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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:深澤 陽一 議員
質疑・質問日:11/10/2011
会派名:自民改革会議


○深澤委員
 では、2点質問させていただきます。
 1点目は説明書の4ページなんですけども、「富士山の日」総合推進事業費ということで、これは過去の本会議とか委員会でも多くの議員が質問しているようなので、いろいろと既に出ている質問かもしれませんけども、やはり決算ということで聞かせていただきます。
 ちょっと聞きづらいと言いますか、非常にどうやって聞いていいのかなと思うんですけど、私の個人的な感想として率直に、この決算の資料を読んでまして、ちょっと違和感があるというのが正直な感想です。例えば、この富士山の日に協賛事業というのがいろいろとやられておるわけなんですけども、昨年は227件ですか、その前の年の2倍となるようなものが要は地域から上がってきて、協賛事業としてふえたよということなんですけども、そして先ほど部長の説明の中でも、それによって着実に富士山の日が浸透してきているという御説明もいただきましたけども、何かその説明も違和感があるなと。
 と言うのも、特に227件の事業の中にも、例えば純粋に富士山にちなんだ事業というのも当然多くありますけども、何か福祉施設でふだんのリハビリのような事業自体もその日にやったから、この事業だよというようなのも何かあったような気もいたしますけど、要は、何でもかんでもこの日にやれば、富士山の日の協賛事業だというような感もあるなというのが感想であります。
要は、何かこの日に何でもやればいいなというのがあって、例えばこの日に私たちが本会議を開けば、富士山の日議会とか。それでもオーケーだと思いますが、例えば2月23日に生まれた人たち、あるいはその家族は、一生富士山の日を思っている人だというような評価にも、この事業の説明でいくと当たっちゃうような感じもいたしますので――何かちょっと知事の突き抜けた思い入れがあって、それに皆さんが必死についていってる感じがするんですけど――もう少し力まずに、落ち着いてやったほうがいいんじゃないかなというか、もう少し洗練された事業というものを考えたほうがいいんじゃないかなという感じがいたします。
 さらには富士山百人一首も、本当に今の時代に百人一首、悪いことじゃないんですよ、悪いことじゃないんですけども、この事業がそんないいものなのか。あるいは富士山の写真コンテスト、これもふだんから例えば写真を撮る人たちにとって、富士山は一番の被写体になるわけですよね。それをあえてここでやったらどうだ、ということでもないんじゃないかなという。要は、もう少し企画として富士山の日、そして静岡県として何か訴えかけるような政策というものが考えられないのかなというような、反省というものがなかったのかどうかというのを、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 何でもかんでもやればいい、数を打てば結果として成果ですというんじゃなくて、目的はその富士山について学び、考えて、思いを寄せるというようなことが目的のようなので、直接そこに結びつくようなのを、もう少し考えるべきじゃないかなというのをどう考えていらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。

 2点目としましては、説明書の41ページの海外プロモーションの点で、富士山静岡空港の新規路線開設の取り組みなんですけど、いろいろと行っていただいたんですけども、新規路線開設の取り組みとしてどこの国へ行ったのか。あるいは、どんな条件がそろえば新規就航がかなうのかというのが分析されているんじゃないかなと思うんですけど、その点をお聞かせいただきたいと思います。以上2点です。

○石垣企画調整室長
 富士山の日の関係で2点ございまして、1点目の協賛事業の関係でございますが、委員御指摘のとおり、すべてが富士山にちなんだものではないものも入っております。ただ、そうした事業につきましても富士山の日記念事業として冠をつけていただく、そうしますと来場された方が、あっ、何の日だろうということで、富士山の日ということになります。そのときに私どももポスターでありますとか、チラシをその会場に置かせていただいております。そういうことによって富士山の日の周知というものが、多少図られたんじゃないかなと思っております。
 2点目の百人一首とか写真の関係でございますが、委員からもお話がありましたとおり、富士山の日条例の制定の趣旨につきましては、富士山について学び、考え、思いを寄せるということで、後世に引き継ぐことを県の責務として県民運動を展開しました。
 そうした場合、写真でありますとか俳句、これらにつきましては比較的対象者が多くて、あと富士山をテーマとしてなじみやすい、そういったことがございました。そういったものを通じまして、学び、考え、思いを寄せるのにふさわしい、また取り組みやすい事業として実施したものであります。まだ取り組みが始まったばかりですので、当面はこうした手法を継続していきたいと考えております。以上です。

○石川空港利用政策課長
 御質問のありました新規路線の開設に向けての昨年度の取り組みと、その開設に向けての条件ということでございました。
 昨年度のエアポートセールスとして向かった先としては、大きく新規就航ということでございますと、まずは先ほど言った台湾でございます。これは昨年の11月にトップセールスといいますか、副知事に行っていただいているというのがございます。あとは、さらにほかの幅広い可能性を含めまして、定期便もあるところではございますけれども、中国にも数回行っている、あるいは韓国にも行っている。あとはタイですとか、モンゴル等に行っているところでございます。
 さらに新規就航に向けて、何が決め手になって、どういう条件が整うと開設するかというのは、非常に難しいものがございまして、まず1つは、相手方の航空会社があるというところでございます。その航空会社自体は定期便を開設するために、実際にどれくらいの需要が見込まれるか。あるいはそのときに、それを旅行商品等として売っていただける旅行会社がどれくらいの数がいて、その人たちがどれくらいの価格で商品を出してくれるかというものがございます。そういった基礎的な調査のもと、さらにチャーター便等でどれくらいの実績を示せるか、可能性を示せるかといったこと。あるいは、それに対する支援策等も入ってくるとは思いますけれども、そういったものすべてを踏まえまして航空会社がそれを飛ばせると、開設できると判断されたときに、新規就航が初めて可能になるものと考えてございます。以上でございます。

○深澤委員
 お答えありがとうございました。
 富士山の日のことなんですが、今お答えいただいたように、私も決して今やってることが悪いということではなくて、やることは非常にすばらしいなということは感じます。ただ、先ほどの例えば百人一首とか富士山写真コンテスト、対象者が多くて富士山がなじみやすいと。よくわかるんですけども、それはそれでいいです。だけど目的は、より多くの人に富士山に関心を持ってもらってということなので、なじみやすいということは、もう既に富士山についてもう関心を持っている方々が多いともとらえられると思うんですね。ですから、そこからやっていきます、しばらくやっていきますじゃなくて、もう少し県としての色があるような事業というものが必要じゃないかなという意味で、今までの事業の評価は評価として、それ以外の部分でもう少し考えるべきじゃないかという意見とか、お考えというのがないだろうかというのが質問の趣旨なので、もしお答えいただけるようだったら、その点をお答えいただければと思います。

 新規就航路線のことに関しては、いろいろと示さなきゃいけない実績等々が必要だということなので、今、台湾、中国、韓国、タイ、モンゴルがありましたけども、国内でも、どちらかと言うと観光だけでなくてビジネス向けの路線があるので、今こうやって円高とかで海外にどんどん国内の企業が流出している中では、ここに住んでもらって向こうで働いてもらって、週末だけ帰ってきてもらうような、例えばそういう何か新しい空港の使い方というのも含めて、今から考えてもいいんじゃないかなと。だからもう少しASEAN全体をにらんだものでも、いいのじゃないかなというふうな感想を持ちましたので、これは今後のことなので意見として申し述べておきます。以上です。

○石垣企画調整室長
 今、再質問がありましたとおり、富士山の日の関係につきましては多くの人が参加いただけるような新しい工夫、ちょっと今すぐに思いつかないんですけれど、そういった工夫を今後も企画していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

○天野(進)委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分といたします。

( 休 憩 )

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