理解するための環境政策を心がけていただきたいと思いますので、最後にお願いをして終わります。

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