委員会会議録

質問文書

平成21年９月定例会総務委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　泰久議員
	質疑・質問日：	10/01/2009
	会派名：	平成２１

○髙田（泰）委員
　２点ほど質問させていただきます。
　最初は、116号議案の環境対応車導入というところですけれども、この目的に沿って公用車の更新をする、非常にいいことだと思うんですが、既存の公用車の更新頻度などの県としての基準、あるいは見方で更新をしているのか、まずその辺を伺います。

　次に、資金運用のところ、４ページの運用実績ですけれども、先ほど６番委員からもいろいろ質問がありましたけれども、原資になる運用金額も少なくなってきている。あるいは利回り等も思うようにいかないということで、実績が少なくなっている。この基金の運用というのは、県の財源としても非常に重要なところだと思うんですが、説明の中では安全な運用を第一とするということで、説明をいただきました。過去に、焦げつき等のトラブルといいますか、そういう事態としてどんなことがあったのか、また安全運用を第一とするというところで何を注意をしているのか、その辺をお伺いをいたします。以上です。

○庄司用度室長
　最初の環境対応車の更新についてお答えいたします。
　まず、県の基準なんですけれども、現在更新の基準といたしましては、原則としてですが、乗貨兼用車、乗用車につきましては車検の時期が、10年、11年というのがありますけれども、乗貨兼用車ですと10年以上、それから乗用車ですと11年以上、なおかつ走行距離が10万キロに達したものを原則として更新の対象としております。ただ、これを全部更新すると、実は相当お金がかかりますので、その中でも優先順位の高いものから更新をしております。逆に、相当年数がたっておりましてもこの10万キロに達していないようなものについては、減車をしていくというふうになっています。
　その結果といたしまして、今年度当初では出納局分32台を含めまして、74台を更新することになっていました。今回、こちらの資料の２ページにございますように、70台のうち使用頻度が低い８台についてはそのまま減車ということにして、その出納局分62台を含めて補正予算全体で100台更新する予定になっています。以上です。

○伊藤会計管理室長
　資金運用関係ですが、資金運用に当たりましては、地方自治法第235条の４で、地方公共団体の歳入歳出に属する現金は最も確実有利な方法で、これを保管しなければならないという項目がございます。これに基づきまして、確実であること及び有利であるということを前提にいたしまして、具体的には預ける場合にも元本が保証されていること、利回りが確定して、かつ高利回りであるということを条件に、金融商品を運用しております。
　ですので、株で運用するとかそういうことはしておりませんので、政府保証債、国債、それから地方債、現金を預けるに当たりましても、株価とか自己資本比率といった客観的に見えるものを物差しにしまして、静岡県の場合には地銀３行、それから県信連、ほかに県内に支店があります大手の金融機関、合わせて十数行になるわけですが、そちらのほうを対象に入札というような形にしております。
運用に当たりましては、かつて預けたものが不足した、過去には一切そういった事実はございません。以上です。

○髙田（泰）委員
　ありがとうございました。環境対応車の導入、目的の中には環境対策ということがあるわけですので、ハイブリッド車を数多く導入するというふうになっているようですけれども、今ハイブリッド車の納期がかなり遅いということも聞いています。その辺、納期の確認等々もされているのかということと、環境対策の大きな目的の１つとして、その排気ガス等による温室効果ガスの削減の具体的な目標として、数字をカウントされているかどうかをお伺いしたいと思います。

　資金運用の関係につきましてはよくわかりました。

○庄司用度室長
　まず、ハイブリッド車の納期でございます。新型プリウスは大変有名になっておりますので、もう間に合いません。最近では９月４日にハイブリッド車１台入札をいたしましたけれども、旧型プリウスが落札をしております。年度内納車です。今現在ですと、旧型のプリウスもかなり難しいのではないか考えております。ただ、ハイブリッド車はホンダにもございまして、インサイトとシビックというものがございますので、年度内に購入するとするならば、旧型プリウスのほかにインサイト、シビック等も対象になろうかと考えております。
　それから、排ガスの削減の具体的な数字ということですが、そこまでは考慮というか、私どもも計算をしておりません。ただ、環境対策ということで、今、私どもで購入をしようとしております車――この委員会資料の２ページにあります車ですけれども――私どもの本来の公用車の基準ですとこれより実は低い基準が対象になっております。公用車を買うときの基準といたしましては、平成17年排ガス規制ですね、基本的には星が４つ、基準達成。あるいは星３つと５％という基準なんですが、今回の基準はハイブリッド車とコンパクトカー、ワンボックスカーも基準については星４つと15％より上ということになっていますので、これは単独で買ってもエコカー補助金の対象になる車ということで、通常の公用車よりも少し基準は上にしております。
　ただ軽乗用車につきましては、これはもともと燃費の基準が９段階ぐらいに分かれておりまして、軽乗用車にかなり厳しい、もともと燃費がいい車なもんですからかなり厳しい条件になっておりまして、燃費の15％ということにこだわりますと、車種が限定されてしまいます。逆に言うと、購入できないという可能性がありますので、軽自動車につきましては少し下げてあります。軽自動車は本来でしたら、星が３つで基準達成ということで、本来の基準は達成しておりますので、これも今の県の基準よりは上の基準ということにしております。以上です。

○髙田（泰）委員
　ありがとうございます。
車の更新による温室効果ガス削減については、杉崎局長も元環境局長で、県のみずから取り組むＣＯ2の削減ということで、目標を掲げてやられてきたわけですから、車を廃棄される各部局の具体的な削減数値目標に入れていただくように、換算できるような取り組みをしていただければというふうに思います。以上です。

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