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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 分割質問方式でお願いします。
 危機管理くらし環境委員会説明資料の災害関係資料の14、15ページに盛土造成行為に係る緊急点検の実施とあり、16ページにその結果が出ています。3(3)県の異状が2か所、市町の異状が2か所、合計4か所とあるんですけれどもどういう状態だったのか教えてください。

○鈴木建築安全推進課長
 16ページにありますように、私どもの所管する宅地造成規制法について異状が4ですが、4のうち2つが県がその許可権者になっているもの、残り2つが市の所管のものです。
 この県所管の2か所のうち、これはいずれも下田土木管内でございますが、1か所については許可を受けずに実施された宅地造成です。傾斜のある道路沿いの敷地を平たんにするために高さ2メートルを超える擁壁を設置して盛土を行った宅地造成で、その擁壁にクラックを確認したものでございます。
 それから、もう1か所は許可を受けずに施工中の山間部での宅地造成です。山の斜面を削り取る等の工事が行われておりますが、のり面の保護だとか排水処理が行われていない状況にあることを確認したものでございます。
 いずれも、直ちに災害につながる可能性は低いと判断しておりますが、引き続き手続上の違反の解消と併せて災害防止措置等の是正を指導してまいります。
 それから、市所管の2つですけれども、1つは浜松市のもので許可を受けずに実施された宅地造成であり、盛土のクラックを確認したと聞いております。
 それから、もう1つは熱海市もので許可を受けて施工中の宅地造成でありますが、計画と異なる排水処理となっているため報告の聴取等の指導を継続しており、改めて現地を点検したものです。
 両市からは、いずれも直ちに災害につながる危険性は低いと判断しているが、引き続き指導していく、手続上の違反等の解消と併せて災害防止措置等の是正を指導していくと聞いております。

○曳田委員
 昨日からずっと、今日も午前中この熱海の災害がどうしても頭に残って、災害に直接つながらないといって、明らかに違反だけど許可を受けずにという文言が、まず全くもってもう大変なことだろうと。その業者に対して是正勧告をしてるということか、それとも許可を受けなさいと言うのか、その辺の指導はどのようにされているんですか。

○鈴木建築安全推進課長
 許可を受けてないので、すぐにその許可を受けなさいという指導をしております。許可を受けることと併せまして、技術的基準がありますので、それに合致するような措置をするように指導をしているところです。従わない場合は、法的に工事停止あるいは災害防止措置等の命令に移行する考えです。

○曳田委員
 工事中止と。どう言ったらいいのかな。やっぱりアリの一穴ではないですけれども、直ちに災害につながらないからといって、やはり熱海市の場合、例えば平成9年からいろんな盛土をしているわけですね、過去10年には、恐らく。
 そういうことを見たときに、やっぱり性悪説じゃないけれども、既に違反しているわけだからもっとスピード感を持って、例えばもう極論すれば、あしたにでもちゃんと契約出さなければもう工事停止ですよと。私は、その業者の作為って言っちゃ失礼だけれども、極論すればそこに行っちゃうなという気がするんですよね。
 ですから、なんかやっぱり今の答弁を聞いても切迫感がない。少なくとも違法行為ですよ。だから今後そういうものに対して、再度どういうスピード感を持ってやっていくおつもりかお伺いします。

○鈴木建築安全推進課長
 現地は技術職員が確認し、それで現状の規模あるいはその周辺へ与える影響を勘案して、すぐに大きな災害になる危険性は低いだろうと判断しているものですが、やはり熱海の事例があったことを十分に認識した上で対応していく。そういう周知をしてまいりたいと考えております。

○曳田委員
 もう1つ、これもちょっと午前中話ししたんですが、要するに市民あるいはその地域の住民の、例えば熱海市の場合、何か知らないけど夜中に知らないトラックが来てどんどんどんどん積んでいる実態もあるわけです。
 今回この点検した場所での市民の不安の声はありませんでしょうか。

○鈴木建築安全推進課長
 県の2か所のうちの1か所につきましては、もともと漁港からのクレーム、濁った水が海に出てくるといったクレームに端を発しまして、原因を突き止めたところ山のほうでそういう開発が行われていることがございました。
 もちろん私どももパトロールはしているんですけれども、住民からそういったクレーム等が寄せられる可能性は比較的高いものでございますので、少なくとも影響を与えるものが大きいものは、ある程度事前に把握できているという認識でおります。

○曳田委員
 違法行為の上にさらにクレームが来ていると、事実ですねそれは、実際問題。確かにね、分かりますよ、現場がどういうイメージかね。でもやっぱり熱海市の教訓を生かすということは、迅速に対応していくと。既に漁港からクレームが来ている。今、初めて答弁で聞きましたけれども、もうそれはかなり強力に例えば工事差止めぐらいの措置をするべき状況ではないかと思いますけれども、いかがでしょう。

○鈴木建築安全推進課長
 今、下田土木事務所と協議を進めているところです。今後相手側と話をするんですけれども、従わない場合は法に基づき命令を進めていく準備は整っているところでございます。

○曳田委員
 今、実は別の場所でもこんな話があります。これは宅地とは別の話なんですけれどもね。是正勧告をする。だけどなかなか言うことを聞かない。まさに熱海市もそうですよ。やっぱりそれは、僕からしてみたらこれは住民よりも本当に行政の命令が一番強いなと、ある意味では。
 そうした場合に、やっぱり強力な法的な権限、本当に僕はそれを行使すべきだろうと思うんですけれども、たまたま今2件の話が出ていますけれども、本当言うと僕はもっと皆さん方にお伝えしたい話があります。だけれども、市のことに関してはちょっと別にしても、少なくとも県のこの2か所に関してはきちっと県民に見える形で、こういうことがありました、だからもうここに停止命令を出しましたということをやっぱりやらないと。皆さんほかのところがいいわいいわとは言わなくてもやっぱりそういう感覚になる。県は適当なんだなと、極論をすれば。そんなことないと思いますよ。それが熱海市から得た教訓だと僕は思うんです。ぜひ、県の皆さん方もそういうことに対して毅然たる態度で対処していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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