本会議会議録


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令和4年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 分割質問方式で2つ質問いたします。
 初めに、配付頂きました建設委員会説明資料49ページをお願いしたいと思います。Vの24の盛土造成行為に係る点検のページになります。資料記載のとおり、1月末までで点検を実施されたと先ほど和田交通基盤部長から説明頂きました。
 1,650か所の点検をされたかと思いますが、改めて点検の結果について確認をさせてください、お願いします。

○北堀建設政策課長
 盛土総点検の概要についてお答えいたします。
 国の盛土総点検は、熱海市で発生した土砂災害を受け人家等への影響のある盛土の実態の把握と危険箇所への対応を目的に行われたもので、本県では1月末までに市町と連携しまして1,650か所の盛土の点検を完了したところでございます。
 点検については、国の点検要領に基づきまして4つの項目について点検を行っております。1つ目は許可、届出等の必要な手続が行われているか、2つ目は手続の内容と現地の状況が一致しているか、3つ目は排水施設など災害を防止するために必要な措置が取られているか、4つ目は廃棄物の混入など禁止事項に該当するかの4項目でございます。
 これらの点検項目について点検を行った結果、対象となる1,650か所の盛土のうち何らかの不備、不具合のあった盛土は1月末時点におきまして189か所ございました。この189か所に加えまして、目視点検だけでは判別がつかず詳細な調査が必要なため再確認を実施している箇所も含めまして現時点において人家、公共施設等に直ちに被害を及ぼす災害危険性の高い盛土は確認されておりません。
 また、不備、不具合のあった盛土のうち法面保護や排水施設などの災害を防止するための必要な措置が取られていなかった盛土につきましては、118か所を確認しております。

○伴委員
 最後の189か所のうち、それ以降の説明をちょっと聞き取りづらかったのでもう一度お願いします。

○北堀建設政策課長
 不備・不具合の合った盛土のうち、法面保護や排水施設などの災害を防止するための必要な措置が取られていなかった盛土について118か所を確認しております。

○伴委員
 ありがとうございます。
 冒頭の和田交通基盤部長の説明の中で、87か所が現在指導中である旨があったかと思いますが、ちょっとその辺の数字の整合性をもう一度伺いたいと思います。
 先ほど189から87を引いて、102か所は不備はあるけれども指導をしなかった理由、指導しなくてよかったと解釈していたんですけれども、そこの数字のあやについて説明をお願いします。

○北堀建設政策課長
 災害を防止するための必要な措置が取られていなかった盛土につきましては118か所がございまして、その87か所については既に是正指導等を行っております。残りにつきましては、現在行為者が特定できないですとか、あるいは是正の内容について行為者と調整しているなどの理由によりまだ是正指導ができていない状況でございます。

○伴委員
 ありがとうございました。
 そうすると、差引き31が手つかずというか地権者だったり造成者不明だということかと思います。
 当該地域の方――民家が近くにあるか分かりませんけれども――やはり熱海の件以降不安にさいなまれていると思いますので、強く適切に対応していただければと思いますのでそこは意見で求めておきたいと思います。

 では、質問を変えます。
 これは所管事務調査になりますけれども、サイクリングルートについて教えてください。
 県は今、静岡県自転車活用推進計画にモデルルートとして位置づけられているサイクリングコースのうち太平洋岸自転車道、浜名湖1周、伊豆半島1周については矢羽根型路面表示の設置が完了するため後期アクションプランでは富士山1周の矢羽根型路面表示の整備率を活動指標として整備を進めていくと読み解いております。
 この富士山1周はこれだけでも十分にサイクリストの皆さんからすると魅力的なコースであるかと思いますが、加えてナショナルサイクルルートに指定された太平洋岸自転車道、直線距離というか自転車で行けば十分にアクセスできる距離かと思います。こういったコースを連動していくことでいろいろ観光、サイクリストには限られていきますけれどもいろんな相乗効果が生まれるかなと思っております。
 こうした富士山1周と太平洋岸自転車道を連携した相乗効果について、どのようなことを考えているかお伺いしたいと思います。

○羽田道路企画課長
 富士山1周サイクリングルートと太平洋岸自転車道との連携についてお答えいたします。
 風光明媚な海岸線を走る太平洋岸自転車道――これはナショナルサイクルルートに指定されておりますが――この太平洋自転車道と世界的にも人気のある富士山を周回する富士山1周のサイクリングルートを連携することは、それぞれの違った魅力を共有することができ、またサイクリングコースの選択肢を増やすことで誘客の増加と地域活性化につながるものと考えております。
 県では、国と県東部の関係市町で構成する行政部会でこの太平洋岸自転車道と富士山1周サイクリングルートを連結する接続ルート――これは三島市、沼津市のほうからの東側のルートと富士市、富士宮市のほうの西側のルート、2ルートの約48キロメートルを設定しております。
 これは令和3年6月に公表しておりますが、この接続ルートにつきましては引き続き関係行政機関と協力しまして富士山1周サイクリングルートの本線のルートとともに計画的に矢羽根型路面表示等による自転車走行区間の整備を推進してまいります。

○伴委員
 ありがとうございます。
 最後に1点要望して終わりたいと思いますが、三島方面からのルートも富士から、吉原駅近辺からずっと上がっていくルートになろうかと思いますが、実際地元の自治体ですとか、私も富士地域で自転車に乗っていますと、県道なので当然県が整備するのは県道のほうが早いというか楽だと思うんですけれども、実際に通ったらやはり走りにくいなとか、段差であったり、富士市の場合はレバンテさんのステーションができたのでできれば近くを通りたい意向もあると思うので、ちょうど、羽田道路企画課長が最後に少し地元と協議とおっしゃっていただいたので、実際に乗る方の声ですとか地元の方の声も反映もしていただいて、いい意味でフレキシブルにルート選定ですとか、途中で複数になってしまうのがいいかどうか分からないですけれども、そういった視点も持って計画を進めていただければと思いますので、要望して終わりたいと思います。

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