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質疑・質問者: | 増田 享大 議員 | |
質疑・質問日: | 03/08/2024 | |
会派名: | 自民改革会議 |
分割質問方式で1問お願いします。
産業委員会提出資料8ページの榛南水道の大井川広域水道との事業統合に関して、2(3)2市の負担軽減策について細かな点ですが確認だけさせていただきます。
既にそれぞれの委員から御質問があり本会議場でも質問がありまして、これは地域にとっては非常に関心事であって負担の話もありますので御心配の声も聞いております。会派としてもこれはぜひいい形で成就できないかという思いです。
国への交付金制度の充実という表記ですが、制度があってこの2水道が対象とならないのか、そもそも制度創設を交付金制度の中に盛り込むのか、この充実を求める内容について確認させてください。
○岩井経営課長
求めていく交付金制度の充実の中身ですが、現在厚生労働省に広域化に係る交付金制度があるのですが、現在は2事業体までの広域化は対象ではなくて3事業体以上で広域化する場合が交付金の対象になります。
今回の統合の場合、榛南水道と大井川広域水道との2者の統合のため現状は厚生労働省の交付金の対象にはならないことから、継続的に国に要望を続けております。
○増田委員
ありがとうございます。
説明資料に接続工事費と撤去費を例示してありますが、おおよそで結構ですがこれをやるとしたらいくらぐらいの予算が必要になってくる見込みなのか、またその制度改正を要望してそれが対象になった場合、現行3事業以上が対象となる事業の補助率を教えてください。
○岩井経営課長
2市の負担の対象になっている事業費は、連結管を整備する費用、榛南水道の施設で不要になった施設を撤去する費用と大きく2つに分かれますが、合計して大体100億円ぐらいと見込んでおります。国の交付金の補助率は3分の1となっております。
○増田委員
将来的に解散して精算金の残金を充てるということであまり余裕はないと思うのですが、残金の見込みがあるのか教えてください。
○岩井経営課長
榛南水道の残金、いわゆる内部留保資金は令和4年度末時点で約3億円であります。
○増田委員
県から国へ頼むことはいっぱいあって、私たちもたくさん要望を受けています。国の財源は非常に大きいものですからこういう制度に乗ることは非常に大事だと思います。
ただ、私どもからするとこれは県議レベルではなく国会議員レベルの話であり、要望するにしても県としてはあらゆるルートを使っていかなくてはいけないと思うのですが、今どんな形で要望されているのか、概要だけで結構ですので確認させてください。
○岩井経営課長
毎年、静岡県としてくらし・環境部と一緒に国に要望していますが、現状では先ほど申し上げた3事業体以上の統合対象を2事業体以上の統合に拡充してほしいと要望しております。実際に国にも行っております。毎年の静岡県の要望でもやっておりますし、大規模水道で構成している用水供給事業の団体要望の中でも国会議員要望ということで今年度も井林先生や上川先生に直接お会いして2事業体以上の統合について認めてほしいという制度の拡充を要望させていただきました。
○増田委員
ぜひ国会議員への要望も継続していただいて、私どもとしてもそれが成就できるように努めてまいりますので、また御指導も頂きたいと思っています。
説明資料には、統合することによって160億円ぐらいの負担軽減が見込まれるとあります。これで交付金の対象になれば、さらに地元の皆さんの負担は軽減することになると思います。
2市の自治体が直接住民の皆様に説明すればいいことだとは思うのですが、意外とこういうのは話が大きくて一般の方に分かりにくく、どういう流れでこうなって、どういう要望活動をして、実は皆さんの負担がこれだけ下がって水道料金や工業用水の料金に換算するとこれぐらいメリットがあるんだということを理解頂いたほうがいいと思います。
とかく水道関係は、分からない人は高いから下げてくれとしか言ってこないと思うので、本来であったらこれぐらいのものが努力の結果こうなって、統合になってさらに皆さんの負担がこれだけ軽くなったんですよという経過も含めた説明もしたほうがよいです。息の長い事業ですし老朽管のこともこれから出てくるでしょうから、ぜひそういった情報提供も含めた努力も継続していただきたいと要望して質問を終わります。
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