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委員会会議録

質問文書

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平成19年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:12/14/2007
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 1点お願いします。静岡市内の公立高等学校の再編整備についてであります。
 説明資料の4ページでございますが、少子化の波が本当にこの静岡市の都心部にまで押し寄せているんだということを実感している次第でございます。
 再編計画の検討結果として、清庵地区に静岡市立の新構想高校、静岡地区に県立の新構想高校という形で、市、県がすみ分ける形となっております。さらにこの静岡市立の方が商業科、普通科、英語科の内容に対して、県立の方が総合学科ということでもって書かれているわけですけれども、こういうような形になった再編計画の検討結果について御説明をお願いしたいと思います。

○安倍高校教育課長
 静岡市内の公立高等学校の再編整備についてのお尋ねでございますけれども、今回該当となった学校は4校ございまして、この4校の設置者あるいは設置学科については、いろいろな組み合わせがあろうかというように思いますけれども、私たちが最終的に判断をさせていただいた根拠としては、大きく4つの観点があろうかと考えております。
 その1つ目は、静岡市ということに視点を置きますと、市立の高等学校が3校ございまして、いわゆる旧静岡市に2つ、それから清水市に1つあるというこのバランスでございます。
 それから2つ目としましては、県立高校、市立高校で商業科を設置している学校が全部で3校あるわけですけれども、これも旧静岡市内に2つ、それから旧清水市に1つということで、この商業科のバランスがあります。
 それからあとは、現在静岡南高校で行っております共生教育です。これについてはやはり県立高等学校の中で、これからもやっていかなければならないのではないかと、一層充実してやっていかなければならないのではないかという観点です。
 それから最後には、この静岡学区は総合学科というものの空白区域になっておりますので、子供たちへの学習の機会の提供ということで、総合学科をどういうふうに配置したらいいかと、以上4つのバランス、あるいはニーズというものを踏まえたときに、最終的には清水市立商業高校と庵原高等学校との再編整備を、清水市立商業高校の場所を軸に静岡市立として検討するということ。それから、静岡市立商業高校と静岡南高校については、現時点では静岡市立商業の場所を軸に、県立として総合学科の設置を含めて検討するという、そういうような組み合わせということで判断をさせていただきました。以上でございます。

○前林委員
 私ごとで恐縮ですけれども、この庵原高校の開校が昭和57年でございまして、私はその翌年から3年間教員として勤めさせていただきました。教育長の後ろにも当時の同僚が数名いるわけでございます。
 開校当時から本当に必死の思いで学校づくりに励ましていただいたその学校がこういう形で再編整備ということで、こればっかりはやはり私としても人ごとでは済まない、自分自身の問題でもあると感じている次第であります。
 そんな意味もありますが、昨日もこの庵原高校の1期生から電話がかかってまいりました。自分たちの母校はどうなっちゃうんだということでお話があったわけでございますけれども、これから恐らくいろいろな形で意見が出てくるんじゃないかと思っております。
 きょうの新聞にも、静岡市内の高校再編計画の意見募集で、県民77人から112件の意見が寄せられ、そのうち現高校の存続など、再編計画への反対意見は23件あったという記事も載っております。これから同窓会であるとか後援会とか地域の住民からいろいろな声が上がってくると思うわけでございますけれども、その声を私自身も他人事ではなく、自分のことと思う意味から、これからどういう形でもって再編に取り組んでくださるのか、ぜひ教育長に御所見をお伺いしたい。特に学校の名称というものが非常に大事なことだと思っております。
 6月の委員会でも下田高校について、その辺の話があったわけでございます。そういう意味では庵原高校ばっかりで大変恐縮ですけれども、例えばきょうの新聞には静岡市立商業高等学校の吹奏楽部がマーチングバンドで悲願の全国大会へという記事も載っておりましたし、そういう意味で非常に歴史と伝統を持った学校がたくさんあるわけで、そういうものをしっかり守っていくという意味でも、この再編がいい意味で進んでいくことを私は希望したいと思っております。ぜひ教育長の御所見をよろしくお願いします。

○遠藤教育長
 前林委員御指摘のとおり77人の方から、百何件かの御意見をいただきました。確かに20%近くの方からは反対の意見があった。しかし、それ以外の方からはかなり前向きに、いい学校をつくってくれ、今回の決断はよかったのではないかという後押しをしていただけるような御意見もいただきました。
 今回のパブリックコメントで計画の中に取り入れられるものもあるものですから、それを取り入れてこれから計画をつくっていくということと、同窓生の方々の母校への思い入れというのはやはり本当に強いものがあります。それは庵原高校に限らず、清水商業高校、静岡市立商業高校、静岡南高、その他の県立高校、市立高校全部にあると思うんですね。形として学校が消えてしまうということについての寂しさと言いますか、ノスタルジーというような思いが強いというのがやっぱり静岡県のすごさだろうと私は思うんですね。学校に対する愛着心と言いますか愛校心が、卒業生だけでなくかかわった先生、地域の方々からの強い思いで支えられているというのが静岡のいい教育風土だなというふうに思っています。
 ですので、今回新しく高校をつくるに当たっては、どちらかに吸収されてしまうということは決してないように、あくまで対等合併であるという意識の中でつくる。高等学校の名称につきましては、それこそ皆さんの思いも大変複雑なものでありまして、思い出も強いわけでありますけれども、やはり新しいお酒は新しい革袋にではありませんけれども、いい形で皆さんに御理解いただけるような名前を公募しながら考えていきたいと思います。また、教育内容につきましても、それぞれの学校の伝統や実績を生かして、教育内容に反映されるような努力をしていきたいと思っております。

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