本会議会議録
質問文書
令和元年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 木内 満 議員 | |
質疑・質問日: | 12/16/2019 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○木内委員
総合戦略について1点御質問をお願いします。
ことし、自民改革会議では栄養教諭支援議員連盟ということで全会派議員参加で立ち上げまして、栄養教諭の活用や活躍できる環境整備を整えていこうということですが、総合戦略を拝見したところ、残念ながら私が読んだ限りでは栄養教諭に関する記述を見つけられませんでした。
関連する項目として、健康福祉部の領域にはなりますけれども、小中学生の肥満対策とか健やかな子供の育成の項目では、栄養教諭の活躍の場は多いのではないかと思っているのですが、ぜひとも今後の検討の中で栄養教諭に関する推進を盛り込んでいただけたらなと思っておりますが、教育委員会の考えを伺いたいと思います。
○宮ア義務教育課長
小中学校の栄養教諭の配置人数につきましては、平成28年度は85人でございましたけれども、順次、栄養士からの任用がえを進めており、来年度は102人を予定しております。御指摘いただきました総合戦略の盛り込みにつきましては、この後また検討させていただきたいと存じます。
○木内委員
ありがとうございます。
その他、意見として幾つか申し上げます。会派でも総合戦略については取りまとめて申し入れたいと思っておりますが、先ほど6番委員からも質問がありましたとおり、授業にICTを活用して指導できる教員の割合の指標のとり方が大分主観的なものになっているんじゃないかなと御指摘させていただきましたが、全体的に指標の中身について本当にそれでいいのかなと思うところが散見されます。
例えば、今申し上げたICTを活用して指導できるのは教員の割合になっていますが、全国学力・学習状況調査の問題結果を活用した学校の割合になっていたり、あとは外国人児童生徒等に対して必要な支援が実現できている学校の割合になっているんですが、特別支援教育では、特別な支援が必要な児童生徒のうち個別の支援計画を作成している人数の割合になっています。これはあくまで支援が必要な児童生徒が主体であると思うので、基本的にはそういう教育を受けられる児童生徒の割合、そういう支援を受けられる児童生徒の割合、ICTを活用した教育を受けられる児童生徒の割合を目指していくべきではないかと思っています。教員の割合、学校の割合が一体どれほどの実効性を伴っているのか指標では全く見えてこない部分もありますので、過去の計画との整合性もあるとは思いますけれども、計画を策定することは指標を見直す機会でもあると思いますし、何人の子がそれによってちゃんと教育を受けられたり、支援を受けられたり、何人の子が取り残されているのかが常にKPIであると思っていますので、そういった努力をしていただきたいなというのが全体として思った点であります。
先ほど9番委員もおっしゃったとおり、KPIの中に活動指標や成果指標が混在している今回の総合戦略については、全体的にわかりづらいというか、何をもって成果をはかればいいのかが非常にわかりづらいと全体としては感じているところでありますので、その点もぜひ再考いただければと思っております。
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