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委員会会議録

質問文書

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平成28年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 利幸 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:自民改革会議


○鈴木(利)委員
 提出案件とか報告事項は、皆さんの丁寧な説明でわかりましたので、1点だけ所管事務調査で質問させていただきます。
 TPPも、何か先が見えなくなってまいりましたので、生産者団体は何をやっていたのかなと思いますが、その中で農協改革についてお伺いしたいなと思います。
 昔、組合金融室があったんですが、今もどこかの部署でやっていると思います。県下のJAの監査をしているわけでございますが、県下それぞれどのような経営内容であるのか状況の説明をしてください。大まかでざっくばらんで、それぞれ細かくお話ししてくれなくてもいいですのでお願いします。

○細谷農業戦略課長
 県下JAの経営状況についてお答えいたします。
 私ども農協の検査部門に同行して、それぞれの組合長と検査の冒頭にお会いして御意見を伺っています。県下のJAの仮決算が先日出ましたが、今年度回った中ではおおむねどこの農協も自己資本比率等が高く、全国でも優良な経営をされていると考えています。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございました。
 この前、新聞に載っておりましたので、こんなもんじゃないかなと思っております。

 農協法がございまして、農林水産省で管理しているのが農協でございまして、銀行屋じゃございません。
 25%以上貸し付けができないという貯貸率の基準でございますが、その中で農協改革はうちの自民党の農林部会長が宮仕えのしたところばっかり見に行って、いいところばっかり見て農業はすばらしいとか言って、それでどこかを改革しなければいけない、農協改革しなければいけない、全農だと言いますが、静岡県では全農は関係ございません。2団体になっておりますので、経済連と全農は取引相手になっております。力のある県はみんなそうなっております。
 ですので、農協改革は自己改革がメーンでございますが、その点について監査に行きまして何かわかったことがあるかどうか説明していただきたいなと思います。

○細谷農業戦略課長
 農協改革についての県内JAの取り組みでございます。
 本県のJAは、平成27年1月に静岡県JAグループ自己改革実践計画大綱をつくりまして、それに基づきまして各農協が自己改革に取り組むことで、来年度からの3カ年計画の中にそれぞれ自己改革を実践していくということです。
 5番委員から御指摘のありましたように、まさに法律にうたわれていますように、農協自身が自分で改革していくことが大事で、それが農家の所得につながることが一番重要だと考えておりますので、県といたしましても農協のそれぞれの改革が農家の所得向上につながるように指導助言をしていきたいと考えています。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございます。
 私は、自己改革はしっかりやっていただきたいなと思っておりますが、来年農協は役員改選でございます。いろんな役員がまた出てくる。役員のなり手が、もう違う人がなっちゃっているんじゃないかというところ、私はここを自己改革していただきたい。
 自己改革の中には、たしか役員が認定農家であることと話が出ているんですが、その状況はどうなっているんでしょうか。

○細谷農業戦略課長
 農協の役員の定数につきまして、ことしの4月に改正されました農協法の中で、過半数について認定農業者あるいはそれに準じる農業経営のプロを採用しなさいとなっております。
 県下JAの様子を聞いていますと、おおむね認定農業者あるいはプロ農家、プロの経営者を含めまして、過半数に到達できるだろうと見ているところが大半でございますが、幾つかの農協、例えば認定農業者の数が組合員に比べて少ないところ、あるいは地区ごとに選出しておりますので、その地区で特に認定農家が少ないといったケースが出て、どうしても認定農家あるいはプロの農家の方だけでは過半数到達しないところが出ています。
 そういったところにつきましては、例外措置が設けられておりますので、例外措置を採用しながら、法律にのっとった改正ができるものと思っています。いずれにしても、農家の声をよく聞く体制をつくるのはどこの農協も取り組んでいることだと考えています。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございます。
 農協が大型合併をしてきた時代に、やらなければいけなかったことじゃないかなと思っておりますが、今は職員上がりで退職金をたくさんもらった人が役員に出てくると。これでは絶対に農協、農家はよくならないと思っております。農協法がある限り、政治と農協は絶対離れちゃいけないということがわかっていない人が役員になっていると。農協法がある限り、そこで潰されればもう農協は終わりでございます。
 絶対あの素人たちに、ほかの商法の銀行とは一緒にやっていけませんので、私は役員の選び方はしっかり考えていっていただきたいし、おおむねとか例外なき措置は多分崩れてきて、なし崩しで自己改革がなくなってしまいますので、これは要望でございますが、監査するときはそこら辺もしっかり見てほしい。
 来年度役員もそこらじゅうから名前が上がってきており、もう誰がなるかもわかる状況になってきております。そこら辺もしっかり考えていただきたいなと思っております。監査のときに言っていただきたい。
 それから、私が何でこんなことを言っているかというと、大きな事業をやりたいときに経営判断がありまして、1つ潰されたもんでこういうことを言っているんです。篠原経済産業部長に絶対やるという話だったんですが、生産者団体がノーっていう結論を出してしまいましたので、大きな事業はできなかったと。それは経営者が悪いという話でございますが、県が悪いと言われているのを知っていますか。
 そんな話もありますが、生産者団体の経営者が悪いということでございます。経営者をしっかり選ぶのがこれからの農協改革、自己改革じゃないかなと思っております。そんなこともつけ加えまして、監査のときはひとつ耳ざわりな話もしていただきたいなと思います。以上です。

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