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委員会会議録

質問文書

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令和3年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:無所属


○諸田委員
 一問一答方式で、水道事業についてお伺いします。
 水道事業は、私たちが暮らす上で大切なインフラだと思っています。そして求められる大きなものは安定供給であり――もちろん廉価であることにこしたことはないんですが――行政が今行っていると認識しております。
 昨今の世界的な動き、また日本でも民営化が騒がれてきている中で、もちろん民営化にはメリットもあればデメリットもある。そういったところを比較して考慮するときに、今現在は民営化のデメリットが大きく民意として感じられていて、行政による水道事業が支持されていると思いますけれども、今後もずっと未来永劫そうかは分からないと思っております。
 そのような中で、水道事業を行政が行うことによるメリット、デメリットを民営化のメリット、デメリットを踏まえてどのようにお考えなのかお聞かせください。

○松下企業局長
 御質問ありがとうございます。
 まず全力でやるのは当然ですけれども、例えば水道事業で考えますと我々の代わりに市町がやる、あるいは一部委託する、あるいは完全に委託する場合の全てに対し現段階で凌駕しているだけの自信を持って進めなくてはいけないと思っております。我々が常にリードし続けることができるかについては今後を見ないといけませんが、その中でエビデンスを出しつつ、いろいろな方策や一部委託も含めてやっていくつもりでいます。ですので我々だけではなく、常にいろいろな選択肢にプライオリティーをつけながら選んでいくことが大事だと思っています。
 民営化について疑問に思っているのは、参入のときに物すごく安値で取ってくれても、更新時に他の参入がないと同じ安値にはならないだろうということです。あるいはもしもうけのためだけに我々が水道事業をやるのであれば、更新を上手な形で先送りしながら5年や10年で結構な利益を出すことは可能だと思います。
 そういったところをしっかりチェックし、どのような形でユーザーあるいは地域にとってプラスになるのか、企業局としてうそ偽りなく全力でやる覚悟で企業局長を務めさせてもらっておりますし、また職員も常に代替の手段を凌駕していく形で、誠心誠意やっていくことが大事だと思っております。我々がずっと所有し続けることができるかは今後の努力にかかっていると思っております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 先ほど、民営化になったときのデメリットとして参入時から徐々に契約状況が変わってしまうことが懸念されるとおっしゃいましたね。
 確かにそういったことはすごく議論されていまして、成功しているところの事例を見てみますと契約内容の中でそのようなところまでしっかりとうたうなどしてリスクヘッジをしております。このように懸念されるところのリスクヘッジはできますが、松下企業局長がおっしゃったようにしっかりとエビデンスを出して支持されながら運営していくことが非常に大切だと思います。
 そして、私は行政がやることのメリットも確実にあると思っています。
 その1つに、人材育成と技術の継続性はなかなか民間ではできない部分もあろうかと思いますので、しっかりと力を入れていただきたいです。やはり営業力やコストダウンは民間企業の結構な強みなわけですが、そこは松下企業局長の指導力で一生懸命やられていますし、私たちはそれに対して物すごく評価しております。今は松下企業局長が頑張られていていいですけれども、このままずっと永続していくこともないので、松下企業局長の考え方、企業風土を後に残していただき、次に代わる方にも引き継げるようなしっかりとした永続的な考え方でやっていただけたらと思います。ぜひ今後ともよろしくお願いします。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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