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委員会会議録

質問文書

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平成28年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:自民改革会議


○宮城委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○天野(進)委員
 一問一答方式で。
 教育長、1年4カ月ぐらいになりますか。
 そして、実際に教育長として県立大学学長とは全く別の椅子に座って、やたらいろいろな課題が山積する中で、教育長はどう感じておりますか。まず教育長の所感をお聞かせください。

○木苗教育長
 今、2番委員からお話しいただきましたけども、昨年の5月21日に教育長を拝命しまして、それまでの学長生活と大分違うんですが、この4月に幼児教育センターもできましたので、幼稚園、保育園を含めてそれから小学校、中学、高校とさらに大学が乗りますので、一貫してできるということでは私はいろんな経験をして非常によかったなと思っています。

○天野(進)委員
 一度ぐらい聞かなきゃ悪いなと思ってお尋ねしました。
 ところで、先ほど9番委員もおっしゃいましたけども、鈴木敏夫川根本町長は彼もまた私が応援する男で、実は20代のときからの友人でして、そういう意味で今回のこの試みは、私は手をたたいて大変に喜んだものです。私はぜひ成功させていただきたいなという思いですけども、全国には川根高校のように入学者を全国公募してる学校は幾つかあると思うんです。そして現実、実態はどうなのか。その辺わかったら教えていただきたい。それをまずお尋ねします。

○渋谷高校教育課長
 川根高校が想定している県外募集の先例についてお答えします。
 しっかりとした統計ではございませんが、全国募集をしている高校は有名になっている高校が幾つかございまして、まず隠岐島前高校というところが住民の移住を前提として全国募集をやっております。ここは離島でありますので移住もかなり進んでいて、高校生もそれなりに集まっているということです。
 それから、長野県の白馬村の白馬高校。ここは観光学科というのをつくりまして、観光人材で全国募集をかけております。これはスキーの上村愛子さんが出たところなんですけども、こちらは何とかぎりぎり人が集まってるぐらいの運営だと聞いております。
 いずれも寄宿舎等は自治体が用意をいたしまして、それで教育も先ほど言ったような観光の関係だとか、あと塾を町が運営したり、そのように自治体が学校の運営にかなり支援をしていただいてやってるということで、今回の川根高校も隠岐島前高校の方を呼んで勉強会を開いたり、そうした形で模範にしてるところでございます。

○天野(進)委員
 正直言うと、恐らく鈴木敏夫町長は何とかしなきゃなんないという中で思いついたのが全国公募だと思っております。
 さらに、県の教育委員会の御指導もあったのか、ICT教育という新しい機器を利用しての教育方法もこれまた大変におもしろいと思っております。私は成功することによって、今後全国であるいは県内でもそうですけども、ぜひこういう学校が生まれてくれることを期待をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、例の問題になった全国学力・学習状況調査。その結果、とてつもない数字を今回挙げていただきました。驚くばかりです。
 しかし、この数字を見たときに、以前秋田県の教育は全国でトップだなんていいながら、実はその試験の前にその勉強をしていたといううわさが流れております。同じようなことがもし静岡県にあったとしたら、子供たちの教育ですから二、三日前に先生がその気になって指導すればこのぐらいの成績は出せるのかと考えると、じゃあ一体何のためにこんなものやってるんだと文科省にお尋ねをしたいとこなんですけども、その点教育長どう思いますか。教育長にお尋ねします。

○木苗教育長
 ただいまの件はちょっと難しい部分もあるんですけども、ただ学力テストというのは文部科学省が中心になってやられてますし、静岡県の成績がちょっと悪かった部分はあるんですけども、これは先生方が一丸となって、そしてまた地域の方にも御理解いただきながら生徒さんをいい意味で叱咤激励したということで、これが積み重なってきてせっかくここまで上がったのに、これが落ちるようでは大変なことなもんですから。教育方法も含めて、先生方も生徒さんとの信頼関係をより強めたということは結果として出てると僕は思います。
 よって、教育委員会としてもある意味では後ろからバックアップしながらこれを続けていかなきゃ意味がないんで、そういうふうなことでやっていきたいと思ってます。
 あまり答えにはなりませんけども、指標の1つとして私は捉えてますので、そういうことではこれも今後とも続けていきたいとそういうように思ってます。

○天野(進)委員
 指標の1つとして考えてみたいということであれば、私はいいんじゃないかなと思いますけれども、ただその場の数字だけをごまかすような、そんなことは私はぜひやめていただきたい。実はそれでなくても、我が静岡県の高等学校の生徒の学力は、もし全国統一試験をやったとしたら相当低いと私は思っております。それを考えるとやっぱり本当に子供たちの教育というものは、もっともっと協力的な指導が必要じゃないのかなと思っております。

 次に、過日の参議院選挙の投票率の問題です。これ実は大変に驚く数字ですね、81%が投票。
 でも、たしか新聞のマーケティングリサーチではもっと低い数字が出てたと思うんですけれども、新聞、テレビ、そうしたものに相当影響されて投票に行ったんじゃないのか。これからの選挙、また来年の1月には衆議院選挙があるといううわさもありますけれども、もし今回のように高校生の投票がどうだということをクローズアップしなければ、私は恐らく相当下がっていくんだろうと思っております。
 第一、高等学校の生徒に、18歳に投票を許可したそのものが私は意味が理解できません。やっぱり投票するには社会的な責任を持ってというのが裏書きされてるはずでありますので、そういう点で一体何のためにやったのか。それは私の個人の思いでありますけれども、この高投票率に対してどのように思われているのかお聞きしたいと思っております。

○渋谷高校教育課長
 昨年、今年度の参議院選挙から18歳以上に投票が認められて、現役の高校生が投票に行くということが決まって以来、主権者教育という名前のもとに各高校が本当に危機感を持って取り組んでいただいた結果だと思っております。実際は、今回の参議院議員選挙では現役の高校生の大体4分の1ぐらいが有権者になっておりまして、その中の8割だったということでございます。
 私どものアンケートでは、その後の選挙にも行くかを聞いておりまして、そのうちの2割から2割5分が行くかわからないと答えています。だから最初の選挙に行った生徒がそのまま行ってくれるかどうか、それからこれから有権者になる生徒が絶対に行ってくれるか、また8割が確保できるかというのは非常に危機感を持って取り組まなきゃいけないと思っております。
 それからもう1点、牧之原市さんが独自で榛原高校と相良高校を調査していただきましたが、家族と一緒に選挙へ行ったのが9割だったという結果が出ておりました。
 高校生が有権者になりますので、家族、家庭の理解ということ、それから家庭が選挙に行こうということをやっていただくことも、高校と家庭が連携してお願いをしていくのがこれから必要かなと思っております。まだまだ緩めるわけにはいきませんので、これはずっと継続的にやっていこうと思っております。

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