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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 大枠で4つ質問、分割質問方式でお願いしたいと思います。
 1点目ですけれども、町中にあります警察官立ち寄り所という看板をよく目にいたします。コンビニとか各種金融機関にあるかと思いますが、これについて2つ質問させてください。
 まず、警察官立ち寄り所設置により期待される効果及び目的です。
 もう1点が、余り警察官を見ないという声がもともとありまして今回質問に至ったのですけれども、立ち寄られた際にどのようなことを警察官がされているのか。具体的に頻度とか滞在時間等を実情でお答えできる範囲で御答弁をお願いいたします。

○植田地域部参事官兼地域課長
 警察官立ち寄り所は、明確な規定等はございません。警察署の実情に応じまして制服警察官やパトカーが立ち寄ることで防犯効果が期待される金融機関やコンビニなどに設置されておりますので、防犯効果になるものではないかと考えております。
 次に、立ち寄りの実施状況でございます。
 通常のパトロールを通じ、制服姿の警察官が当該施設に立ち寄り施設管理者や従業員へ声かけを行い、パトカーの赤色灯を点灯させて短時間の駐留警戒を行うなどの方法で随時実施しているところでございます。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 先ほど来、人口増加地域における交番の新規設置要望も各委員から出ておりますけれども、地元の富士市は26の小学校区に分かれていまして、それぞれにまちづくりセンターがあります。こういったところにも当然立ち寄り所というのが貼ってあったり、看板があったりするのですけれども、これから先は人口も減っていくでしょうし、行政コストも新規に交番をつくるのは正直難しいと思うのです。行政機関と連携して机1つ、椅子1個というレベルで済むかどうかわかりませんけれどももう少し地域に沿ってあそこに行くともしかしたらお巡りさんがいるよとか、いわゆる抑止力という言い方が適切かわかりませんけれども、これまでに検討されたことがあるのか。あるいは検討する余地があるのか。御所見をお伺いしたいと思います。

○植田地域部参事官兼地域課長
 10番委員の御指摘のとおり、やはり警察の活動は警察だけで成り立つものでもございません。当然地域住民の方々とか市町あるいは関係機関と連携あるいは協力して、まち全体の治安の維持を図っていくところが基本だと考えております。
 御指摘のとおり、引き続き市町あるいは関係自治体、町内会等、関係機関と今後とも連携を強化して、少しでも施策を推進していきたいと考えております。

○伴委員
 1点要望です。
 繰り返しになりますけれども、小学校の横によく交番があってその横に地域によっては公民館とか公会堂とかという言い方をしますけれども、こうしたところもいい意味で統合していく。そうしたときに予算のどこまで県が持って、どこまで基礎自治体が持つかとあると思うのですけれども、新しい交番の発想というのも交番というか警察官が多少滞在できるやり方もこれから御検討いただければ幸いと思います。

 続いて、次の質問に移らせていただきます。
 先ほど3番委員から御質問がありました先月9日に発生した新幹線車中での通り魔事件ですけれども、もともと新幹線、高速鉄道における警備は9番委員も過去に一般質問等で取り上げてはいますけれども、これはもう新幹線だけではないと思っておりまして高速バス、移動バス、特に夜行バスは乗られたことがある方はわかると思いますけれども隣に誰が座っているかは到底わからないですし、荷物検査も何もない。まして暗室で犯罪の種類にもよりますけれども触られたり、あるいは包丁とか鋭利な刃物を使われた場合に大分危険性があるのではないかと思っております。今回の事件によって新幹線が特に注目されてはいるのですけれども、バス等における犯罪防止について検討されたことがあるのか。あるいは協議の上に乗っているのか教えてください。

○及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 新幹線内の殺傷事件のお話がありました。もちろん公共交通機関、新幹線、鉄道だけではございません。高速バス、一般の公衆バスとか、あるいは大型船等もあろうかと思います。
 県警としましては、平成23年12月に千葉市におきまして路線バスの乗客を人質とした立てこもり事件が発生して、その事件を受け、生活安全部長名で静岡県バス協会に対しまして車両における乗務員の迅速な対応等に関する防犯対策の申し入れ依頼を文書で行った経緯がございます。しかしながら交通機関も日々いろんなもので発展していっておりますので、今後も継続的な管理者対策も含め連携を強めていきたいと思っております。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 いわゆるバス協会とトレーニングや未然防止策として実際のバスを使って訓練されたことがありますでしょうか。

○及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 特にJRに関しましては、既存の鉄道警察隊も先ほど話がありましたけれども、新幹線駅を管轄している警察署については非常に連携をとっておりまして夜間停止した場合の緊急降車訓練等をやった実績がございます。

○紅野刑事部参事官兼生活安全部参事官
 バスジャックの関係でありますが、捜査一課内にバスジャックを含めた人質立てこもり事件の特殊捜査に従事する係がございます。この係では突発的に発生いたします人身立てこもり事件に対応できるよう各種立てこもり事件を想定いたしまして日々訓練しているところでございます。平成30年3月にしずてつジャストラインとの合同によるバスジャック訓練をこの係では実施するなど定期的に訓練を実施しているところでございます。また本年6月に神奈川県内を走行中のJR東海道新幹線における乗客殺傷事件の発生を受け、この秋にJR東海との合同による列車を使用した事件対処訓練を実施する予定でございます。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 ぜひ、いろいろなケースを想定してトレーニングや訓練をしていただければと思います。

 次の質問に移らせていただきます。
 取り締まりの可視化という表現がどうかわかりませんけれども、今これだけ文明の利器も発達しており、動画や録画装置を用いてより明確に違反を記録していく。それによって違反者に対して今あなた一旦停止を怠りましたねと明確な証拠を持って取り締まりができると思います。肖像権とかプライバシーの問題があるかもしれないのですけれども、皆さんの側にとってもより効率的に職務を遂行できるメリットもあると思いますし、あるいはとまった、とまってないといった時間的ロスはもったいないと思うので、今後交通取り締まりにおける動画の活用あるいは検討の余地があるかどうかお伺いしたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 交通取り締まりにおける動画の活用についての考え方ですが、現在警察が行っている交通取り締まりは速度違反車両を自動的に写真撮影する速度自動取締装置を除き、警察官の現認により行っているところであります。交通取り締まりに動画撮影を行った場合、違反車両以外の通行車両も撮影することもある等の問題があるため、現時点では導入する予定はありません。過去に撮影の目的、必要性、方法の相当性等が争われたこともあることから導入には慎重な検討が必要ではないかと考えております。
 今後、検討する余地でありますが、導入する必要が認められれば、警察庁や検察庁と導入の可否について検討してまいりたいと考えております。

○山城交通部長
 動画等の活用でございますけれども、地域警察官が交通違反だけではなく、いろんな検挙活動、自転車盗を含めたいろんな活動の中で交通違反を現認して取り締まっているのが現状でございます。したがって交通違反に特化してやるのはなかなか難しい問題もございます。
 その一方で、録画が撮れていなければ違反が成立しないのかとかいう問題もございますので、現在のところ導入は要検討と感じるところでございます。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 そこで、取り締まりのルールについて原則2人以上で行わなければいけないとか、1人でも取り締まりをすることができるとかルールがあれば教えてください。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 現在の取り締まりは、複数の目で確認しなければならないということではありませんので、特に地域警察官等は単独で警ら活動を行う場合には違反を1人でも現認すれば検挙を行っております。

○伴委員
 ありがとうございます。
 先ほど、動画を撮る必要がないということでありましたが肖像権だとかプライバシーとかいった問題があって撮影が難しいということでしょうか。

○山城交通部長
 難しいという問題ではなくて、先ほどのとおりずっと常時録画となった場合、第三者で違反してない人まで録画する状態になりますので、違反だけずっと録画するのは不可能であると感じます。

○伴委員
 御見解をいただきまして、ありがとうございました。
 もともと、取り締まりで全部を撮るのは当然難しいですけれども、今そういった事件もありますので考えていただけないかなという思いであります。
 先ほど来、自分も申しておりますけれども、プライバシーの権利や肖像権とかありますので十二分に難しいことはわかっています。とはいうものの公平な取り締まり等を継続していただきたいと思います。

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