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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:03/07/2017
会派名:ふじのくに県民クラブ


○良知委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。

○三ッ谷委員
 少し質問がかぶるところがあるかもしれませんがお許しをいただいて、分割質問方式で質問に入ります。
 初めに、議案説明書の平成28年度関係の54ページ、平成29年度関係の79ページにあります経済産業企画推進事業費、あるいは経済産業部企画調整費について伺います。
 平成28年度は、それぞれ減額修正がありまして、また平成29年度では2882万円余の予算を計上しています。今まで私、この質問は何もしたことがありません。いつもただ部長、課長が説明する金額にそうかなと思っていたんですが、ちょっと関連がありますので先にお聞かせいただきたいと思います。
 この説明項目で、経済産業行政を円滑に進めるため関係機関との連絡調整や施策の総合的な検討、推進を図るための予算だと説明がなされています。
 そこで伺いますが、経済産業行政を円滑に推進するためのこの予算は、当局がつくろうとしている政策だけを言うんでしょうか。それとも民間企業あるいは一般企業がやりたいものも皆さんが情報としてつかんで、それらを取り入れながら静岡県の産業行政として推進するための円滑な調整予算だということでしょうか。その点につきましてお伺いをいたします。

○長田政策監
 平成28年度、平成29年度の予算の中の経済産業企画推進事業費、あるいは経済産業部企画調整費について御説明いたします。
 まず、企画推進事業費2800万円は、経済産業部のたくさん施策――29課18事務所ございますけれども、これらの総合調整ということで具体的には私たち企画を担当する政策監の活動費全ても入っておりますし、ほかにも部内のそれぞれの担当課が計画をつくる、情報を収集するために活動する行政費、活動費の総合計でございます。
 何分にも部が大きいので金額も大きくなっております。
 それからもう1つ、経済産業部企画調整費ですけれども、これは通称で部長調整費と言っており経済産業部の政策推進をしていく中で緊急に必要となる経費、予算のときにはなかったチャンスに取り組んでいこうという臨機の対応を可能とするための経費でございます。
 平成28年度について言いますと、当初予算で2140万円を計上しておりました。具体的には12件を決定、執行しておりますけれども、例えばふじのくにCNFプロジェクト推進で、年度の途中になってから東京大学へ受託研究員を派遣しようとか、CNFの中心地となっていくためにこれはチャンスだというときに臨機応変に使う経費でございます。当然ながら臨機対応ですので、年度の途中で少しずつ使っていくものと。今年は予算編成の総額が大変厳しい中で、当初、2月補正予算のときに先が見えないながらもこのぐらいあれば臨時の執行に耐えられるだろうと減額したところです。2140万円のものを2月補正で350万円は落としても、まだ対応できることで減額したものであります。
 平成29年度の当初予算につきましては、今年度あるいは過去の実績を見まして1600万円でいこうということになっております。
 何分にも最初の活動費も臨機応変予算もなかなか読みにくい部分がありながら、全力を挙げて執行しているところであります。

○三ッ谷委員
 今説明していただいて、よくわかりました。
 ただ私が聞きたいのは、経済産業部の調整もそうですけれども、外部からの情報収集がこの中に含まれているのかを確認したかったんです。
私は、皆さんがやる政策は皆さんだけがつくるのではなくて、県下あるいはいろんなところからいただいたアイデアを総合してつくっていると思っていますから、当然そういうものがこれで使われるんだなと。例えば今回私が一般質問して、経済産業部長にも丁寧に答弁をいただきました。きょうの知事発言、あるいは経済産業部長の答弁書を一切合切全部持っておりますけれど、未来のエネルギーが云々という話を知事が答弁しました。当然経済産業部の皆さんが答弁を作成した後に知事が代読したと思っていますから、言いかえれば経済産業部がみんなつくったようなものですよ。

ふじのくにエネルギー総合戦略案をきょうの委員会資料としていただきました。平成29年度から32年度までの4年間にわたって実現可能なことを、皆さん方がひざを寄せ頭を張りつけて出した答えの案ですよ。先ほど言ったように、経済産業企画推進事業費で県下くまなく情報を集めているという話です。
今度は、このふじのくにエネルギー総合戦略案を見ますと本会議で知事や経済産業部長の答弁をいただいたところと違うんじゃないかと思わざるを得ません。平成29年度から4年間の案が書いてあるならば、何でこの戦略案の中に、例えば先ほども出ていました清水港の火力発電110万キロワット、あるいは新聞等の資料によりますと中部電力が掲げる安倍川での中小規模の水力発電が載ってこないのか。
私は、大したお金ではないかもしれませんけれど、皆さんが情報を集めたのであれば何でこの戦略案の中に少しも陰が見えないのか、まずその点につきまして伺います。

○黒田エネルギー政策課長
 今回のエネルギー総合戦略につきましては、平成32年度までの計画としております。これはこれまでの新エネルギー等導入倍増プラン、地産地消推進計画の計画年度を踏襲いたしまして、当面平成32年度までの計画としたところです。
 清水の火力発電所、中部電力の安倍川の水力発電所については平成34年から運用開始となっておりますので、その具体の発電量はこの総合戦略の中で計上する、あるいは施策として具体計画を載せているものではございません。

○三ッ谷委員
 皆さんはそう思うかもしれませんが、これはあくまでも案でしょう。だから当然、中部電力やほかの企業にこういうことがありますよというのも本来であれば未来エネルギーの表に出てくるわけじゃないですか。この中に3万キロ、5万キロ、10万キロと書いてありますが全部発電しているんですか。その2社はまだ計画だから載せないよと。しかしそれなら皆さんが書いたこの分の数字に合わせるデータをくれますか。皆さんだって、この中にある程度推定が入っているじゃないですか、違うんですか。

○黒田エネルギー政策課長
 平成32年度に目標としている新エネルギーの導入量、あるいは地産エネルギーの導入量につきましては、我々が各事業者から今後の計画として聞いているもの、あるいは我々の助成制度とか低利貸付制度を使って今後さらに伸びるであろうという予測についても盛り込んでおります。ですから、その見込んでいる目標量の一つ一つが全て事業計画に基づいたものではございません。
 先ほど、中部電力の水力発電所等は平成34年以降だから載せていないという話をしましたけれども、地産エネルギーの位置づけの中では、水力で言いますと3万キロワット以下の中規模水力については地産エネルギーとして位置づけて活用を図っていくことを記載しています。量としては盛り込んでいませんが、活用していく方向性は記載しています。

○三ッ谷委員
 お互いに難しいことは言わなくて、実数はちょっとかけ離れていますが含んでいますよと言えばわかったんです。まだ発電していませんからここに載っていませんと言われると、ほかの数字も正しいのかねという話になります。別にそれを問題にしているわけではありません。ただ新しい、未来の確実なエネルギーを本県としても欲しい。それは産業とか雇用の面で大事なことになりますから、真剣な計画を持っていくということでしょう。たまたま火力発電所と水力発電所の話が出ていましたから質問いたしました。
 平成30年度から、総合計画に合わせてもう一度見直しをするということであります。ぜひ今言ったように、来年度からいよいよ計画が始まりますので、今はまだカウントしていないけれどもこういうものもあるんですよというものも入れていただいて、委員会に御披露いただくとありがたいと思いますので、これはお願いしておきます。

 次に、議案説明書平成29年度関係82ページ、電源立地地域対策交付金事業費18億円についてお伺いします。
 ここでは、水力または原子力発電所の立地する市町が行う地域対策事業等に県が助成すると説明されています。
 何でそんなのを聞くかというと、あるいは本会議の一般質問でも聞きました。ここにもうたっていますように原子力は今後、期待がだんだん薄くなっていくだろうと。あるいは化石燃料を燃やす、これもだんだん大変になる。だから水力発電をもう一度考え直しましょうとお願いしました。
 現在、原子力発電と水力発電で18億円ついているから、いろんなことを考えれば水力発電よりも原子力発電のほうが多いだろうと推定をしています。
 そこで伺いますが、18億円余のこの予算を水力と原子力に分けるとどういう比率になりますか、教えてください。

○黒田エネルギー政策課長
 本事業につきましては、現在、政策企画部地域振興課で所管しているものを来年度からエネルギー政策課に移管する事業で、その中身について現在把握しておりません。

○三ッ谷委員
 移管するのはよくわかりますけれど、篠原経済産業部長もしくは局長クラスで、大概このぐらいになるんじゃないかという話は答弁できませんか。

○芦川産業革新局長
 現在原子炉がとまった状態で、9番委員から御質問のありましたように、水力発電の割合がどのくらいかで言いますと52%、50%強で原子力発電の存在がいかに大きいのかと。今の状態で水力発電は本県にとって意味があるのはわかりますが、交付金の中のウエイトについては私も勉強不足でまだ覚えていませんので、また調べたいと思っています。

○三ッ谷委員
 これも一般質問に絡んだ部分で、今までの流れでいけば7割、8割が原子力関連に多くなるのが必然的ですよ。しかし100年、200年後の未来のエネルギーを考えていくときに、例えば我々のほうで言ったら、浜松の北遠とかいろんな水力の場がありますよ。あるいは静岡市もあります。そういうことで、こういう補助金事業を市町でしっかり取り組んでいただくこと、また地元の理解をいただいて未来エネルギーにつながると思っていましたから、とりあえずどのような割合になっているのかなというお話をさせていただきました。
 ぜひこれは、エネルギーをただただ使うだけではなくて、皆さんはエネルギーをつくる、省エネをする、蓄えるという3つをやってきましたよね。私もなるほどと思って聞いていますから、それにあわせて未来はこういうこともやるんですよと市町に指導する、あるいは皆さんの口から指導してもらいたい気持ちがありますからお伺いしました。
 せっかくこういう交付事業があるわけですから、ぜひ市町にも原発だけでなくて水力にも使っていただけるようにPRしていただくことも、逆にお願いします。

 それから、これも先ほど来かぶっていますからまことに申しわけないと思いますが、議案説明書平成29年度関係91ページの信用保証協会損失補償費について伺います。
 平成28年度が、補正を加えて4億3200万円とされています。29年度も当初予算で3億4500万円計上されております。
 信用保証協会の代位弁済は、去年が28億円です。今年は15億円と書かれています。先ほど冒頭で篠原経済産業部長が景況判断をしておりました。12月から県内景気は穏やかな回復基調にある。内閣府の月例経済報告でも、表現は違いますけれど、ほぼ同じような見通しを述べています。でもその反面、今回のように3件の権利放棄が出てまいりました。古い話で、私も町議会議員のときに町当局に言ったことがあるんですよ。20年も前の町民税が滞納だと言って、名前がどんと並んでいる。中には死んだ人も載っていました。こういうことでは、知らない人が来れば町はこんなにまだ税収が取れるのに取っていないという判断をされるから、なるべく議会の賛成をもらって償却処分をするように計上するべきじゃありませんかと質疑をやったことがあるんです。だからこれも立証を含めてこういう手法でやるんでしょう。そこで伺うんですけれど、私は商工会の金融事業もよく見ていますからよくわかるんですが、この3件についていつから返済不能に陥ったんでしょうか。

○桑原商工金融課長
 貸し付けたのは昭和30何年度であるとか、昭和40何年度でございまして最終の償還がされたのは駿富製紙株式会社が昭和46年4月、昭和物産株式会社が昭和58年でございます。

○三ッ谷委員
 随分古い話ですよね。
そこで伺いますけれど、この返済不能、償還不能になったお金の金利はどうなるんですか。普通、市内の金融でお金を借りると支払いが不能になっても金利がついているんですよ。この場合はどうなっていたんですか。

○桑原商工金融課長
 今回の議案を見ていただくと、未償還額がおのおの107万2500円でありましたり、60万円程度でありまして、これにかかる違約金は年利5%ぐらいで計算すると思うんですけれども、金利も含めて全て今回の議案の中で権利を放棄する内容となっております。

○三ッ谷委員
 違うんですよ。金融機関ではどこでもそうですけれど、支払い不能になってもずっと金利をつけているんですよ。元金が返済されなくても、金利だけは上乗せになるんです。でも普通心ある金融機関は長いお取引をしていますから、何年か支払わなければ、じゃあここで金利はとめましょうと。だから元金は残るし、金利はこれ以上つけませんよという話はよくやるんです。何でこんな話を知っているかというと、私の父が一度保証人をしたことがあるんです。私は全く知りません。父が死んでから銀行が、三ッ谷さんのお父さんが保証人だったのでお金を払ってくださいと言ってきた。私はしようがないから何回か払いました。2回ぐらい払いましたかね。そうしたら銀行の支店長が来て、もう三ッ谷さん結構ですと。金利はストップしますのでこれで終わりにいたしましょうと言ったんです。ありがたかったなと思います。だから今回のこういう権利放棄に伴って、当時の支払い不能になってからどんな扱いになっていたのかを聞きたかったから質問しました。わかるのであればもう一度答えてください。わからなければわからないで結構です。

○桑原商工金融課長
 先ほど申し上げました、一部償還された最終の納期の後どのようになったかにつきましては、つまびらかではございませんが、そのまま元金が残った金額が今回、こちらの議案に提示しているものでございます。

○三ッ谷委員
 聞いている意味、わかっていますか。支払い不能になった最後の金額がこれだっていうんでしょう。そうじゃなくて、その日から金利はとめたんですかという話を聞いているんです。だからわからなければわからないでいいんですよ。わかりませんって言ってくれたら、また機会があれば信用保証協会に聞きますのでそれはいいんですが、ただわかるのであれば提案する側ですから、そのくらいのことはやはり調べておくべきじゃなかったんでしょうかということで聞きました。
 もう一度聞きます。

○桑原商工金融課長
 済みません。その部分につきましては、私はわかりませんでした。

○三ッ谷委員
 わかりました。それで結構です。別にいじめる必要も何もないし、時間が過ぎたことでなるべくなら早く消したほうがいいから賛成です。

 それからもう1つ、先ほど7番委員から東京の首都圏アンテナショップの開設につきましてお話がありました。これは代表質問でも7番委員がふれていまして、あのときの答弁も含めて全部聞いていました。きょうの質疑も聞いておりましたけれども、私は逆に提案をしたいと思うんですよ。
 先週の「出没!アド街ック天国」というテレビ番組で、浜松市を中心にやりました。浜松市の小さい店、大きい店を含めて、あれで売り上げがぐっと伸びますよ。余分の広報チラシは要らんから、スポンサーになって月1回、きょうは磐田市、きょうは浜松市とかやってくれたら本当に売り上げがふえるんです。そういう関連の番組は好きだからよく見ます。
そしたら、東京のとある県のアンテナショップが大変好評ですと。アンテナショップに置かれている商品は、例えば静岡県のアンテナショップであれば当然、愛知県の商品が並ぶわけありませんから静岡県内の商品ですよ。なぜそこのアンテナショップが違ったと言ったら、自分の生産する土産品とか贈答品をふるさと納税の返礼品に合わせて展示したと。そうするとよく来るんだそうです。それで伊豆半島の旅館に泊まってみたいと言うと、伊豆半島1泊2日の無料招待券とか書いてあると、伊豆半島を全然知らないのに寄附したくなるんだそうですよ。あるいは食べてみたいお肉が並んでいると、ひょっとしたら買ったほうが安いのかもしれませんが、そのお肉のために寄附をしていただけるというのをテレビでやっていまして、そこが10億円一気にふえたそうですよ。
私は一度も行ったことがありませんから、まことに恐縮なんですが閑古鳥が鳴くような銀座1丁目じゃ困りますので、私はそういうことも経営管理部と打ち合わせしてお互いに利用し合って、こういうことを踏まえたアンテナショップに持っていくことも当局としての1つのアイデアじゃないかなと思うんですが、こういう提案につきましてどのようにお考えでしょうか。

○杉本マーケティング課長
 まず御提案ありがとうございます。これから検討に入っていきますけれども、実は私その番組を拝見していました。ああいった形で放映されれば確かに効果があるなということで、我々のアンテナショップ――ショールームと呼んでいますけれども、やはり情報発信することによってマスコミの目にとまることも考えております。そういった視点を踏まえますと、先ほどのアイデアのふるさと納税を連想して見ていただいて、それを買っていただくことも十分に効果があることも想像できております。そういったことも含めまして、タスクフォースの中で検討してまいりたいと考えております。

○三ッ谷委員
 ありがとうございます。本当に皆さんの頑張りを期待しますので、この件についてはそれで終わります。

 次に、当局の皆さんにも御協力をいただきましてこの2月の終わりに四国へ研修に行ってまいりました。特に林業活性化のために行くというものですから、行きましょうと連れていっていただきました。
 企業2社、あるいは高知県の森林組合連合会の事務所も訪れて、静岡県は50万立方メートルという話ですが、そちらは1社で10万立方メートルもあるんですよ。すごいなと思って眺めてきました。人口はたった5,000人の町ですよ。バスでそこまで行くのに、谷の中に落ちないかなというところを切り開いて製材会社がつくってありました。見事です。
川勝知事は答弁で、どんどん出さないとあかんと言うけれどなかなかうまくいくわけがないし、またそれだけの製材メーカーがいないこともありますでしょう。
そのことはこっちにおいて、一番興味があったのがCLT加工です。私たち静岡県では東のほうに合板工場ができましたから、そこに随分売っていると。製材メーカーをしている同僚の議員も行きましたから、いろんな話を質疑応答しているのを聞いていて、やはりCLTをやるべきだろうと私は思いました。特に高知県森林組合連合会がこのCLTを床材、壁材、構造材で使って、完全木造ですが本当のことを言ったら鉄筋コンクリートより強いんじゃないでしょうかね。それで建築基準法上でなかなか許可にならない。しようがないから壁をつくり、部屋をつくり、バーナーで燃やしてその壁の中への熱伝導とか火が出る時間とか、燃え広がる面積とかいろいろやって、やっと建築基準法の認可をもらった説明をいただきました。
 同行した皆さんがいますから、後で聞いていただければわかりますし皆さんも勉強しているからわかると思うんですが、合板材としてどんどん出すのもいいけれどもこのCLTは長かろうが短かろうが折れていようがどんな木材でも無駄なく利用できる。硬さはコンクリートです。そういうことで準不燃建築物の許可をいただいたようでありますけれども、高知県ではこれを全国に広げてみんながやればコストがぐっと下がって、鉄筋並みのうちを静岡県の木を使ってもらって耐震化の「TOKAI−0」に結びつける建物は最高じゃありませんか。高知県森林組合連合会の床はこんなに厚いんですよ。本当コンクリート。でもこれはそういう事務所だからで、一般住宅はこの半分でもいいそうですよ。
 そういうことを考えると、いろいろな研究をなさっているようですが、このCLTについて前からいろんな意見を聞いているんでしょうけれども、研究したり情報を集めたり、あるいは皆さんが現地へ飛んでもう一度見てくる必要があるんじゃないかと思うんですが、その点につきまして伺います。

○清水林業振興課長
 CLTついてお答えいたします。
 CLTにつきましては、9番委員から話がありましたように、施工が容易で丈夫というメリットもあります。それから工期の短縮が可能ということ、コンクリートよりも軽いことで、メリットが多々あると承知しております。
ただ一方で、今現状としましてはまだまだ材料のコストを下げなくちゃいけないという課題、それからCLTの建物を設計施工できる人材の育成といった課題もあると捉えています。あと本県では今、新たな合板工場の稼働が始まったんですが、木材の調達分野で合板の丸太とCLTの部材はバッティングをする、重複するところもありますので、そういった課題も踏まえながら推進について検討していきたいと考えております。

○三ッ谷委員
 冒頭の皆さん方の説明の中でも、間伐した材木が山の中でごろごろ寝ているからそれも何とか利用しなきゃいけないと言ったばかりじゃないですか。静岡県は材木が幾らもありますよ。林道がないから出せないだけです。そんなことは議員だってみんな知っていますよ。だから少しでもいいものには乗っていく、まして静岡県の林業をこの次の代にやるならばやはりサイクルしてやらなきゃだめでしょう。だから静岡県としても高知県に負けず劣らず頑張って、あるいは高知県と協働して手探りでもやっていく。そして静岡県に進出する合板メーカーにもお力をいただいて。静岡県の産品でできればいいじゃないですか。そういうことを議員の皆さんも考えて決断しなきゃいかんと私は思うんですよ。もう一度お願いします。

○清水林業振興課長
 CLTの普及につきましては、重要な課題と捉えていまして先日2月22日にCLTの利活用セミナーを静岡市でも開催してメリットの周知といった取り組みを始めましたので、CLTの普及については前向きに考えていきたいと思っています。

○三ッ谷委員
 ぜひ、お願いします。
 きょうここに、政務活動費の報告書があります。これは議員用ですけれども、多分篠原経済産業部長とか担当の皆さんにはもっと詳しいものが同行の職員から上がって来るころだと思うんです。ぜひ前向きにこういうものを使っていただいて、静岡県が林業で生きていけますように、もう一度お願いするところです。

 時間もせまりましたので最後に。
 篠原経済産業部長が、プレミアムフライデーはまあまあいいですよと。しかしなかなか製造業は大変だと。あるいは県もいろいろやっているからなかなか難しいと。本当は本会議で再質問したかったんですが、時間がなくてできないから要望だけして終わりました。
 プレミアムフライデーの次の日に、静岡商工会議所の中にある官民推進協議会の会長がコメントしているんです、大変よかったと。そして参画企業が156社、特別企画が263件、参加者の9割以上、参加店舗の8割以上がプレミアムフライデーの趣向に賛同したと報告したと書いてあるんです。
 私は、これがどうのこうのじゃありません。静岡県庁内で水曜日に定時退社をしましょうとかいろいろやっているじゃないですか。でもせっかくやるなら経営管理部と打ち合わせして、一般の人が金曜日にやるなら静岡県庁内でも水曜日をやめて金曜日にやればいいんですよ。町がにぎわわないところにこれだけの人が入っていってごらん。もっと呉服町は潤いますよ。あるいは通りに元気が出てくると私は思うんですね。
 だからこれは質問ではありませんが、そういう評価をいただいたことを篠原経済産業部長にはよくかみしめてもらって、部長が行くのかだれが行くのか知りませんがこの官民推進協議会には多分だれかが出席してまた報告もあるでしょうから、それをもとにしてぜひ前向きに余暇時間をつくるという意味と、皆さんみたいに働きバチじゃやはり世の中だめですから、たまにはのんびりと週末の金曜日を過ごしていただくことをお願いしたいなと思います。
 それから最後に2番委員がやりますが、私も会派の最後の質問者ですから、本当に篠原経済産業部長にも芝田労働委員会事務局長にも田労働委員会事務局調整審査課長にもお世話になりました。最後にお礼だけ言って質問を終わります。ありがとうございました。

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