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委員会会議録

質問文書

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令和3年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:10/01/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 後半グループは、分割質問方式で大枠で4つ質問させていただきたいと思います。
 初めに、建設委員会説明資料3ページの、議案第100号になります。
(4)の債務負担行為の補正で、熱海市の初川水門整備工事における事業内容となります。本議案のうち、この初川の水門整備工事の債務負担行為について工事予定額及び期間がそれぞれ2億円、年数1年と変更になるかと思います。
整備に当たりまして、工事費の増額と工期延伸となりますが、この理由についてそれぞれ教えていただければと思います。お願いします。

○八木河川海岸整備課長
 初川の水門整備工事における主な変更内容とその理由についてお答えいたします。
 変更内容につきましては、杭基礎の施工方法を変更するものでございます。
 その理由といたしましては、地質調査結果から大きな礫が存在する層があり、精度向上のため追加の地質調査を実施したところ、巨礫の存在が多数確認されました。そうしたことを受けまして、当初の施工方法では工事の中断とか長期化のおそれがあることが判明いたしました。
このため、巨礫の層であっても施工可能な工法について新技術を含め調査検討を進めてまいりまして、総合的な判断の下、確実に工事施工できる新技術の工法に変更するものでございます。

○伴委員
 要望して終わりたいと思いますが、多分始めてみないと、掘ってみないと分からないことがいろんな工事であると思います。
ぜひ、引き続き安全に、そして工期にこだわらずというと変なんですけれども、きちんとした工事をしていただきたいと思います。引き続きお願いいたします。

 次の質問に移ります。
説明資料の59ページをお願いいたします。
新技術交流イベントin Shizuoka 2021についてですけれども、いろんな建設会社さんと話をしていく中でインフラの老朽化とかその対応、あとは担い手不足といった諸問題を抱えているかと思います。次世代に対して明るく安心・安全な静岡を築き、今後も本県が持続的に発展をしていくためにはこうした人材の確保は本当に喫緊の課題かなと思います。
 インフラの老朽化の対応につきましては、こうした諸課題の解決に向けて現場のニーズ、企業の有する技術のマッチングにも積極的に取り組んでいただいていると伺っています。また工事の担い手確保については、建設の魅力を広く伝える場を設けていくことが重要かなと思います。
 そこでお伺いしたいんですけれども、現場のニーズと企業の技術のマッチングや将来の担い手の確保に向けて、今年度の取組について教えてください。

○良知技術調査課長
 現場のニーズと企業の技術のマッチングを実現する手法としまして、発注者が課題に感じている事象をテーマとして設定して、それに応じた技術を保有する民間企業などを募り幅広に情報交換を行うことで現場ニーズと企業の技術のマッチングを図っております。
 次に、将来の担い手確保でございますが、当初は、この新技術交流イベントは県内の高校ですとか大学などにイベント参加を呼びかける予定でございました。しかしながら非常に残念なことに新型コロナの感染症の拡大防止で来場者は関係者のみとならざるを得なかったので、高校生あるいは大学生に対しては会場への参加ではなくウェブを活用したライブ配信で対応してもらうことになりました。
 ただそのような中、今年の大きな話題としまして来年度静岡理工科大学に土木工学科が開設されます。今回それに合わせまして、同大学の土木工学科設置準備室の中澤教授に「静岡の土木のこれから」というテーマで講演を頂くことになります。将来の担い手確保に対して、我々も大きな期待をしております。

○伴委員
 ありがとうございます。
人材不足の話は、もうここ一、二年の話じゃなくて多年にわたって課題になっていると思います。 1件提案というか要望になりますけれども、関係者だけで集まって話しても、いわゆる土木好きというと変ですけれども、盛り上がるには盛り上がると思うんですが、いかに魅力的に仕事の内容を発信していくかだと思います。
よくある話で、テレビドラマで2000年代に「GOOD LUCK!!」という木村拓哉さんが主演を務めた航空業界のドラマがありました。柴咲コウさんが全日空の女性整備士役をやっていて、ものすごい女性倍率が上がったんですよね。
 県だけでテレビドラマをつくるのは無理ですけれども、ユーチューブやSNSなんかで気軽にターゲッティングできると思いますので、そういったところも一つヒントになるんではないかなと思います。従来どおりの部分も残しながら、抜本的というか、いい意味で奇抜な建設、土木のイメージが変わることも企画していただければと思います。

 これに関連するか分かりませんけれども、ドローンの活用について少し絡めて伺いたいと思います。
私の地元で、40歳前後の女性を中心に自費でドローンのパイロット免許を取得して公共のお仕事ですとかドローンを活用したサポートをしていこうとやっているパイロット女子というチームがあり、富士土木事務所にも紹介させていただきました。
今、県内のそれぞれの土木事務所でもドローンを保有したりパイロットがいると思うんですが、その辺の整備状況をまず教えてください。

○良知技術調査課長
 まず、土木事務所職員のドローン操縦の状況でございますが、ドローンの活用は我々も非常に重要視しております。職員を対象として令和2年度からドローンの研修をスタートしました。現在県の職員が70名ほど、市町の職員も20名ほどが参加して研修を実施しております。今年の5月には交通基盤部の12の出先機関に小型ドローンを配備して職員自らが利用できる環境を整えたところであります。各出先機関におきまして、職員がドローンを活用して災害発生時の状況把握ですとか広報用の写真撮影などに活用しております。

○伴委員
 ありがとうございます。
私もトイドローンを何台か持っていまして、この前も地元の県道が開通したときには知り合いの畑からばーっと上げて撮影してみたんですけれども、やっぱりドローンの視野ってすごくおもしろいと思うんですよね。さっきの建設人材の確保にも寄与するツールになるのかなと思います。
 お願いというか提案が、先ほど女子パイロットの話をしましたけれども、何でもかんでも行政だけ、職員だけで完結してしまうのではなくて、お仕事になってしまうのかもしれないですけれども、民間の団体の方々と、官民連携じゃないですけれども協定を結んで広く接点を持っていくこともまた違った土木の魅力に寄与していくんじゃないかなと思いますが、民間団体との関わり方とか、何かもし御意見があればお伺いしたいと思います。

○良知技術調査課長
 例えば民間ですと災害とか、あるいは地形測量といった業務につきましては非常に高度な技術とか機材も必要になりますので、やはり民間のコンサルタントにお願いする状況になります。職員が写真を撮れるようになったこともありますが、接点が何もなくなるかというと実はそうではなくて、例えばの話ですが我々の職員が写真を撮ると技術的なものはよく分かるんだけれども見栄えのするものが少ないねとよく言われます。これはあくまでも例えなんですけれども、我々の業務のニーズと、こういうドローンの飛行などの活動をされている個人とか団体の持っている技術のマッチングが、いわゆる官民連携という視点でいくと重要ではないかなと今考えています。

○伴委員
 要望して終わりたいと思いますが、大なり小なりいろんな団体が県内にいらっしゃると思いますので、あっせんするわけではないですけれどもぜひそういう機会をうまく生かしていただいて、当初の質問にもありましたけれども、いろんな意味で人材確保だとか魅力の発信に寄与していただければなと思います。よろしくお願いします。

 最後に、田子の浦港のにぎわいの関係で1つ質問したいと思います。
 コロナ禍を受けまして、私も家族で、結構子供たちと田子の浦みなと公園に行くことが多くて、ものすごい人がいるんですよね。予想より多いと言うとちょっと失礼かもしれないですけれどもにぎわっていて、同世代のお父さんお母さんも本当に多くて駐車場が足りない状況に何回か遭遇しました。
 今このみなと公園で、民間のある団体が自分たちでにぎわいの創出をしていこうといろいろシンポジウムというか勉強会を開かれていまして、私もそのメンバーの方から時折御相談を頂くんですけれども、ネックになってくるのが駐車場の開放時間であるとか、民間の方が入ってそこでいわゆる飲食的なブースやキッチンカーをやることも検討はしているんだけれども進まないねという話があります。
 まず、この駐車場の利用ですとか、民間の方が入ってきて何かそこでお商売をするときにハードルになることがあれば教えてください。

○北川港湾企画課長
 田子の浦港の民間グループの取組につきましてお答えいたします。
 にぎわいづくりにつきましては、基本的には地元の意向を踏まえることが重要と考えておりまして、田子の浦港におきましては、富士市が事務局となって県も参画している田子の浦港振興ビジョン推進協議会にぎわいづくり部会を設置しております。
 8番委員御指摘のとおり、民間グループなどから多くのアイデアを頂くことも非常に重要だと考えておりまして、そのアイデアをにぎわい部会の中で議論して合意形成を取っていくことを考えております。
 ハードルというのは、例えばあそこは海岸ですので国有地であるとか、県も国からあの場所を借りていることですとか、国のお金を使って整備している場所であるといった面で少し難しい部分があろうかとは思っております。

○伴委員
 ありがとうございます。
田子の浦港管理事務所の皆さんにいろいろお話を聞かせていただいて、確かに難しいことがあるのは重々承知はしております。でもうまく、いい意味でかいくぐって、行政が民間のお商売のお手伝いをするのは本末転倒というか手伝う必要はないとは思うんですけれども、本当に大勢の人でにぎわっていて、家族連れがいて、当然屋外ですからコロナ禍も相まって余計そういう機会が生まれているんだと思います。
 当然富士市民が多分ユーザーとしては多いと思うんですけれども、港に来てドラゴンタワーに上ったり、あの辺で理想を言えば――今は自販機が1台か2台あるだけですけれども――例えばこのときだけはキッチンカーに開放していいよとか。駐車場との兼ね合いがあるのでまた矛盾してしまうところはあるんですけれども、例えばトレーラータイプの限定のカフェが出るといった何か変化があると人も集まりますし、にぎわいづくりってそういうのも一つじゃないのかなと思います。
 法律でこうなっているから無理なところもあるんでしょうけれども、いい意味で隙間があれば、地元の皆さんの声ですとか、振興ビジョンの方もそうですし、いろんな団体が今、本当に何かできないかなというムーブメントを起こしていますので、地元の方と丁寧に協議をしていただきたいと思います。これは要望して終わりたいと思います。以上です。ありがとうございます。

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