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委員会会議録

質問文書

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平成27年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:10/29/2015
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 端的に聞きますから、端的にお答えください。
 分割質問方式で、義務教育に関して伺います。
 まず、学習指導要領の関係です。
 学習指導要領には、球技に関して体育の授業は何て書いてありますか。

○福永スポーツ振興課長
 済みません。詳細な資料が今手元になくて申しわけございません。後ほど資料は提出させていただきたいと思います。大変申しわけございません。

○中沢(公)委員
 恐らく、その正式な文言の定義を後で教えていただければわかると思いますが、体育の中で球技を取り入れるのは、例えばサッカーとかドッジボールとか何とかという球技の指定がないと思うんです。球技全般を決めればいいというお話になろうかと思いますが、その球技の内容を何の球技にするかを決めるミニマム単位は、学校の中の学年という単位がミニマム単位ということでいいですか。

○福永スポーツ振興課長
 それでよろしいかと思います。

○中沢(公)委員
 平成26年度の決算ですから、平成26年度の決算としての義務教育の授業内容について伺います。
 その際に、ミニマム単位が学校の学年単位になろうかという話の中で、全小学校――今508校ですかね――タグラグビーを導入している実績は把握されていますか。

○福永スポーツ振興課長
 詳細なデータまでは確認しておりません。
 磐田市で、多くの小学校でタグラグビーに取り組んでいるのはつかんでおりますけれども、データ的なものとしては把握しておりません。

○中沢(公)委員
 もし把握できるのであれば、その把握をお願いしたいと思います。

 次に行きます。
 平成26年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の35ページのオですね。学力向上推進事業費小学校学習支援事業。この2億2000万円は、主に人件費でよろしいですか。

○林義務教育課長
 ただいま3番委員から御指摘がありました学力向上推進事業につきましては、御指摘のとおりほとんどが人件費であります。

○中沢(公)委員
 この学び方支援非常勤講師、学び方支援サポーターの基本的な大きな違いは、教員免許があるかないかということであろうかと思いますが、活用方法についても、とりあえずその使い方が違うというのはよくわかる。これだけを見ればよくわかるんですが、具体的に現場の教室において何がどう違うんでしょうか。

○林義務教育課長
 学力向上推進事業費の区分は2つございます。
 学び方支援非常勤講師と学び方支援サポーターの差異については、3番委員から御指摘がありましたように、教員免許状を有するか有しないかということになります。したがいまして運用の面においても、学校現場では例えば学び方支援非常勤講師においては、特に教科指導、また教員免許を所有していることで授業を受け持つことが可能になりますので、少人数指導などの教科指導を中心に当たっていただいております。
 一方、学び方支援サポーターにつきましては、教員免許を有しないということで弾力的な使われ方をされていると聞いています。例えば教科指導の補助的なサポートだけにとどまらず、例えば特別支援が必要な子供に対しての支援のサポート、また体育の特定の競技――例えば水泳ですね。スポーツインストラクターの資格を持って、かつ教員免許を持っていない方に関してはプールの指導だけにこのサポーター事業を活用して運用されていると、こういったニーズに沿った形で運用されているという報告を受けています。

○中沢(公)委員
 これは、その対象児童も変わりますか。

○林義務教育課長
 基本的には、対象は公立の小中学校の児童生徒なので変わらないものと思いますが、その受け持つ授業の形、あるいはそのクラスによっては、おのずと受け持つ子供たちの違いは、各学校の中においては生じてくると思います。

○中沢(公)委員
 要するに私が言っている対象というのは、ここに書いてあります学力階層または少人数指導、授業補助、放課後学習支援となったときに想定されるのは、例えばその学年もしくはクラス等々においてちょっとこの子はなかなか普通の授業でついてくるのが大変だなとなれば、それは特定の児童生徒ということになるわけです。そのことを伺っているわけであります。

○奥村義務教育課人事監
 基本的にこの事業の対象は、小学校3年生、4年生を中心に考えております。

○中沢(公)委員
 3年生、4年生を対象に学力がついてくるのがちょっと大変な子ということですか。

○奥村義務教育課人事監
 子供によって格差はあるかもしれませんが、小学校3年生、4年生になると、教科の内容がちょっと1年生、2年生よりも高まってまいります。そこで、学力の格差という言い方は失礼かもしれませんが、少し差が生じてくるのが3年生あたりからということで分析をした結果、3年生、4年生を特に手厚くということで、場合によっては高学年でも少し理解がおくれている子を対象に、放課後の学習支援等々はやっております。

○林義務教育課長
 答弁の補足をいたします。
 3番委員の御指摘がありました特定の子供に対するサポートかどうかという点につきましては、それは運用に応じてどちらの区分でも可能でございます。基本的に教員免許を持っている非常勤講師に関しては、クラスを受け持つことができますので、現場においてのサポートという点では、学び方支援サポーターのこの枠を使って特定の子供に対するサポートが行われているという報告を受けています。

○中沢(公)委員
 わかりました。
 先ほど林義務教育課長から、学力のみならず、水泳という話が出ました。これはスポーツの分野ですね。ある特定の生徒と言っていいのか、その分野の中でまだみんなに追いつくのにもうちょっと時間が必要だなとか、この子には特別にそういった形で授業をやったほうがいいなということになっていって、なるべくボトムアップというか、全体的な生徒児童が頑張って活躍できるような体制づくりをしようということなんだろうと思います。このことに関してもう一度改めて聞きますが、この学力向上推進事業は先ほど水泳ということも出たり、いろいろ学力のおくれというのも出ましたが、それは学校現場において、幅広い分野で活用ができるという考え方でいいですか。それともそこは、ある程度限定がありますか。

○林義務教育課長
 3番委員の御指摘につきましては、幅広く御活用をいただけるものということで、名称は確かに学力向上推進事業費ではありますが、あらゆる教育活動が学力向上にもかかわってくるという観点から、幅広くお使いいただける事業としているところであります。

○中沢(公)委員
 わかりました。
 話題をかえます。説明書の68ページ。
 学校体育実技指導協力者派遣事業に、小学校で29会場2,115人の水泳指導の充実を図ると。これはなぜ水泳ということになるんでしょうか。

○福永スポーツ振興課長
 やはり水泳の場合には、非常に危険が伴うのが当然ございますので、先生1人だけではなかなか難しい部分がある。あと、やはり技術面の部分で水泳は必ずしも教職員は専門家ではないので、そういった部分での支援もございますので、水泳で取り組んでいるところでございます。

○中沢(公)委員
 ということは、それは水泳に対する今の理由がありましたが、例えばこれは水泳じゃなくても、ほかのことでも課題、問題を見つけられれば、この事業を使ってその充実を図ることで導入はできるんですか。

○福永スポーツ振興課長
 はい。そのような形で、実際武道につきましても、武道の専門家を中学校等の体育の中で派遣をしております。柔道とかそういった部分が非常に危険ですので、そういった部分でも専門家を派遣しているところでございます。ですので必要性があれば対応は検討できると思います。

○中沢(公)委員
 これで最後にしますが、先ほど私は3項目について伺いました。学習指導要領における体育の授業の球技のあり方、それと説明書の35ページの学力向上推進事業費の小学校学習支援事業についてのあり方、それと説明書の68ページの学校体育実技指導協力者派遣事業のあり方。それぞれ事業ごとにというか、縦割りというか、中身ごとには大変理解しました。それぞれの問題、課題を的確に捉えた事業だと思います。
 常任委員会でも言ったかもしれませんが、問題はこれの横の連携が見えてこないということです。横の連携によって点が線になったり面になったりすることで、さまざまなアイデアとか知恵が使えることになってこようかと思います。
 何を言いたいかというと、2019年ラグビーワールドカップがあります。これは日本全国都道府県の中でも限られた地域がこのイベントを使って、子供たちの教育、人間力、さまざまな分野で子供たちに大きな影響を与えるイベントであろうかと思います。
 そうした場合に、例えばタグラグビーを静岡県は全校に導入して2019年に合わせて子供たちに体験させているよと、タグラグビーを通じてチームワークを含めて、人間力だとか、仲間づくりだとか、そういった大切さを教えているよと。まさにこれは静岡県だからこそ時期を得た展開ができると言っても過言ではないものです。現に花園、釜石、大阪等々は、これを率先して平成26年度から進めているところでございます。今言った中身のところでいうと、まだ静岡県はぴんときてないんだろうなというところを、平成26年度実績ではうかがい知るわけです。ぜひ平成28年度からは、ラグビーワールドカップに向けてタグラグビー等々、ラグビーを使った子供たちの育成、さらにはそこでの人間力の向上等々をこの決算をもとにやっていってほしい。今言ったその支援事業のさまざまな部分を生かしながら、点じゃなくて線と面に結びつけながらやっていけば、過剰な予算は要らないはずだし、ラグビーワールドカップのために新たにつけなきゃいけない予算も出てこないはずなんです、結びつければね。それをぜひお願いします。
 余談ですが、私の小学校6年生の子供は今、秋の体育の授業でタグラグビーをやっておりまして、すごくおもしろいよと言ってます。なぜかというと、サッカーとか野球とかって、うまい人がもう決まっちゃうわけですね。ところがラグビーはほとんどの人間が体験をしていないということ。それとあれは球を使いますけれども、実はタグラグビーなども含めてそうですが、女の子もボールを使った競技が苦手な子も、存分に活躍できる球技なんですよね。だから、うちの子供のことで言うと足が遅くて、サッカーが苦手で、野球が苦手で、ドッジボールが嫌いというんですね。だけどタグラグビーだけは超おもしろいって言ってるわけですよ。そういう子供にはチャンスをあげたいなと。完全な余談でありますが。以上でございます。

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