本会議会議録


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令和7年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:松井 優介 議員
質疑・質問日:03/07/2025
会派名:ふじのくに県民クラブ


○松井委員
 一問一答方式で伺います。
 産業委員会提出資料7ページ、第67号議案「静岡県工業用水道及び水道の使用料等に関する条例の一部を改正する条例」は、湖西工業用水道の受益者負担の適正化と経営基盤の強化を図るための値上げですよね。2割ぐらいの値上げになると思いますが、湖西市のユーザーに対する周知とその方々からどういった声があったのか。施行日は来週3月26日からなのでまだ値上がっていないのですが、事前にお話した際にユーザーからどういった声があったのか伺います。

○岩井経営課長 
 湖西工業用水の料金改定に当たり、ユーザーには昨年度から今年度にかけて説明会を4回開催いたしました。ユーザーからは、なるべく値上げ幅を抑えていただきたい、コスト削減の取組を引き続きお願いしたいといった御意見を頂きましたが、改定の必要性を丁寧に説明して23ユーザー全てから同意を頂いたところです。

○松井委員
 続けて説明資料2ページです。
 これは全体の話になるのですけれども、工業用水道事業と比較して水道事業は安定しているように思われるのですが、今の静岡県の人口動態で考えると20年後には300万人を切るのではないかと言われる中で、長期的に考えると水の需要はどんどん減っていくものと思われます。
 今後の見通しと健全経営を続けていくためにどのように対応していくのか、人が減れば水を使う量が減って赤字になり、受益者負担の値段が上がることがずっと続く懸念があるのですが、今後どのように考えていくのかお伺いします。

○岩井経営課長
 8番委員御指摘のとおり、人口減少等により長期的には水道事業の水需要は減少傾向にあると考えています。
 水道事業に関しては3つの水道を経営していますが、その中の榛南水道は、令和11年度を目標に大井川広域水道企業団が経営する大井川広域水道に統合します。経営を企業団に引き継ぐため今移管の準備を進めています。
 榛南水道は大井川広域水道は給水エリアが重なっており、両水道を統合してより最適なコスト削減を図るため今現在鋭意連結管の整備など統合に向けた準備を着実に進めています。
 残り2つの水道に関しては、受水市町から今後の水需要をしっかりお聞きして、それに見合ったダウンサイジングを進めることでコスト削減を図っていきます。
 来年度予算案にも提出しましたが、DXやAIの活用、スタートアップや民間企業の知恵を借りながら課題解決を加速化する取組を進め、受水市町から頂く水道料金を値上げしなくても健全経営を維持できるよう努力してまいりたいと考えています。

○松井委員
 人口減少問題は政治と行政の全てに関わってきますので、しっかりと対応策を考えていただきたいと思います。

 続いて、防災訓練についてです。
 先ほど6番委員が聞いたことがほとんど全てだと思うのですが、もう2年半前になりますが清水区では台風15号で断水が起きてなかなかつらい目に遭ったので、非常に給水に対しては思い入れがあります。
 清水区に派遣された給水車は日本水道協会の54台、静岡市の10台、自衛隊の11台、国土交通省と消防の7台で計82台が来ましたが、それでも結構大変な目に遭いました。
 県内にどのぐらいの給水車があるか御存じでしょうか。

○小南水道企画課長
 企業局は市町に水道水を供給する役割ですので給水車は持っていません。給水車を手配する場合は日本水道協会に協力を求めます。
 なお、水道施設では市町の給水車に給水できる仕組みをつくっております。

○松井委員
 もしかしたら所管が違うかもしれないのですが、耐震性貯水槽という地下に埋める貯水槽も企業局の所管ではないでしょうか。

○小南水道企画課長
 企業局が保有する水道の貯水施設の耐震工事対策は完了しております。

○松井委員
 給水車82台から供給された水が271トンである一方、断水が起こったエリアにある耐震性貯水槽に入っていた水は900トンあったそうです。耐震性貯水槽の水のほうが多かったのですが、あまり機能しなかったエリアもあったようですので、防災訓練時にぜひ検討していただけるよう、断水を受けてつらい思いをした私からのお願いでございます。

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