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委員会会議録

質問文書

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平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:11/18/2011
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 御説明いただきましたけれども、職員の採用試験について質問をさせていただきます。業務棚卸表の5ページに学業成績が優秀なだけでなく、人格、能力、意欲を兼ね備えた人材を確保するため、人物重視の試験を実施するほか、時代に即した試験制度となるよう改善を図っているという記載がございます。今もお話があった部分もありますけれども、非常に言葉で表現するのは、こういう表現でいいのかもしれませんが、現実問題としてこの選考というのはかなり大変じゃないかと思っております。どういう工夫をされているのかその辺をお聞かせ願いたいと思います。

○山口職員課長
 試験に関しての御質問でございます。
 現在の職員採用試験につきましては、一次試験で主に知識・知能を検証するということで筆記試験を、それから二次試験では人物を評価するための面接試験を実施しております。
 御承知のとおり、地方主権改革あるいは行財政改革の推進等々、公務員を取り巻く環境というのは非常に大きく変化しております。こうした中で、まさにマンパワーが重要であろうと考えております。したがいまして、人格、能力、意欲を兼ね備えた人材をいかに確保していくかということが人事委員会事務局職員課の最大の課題であると考えております。
 具体的に例えば大卒試験では、一次試験の合格者を採用定数のおおむね4倍程度、それから二次試験は面接試験になりますけれども、なるべく多くの受験者を面接するということを考えております。それから面接試験ではこれも個別面接は私ども担当者がやる面接でございます。それから人事委員あるいは任命権者の幹部職員による総合面接、さらに集団討論ということで課題を提供して、それについて受験者が複数で討論してもらうという、さまざまな角度で見るといったような試験を行っております。
 それから、人物重視という観点から、先ほど御説明にもありましたけれども、面接試験の配点を高めております。具体には筆記試験と面接試験の割合を1対4としております。
 御承知のとおり、今公務員試験についてはいわゆる公務員予備校と言われるようなところで筆記試験対策をとってきている受験者が非常に多くおります。したがって、知能等々に偏ったということではなくて、面接においてその人格を評定した上で採用したいということから、面接試験の割合を高めているというところであります。まだまだこれから改善の余地はあろうかと思いますけれども、一言で言うならば人物を重視するための試験制度に取り組んでいると考えております。

○前林委員
 ありがとうございます。
 今、仕組みについて話をいただきましたけれども、これから長い期間にわたって県の職員として仕事をされる過程にあって、やはりいろんな問題点を抱えた方々はなるべく入ってきていただかないほうがもちろん最初からいいわけでございますけれども、人材ということでもってしっかりその辺の見きわめをぜひしていただくような、また御努力を重ねていただきたいと思っております。

 それから最後に、民間企業等職務経験者の試験が、非常に倍率が高いわけで、そういう意味では公務員になりたいという方々がたくさんいらっしゃるんだと思います。そういう意味で、民間企業等で一応もまれてきた方々というのも、これも非常に大事な方々かなという気持ちもするんですけれども、もう少し数をふやせないでしょうかね。その辺はいかがでしょうか。

○山口職員課長
 まず冒頭の民間企業等の職務経験者試験でありますけれども、この倍率の高いところは、少し特徴的なのがございまして、通常若い職員――大卒見込みの新卒者等々を対象とした試験については、年齢制限を設けておりますけれども、職務経験者については、これは雇用対策法の趣旨から年齢制限を設けることができません。したがいまして、定年年齢までの1歳前、59歳までの方に受験資格を与えております。自主的に年齢制限を付しておりません。したがって、こうした形で高い多くの応募をいただきまして、高い試験倍率になっております。
 それから、御質問の採用定数でございますけれども、基本的には、私どもの採用試験を実施する立場からしますと、任命権者――具体的には知事部局人事課ということになりますけれども、そちらで平成23年度試験において何名の採用予定人員の試験をお願いしたいと、それぞれその内訳として大卒程度試験あるいは高卒程度試験、それから民間企業等職務経験者試験のそれぞれの試験区分において何名ずつお願いしたいという、言ってみれば任命権者からの要請に基づくものであります。
 委員御指摘のとおり、いろいろ複線的にいろんなルートでもって入っていただくということは、多様な人材の確保という意味で大変重要かと思います。ただ一方で、職務経験者の方が何名でいいのか、あるいは極端に多くなっていいのかというような議論もありまして、最終的に4名ないし5名、年度によって若干異なりますけれども、そうした数の人数が総体の採用計画の中では適切であろうということで、任命権者からの要請でもって我々は実施しているところであります。御意見の趣旨は、私どもまた任命権者らとこれから来年度以降も引き続き実施することになろうかと思いますので、また協議をしていきたいと考えております。

○前林委員
 最後に一言だけ。
 大学を卒業してそして公務員になられる方々は優秀な方々が多いと思うんですけれども、やはり同じ職場でもって、20年30年仕事をする中でもって、純粋培養と言いますか、刺激がない中でもって仕事をしていくということの、ある意味ではもっと問題もあるんじゃないかと私は思っております。
 そういう意味で今、お話がありましたように、人数をふやすことが可能であるかどうかは別かもしれませんが、ただそういう外の方に来ていただいて、冷静にやっぱりこの公務員のあり方みたいなものを見ていただくことも必要かとも思いますので、ぜひこれは任命権者のほうとも相談しながら御検討いただきたいということを申し添えます。

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