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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:03/08/2013
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 お願いいたします。それじゃあ、8番委員に続きまして、富士山静岡空港についてお伺いいたします。
 空港利活用の促進ですが、とにかく、観光客だけ相手というのはこれは危なくてしようがないと。北海道の例を見ていても、福島の例を見ていても、とにかく観光客は移動していくというあの事例を見てみますと、それにだけ頼るのは非常に危険だというふうに考えます。コンスタントに需要が期待できるのはビジネス、それから教育旅行かなと思っているところなんです。
 ビジネス需要の拡大については、先日、3月1日付でしたか、FDAの新聞記事が出ていましたね。社内研修等による利用拡大を図るという取り組みだったんですが。FDAに限らず安定したビジネスの需要を確保することについての取り組みはどういうふうになっているのか、その点をお伺いしたいと思います。福岡便を見ますとかなりいい調子でいっているのかという気はいたしますが、その点お伺いしたいと思います。

 それから、もう1点は教育旅行についてです。これも平成23年度350人、平成24年度の見込み人数が1,000人。やはり東日本大震災の影響で平成23年度は振るわなかったのかなと思うわけです。何せ、平成25年度の目標人数が3,000人となりますとこれは気合いを入れていかなくちゃならないんじゃないかと思うのですが、私どもも気合いを入れて一生懸命勧誘しているところです。
 川根中学はFDAさんの丁寧な対応で、本当に喜んでいましたね。次はと思いまして、島田の静大附属中学が何と毎年沖縄に行っているんですよね。それが全部セントレアを使っているわけですよ。去年私も評議委員をやらせてもらっていますので、これは地域に貢献する、それから、静岡県人としての意識高揚のためにも、とにかく静岡空港を使うべきだという主張をしまして、今回ようやく片道だけ使ってもらえることになったんですね、帰りだけですよ。じゃあ、行くときは何でだめなのと聞いたら時間の問題だそうです。8番委員からも指摘がありました。沖縄に静岡空港から出発すると時間がもったいないと、あの時間帯だとセントレアから出るともう半日余分に使えるということなんですね。
 ですから、そこら辺の問題点がどういうふうに解決されるのか、その見通し。ずっと時間の問題は出ていましたよね。韓国便にしても、あの時間帯だと非常に我々にとっては難しい。それはアシアナですから韓国人に合わせた時間帯を組むのは当たり前ですよね。だからFDAが韓国とか台湾とかに飛べる可能性というのはないのかどうか。まだないのか。たしか3年ぐらいたったらとか、1万5000回の離着陸の経験があればという話を聞いたんですが、今、特に時間が問題になっているのは韓国ですよね。そこら辺の時間の変更の可能性については、どういうふうに県では認識しているのかお伺いしたいと思います。
 同時に教育旅行についての取り組み。これは平成25年度の目標人数3,000人というからにはかなりの営業が必要だろうと思いますし、潜在的に需要があると思いますので、よろしくお願いします。

 それからもう1つは、貨物の利用について、昨年、富士山静岡空港活性化特別委員会で提案させていただいたのですが、平成24年度1200万円の予算から平成25年度は1540万円と増額されていますので、取り組みを強化するのかなとは思ったんですが、特別委員会でのヒアリングによれば、とにかく問題は県がどれだけ本腰を入れるかにかかっているんだと、本気でやるかどうかにかかっているんだと、その営業力にかかっているんだということでありましたので、増額したということはそれなりの本気度が増したのかなと思っているところでございます。これについての今後の取り組みについて、お伺いしたいと思います。

 それから、もう1点、委員会説明資料の24ページです。2事業概要の空港定期便拡充促進事業費のところです。総額が1億7970万円。その内訳がここに書いてあるわけですが、この金額は議案説明書では42ページの下から2つ目の(2)のイですね。説明を読みますと、これが富士山静岡空港利用促進協議会に対する助成等というふうに書いてありますが、そうするとこの24ページに書いてある予算額とイコールなわけですね。この促進協の活動支援、これは幾らなんでしょうか。旅行会社にやるお金、学校にやるお金、企業にやるお金、これは全部行ってくださる方への補助金、それを促進協を通して分けているのはわかるのですが、そうすると、枠の一番上の純粋に促進協の活動支援に対する予算額は幾らになるんでしょうか。

 その次は、移住・定住の促進についてお伺いします。先日、静岡新聞に川根本町の笹間交流センターの記事が大きく取り上げられていました。たしかに中山間地域といって、笹間は気の毒に、何か崩れると出ることもできないし、入ることもできないしというところなんですね。そこにもかかわらずよく頑張っている中で、県でやっているふじのくに暮らし推進隊というのがあそこに入ったという記事を読ませていただきました。このふじのくに暮らし推進隊は、活動をホームページで見せてもらったんですが、余りぱっとしないような記事でした。新聞のほうがもっとぱっとしたなと。ホームページで見ると何だかわけのわからない、何をやっているんだか、いつ結成されたのか、どういう中身なのか、そこら辺について、ふじのくに暮らし推進隊の取り組み状況をお伺いしたいと思います。

 それから、私の地元の石雲院展望デッキの問題です。5億7000万円でしたか、先日2月16日にオープンされました。私も完成記念式典に出たくてたまらなかったのですが、まことに申しわけございません、出ることができなかったんです。
 さて、オープンしてもう二十日ぐらいたちましたか、2月16日からこの二十日間の様子はどうだったんでしょうか。あの屋根のある部分の椅子席は46席で十分なのかどうか。というのは、ターミナルビルの椅子が足りなくて物すごい失敗したじゃないですか。まず座るところがない。障害を持った方々もみんな立って、本当に気の毒な状況でしたよね。それで、徐々に徐々にふやしてもらっていったということがあるんです。今回は、展望デッキの目的を考えると椅子なんか要らないんだという御意見を伺いました。でも今の46席という状況で十分な様子なのかどうなのか、そこら辺をお伺いしたいと思います。以上です。

○渡井文化・観光部部長代理
 幾つか御質問いただきましたが、静岡空港のうちの航空貨物について私のほうからお答えいたします。
 伊藤委員御指摘のとおり、航空貨物をふやしていくには、県のやる気次第ということで身にしみて感じております。平成24年度は具体的には県内の各商工会議所の、特に輸出業務を行っている部会等がありますので、そこ全部に出向きまして、静岡空港の貨物便利用についての働きかけをしました。協同組合とか商工連等へもセールスをしてまいりました。それから、山梨等県外でもポートセールという形で行ってまいりました。
 来年度に向けての取り組みの中で、本年度やった中で、トライアル事業ということで、県の航空貨物輸送促進協議会を通じまして、例えば、成田へ今まで運んでいた貨物を静岡空港利用に振りかえると。こうした場合にどうしても現状、成田空港の場合にはカーゴ便が飛んだり、大型便のコンテナ利用でスケールメリットが出てまいります。例えば、航空運賃なんかも静岡空港の小型便のベリー部よりも相対的に安いというような現状がありますので、つけかえる差額分を促進協議会を通じて支援すると、こうした形で拡大を図ってまいりましたところ、今年度は7件ということで、一昨年までは、航空貨物については上海の雑貨品が中心だったんですが、例えば、加えて台湾からのコチョウランの輸入促進が可能になりましたし、新たに就航しました武漢線への自動車部品の輸出、あるいは上海への輸出等という動きが出てまいりまして大変手応えを感じました。トライアル輸送の枠が300万円だったんですけど、来年は倍増以上の650万円としまして、さらに輸出入についての静岡空港利用に持っていくという狙いをもって予算措置をしたものであります。

○石川空港利用政策課長
 静岡空港について何点かお答えいたします。
 まずは、底がたい需要の確保という観点からでございます。まず、ビジネス需要の確保でございますけれども、こちらにつきましては、一昨年12月につくりました企業サポーターズクラブに登録していただいた企業には、出張等で使っていただく際に、利用の往復分5,000円を補助するですとか、あるいは、搭乗待合室でのドリンクサービスなど、そういった特典をつけてビジネス利用を促しているというものがございます。2月4日現在で加入者数が413企業となっておりまして、毎年200件程度を目標にしておりましたので、順調にふえているということでございます。
 それに加えまして、各企業を個別に訪問いたしました。実際の企業ごとの利用の実態、出張の手配の対応、どこの会社が関与しているのか、そういったことを詳しく分析、把握しながら個別に静岡空港を使う際のメリットを提示しているということで、地道に利用の促進を図っているということでございます。

 続きまして、教育旅行の利用促進ということでございます。委員のお力によりまして静岡空港の利用をふやしていただいて大変ありがとうございます。
 それで、教育旅行でございますけれども、まず、御指摘のとおり利用時間帯が非常に不利だという点が路線によってございます。ここにつきましては、私ども定期路線をしっかり利用して利用実績を上げながら航空会社と交渉しないと、なかなかそう簡単にはやっぱり実現していただけないなというのが実感でございます。ですので、我々としては今のダイヤの中でも何とか利用をもっとふやせないかということに取り組んで、課題を解消することを取り組んでいるところでございまして、具体的には例えば、教育旅行の沖縄で利用するピークが12月に非常に集中していると。他県を見ると実際はそう集中せず分散している例も見られますので、我々としては教育委員会、旅行会社、学校関係者とともにそのピーク時の分散化、こういったものを図っていくということによってさらなる教育旅行の利用の取り込みを図っているところでございます。

 続きまして、予算の額の関係でございます。促進協議会に対しまして、各委員会活動とは別に促進協にいっている分についての額でございますが、平成25年度予算案では5800万円ということでございます。

 続きまして、石雲院展望デッキの利用の最近の状況と椅子が呈茶コーナーで足りているかということでございます。石雲院の展望デッキにつきましては、デッキ入口部分に来客カウンターというセンサーを設置しておりまして、それによって人数を把握しているところでございます。そのカウンターの数が若干拾い漏れしている部分もあるかもしれないということを考えておるんですけれども、デッキがオープンして以来、恐らく2万人程度御利用いただいているという現状でございます。その中で呈茶コーナー、お茶とカフェを無料で提供しておりますけれども、そこにつきましても、恐らく4分の1か5分の1ぐらいの人に御利用いただいておりまして、席数といたしましては今の形で足りているというふうに聞いております。以上でございます。

○鈴木交流政策課長
 私からふじのくに暮らし推進隊の件についてお答えいたします。
 ふじのくに暮らし推進隊につきましては、総務省の地域おこし協力隊というスキームを活用して、県が地元の市町へ派遣するということで、都市住民を過疎地などの条件不利地域に派遣するという制度でございます。報償費につきまして県が持ちまして、地元の活動費、推進隊の活動費につきましては地元の市町が持つというようなスキームで、県と市町の共同事業ということで行っております。
 具体的な活動につきましては、地元の農林漁業の支援であったりいろいろな活動、地元のお祭りに参加していただいているということでやってもらっているんですが、それと同時に、田舎に暮らす生活ぶりをブログ等で発信していただくというような取り組みをしていただいております。
 現在は、浜松市天竜区の春野と水窪地域に1名ずつ、それから南伊豆町に2名派遣しておりまして、新聞記事にあった川根地区というのは、来年度、県と島田市と共同で派遣するような形で予定しておるものでございます。
 実際に今の隊員の活動状況としましては、耕作放棄地を活用した大豆の栽培であったり、それから地元ローカル新聞を発行したり、いろんな形で情報発信しておりまして、地元の方々が気づかない資源を使ったようなツアーなんかもやっていただいております。交流人口の拡大ということにもつながっていると思いますし、実際には、今、派遣している隊員につきましては、3月で派遣期間が終わるんですが、4人のうち3人はそのままそこに定住していただくということになりますので、これからも活動が期待できるものと考えております。以上です。

○伊藤委員
 はい、ありがとうございました。まず、忘れないように、近いほうから再質問させてもらいます。
 今の御説明ですと、島田市が119万円予算を組みましたよね、地域おこし協力隊という名前でやると思うんですが。そうするとふじのくに暮らし推進隊派遣事業の720万円は派遣する箇所全部の金額で、そのうちの島田市川根地域というふうになるわけですね。そうすると県から補助額はどのくらい出るのでしょうか。

 それから、ふじのくに暮らし推進隊の取り組みというのは、ふじのくに移住・定住促進戦略に基づく項目ですよね。そうしますと、このふじのくに移住・定住促進戦略全体の進捗状況はどういうふうになっているんでしょうか。とにかくこの事業に対する期待というのは、中山間地、それから過疎地といっては何ですが、ああいうところでは大変な期待が大きいものですから。ぜひ頑張っていただきたいという思いも込めて、その進捗状況をお伺いしたいと思います。

 それから次が石雲院展望デッキなんですが、ここのところで気になったのが茨城空港です。先ほど8番委員がセントレアと比べられましたけども、セントレアだと10倍ですよね。規模から何から。大体予算額から規模からそれからさまざまな予算を見てみますと、9番委員からいただいた資料で調べて見ますと大体10倍だなと。そこと比べるのも何かと思うんですが。今度は、いい競争相手である茨城空港と比べさせていただきますと、何だ、茨城空港なんて目じゃないよというふうにお思いでしょうか。私は最初そう思っていたんですね。何、茨城空港は、飛ぶ会社もなくて、LCCに頼ってつぶれていくんじゃないかみたいな、最初のスタートでしたよね。だから、気になるんです。ちょっと待てと。
 この茨城空港奮闘中という読売新聞の記事。これがなくて読めばうちの空港のことかなと思って、読んでもそんなに違いはないんですよ。石川空港利用政策課長、ちょっと読んでみてよ。これを見るとただごとじゃないよと、何だこれはという感じなんですね。だって、さっき展望デッキの利用状況2万人と言ったでしょう。二十日で2万人でしょう。それを1年分で計算したわけよ、私は今。1年分にするとどのくらいになるかと、そうすると茨城空港の見学者にはとてもかなわないのよ。見学者だけでよ。乗降客数でも静岡県とほぼ並んだなんて書いてあるのよ。冗談じゃないよと言いたいんだけれども、こういうふうに書かれちゃうわけよ。
 そして、今度、見学者となると、空港ターミナルビルに人が119万人と言うじゃないですか。そうすると、静岡空港を見学する人たちが皆展望デッキに回るとしても、展望デッキの年間の利用予想数を考えると、半分も行かないじゃないですかというふうになっちゃうわけですよ。これって、早く何とかしてくださいよ、本当にもう。こんなこと書かれて黙っているのと。
(発言する者あり)
 事実だって2番委員は言うのですが、確かに事実なんでしょうね。

 展望デッキのこれからの利活用を考えたときに、当然、空港ができる前からの約束の地元の地場産品を販売する場所は、確保はしてあるんですよね。それが1点。

 それから、空港ターミナルビルに対するさまざまな要望、不満というのは、この5億7000万円をかけた展望デッキの整備でほぼ解消できると、補完できるというふうにお思いなんでしょうか。それとも補完がとてもできないから、もう1回ターミナルビルで勝負だとお考えなんでしょうか。
 とにかく、まず食べるところがない。それから、座るところがない。もうないない尽くしでしたよね。それで、展望デッキはあそこにカフェができるはずだったと。構造上は屋根もちゃんとあそこから出るようになっていた。その下でコーヒーを飲みながら、お茶を飲みながら、飛行機の出入りを見ることができる予定だったんですよ。ところが、風が強くて屋根が出せないと言うでしょう。結局、展望デッキでカフェはなくなっちゃったと。その分を46席の展望デッキで補うことができるとは言え、それでもなおかつお茶を飲むところがないという要望が出てくると困るなと思うわけよ。だから、展望デッキの空間をあのままにして、それで見学者は写真を撮ったりするから、何も要らないんだということで何もない空間にしておくつもりなのか。
 それから、お手洗いに行くところまでの空間を、物品の販売に使うことはできますよね。その計画はあるのかどうか。

 それから、呈茶サービスを行ってくださる、この予算のところですよね。こんな予算でやってくれるとなると、あの衆がやるしかないかなという予想をするわけなんですが、年間幾らでしたっけ、あの人たちの呈茶。こればかりの予算だと、やっぱりあのボランティアに、あそこのいつでも出てくる女衆に頼むしかないのかなというふうに考えはするのですが、あれだけであの呈茶コーナーは終わるんでしょうか。
 どさどさ来る人たちって、やっぱり座るところがほしいんじゃないかな。だとすれば、オープンでも何でもいいから、椅子だけはあそこの空間にいっぱい置いといたほうが、その展望をするにしても何にしても、椅子という拠点をもってそれでできるのと、ただ立ったままで、後は写真撮ったら帰るしかないみたいなのとはちょっと違うと思うんですが、そこら辺の今後の展望デッキの変貌は期待してよろしいのでしょうか。それとも、今のままなんでしょうか。そこら辺の今後の展望デッキの見通し、そして茨城空港のこの100万人達成というのに追いつくことができる見通しがあるのかどうか、そこら辺についてお伺いしたいと思います。

 それから、今度は教育旅行です。時間帯が変えられないとなれば、これはもう片道でも何でもいいから、とにかく使ってくれって勧誘するしかないですよね。それで、そのよさというのは、先生方はどうなんですかね。先生方がこれを理解してくださらないと、子供たちを連れていこうという気にはならないと思うんですが、そこら辺の勧誘状況というのはどういうふうになっているんでしょうか。
 それから、ビジネスの需要はとにかく、もう期待するしかないですよね。これは期待していいにします。

 それからもう1点ですが、この間県のホームページを見てたら、ライブカメラ富士山ビューというところがあるんですね、トップページに。その富士山というところをクリックしますと、いやそれが物すごい、富士山が次から次と、365日分の富士山が出てくるわけですよ。何月何日の富士山がこうだったみたいな。そして、その富士山を見る場所が、3カ所ぐらいあって、静岡市清水区と御殿場市とそれから富士宮市にカメラが設置してあるようですね。そうしますとあそこの中に、展望デッキからの富士山の姿を入れてくださるんでしょうね。その点についてお伺いします。以上です。

○鈴木交流政策課長
 御質問いただきました、ふじのくに暮らし推進隊の予算の件でございますが、720万円を予算計上しておりまして、2人を2地区に派遣するという計画を組んでますので、1人当たり180万円で2人で360万円が要るという計算です。

 2点目のふじのくに移住・定住促進戦略の進捗状況ということでございますが、平成23年3月に戦略をつくりまして、県内の市町、それから団体等の取り組む機運を図るためにも、ふじのくに移住・定住パートナーシップ推進会議というのをまず立ち上げました。全部の市町と、それからNPO、関係団体等で今81団体ぐらいが参加をしておりまして、多少取り組みに市町別では濃淡はありますが、全体としてはかなり機運が盛り上がってきたものというふうに評価をしております。
 それから、相談体制の一元化ということで、平成23年度に私どものところでふじのくに移住・定住相談センターというのを立ち上げまして、それから市町の取り組みの支援ということで空き家バンクを今各市町に設置をお願いしております。現在、8市町で空き家バンクを設置しておりまして、移住希望者等がこのホームページを見て、空き家があるようなところを選んでいただいて、相談に来ていただくというような形になっております。
 それから、情報発信が県の一番の役目かと思いますので、私どももいろいろな情報発信をしておりますが、本年度につきましては、東京で初めてですが相談会を開催しました。山梨県と共同でやりましたけども、去る2月16日、17日と2日間やりましたが、静岡は移住につきましては人気のある県でございまして、2日間で118組160人以上の方が御来場をいただきまして相談を受けたというふうなところでございます。
 ふじのくに移住・定住促進戦略の進捗状況として総括していますのは目標数字を掲げておりまして、平成25年度までに350人の移住者ということですが、この移住者というのは、市町や団体が何らかのかかわりを持って移住させた数ということでございます。平成23年度までが157人ということと、それから、移住にかかわるような団体の数ということで18団体を目標にしておりますが、この団体数につきましては、既に平成23年度で18団体が達成しておりますので、今後も移住者の数につきましても、目標達成に向けてやっていけるのではないかというふうに考えております。以上です。

○加藤観光・空港振興局長
 教育旅行についてお答えをいたします。
 富士山静岡空港の教育旅行での利用ということで、委員も御承知のとおり非常に時間帯、それと先ほど言いましたように、学校がダブってしまって他の空港を使っているという実態が多いですね。特に中部セントレア、あるいは羽田空港。それを、どうにか富士山静岡空港に持ってこれないかという、そういうような検討をしておりまして、実は促進協の中に教育旅行の促進事業委員会というのがございます。委員長が静岡高校の水本校長先生、それから校長会、あるいは教育委員会の教育次長も入っておりまして、これには私どもとそれから旅行エージェントも入っています。
 そういう中で、来年度の目標としまして、まず今どういう課題があるのかということで、もう一度洗い直して、そしてそれに対応できるかどうかということを部会の中で少し検討しよう。そのためには、どうしてもやっぱり教育委員会の御理解がなければならないということで、教育次長と相談しまして、全面的に教育委員会もこれから中に入っていくというような話を先々週、委員会で行いました。
 その中で、がっちりスクラムを組んで、今後12月に多くあるところを少し分散化できないか。あるいは2年前から計画ができるならば、その中で旅行エージェントと話をしながら、あいてる時間、あるいはうまくいくならばチャーター便で基本的には行って帰って、行って帰ってというそういうチャーター便ができるかどうか。そういうこと等もこれから積極的に検討していきたいという報告ももらっておりますので、来年度につきましては、そこに重点をおいて少し検討してみたいと思ってます。以上です。

○石川空港利用政策課長
 石雲院展望デッキに関して数点お答えします。
 まず、石雲院展望デッキでございますけれども、デッキ自体は、富士山を借景にした空港離発着を見ていただく、カフェで楽しんでいただく、そういった施設でございますけれども、空港ターミナルビルをセットで、空港利用そのものもどうしていくかということもあわせて考えていかなきゃいけないかと思います。
 そういう意味で、先ほど御指摘のありました茨城空港で100万人以上ということにつきましては、県として静岡空港の利用者そのものもふやしていきながら、そういった利用促進とあわせましてデッキの利用者数、これもふやしていきたいなと考えておるところでございます。

 次は地場産品を売る場所についてでございますけれども、これは従来約束していた場所で、恐らくその石雲院の私有地にもかかると思いますけれども、そういったところで実施していただくことを考えております。

 さらに、ターミナルビルへの不満が石雲院展望デッキで全て解消できたのかという点につきましては、できていないと思っております。御指摘の飲食機能ですとか、さまざまな現行のターミナルビルについての御意見、御要望等はあることは認識しておりますので、こういったことにつきましても、さらなる静岡空港の利用を促進していく中で、例えばもっと路線がふえてくる、ターミナルビルも混雑してくる、そういったことも含めまして、今後将来的にどういうふうに解消していくか、まだそういうことが終わったというふうには認識してございません。

 呈茶コーナーとの関係でございますが、より多く椅子だけを空間、デッキ上に置いておくべきではないかということにつきましては、まず、正確に言うと17日間で我々オープンしてから利用状況を見てございます。今後、さらなる利用者をふやしていく中でどういった形でもう少しカフェを楽しんでいただくことができるのかということを考えていきたいと思っております。

 最後にホームページの富士山ビューについて、展望デッキからのビューを入れるつもりがあるのかということでございます。これにつきましては、今後石雲院展望デッキをさらにPRして、広報して皆さんに使っていただくように考えていきたいと思っておりますが、ホームページに載せて、それを見ていただいて満足することがないよう、実際にデッキに来ていただいて、あの近くで富士山を見ていただけることができるように我々としては頑張っていきたいと思っております。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございます。
 そうなんですよ。富士山ビューを見ていると、行った気になっちゃうわけね。見た気になっちゃうわけね。だから、むしろ危険かなとは思うのですが、だけどあれを見て、初めて展望デッキの存在を知って、さあここに行ってみるかという人もいるかなというふうな期待をするわけですよね。
 大体展望デッキの売りは、あの眺望でしょう。なのに、あそこに展望デッキのカメラがない、視点がないというのは、ちょっとこれは許せないなと、地元としても。ですから、あれは入れていただきたいなと。
 そのかわり、今度はその次に、あんなちっちゃいので富士山見たって本当はだめですよね。いや美しいなとは思いますよ。だけれども、やっぱり本物を見てもらいたいし、それはそれで頑張ってもらいたいのですが、ターミナルビルの中にきょうの富士山はというふうな、見えないんだけれども、いつもはこういうふうに見えるんだぐらいの、富士山をバックにあそこに、本物の富士山をバックに写真が撮れるほどのでっかい富士山の映像を何とかならないですかね、というふうに思うんです。あんな壁画の前で写真を撮ったってどうしようもないわけですよ。見えないときにも見えると。わかりますか。だって富士山が本当に見えるときって、年間にそんなにないんでしょう。3分の1は見えるんですか。だとすると見えなくても見えるというぐらいのでっかい富士山の画像を設置するのはだめなのかと思っているんですが、要望にしておきます。

 それから、展望デッキの利用者数は、今ざっと計算しても36万人ぐらいにしかならない、目標数100万人に持っていくには、とにかく行ってみたくなるような何かもう1つ手が必要なんだろうと思うんですが、茨城空港は行ってみたい近場の観光場所として非常に人気があるって書いてあるんですが、うちはもっと人気が出るはずだと思うんですよ。ですから、何とか頑張っていただきたいと思います。

 それから最後に要望、教育旅行。私学のほうはどうなっているんでしょうか。私学の所管はここですよね。そうしますと、私学への働きかけ、それから大学への働きかけ、県立大学で1人頭あれだけの税金を払っているわけですから、これをただで逃すわけにはいかないと。彼らにも、やっぱりちゃんと行ってもらわないとというふうに思いますので、大学への働きかけもよろしくお願いいたします。以上です。ありがとうございました。

○石川空港利用政策課長
 展望デッキと教育旅行についてお答えをいたします。
 まず、御要望いただいた件につきましては、真剣に私ども前向きに検討してまいりたいと思ってございます。特に、行ってみたい場所としてもっと認知され、さらに人を集めて、その中からさらに空港の利用者を生み出すことができるように、県としても一生懸命努力していきたいと思っているところでございます。

 それと教育旅行でございますけれども、働きかけにつきましては、公立、私立問わず足を運んで働きかけを行っているところでございます。部内に私学振興課もございますので、一緒に連携させていただきながら、例えば私学の関係の総会ですとか、理事会の際に機会をいただきまして、私ども空港の利活用の説明に参っているところでございます。
 さらに大学につきましても、各航空会社自体が新しい若い需要を取り込みたいということを言っているものですから、航空会社とともに説明に行く、あるいは学生に対して具体的に働きかけるですとか、そういった取り組みを進めているところでございます。以上です。

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