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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 それでは、一括質問方式で2問をお願いします。
 最近、世の中予期せぬ出来事といいますか、驚くようなことがいっぱいございまして、きょうの未明というか、きのうの夜中ですが、私もてっきりサッカーワールドカップは2対0で日本が勝ったと思いまして、そのまま寝て朝起きたら3対2で負けていると、とても驚きまして、すっかり安心して寝ちゃったわけですが、まさか3対2で負けるとは、世の中本当にいろんなことがあるなと。
 世の中いろんなことがあると言えば、先日も新幹線の中で凄惨な事件があったわけでありますが、どこまで想定できるのかとか、想定してどこまで安全・安心をつくれるのかって非常に難しい出来事だったと思います。
 今回、それでクローズアップされたのが鉄道警察隊の存在でありまして、改めて鉄道警察隊のとは何ぞやという部分を御答弁いただければと思います。
 1つは、鉄道警察隊のの主な活動と管轄区域、鉄道警察隊警察官による犯罪検挙の状況、さらには今回の事件を受けて改めてとっている対策があれば伺います。

 2つ目が、障害者への配慮と理解に対する部内の周知についてでありますが、先般私のところにある投書がありました。その子が高校生で自転車に乗っていて接触事故が起きたと、どっちがどういうことかは省いておきますが、その際警察の方々が当然現場検証するわけですが、発達障害の方だったということで、ただでさえ事故を起こすと一般の方でも相当パニックを起こす状況だと思いますが、そういう発達障害の子はさらに対応が難しかったと。その保護者がその現場に来て、その子が言わんとすること、もしくはその子が思っていることを通訳しようとしたんですが、現場検証で母親はその現場にいたわけではないので、母親が意見を言おうとしても、なかなか、それはあんた現場にいなかったんだからと。これ当たり前と言えば当たり前のことですが、その際、現場で母親が思ったのは、障害者への配慮や理解という部分で警察がどのような研修や部内周知などに取り組んでいるかを教えてもらいたいという意見もありました。PTAとか保護者会でもそういう話が幾つか出ているようでございます。当然難しいのは、全ての事案についてレギュラーケースというのはなくて、全て個別案件でどれがレギュラーでどれがイレギュラーなんてものはなく、事件事故というのは全てがばらばらですから、通り一遍のことはできないと重々承知しているわけですが、改めて教育委員会とか、学校現場に言わせると昨今発達障害等の障害を持っている方々が年々増加している現状で教育委員会もかなり特別支援学校を含めて増設している状況でありますので、世の中的にそういう方々がふえたという、ある種の現代的ニーズもあるのかなということを踏まえて部内周知についての取り組みをお伺いしたいと思います。

○植田地域部参事官兼地域課長
 鉄道警察隊に関する御質問にお答えいたします。
 まず、鉄道警察隊の主な活動と管轄区域についてでございます。
 鉄道警察隊では、駅構内や列車内等の鉄道施設における警ら、列車警乗、駐留警戒や、痴漢、盗撮、強制わいせつなどの未然防止と捜査活動などを行っております。
 管轄区域は、JR東海、JR東日本及びJR貨物の所有及び管理に係る静岡県内の鉄道施設並びに関係都県警察間における協議等により定められた区間の列車内でございます。
 次に、鉄道警察隊の警察官による犯罪検挙の状況についてでございます。
 本年1月から5月までの鉄道警察隊の犯罪検挙は58人でした。そのうち刑法犯検挙は42人で、主な検挙といたしましては、不正乗車による詐欺未遂、暴行、傷害となります。また特別法犯検挙は16人で痴漢、盗撮による迷惑防止条例、新幹線列車を妨害する新幹線特例法違反でありました。
 次に、今回の事件を受けての対応でございます。
 今回の事件を受けまして、鉄道警察隊などでは列車に乗車して警戒を行う列車警乗、あるいは駅改札口付近での立番警戒や新幹線ホームなど駅構内のパトロールにより必要な警戒活動を実施しているところでございます。

○岡野総務部参事官兼総務課長
 ただいま3番委員から御質問がありました障害者の配慮と理解の部内周知についてお答えいたします。
 具体的には、職場教養等の機会を通じまして、障害者差別解消法や部内規定であります静岡県警察における障害を理由とする差別の解消に関する対応要領を定める訓令に規定された障害者への合理的配慮への提供や障害者の特性の理解のほか、職員の対応要領について周知教養を図っております。
 さらに、具体的に申し上げますと新たに採用されました職員、警察学校におきましての採用時教育では静岡県発達障害者支援センター職員を講師に招きまして講義を聴講させているほか、実務研修を通じましての理解を深めさせております。
 また、幹部に対しましては部内会議におきまして障害者を理由とする差別の解消に関して求められた役割等について指示し、障害者への適切な対応に努めているところであります。

○中沢(公)委員
 1つ意見というか、要望だけ言って終わりにしたいと思います。
 東京都がつくったヘルプマークを静岡県も参考にして採用しているそうです。47都道府県を見渡すと多分その半分弱ぐらいの都道府県がヘルプマークを推奨して啓発促進をやっているそうでございまして、例えば妊婦さんとか発達障害、知的障害をお持ちの方とか、例えば義手または義足をつけている方などさまざまな方に、ヘルプマークをバッグとかいろんなところにつけてもらって社会的配慮を促すということで課題が2つありました。1つは県民の皆さんにもヘルプマークそのものの存在を周知して理解していただかなきゃいけないことが1つ、もう1つはどう周知させ、どういう皆さんにお願いしていくかの2つであろうかと思います。
 そういう意味では、静岡県警察の皆さんにも、ぜひヘルプマークを周知していくサポートもしていただきながら、部内でヘルプマークとは何ぞやということをやっていただければ、そういった1つの支援事業というか理解を深める事業になっていくのかなと思いますので、よろしくお願いします。

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静岡県議会事務局議事課

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