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委員会会議録

質問文書

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令和3年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:10/08/2021
会派名:自民改革会議


○藪田委員
 一問一答方式で、大きく2問お伺いします。
 産業員会提出案件の概要及び報告事項21、22ページの令和3年7月の大雨に係る産業被害への対応について先ほど8番委員から支援や補助、金融関係の質問をしていただきましたので、それ以外のことで少し質問させていただきます。
 それぞれの分野で産業被害をまとめ、こうして全部をまとめていただいて大変だったと思いますが、把握しておられる中で産業被害への対応の課題はどういうものがあるか。例えば漁業ですとこの大雨の被害による減少なのか、単なる不漁で減少なのかという判断は非常に難しいと思います。
 説明資料22ページに調査中とありますが、被害を受けた人たちは一刻も早く援助あるいは補償等をもらって復興していきたい、再生していきたいと思いますので、そういった対応の課題があれば教えていただきたいと思います。
 それと、それぞれ農業共済や漁業共済などの共済制度もあり、一刻も早くもらいたいところですが、補償制度との関係はどうなっているか教えていただきたいと思います。

○渥美産業政策課長
 説明資料では分野別に御紹介しておりますので、その順で状況を御説明いたします。
 商工業関連については、4市3町、48か所の被害が発生しているところです。特に大きな被害が発生した熱海市につきましては、先ほど御紹介したように災害対策基本法の警戒区域に指定されていることから現場での詳細な調査ができず、事業者自身が被害額を把握し切れていないことが課題だと思っております。
 この点に関しましては、引き続き国、熱海市とも連携しまして生活再建や事業継続の意向等を丁寧に聴き取って支援に努めてまいります。
 次に、農業及び林業についてです。
 表にございますように、合計で2400万円の被害額を把握しております。
 対応といたしましては、7月21日に農林水産業災害対策資金を発動しております。現時点ではまだ申込み件数としては出ておりませんけれども、活用の意向等がありましたら金融機関とも連携し、3番委員御指摘のように早期の対応に努めてまいります。
 最後に、水産業についてです。
 こちらも、農林水産業災害対策資金や水産業活性化総合対策事業費助成などの制度により支援を行うこととしております。
 課題といたしましては、先ほどもありましたけれども現状調査に時間を要して被害額が確定していないものがあるほか、所有者側で直ちに事業再建――以前どおりに漁業を続けるかどうかといった意思決定が進んでいない状況だと聞いております。
 こうした状況を勘案いたしまして、じっくり考えていただく必要もあると思いますので、熱海市等とも連携して意向の確認を進めさせていただき、計画ができましたら先ほど挙げたような制度での支援を行ってまいりたいと考えております。
 
○藪田委員
 説明資料21ページの一番下に漁船の土砂埋没と書いてあり、まさに今御説明頂いたようにこの際だから補償金や共済をもらって後継者もいないから廃業しようかなとか、いろいろなケースがあるだろうと思います。いずれにしても熱海市など被害を受けた自治体と連携を取って迅速にやっていただきたい。また静岡県漁連等もいろいろな漁業団体を掌握しておりますので、連携を取って対応していただきたいと思います。

 次に、説明資料41、42ページの工科短期大学校の開校についてお伺いします。
 昔は職工がいて、職業訓練所などいろいろな貴重な職人を育てる機関がありましたが、今回このような工科短期大学校が開校したことは大変有意義だな、すごいなと思っております。
 先ほど来出ております先端技術やICTなどの分野で日本がどんどん進むことも非常に大切なことだと思いますが、一方で日本人の手先の器用さを生かし、まさに手に職を持っておられる技術者の継続、これからもそうした後継者を育てていくことが日本の産業の生き残りにつながるんじゃないかなと常々思っております。
 何年か前に産業委員会に所属していたときも言ったのですが、ドイツあたりはマイスターなどいろいろな技術者を大事にして、日本で言うと中学校を出てすばらしい靴を作る職人さんは珍重と言いますか皆さん尊敬される、そういったお国柄もあるわけです。そのようなことが日本の産業を支えていくんじゃないかなと思っています。
 そこで、新たに一段とすばらしい学校ができたわけですが、私が少し勘違いしているかもしれませんけど学校の内容や役割などがまだまだ宣伝不足じゃないかと思いますので、どのように県民に周知しているのかお伺いします。

○鈴木職業能力開発課長
 3番委員のおっしゃるように、技術専門校から短大に移行しましたが、コロナ禍もありましてなかなか保護者の方々に説明できなかったり、オープンキャンパスが大々的にできなかったりで周知が不足している状況がありました。
 今後、短期大学校を知っていただく対象としては工業高校――普通高校も含めてですが――の先生や保護者、また経済界とつながりを持っていかなければなりませんので経済団体との関係強化を図る必要があります。新しくきれいになりました短大で、例えば工業高校校長会を開催して皆さんに視察していただいたり、商工会議所等の委員会の開催を働きかけしたりしております。今後はさらに高校訪問を強化し、地道に広報を展開してまいりたいと考えております。

○藪田委員
 たまたま先日、静岡県の自動車産業のITやロボットの放送をしていましたが、そのとき解説されていた方も、機械がぼんぼん自動でやるのは全て人間の手でいろいろ試したり細かい技術があるがゆえにロボットが完成していくのだと言っておりました。
 くどいようですが、この学校の意義は大変あると思いますので、ぜひ今お話がありましたようにこれからも宣伝していただいて、生徒さんがたくさん入って勉強していただく、そして目的を達成できるような学校になっていただきたいと思いますので、以上要望して終わります。

○田内委員長
 ここで休憩を取ります。
 再開は14時55分とします。

( 休 憩 )

○田内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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