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委員会会議録

質問文書

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平成30年7月観光地域づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:櫻町 宏毅 議員
質疑・質問日:07/13/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○櫻町委員
 一問一答でお願いします。
 これから委員会で議論をするに当たって、県の基本的なスタンスというか計画を聞かせてください。
 この委員会は、観光地域づくり特別委員会なので、県が観光地域づくりをするということに対しての基本的スタンスは、私は議論の中で伺った限りDMOをしっかりと育成して、あるいは最終的には独立させていくといったところが県の考えてるスタンスなのかなと思ってるんですが、このスタンスでまず正しいかどうか、御回答お願いします。

○神戸観光交流局長
 観光地域づくりを進めていく上で、DMO等の位置づけということになろうかと思います。
 観光地域づくりにつきましては、ものからことへの旅行者のニーズの変化に対応するであるとか、後はやはり成長戦略の柱として観光を進めていくべきだろうと。その観光を進める中で今まで観光事業者だけが担っていたことを地域のいろんな方、商工業者であるとか農業者にであるとか、そういう方を巻き込んで観光地域づくりを進めていくというようなことで、まず、観光地域づくりの方向性というのがあろうかと思います。
 その担い手となるものとして、いわゆるDMOという組織を国のほうでもふやしていこうというような考えもございまして、その担い手としてDMOの重要性というものがあり、このDMOを中核としていろんな方々を巻き込んで観光地域づくりを進めていくというような考えでございます。以上であります。

○櫻町委員
 観光を広域化しようという考え方の中で、その1つの役を担うのはDMOということですね。そうすると今、神戸さんの御説明ですと、広域化するということの取りまとめ役は誰がやるんですか。県ですか、それとも市町ですか。

○神戸観光交流局長
 全体の取りまとめといいますか連携については、資料のほうにございますけども、まずは各地域、市町単位の地域DMOというものが、それぞれ商品づくりとか観光地域づくりを担ってる。それをある程度の旅行目的地として、ある程度のエリアを持ったものとして地域連携DMOを育てていきたいと。
 県については、県域でインバウンドの取り込みということの中で県域のDMOをつくる。じゃあ県全体でどう進めてどう進めていくのかという話になりますと、県については、やはり県がある程度DMOの設置促進というような取り組みを進めていくべきであるというふうに考えております。

○櫻町委員
 ちょっと1回目の答弁と2回目の答弁が、私の中では違うように聞こえたんですけど。地域の観光の広域化の取りまとめ役はDMOがしっかり担ってってほしいなという期待を県はお持ちだということでよろしいんですね。
 そうなるとこの資料の3ページで、今6つだけしかないわけですよ。これ多分、文化・観光委員会で所管調査でがんがんやられてると思うんですけど、例えば富士地域だとか、あるいは、小山だけあって御殿場にないとかね。後は磐田とか掛川にもないとか、こういう県が地域を広域化して、そこはDMOにお任せしたいという考えなのにできない理由というのは、ちょっと所管調査的で申しわけないですけど、それどういうふうにお考えですかね。

○永井観光政策課長
 DMOの、県内におけるちょっと設置のスピードといいますか状況がかなり違うのではないかということかと思いますけれども、現在、地域連携DMOができているのは、静岡、浜松、浜名湖、美しい伊豆の伊豆ですね。ここはもともと、観光にある程度素地があるといいますか、浜松でいえば浜名湖を中心として前身がやはり浜名湖観光圏という取り組みをしていたわけです。静岡、これはビジネスも非常に多いですが、やはり県都ということで観光あるいはMICE、コンベンション、そういった誘致も行っているところでございます。伊豆は、もう言わずと知れた観光地ということで、そもそも観光に向けた取り組みについて県内の中ではもともと進んでいたと。
 例えば中東遠地域でございますが、中東遠地域につきましては、もともと、ものづくりが盛んなところであり、農業もまたかなり盛んな地域で、私も磐田・袋井の人間ですが、観光というものは、これから考えていく地域だというふうに考えてます。それから、まだできていない地域として、北駿地域もございますけれども、こういった地域も含めて、私たちは、この資料の3ページの下に静岡県DMO会議というのをちょっと書かせてもらったんですが、既に設置されているDMOと、まだできてないんですけども、これからちょっと勉強したいとかぜひ取り組んでいきたいという市町を皆さん来ていただいて、一緒にどこの地域のDMOの取り組みがどうだとか、DMOになってみてどうだったとか、いろんな意見交換をする場にきてもらって、勉強していただいております。また、例えば中東遠では、地域局単位でDMOの設置に向けた勉強会みたいなものもしておりまして、そういった場に私ども職員も行くようにしております。
 ちなみに富士・富士宮につきましては、まだ現在は市役所レベルですけれども、DMOに向けた勉強会といいますか、そういった検討が進んでいるところです。
 いずれにしましても県内各地域でこういったDMOが進むように、少しずつ私たちとしてもいろんな場を持って応援してまいりますので、よろしくお願いします。以上であります。

○櫻町委員
 ものづくりが盛んなところで、余り観光に重点を置かなかったところについても、DMO化していこうと広域化していこうというようなお考えだというふうに受けとめたんですけど。そうなると肝心なのは、やっぱり人材だと思うんです、まとめる人材。さっき野田委員が、伊豆の美しい伊豆創造センター、伊豆市も入ってて、うまくいってないというお話されてましたけど。広がるとどうしても自分たちの市の何か利権だとか、うちの地域に来てほしいとかいう思いが出てきちゃって、広域化でやるということに対しての市町の温度差みたいなのもあるし、うち観光は余り関心ないねみたいなとこがあってなかなか難しい。そうすると観光はこれから伸びていく産業だから、しっかりと広域化して、なおかつ自分たちのとこだけじゃなくて広くやっていこうねという音頭取りは県の仕事だと思うんですよ。恐らく委員会の議論で、提言の中にもそういうことはしっかり県にやってくれという話になってくると思うんで。
 あともう一つは人材ですね。これをまとめ切れるような人、それはやっぱり役所のOBだとかそういうことじゃなくて、やっぱり違うところでうまく取りまとめてきた成功者を取り込むと。それに対しては県に相談があるから、相談乗ってやってくれというような、そんな提言になってくるんじゃないかんと思うんですけど。いずれにしても仕事の壁を取っ払って、なおかつ取りまとめの人材をしっかり置くというのがこれから大事になるし、そこは県にやっていただくような形になろうかと思いますので、またそのときはどうぞよろしくお願いします。

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