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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 一問一答方式で簡潔にお願いします。
 説明資料120ページの遠州灘海浜公園基本構想について、12月定例会の本会議で質問されたことを少し確認したいと思っています。対象になっているのは、日本共産党の平賀議員と無所属の桜井議員の件です。
 まず、桜井議員の質問で、知事の政治的資質についてのうち浜松野球場について、村松交通基盤部長が答弁の中で、遠州灘海浜公園篠原地区云々をつくることは周辺地域の土地の有効利用や波及効果が期待され――ここまではいいのですけれども――沿岸都市部のリノベーションモデルになると言っているんですけれども、浜松市の都市部のどのようなリノベーションモデルなのかお答えください。

○M田公園緑地課長
 沿岸都市部のリノベーションモデルでございますけれども、これは県が取り組んでおります内陸フロンティアを拓く取り組みの一環でございまして、内陸部に施設を配置することとあわせて沿岸部の活性化を促進するという2つの目的がございます。その1つとして、今回は篠原地区でございますので、沿岸部について新たなリノベーション――変革を狙ったものでございまして、その1つの例として今回の篠原地区の公園基本構想があるということでございます。

○竹内委員
 M田公園緑地課長、私が聞きたいのは都市部のリノベーションにどのようにつながるのかです。

○M田公園緑地課長
 沿岸都市部という1つの言葉として捉えておりますので、沿岸部を今回取り上げましたけれども都市部というのはもう少し内陸部のことかもしれませんが、沿岸部についてリノベーションのモデルになるということでお答えをいたしました。

○竹内委員
 行政の方は文字を大事にしますので、私は答弁が沿岸部のリノベーションモデルになるというのだったら全く納得しますけれども、都市部のとわざわざ入れるんだったら、それなりの回答を持たないといけないと思います。村松交通基盤部長御本人が答えていますから、御回答をお願いします。

○村松交通基盤部長
 5番委員が御指摘のとおり、場所的には沿岸部であると思います。この事業につきましては、都市計画決定されている公園のことでございますので、私どもとしてはこちらも都市形成を図っていく地域と捉えまして、そのような言葉を使いました。

○竹内委員
 次に移ります。
 同じく桜井議員の質問の中でこの篠原地区の公園基本構想――私も浜松市選出ですから大体の位置はわかっていますけれど、この篠原地区は一番東側の防潮堤の起点から約何キロか。あるいは最終的な浜名湖舞坂地区までの防潮堤の西の終わりまでという表現がいいかわかりませんけれども、一体どのぐらいの距離になるのか。キロ数でお答えいただけますか。

○M田公園緑地課長
 正確にははかってございませんけれども、天竜川の河口から今切口まで17.5キロメートルございます。篠原地区はそのうちのおおむね半分より少し西側と捉えておりまして、東側から約10キロメートルほど、西側から7.5キロメートルのところではないかと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 ほぼ10キロと7.5キロぐらいの位置にあるということですよね。

 それを踏まえて、前の日に平賀議員の浜松市の野球場建設問題について知事はこのように答弁しています。浜松市の野球場建設問題について、どちらも命の問題ですと前置きをした上で、ちょっと中を抜きますけれども、中田島の砂丘がありウミガメも来ます。そこに来た人たちをどこに逃がすのか。その人たちのために高い場所をつくらなければならない。それを兼ねて野球場をつくるのです。決して内側の人たちが海岸に逃げるということではありませんとなっています。
 改めてお尋ねしますけれども、この地域のL2の津波の到達時間と防潮堤の一番東側10キロからこの遠州灘海浜公園基本構想の地区に避難するまでの時間を伺います。

○M田公園緑地課長
 まず、津波の到達時間でございますが、この地区の最大波の到達時間は23分と波形の中で想定をしております。そのうちの5分は初動態勢として引きまして、残りの18分のうちの15分を避難に充てております。健常者であれば900メートルの移動ができると想定しております。
 したがいまして、先ほどの7.5キロ、10キロのところで全員の方がここの野球場に避難をするということではなくて、900メートルの範囲内。なおかつ知事は、内側の人ではなくということも答えておりますので、これについては海岸もしくは防潮堤上、防潮堤付近にいる方がこの野球場に900メートルの範囲内で避難すると発言したものと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 私は5分だと記憶していましたけれども、私の間違いなのかなと思います。いずれにしろ、東西から避難する場合は900メートルということですよね。

 改めてお尋ねしますけれども、知事は内側の人たちが海岸に逃げるためではないと答えていますけれども、この防潮堤にいる方のためにこの野球場がつくられると認識してよろしいでしょうか。

○宮尾都市局長
 有事の際にこの野球場に避難する対象の方々として我々が考えておりますのが、今お話のございました防潮堤を何らかの形で御利用されている方、海岸利用者も含めますけれども。それとこの公園に遊びに来られている方。さらにはこの公園の周辺に事業所ですとか数軒の民間のお宅もございます。この方たちを一応想定してございまして、国道1号から北の方々がここに向かっていくという意味合いではないということで知事の発言があったのかなと考えております。

○竹内委員
 言葉というのは人によって捉え方が大分異なりますけれども、私が本会議場で聞いたときは、今、宮尾都市局長がおっしゃったようにはとりませんでした。篠原地区の人のためではなくて、そこに住んでいる人たちのためではなくて、内側の人たちのためではなくて、そこに遊びに来ている人たちのためにつくるのだと知事はおっしゃったんだと私は感じました。

 そこでお尋ねします。
 野球場は年末年始、草薙総合運動場も含めてその施設を閉じるときがあります。あるいは芝生の交換とか施設の交換だとか、どうしても施錠しないといけない、あるいは稼働できない日があります。そのときに被災した場合、どうやってそこの会場に入るのか教えてください。

○M田公園緑地課長
 詳細な設計はこれからでございますけれども、揺れが生じた段階で、例えば自動的に扉があくなどの施設の工夫をいたしまして、いつでも避難ができる体制を整えておきたいと考えております。

○竹内委員
 それは結構大事な話ですから、入り口が何カ所かわかりませんけれども、24時間365日揺れに対してあくということでよろしいですか。再度お答えください。

○M田公園緑地課長
 具体的にはまだこれからでございますが、地震の揺れを感じて自動的にと今考えておりますので、24時間365日対応がとれると考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 そういう施設を私は見たことがないものですから、また提案していただけるようでしたら、議会に報告していただければと思います。

 平成28年度当初予算として、我々議会は測量と地質調査以外の野球場にかかわるものは議案に対して修正案を出させていただいて可決をされています。10月末に地質調査と測量調査が終わったと思いますが、この地質調査について簡潔に、特に液状化のことを含めてお答えください。

○M田公園緑地課長
 地質調査の内容としましては、篠原地区の公園予定地内で1カ所調査をいたしました。結果として46メートルのボーリングを1本行いました。
 その結果、特に液状化のことでございますけれども、静岡県の第4次被害想定にも同様の結果が示されておりますが、今回の1本のボーリング調査の結果をもちまして詳細な液状化の判定をいたしました。村松交通基盤部長の説明にもありましたとおり、レベルワンの地震では液状化の可能性はございません。レベルツーの地震では液状化の可能性があることが確認されたところでございます。

○竹内委員
 大分前に、今M田公園緑地課長がおっしゃった第4次地震被害想定のホームページの資料をいただいて、県民は誰しもホームページから浜松市南区の液状化の現状を掌握することが可能な状況にあります。
 この液状化の可能性が高いあるいは液状化の可能性があるところの地質変更をかける場合に、総額で幾らぐらいのお金が想定されて、一体それは県が払うのか市が払うのかお答えください。

○M田公園緑地課長
 今まで基本構想の中で全体事業費について説明してきました中に、想定される液状化対策は含まれております。
 液状化対策についての県と市の役割分担は、県が行う施設については県で行う、市が行うものについては市が行うということで、今現在調整を図っているところでございます。
 その金額でございますけれども、まだ詳細はこれから検討することになるわけですけれども、おおむねの数字がすぐ出てきませんが、今までの、例えば野球場で言いますと150億円から180億円という金額、それと公園全体25ヘクタールを整備した場合の210億円から250億円という金額の中に、液状化対策については想定の範囲内ですけれども、含まれているということでございます。

○竹内委員
 知事も数字はひとり歩きすると、本会議場で自分が県外に出た日数に関して異常に強い反応を示しましたけれども、その話は基本構想の中でも出ているんですよ。野球場の150億円から180億円。

 では逆の聞き方をしますけれども、土地代は別として、液状化の可能性がないところでは野球場は一体幾らかかるんですか。それを引き算すれば出るんじゃないですか。

○宮尾都市局長
 いろいろな状況の地盤ですとか設計条件等々がございます。だから一概に野球場が幾らというお話はできないかと思います。
 今、M田公園緑地課長が答弁した内容といたしますと、今回参考にいたしました千葉のマリンスタジアムが確か40メートルほどのくいを同じようにやられているところだと。総額で今お話をしてございます。その中には液状化対策――地盤に対する対策も入っていると答弁をした上でございまして、その分だけ取り出すことは、本体の設計もまだまだしていませんし、今の段階では難しいところなのかなと認識しております。

○竹内委員
 質問を変えます。
 交通基盤部としての検討では、第4次被害想定で液状化の可能性が低いまたはない場所に野球場をつくった場合は一体幾らぐらいかかるのか。
 県民には、あそこにつくるなら幾らぐらいはコストがかかってもしようがないとの大きな判断材料になりますのでお答えください。

○増田交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 基本的に野球場をつくるということでお話をさせていただきますと、野球場をつくる際に主に荷重がかかるのはスタンドでございます。その基礎となるのはくい基礎という構造になりまして、したがって支持基礎と見るのか液状化対策として見るのか、いわゆる案分ができない状態にあります。今回はボーリング調査で17メートル付近と36メートル付近で支持層が出てございまして、通常くい基礎は上の荷重によってどちらを支持層とするかが変わるわけですが、いずれにしてもその支持層にくいを打つことによって上の荷重を支えるものですから、このうち幾ら分が液状化に入るかは算定ができないということです。
 私の個人的な見解で申しわけないのですが、ほとんどが支持するためのくいで、くい基礎にすることによってほぼ液状化対策ができるのではないかと考えてございます。したがいまして、その費用案分が非常に難しいため、ここでお答えすることは難しいかなと思っております。

○竹内委員
 では、液状化が予想されるところは、県の指導でその地域に一般の住宅を建てるときは、重要事項説明等々で説明したほうがいいとくらし・環境部から回答を得ておりますけれども、額は別として、液状化が予測されるところはそれだけ基礎を深く埋め込まないといけないのかなと素人的には考えるんですけれども、液状化が予想されるところに大型の施設を建てる場合はその分コストが高くなるのか高くならないのか、簡潔にお答えください。

○M田公園緑地課長
 野球場につきましてはくい基礎でございますので、最初に申し上げました基礎地盤のところまで打ち込むことについては変わりありません。ただし、そのくいの途中の部分で液状化が生じることを考えた場合には、それに配慮する必要があるということ。もう1つは表面部、地表部について液状化の対策をとる必要があるということでございます。したがいまして、くいのどのぐらいの違いかはわかりませんけれども、液状化の対策は対策として、一般的にやられる工法としてその費用は必要になるということでございます。

○宮尾都市局長
 5番委員の質問とずれていたような気がするんですけれども、例えば、すごく頑固な岩盤の上に野球場をつくれば当然地盤に対する対策は必要ないものですから、同じ規模のものをつくるのであれば、当然その分はしっかりしたところのほうが安くなる。だからくい基礎分が高くなるというお話でございます。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 実は、1月の建設委員会の視察で、私は委員長に当該地域まで雨が降ろうと風が吹こうと一度歩いていただきたいと提案をしています。浜松市のスポーツ振興課の資料を見ると、そのときによって距離あるいは所要時間が異なっておりますけれども、JR高塚駅から当該地域まで何分で何キロなのかお答えをいただいて、それを参考に県内視察を行いたいと思っておりますので、御回答ください。

○M田公園緑地課長
 私も実際に歩いてきましたけれども、JR高塚駅の南口をおりまして、駅前広場の階段をおりたところからはかりました。キロ数としては、1.8キロぐらいだったと記憶しております。私の足ではかりましたけれども、国道1号をわたりまして公園区域の一番北側のところに入って100メートル程度歩いたところまでで19分で、ちょっと早いかもしれませんが20分前後を目安としていただければと思います。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 私も実は歩いています。ただ浜松市の特別委員会の回答のキロ数と所要時間は、M田公園緑地課長のお答えとは数字に若干の違いがあります。歩幅も違うと思いますからどっちが正しいかよくわかりませんし、何とも言えませんけれども、そこら辺は県と市と合わせて市民、県民の方々に御紹介したほうがいいかなと。以上で終わります。

○相坂委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

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