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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:11/07/2014
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 3点について分割質問方式でお願いします。
 まず、説明書6ページの(2)叙勲・表彰というところで、教育委員会表彰費の一番上に学芸素行等が優秀でとあります。児童生徒というのは、物すごい人数が県内にはいるはずなんですけれども、この中から2人を選ぶ。学芸素行等というものの範疇はどういうところなのかを教えてほしいのと、今言ったように、数ある児童生徒の中からこの児童生徒はどうやって選ぶのか教えてください。

○池田事務局参事兼教育総務課長
 ここで言います学芸素行等が優秀というのは、要件といたしまして、全国規模の文化的コンクール等で最高位となった個人を表彰するものでございます。この募集の仕方なんですけれども、私立、市立を含む各学校、あるいは政令市を含む各市町の部局、あるいは市町教育委員会、県教育委員会の各課、それから教育機関、私学協会、こういったところに推薦を依頼いたしまして、遺漏のないように探しているところでございます。

○小楠委員
 とするとですね、たまたま平成25年度が2人だったということで、年度によって人数は変動するということでよろしいのでしょうか。

○池田事務局参事兼教育総務課長
 そうでございます。
 平成25年がたまたま2人ということでございます。例えば、平成24年度もたまたま2人ですが、2人と決まっているわけではなくてですね、その年にその該当者が2名いたということでございます。

○小楠委員
 わかりました。
 次にですね、説明書35ページにニュートン・プロジェクト推進事業というのがあります。
 理数教育の充実を図りとありますが、ひょっとしたら別の名前でやっていたかもしれませんけれども、いつからやっているのかということと、高校生が対象だと思うものですから、高校の理系の科目に焦点を当てているという考え方でいいのかどうか。それだけ教えてください。

○遠藤高校教育課参事
 ニュートン・プロジェクトについて御質問いただきました。
 開始したのは平成21年度からでございます。それから対象となる生徒ですけれども、理数系という事業の内容ですけれども、特に学校は指定しておりませんで、希望する生徒ということで募集をかけております。中にさまざまな事業が細かくありますので、それによっても多少、募集の形態が変わっております。

○小楠委員
 わかりました。
 ということを聞いておいた上で、実はことしの7月に国際生物学オリンピックというのがありまして、浜松北高の那須田さんという方が金メダルを取ったことが大きく報道されました。この那須田さんは、このニュートン・プロジェクトを受講していたかどうか。もし受講していたとしたら、すばらしい生徒が出たということで大きく胸を張れるわけではないですか。今わからなくてもいいから、また教えてください。

 那須田さんが金メダルを取ったのはことしの7月なんですが、実は予選が平成25年度に行われているんだよね。しかもこの7月に行われた第1次予選というのは、全国で3,000人以上の方が集まって、多分本県でも数十人単位で行っているのではないでしょうか。さらに、この国際何とかオリンピックというのはまだ別にもあって、私が知る範囲では国際地学オリンピックでことしの9月に灘校の生徒がやっぱり金メダルを取っているんですね。この理科系の国際何とかオリンピックというのが、ほかに幾つあるか私はわかりません。ですけれども、県内の生徒が予選も含めてかなり参加していると想像します。
 予選会場への交通費、あるいは場合によっては宿泊費、もちろん日本代表になって海外に行くということになると渡航費も必要になってきますけれども、そういったものについては教育委員会、もしくは個別の学校予算――主催者側も持つかもしれませんね、まずは主催者かもしれない――教育委員会、学校そのもの、あるいは学校そのものがお金を使えなければ学校後援会とか、いろんなお金の出し方があると思うのだけれども、この国際何とかオリンピックというものについて、教育委員会はどのようにかかわっているのでしょうか。

○遠藤高校教育課参事
 国際科学オリンピックもいろんな分野があるということで、そのかかわりについての御質問だと思います。
 御指摘のとおり地学オリンピックもございますし、理系の分野の1つだと思いますが情報オリンピックというものもございます。情報オリンピックについても、高校生が世界大会に出場ということも過去にございました。ただ、その場合の渡航費等について、県から特別な予算立てはこれまでしたことはないと記憶しております。多くの場合は、学校のほうで対応しているということかと思います。

○小楠委員
 那須田さんがニュートン・プロジェクトを受けたかどうか、後でまた教えてください。

 最後に3点目、予算の執行実績のうち歳入についてです。
 説明書64ページ下段ですけれども、下から6番目の進学奨励費貸付金返還金から下へ5項目、貸付金や奨学金の返還金について続けて載っています。調定額ということは、本来、返していただかなければいけない金額に対して、収入未済額が説明欄にありますけれども、これが大きいんですよね。進学奨励費貸付金返還金においては47%、その次の高等学校等奨学金返還金は65%、高等学校等修学資金貸付金返還金は59%、定時制課程等修学資金返還金は60%、教育奨学金返還金は30%。なかなか家庭環境あるいは生活環境が厳しい学生が多いということは想像できるんですけれども、やはり税金を使っているわけでございますので、どのような対策を今後考えているのか教えてください。

○堤高校教育課参事
 未納対策についてのうち、高等学校等の奨学金返還金から下段の4項目が該当するかと思います。
 未納対策につきましては、これまでも例年、電話または文書等による督促を行っておりますけれども、それでも納めていただけないという方がたくさんおります。平成25年度につきましては、前年度の約3倍の193件の家庭訪問を行って納入を促しております。
 さらに、平成25年度につきましては、民間事業者に債権の回収委託を行っております。委託の内容でございますけれども、77人分――債権額で約1400万円分について民間業者にお願いをしました。その結果、回収額につきましては475万8000円で、債権額に対しまして35%ほどの回収がございました。先ほど申しました職員が家庭訪問をして対応しても、その実績が平成25年度で4.3%でしたので、民間事業者のノウハウを活用してかなり回収の効果はあったと考えているところでございます。
 平成25年度にいよいよその未済額が5000万ということで膨れ上がってきてしまいましたので、今後も職員による家庭訪問や、さらに民間事業者への委託の拡充等々で回収に努めてまいりたいと考えております。

○小楠委員
 よくわかりました。
 税金の滞納整理などと同じで非常に難しいとは思います。また先ほど冒頭に申し上げたとおり、家庭環境の厳しい生徒たちがもともと使うシステムですので、非常に大変だと思うんですけれども、一方で公金であるという認識をしっかり持って収納に努めていただきたいと要望して終わります。

○小野委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分。

○小野委員長
 休憩前に引き続いて、分科会を再開します。
 質疑を継続します。
 では、発言願います。

○平松人権教育推進室長
 小楠委員の質問についてお答えをいたします。
 説明書64ページの進学奨励費貸付金返還金の収入未済額についての御指摘をいただきました。
 この進学奨励費は旧同和地区を対象に、そこに居住する関係者の子弟の教育水準を引き上げることを目的としたものです。平成17年度から今に至るまでは返還のみの事務を行っております。滞納者は返済対象者の3割ほどですが、滞納者への具体的な対応としましては、督促状を送ったり、それから免除や猶予制度がありますのでそれを紹介したり、戸別訪問も行っております。
 平成25年度は合計で173万円ほど回収することができました。ですが、この進学奨励費の性質上、本人が成人して結婚したときに配偶者にこの貸付金について話ができないという方もいれば、債務者本人には知らせず親御さんが借りて、本人には知られないように親御さんが少しずつ返すというような状況もあり、それぞれ状況がいろいろです。回収に当たっては現在も最大限配慮をしながら回収業務をしております。

○渋谷高校教育課長
 私から2番委員より国際生物学オリンピックの金メダルを取りました那須田さんに関して若干の御質問をいただきましたので、この場をおかりして答弁させていただきます。
 まず1つは、金メダルを取りました那須田桂さんでございますが、説明書35ページにございますニュートン・プロジェクト推進事業は残念ながら受講はされておりません。ですが、費用負担の話がありましたものですから、那須田さんの場合を例にして説明させていただきます。
 那須田さんの場合、1次予選が平成25年7月14日で、全国で97会場ございまして、その中で静岡大学が静岡会場という形でやっていました。ここで平成25年度は県内の高校生が49人受けまして、那須田さん1人が1次予選を突破して2次予選にまいりました。2次予選は平成25年8月17日から20日に広島県でやりまして、そこで80人に絞られ、その中で上位15人が最終予選に選ばれました。最終予選は平成26年3月に行われ、日本代表が4人に絞られまして、その日本代表が3月から6月にかけて2泊3日や1泊2日で3回ほど合宿を行いまして、それで国際大会に出たということです。
 費用負担でございますけれども、最初の県内で行われました1次予選については一切費用負担をしておりません。個人負担になりますけれども、以降は、その国際生物学オリンピックを主催しております日本委員会から、主催者負担で費用が出ております。1次予選には平成24年度も41人の高校生が受けておりまして、こうした意欲のある高校生を育てるという点では、ニュートン・プロジェクト推進事業を――ことしはアカデミックチャレンジ事業となっておりますけれども――推進していきたいと思っております。御理解よろしくお願いします。

お問い合わせ

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