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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:11/17/2010
会派名:自由民主党県議団


○鈴木(洋)委員
 今出たんですけれども、入札方法で、この説明書を見ますと、従来からやられてこられた方法と新たな方式というのが提案されてますけれども、それによって何か特筆して、これはよかったねというようなことがおありになれば、教えてもらいたいなと思っております。

 それからもう1点は、公共工事にありまして、今の低価格の入札というような話も出ておりましたけれども、なかなか大変だなと、こんな理解をしております。逆に、入札をして工事を執行したと、そのときに非常に優秀な成績をおさめたというようなことに対する、業者に対する何かインセンティブ、これちらっと出ているんですけれども、どういうインセンティブがあるのかということを教えてください。

 それからもう1点は、土地改良事業についてちょっと教えていただきたいなと思っております。
 今、世の中、大変な政権交代があってから変革をしてきているわけですけれども、平成21年度の事業で行われた金額ベースですね、それとちょっと22年度にかかっちゃうんですけれども、22年度との差がどのぐらいあるのかなと。
 それと、あと土地改良事業においても検査とか指導が行われているわけですけれども、維持だとか管理費用不足というようなことも何となく伝わってきているんです。そういった中で、検査だとか指導が行われて、これが通らなかったというようなところが、これから出てくるんじゃないかなというような感じがするんですね。ですから、そういうようなことが起こる可能性というのはあるのかないのか。
 私のところも土地改良をやっておりますし、関連するところも聞きますと、大変不安に感じていると、こういうようなことを仄聞するもんですから、あえてちょっとお聞きしたいわけですので、ぜひお聞かせいただきたいなと思います。

○岡本委員長
 それでは、審査の途中ですが、ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時15分といたします。

( 休 憩 )

○岡本委員長
 再開いたします。

○松井漁港整備課長
 午前中の焼津漁港のマイナス9メートル岸壁の事業に関するお話でございますが、それの答弁をさせていただきます。
 焼津漁港は、平成21年度におきましては、水揚げ量、水揚げ金額ともに全国2位を誇っております。その焼津漁港でございますが、近年大型化しております海外巻き網船に対応するために、焼津の外港地区にマイナス7メートル岸壁をマイナス9メートルに増深する工事をやっておりましたところ、8月に完成を見まして、9月から供用を開始してございます。
 これまでに、他の漁港に入港していた760トン型の大型巻き網船でございますが、これは全国で4隻ございます。これが、着くようになったということで、この2カ月間でそのうち同じものが重複しているかどうかはわかりませんが、4隻入港したということです。全体では11隻ついておりますので、いわゆる大型化に対応した漁船が着き始めているということでございます。
 供用直後で統計的に効果向上の傾向を把握するのはちょっと困難でありますけれども、大型化による効率化が図られる状況にあるということでございます。
 あと、荷さばき所におけますカツオ、マグロの自動選別機の稼働によりまして、陸揚げ後の選別、積み込み作業におけます効率化も図られておりまして、コスト縮減に寄与しているものと思われます。
 今後も、これらの大型海外巻き網船対応の水揚げ港として、焼津港が発展しますように、今後も整備を進めてまいる所存でございます。以上です。

○深澤建設業課長
 新たな入札方式の採用によりよかった点、それから成績優良者のインセンティブはどうかということについて、回答させていただきます。
 価額と技術力を評価します総合評価方式の施行につきましては、平成19年度以降、暫時拡大をしてきておりますけれども、通常の制限付き一般競争入札やこうしたものに比べまして、工事成績がよいということで、県産物の品質確保が図られているというふうに考えております。
 それから2点目といたしまして、企業から施工計画や企業の実績等を評価することから、企業の技術力の育成に資しているのではないかと、こういうふうに考えております。
 それから、制限付き一般競争入札につきましては、だれでも参加できるということで、受注意欲のある者が自発的に参加できる機会をつくっている考えております。

 それから、成績優良者へのインセンティブはどうかということでございますけれども、まず入札参加資格の格付けにつきまして、工事成績で優良工事表彰等を受賞した場合は、総合点数へ加点を行っておりまして、そういった意味から入札参加資格の格付けに優遇をしているということでございます。
 それから2点目でございますけれども、総合評価方式における加点評価でございます。企業の工事成績を評価項目にしております。また、工事成績の良い者で、優良工事表彰を受けていれば、この点につきましても評価をしているということで、実施をしているところでございます。
 そのほかの入札参加機会の拡大ということで、工事成績優良者等の入札に参加できるということ、それから指名競争入札の選定基準がございますが、これに工事成績優良者の面も加えているということで、インセンティブを図っているということでございます。以上であります。

○内田農地計画課長
 土地改良事業についての、2つの御質問についてお答えいたします。
 まず、平成21年度と平成22年度の土地改良事業に関する予算でございますけれども、21年度はいわゆる市町だとかあるいは土地改良区が行う団体事業も含めまして、全体で130億1500万円、22年度は97億800万円ということで、その間の差額は約33億円ほどございます。対前年比で74.6%ということで非常に厳しい数字になっておりますが、一応このレベルは、各地区の要望を120%満たせたかというと、そうではございませんが、何とか皆さんに御迷惑をおかけしない水準は確保したというふうに考えております。
 もう1点の、こうした予算減少が例えば改良組合に与える影響はどうかというお話だと思いますが、改良区がみずからの業務をより効率化したり、あるいはみずから管理している土地改良施設の機能が適切に保全されるように、土地改良区指導、あるいは技術的な支援を行っておりますけれども、こうした予算が今後厳しくなってまいりますと、特に戦後つくってまいりました農業水利施設が膨大な量ございますけれども、これの更新需要が今後どんどん増加していくことが見込まれております。
 予算が厳しい中でこうしたものに対応するためには、更新をする経費というものをどうしても平準化しなければいけないと考えておりまして、このためまず第一には、土地改良施設、特に水利施設の診断をしながら、いわゆる長寿命化を図って、一時期にかかるコストを下げていくと、そうした対策もとらなければいけないと考えております。
 もう1点は、こうした土地改良施設というのは、確かに農産物を生産する基盤ではございますけれども、同時にその農村地域、あるいは県民の皆さんにとっても同じだと思いますが、環境保全機能だとかあるいは防災の機能とか多面的な機能を有しておりまして、いわゆる県民共通の財産であるというふうに考えております。こうした地域の共有の財産を、農業者だけでなくて地域ぐるみで守っていくと。
 現在私どもは、地域住民を含めたそうした施設の維持管理の活動を支援するふじのくに美農里プロジェクト、あるいは一社一村しずおか運動ということで企業の参画も得ています。こうした活動を広げていくことによって、少ない予算の中でも効率的にそういった水利施設の維持保全、あるいは土地改良事業を進めていって、何とか対応していきたいと考えております。私からは以上です。

○鈴木(洋)委員
 ありがとうございました。
 入札制度でありますけれども、技術力の向上というようなことも御答弁いただきましたけれども、いずれにしても大変公共事業が厳しい状況にあるという中で、土木関連業者がそれぞれあると思うんですけれども、大変な状況にあるのかなと想定をいたしますと、しっかりやったところについてはやはりそれなりのインセンティブと言いますか、そういうことは必要ではないかなと思っているところでございます。ぜひ御丁寧な判断をしていただきたいなと思っております。

 それからあと1点、土地改良事業についてですけれども、今御答弁いただきましたように、土地改良というと、農地の保全とか、そういうことのみに限らず、やっぱり地域としての社会資本の一部なんですよね。だから、そこにひずみがこないように、ぜひ御努力をいただきたいなと思っております。
 まず、更新をしなきゃならない時期にきているというところが、大変多くあると思うんですね。修繕そのものはもうできないというようなこともあります。
 それからもちろん土地改良区の皆さん、それぞれ自己負担をしてやっているというふうな現実の姿もかいま見えるわけですけれども、その辺のところもぜひ地域の皆さんの心をそんたくしていただいて、ただ県だけでこれやったって限度があるわけですよね。国家の方針としてのことも含めて、皆さん方も含めて、我々も含めて努力をしていかなきゃならんじゃないかなという事業の1つだと思っていますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。以上です。

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