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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:10/07/2015
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 一問一答方式でお願いします。
 不審者情報の入手と不審者情報の周知について伺いたいと思いますが、9月16日に埼玉県熊谷市でペルー国籍の男が殺人事件を犯したという事件がありました。大変悲惨な事件であったろうと思いますが、このことで住民の皆さんがさまざまなことを不安に思っているようでございます。 
 我々はマスコミ報道しか知りませんので、ここに書いてあることが本当に正しいのかどうかさえもわかりません。とにかく不審者情報をほとんどの住民が知らなかった。または情報が限定されていた。または殺人事件ということでなく、単なる不審者に注意というだけにとどまっていた等々の情報のあり方についての不安があったようでございます。
 新聞報道等を見ると不審者ということでペルー人を任意同行したと。そしたら任意同行中に逃走して、結果として殺人事件に発展したようであります。不審者を即逮捕、もしくは不審者が即殺人事件を犯すなんて超能力者じゃないんだから、予見できるわけがないです。だからこれは結果論として不審者がそういう罪を犯したということですので、そこを予見するというのは厳しい話になります。
 このことの判断は難しいことだと思いますが、結果的に逃走したことで不審者が地域にいるときに、不審者情報がどう周知されたのかということが恐らく地域住民の不安につながったんだろうと思います。
 そこでお聞きしたいのが、本県におきまして、住民への周知を目的として収集する不審者情報の範囲。また不審者情報提供の内容の範囲、それと実際に提供を行った件数等がわかれば、教えていただきたいと思います。
 それと、これは我々が生活していてよくありますが、与進中学校の周辺で不審者が出ましたなんて携帯メールでいただくことがあるわけですが、携帯メール以外の伝達手段というのがあれば伺いたいと思いますがお願いします。

○鈴木生活安全企画課長
 まず初めに、不審者情報の範囲についてお答えしたいと思います。
 住民の方々への周知を目的とした不審者情報の範囲になりますと、主には児童と女性に対する声かけであるとか、つきまとい、身体露出、痴漢行為、また撮影などというような犯罪被害の未然防止の観点から、地域の住民の方々に周知を必要とした情報を収集しているところであります。
 これまでに住民の方々に提供した不審者情報の範囲であるとか、件数ですけれども警察から不審者に関する情報提供のツールというのが、さまざまあるわけです。
 今、5番委員からお話をいただきましたエスピーくん安心メールの話で御説明をさせていただきたいと思いますけれども、これは県民の方々に直接情報を伝達する代表的な手段であるわけです。これにつきましては、現在児童の保護者などを中心に3万3000人ぐらいの多くの方に登録をしていただいておりまして、本年の1月から8月末までに1,100件余りの不審者等に関する情報を配信しております。その情報の内訳につきましては、子供に対する声かけ事案の発生が286件。いわゆる公然わいせつ的な身体を露出したというものが225件。つきまとわれたという情報が185件などとなっております。ただこれは子供たちのある意味言いなりの情報を流さざるを得ないという部分がありますので、そういう状況であるのも御承知いただきたいと思います。
 最後に、不審者情報の伝達手段でありますけれども、今お話しましたエスピーくん安心メール。これが代表的なものですけれども、これ以外の手段といたしましては、犯罪の発生情報などとともに、県警ホームページの広報や市町防犯担当者へのメールの配信などを行っております。またエスピーくん安心メールは大部分の報道関係者の方が登録していただいておりますので、結果的にはこれに出したものというのは、報道機関に提供したというものになるかと思います。
 また、警察署においては防犯だよりであるとか、交番速報などという広報紙での伝達に努めております。また自治体とか企業等で構成する防犯ネットワークを活用した伝達にも努めているところであります。
 さらに、情報伝達の1つの手段といたしまして、10月から警察本部の防犯対策課で、新たにツイッターによる情報提供を始めました。まだ始めたばかりですけれども、これも含めまして、これからも多様なツールで情報発信に努めてまいりたいと思っております。

○中沢(公)委員
 わかりました。
 今の答弁を聞いていて素朴な疑問を。こんなことを聞いていいのかわかりませんが、不審者の定義というのはどういうものなのかなというのを改めてまたお聞きします。児童、女性等に声かけ、つきまとい、撮影という情報の提供があった場合、不審者としてエスピーくん安心メールとかで送っていく。もしかしたら子供とか女性が勘違いで不審者呼ばわりされてしまった人がいないとも限らない。その判断基準というか、何をもって不審者とするのか、定義とかというのがもしあったら教えていただきたいなと思います。 

○鈴木生活安全企画課長
 不審者の定義というのは、非常に難しい話になるかと思うんですけれども、今お話ししましたように、子供さんとか女性の方々からこんなことがありましたということで、警察が情報提供を受けた場合、その確認がとれればもちろん不審者であるとか違うということの判断はできると思います。ただ確認がとれない場合がほとんどでございますので、これについては、一応、情報提供をさせていただいているというのが実態であります。
 ただ、これ以外の本当に何をやっているのかよくわからないというような方に対する情報につきましては、やはり個人のプライバシーとかがありますので、具体的なものがないとなかなか表には出していけないのかなと考えております。
 いずれにしても、個々、具体的なケースを検討いたしまして、的確な情報収集に努めて、それを適切に広報していくという形で考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○中沢(公)委員
 ありがとうございます。
 例えば、地域で暮らしていて素朴に思うのは、メールがきたとき、神社のところで何か出たらしいと。だから子供に神社で遊ぶなよ、早く家に帰ってこいよということは、シニアクラブの人たちも、民生委員の人たちも、自治会の人たちもやっぱり気を使ってくれているわけです。そうすると、どこかの神社に出たというと、そこへ行っておまえら早く家帰れと言ってくれる人が、私の地域は幸いなことにまだいるわけです。それはそれでいいです。
 結果的に未然に防げればいいことなのでそれはいいんですが、それともう1つ、地域力を高めて防犯をするとか、地域の連携を高めて犯罪を未然に防止するには、実は交番が物すごい重要なポジションです。気のせいかもしれませんが、ひところよりも地域と交番の関係がちょっと希薄になったかな、なんて思わないでもないというところがあります。
 例えば、地域に存在する交番に勤務されている方々が、地域とのつながりがあればあるほど、精度の高い情報が入りやすいというか。それによってその情報を地域の協力者に対しても提供しやすくなるとか、協力者をふやす作業というのも大事だなと。やっぱり地域の交番勤務の人は何をもってしても、地域が一番頼りにする人たちなんで、そこの連携力を高めていただけるとありがたいなということを、お願いして終わります。

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