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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山村 利男 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○山村委員
 時間が押し迫っておりますので、1点だけ質問させていただきたいと思います。
 けさほど10番委員の質問、それと関連をするわけでございます。県立3病院の独立行政法人化の件でございます。
 これ、独法化するってことは、医療従事者を確保するとか、機材を購入するフリーハンドを大きくしようということでございます。先ほど病院の管理者は院長という話でございましたけれども、病院の開設者は独法化になってももちろん知事であろうと思いますけれども、その知事の権限、現在と独法化された後とで権限の違いっていうのが、どう違うのか、全く同じ位置なのか、その辺のことをお聞きしたいと思います。

 それともう1点でございますけれども、議会の関与ですね。独法化された場合、本年の9月議会で中期目標を設定して議会で認定をされるということで、最長5年間はその目標に従ってということなんですけれども、その5年間というのももう議会はどういうような関与をするのか、お聞きをしたいと思います。

○松浦病院管理室長
 まず、設置者の関係でございますけれども、法人化になりますと、設置者は知事ではなく理事長と、法人の理事長が設置者というふうになります。現在は知事が開設者になっておりますけれども、医療法でいう病院の開設者は理事長になります。
 したがいまして、現在、県立病院の設置条例を県条例で施行しておりますけれども、これを一たん廃止するというような形になります。医療法でいう病院の開設者が理事長になりますし、病院の管理者が病院長というような関係になります。したがって、地位といたしましては、その法人に出資する団体である県の代表者ということでそういう意味での出資の代表者であるというようなことになります。

 それから議会の関与でございますけれども、地方独立行政法人法あるいは地方自治法で独立行政法人化につきましては、さまざまなことで御審議いただいたり御判断いただいたりという局面がございます。昨年定款の議決をいただきましたけれども、まず存続そのものが議会の御判断になります。定款の議決あるいは万が一解散ということになれば、その辺も出てきます。
それから、運営でございますけれども、まず、運営の根幹となります部分ですね、例えば、中期目標についても議会の議決をいただくことになりますし、中期計画、これも病院のような企業型の場合には議会の議決が必要になってまいります。それから、重要な財産の処分、これも議会の御判断をいただくことになります。それ以外に、毎年度、あるいは中期目標期間中の運営でございますけれども、これにつきましても例えば、予算――県から法人に対する負担金予算、それから、例えば法人が施設整備でもって今であれば事業会計のほうで起債するわけなんですけれども、それは、県が一たん起債をしまして、それを法人が借り受けるというような形になりますので、その辺の予算についても御審議いただくことになります。
 それから、毎年度の事業につきましても事業報告を財政援助団体として地方自治法に基づいて議会に報告することになりますし、毎年度の事業につきましては、今後、別途設置しました評価委員会が評価することになっておりますけれども、その評価結果も御報告することになります。それから、今の計画ですと、5年間という目標期間がございますけれども、その目標期間終了後の事業実績についても議会に報告いたしますし、それについての評価委員会の評価結果についても御報告するというようなことで、多くの局面において議会の御審議あるいは御判断をいただくということになろうかと思います。以上でございます。

○山村委員
 きのうの大須賀部長のお話の中で病院開設者の責任という話がたしか出たわけでございます。特に公的病院は、やはり公益的っていいますか、そういう治療を政策的治療とか、いろいろ高度治療とかお金のかかる部分を治療されるということなんですが、私がなんで開設者の責任云々ということを申し上げたかといいますと、実は、私の地元藤枝市総合病院は昨年10月、社会保険の指定を取り消されたわけでございますが、関係者の皆さんのおかげで、1カ月という短い時間で再指定されたわけなんです。そのとき病院開設者の市長さんの責任というのが大きな問題になりまして、それで、病院開設者の市長さんは、病院管理者と違って責任はあんまりないんだということで、管理者よりもはるかに軽く自分を処分されたということがございまして、選挙が5月に行われたんですが、選挙結果にそれが大変影響したと私は思うわけでございます。そういう中にありまして、新しい今度の市長さんが市長さんの直轄の機関、病院局を新設をするということは、要するにより管理を強固にすると。管理者という立場ではなくて、開設者としての管理責任というんですかね、そういうようなことを今回新しく政策として打ち出し、6月に藤枝市議会始まっておるわけでございますが、そこがかなり大きな争点になっているということでございまして、そうすると、県の方針というのとちょっと逆行、流れがちょっと違うんじゃないかなという気が大変するもんですから、そういうあるいは藤枝市の話だからいいよっていうことになってしまうと困るんですけども、病院局の新設ということにつきまして、ちょっと専門的な立場でどうお考えになるかというのを1点お聞きしたいと思います。

 そして、今、議会に毎年いろいろ決算等、予算等出すということで、そしてまた評価委員会のそれを報告をされるということなんですが、そうすると、要するに病院のほうの直接責任者というのは、この場――厚生委員会とかそういうところに例えば現場の報告を受ける評価委員会の委員長さんとか、最高責任者っていうのはこういうところに来て、答弁とか説明をするっていうことはないわけでございますね。

○松浦病院管理室長
 まず、後段の評価委員会の関係でございますけども、評価委員会につきましての権限はかなり広うございまして、病院の運営から財政の経営面、こういったものを幅広く評価することになりまして、必要に応じて改善勧告なんかも出せるようになっております。
 ということは、こうした議会の席で答弁者になるのかと申しますと、ちょっとそれはもう別法人ということでなりませんけれども、例えば参考人というような形で必要に応じて、委員会等の判断によって招集ということは可能であろうというふうに考えております。以上でございます。

○杉山病院局長
 藤枝市の病院局の設置についてでございますが、それぞれ病院の置かれている状況であるとか、あるいは市の中でどのような議論がなされて病院の運営方針が決まるのかというものについては、それぞれ自治体の内部事情もありますので、私の立場として、どう思うかということはなかなか、その事情を知りませんので、申し上げることはできませんが、私どもの病院局に限定して申し上げれば、私ども病院局は3病院抱えておりますので、その3病院の中で県からいただいている負担金をどのように使っていくのか。あるいは今後の経営方針をどのように立てていくのか、3病院それぞれ特徴がございますので、その特色を生かしながら、いかにいい医療を、県民の皆さんに安心していただけるような医療を提供していくのかということを第一に考えているわけです。
 独立行政法人化になりますと、私どもの病院局の仕事は新しい法人の本部組織になると思います。ですから、そういう意味では、今、私どもの病院局の機能は法人本部のほうに基本的には引き継がれていくんだろうと思います。
 もう1つ、厚生部本体との関係、例えば県の一般予算との関係とか、評価委員会はどこで所掌するのかということになります。これは、県知事の附属機関としての評価委員会でございますので、その部分は新しい法人に引き継ぐんではなくて、この県の組織としての中で所掌していただくことになりますので、そういった意味では、一部県の組織の中に担当するセクションというものが必要になるのかなと思います。

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