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委員会会議録

質問文書

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平成28年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植田 徹 議員
質疑・質問日:03/09/2016
会派名:自民改革会議


○植田委員
 分割質問方式でお願いします。
 数点お伺いいたします。
 富士山世界遺産センター(仮称)の建築工事についてですけれども、文化・観光部の関係の皆さんの肝を冷やした初回の入札不調から、今回はようやく落札という結果になって、胸をなでおろしているところであります。当初入札不調になったいきさつを顧みますと、当初の予定価格と10億円の差があったということは、何回もお話を伺って出てきますけれども、今回は発注するに当たって規模の縮小等をかなり行いました。初回の設計書に変化を加えたことがあるのかないのか、その点をお伺いしたいと思います。

 それから、数字のことなんですけれども、今回17億9300万円で落札されたということですけども、追加議案書には19億3644万円と。これは税抜きと税込みの差が出ているわけです。私は数字のマジックでわからなかったですけれども、手で計算したらやっぱり8%の差があるんですけども、税抜き価格、事後は税込み価格を表示するのに規定があるのかないのか。すごく紛らわしいもんですから、その点についてお伺いいたします。

○坂西文化局技監
 1点目の設計書等を変えた点があるかないかということでございます。
 前回の入札で鉄骨の加工組み立て等で非常に大きな課題が出たということで、今回設計に当たっては鉄骨の加工業者、組み立て業者からかなり入念なヒアリングを行いました。その結果を参考資料として、県がこういうふうに考えて積算をしたんだということを示しました。
 それと、カタログに商品があるものについては、商品名を記載して、同等品を使ってくださいということを記載して、そこでも商品の違いがないようにしました。
 あと、もう1点、カタログがないような資材につきましては、我々が参考にいろいろお聞きした業者名を記載して、商品による違いを生じさせないことを配慮して、入札に当たりました。

 金額の件なんですけれども、入札に当たっては、入札書に記載する価格については税抜き価格を記載していただくことで、税抜き価格に1.08%を掛けたのが契約額になりますということで表示をして札を入れていただきますので、金額を入れた数字と実際に契約する金額との差が生じているものでございます。

○植田委員
 わかりました。
 税金でつくる建物ですから、事あるごとに、今お話をしていただいた設計書、あるいは細かい資材等の比較は、これから全ての工事に役立てていただきたいと。二度とこのようなことがないようにぜひ心がけていただきたい。

 税込み、税抜き価格については、もしできれば、我々にとりましてもぱっと見た瞬間に、税込みか税抜きかを括弧でこうだと書いてあると非常に見やすいと。何か数字が間違っているじゃないかと初め思った次第であります。できることならこれから統一して掲示していただきたいと、これは要望にしておきます。

 次に、文化観光委員会説明資料の順に沿っていきます。
 13ページの富士山保全協力金ですけれども、主要事業参考資料の6ページにも記載をされております。富士山保全協力金充当事業の金額の割り振りの考え方を教えていただきたいと思います。
 それから、環境保全として、ここにトイレの新技術調査と記載がありますけれども、どのようなことをやるのか教えてください。

 また、この下に補助事業として、市町、民間事業に対する補助としてトイレ改修、救護所の延長と記載がありますけれども、これも具体的に教えていただきたい。それから今年度の実績はどのようなものがあるのか、あわせてお伺いをいたします。

○小坂富士山世界遺産課長
 富士山保全協力金の充当事業について御質問をいただきました。
 まず、最初の御質問の金額の割り振りの考え方でございますけれども、富士山保全協力金は使途といたしまして、富士山の環境保全、登山者の安全対策、また富士山の顕著な普遍的価値の情報提供にかかります新規の事業もしくは既存事業の場合はその拡充の部分、強化する部分に充当しております。また一部協力金受付の実施経費にも充てることとしております。
 平成28年度は、県事業、補助事業ともに、これらの協力者の理解をより得られやすいものということで事業選定委員会の審議もいただきまして、富士山の環境保全と登山者の安全対策に重点的に配分を行ったところございます。
 総額としましては、来年度協力金として見込んでおります6600万円に加えまして、ことし一部繰り越しが300万円ほどございまして、合計で6900万1000円ということで充当したいと思っております。
 補助事業につきましては、昨年市町や山小屋組合等に要望調査を行いまして、その結果を反映させております。山小屋のトイレの改修でありますとか救護所の期間の延長ということで2300万円ほど見込んでおります。このうち300万円ほどがことし――平成27年度に予定しておりました山小屋のデジタル簡易無線機の整備に係るものでございます。県事業につきましては、くらし・環境部の実施します環境保全事業を初め、安全対策や実施事業の一部に充当するということで、差額の4600万円を充当することにしております。
 また、環境保全対策でトイレの新技術の調査の内容でございますけれども、こちらはくらし・環境部の所管事業でございますが、山小屋が所有しておりますトイレにつきまして、設置から約10年ほどが経過しているということで、トイレの処理能力とかメンテナンスの手間が増加しているという声がございます。そういう処理能力の向上とか管理負担の軽減を図るために、現在のトイレの施設を生かしながらどういう方法がとれるか、新たな改良とか管理手法の検討をするところでございます。
 具体的には、ことしは山小屋の燃焼式のトイレを対象にしまして、利用者数とかメンテナンスの状況、廃棄物の処理方法などを調査するということでございます。
 県内の山小屋は、トイレというのはいわゆる環境配慮型のトイレということで、大きく3つの処理方式がございまして、既に平成26年度にオガクズ式の調査、ことし――平成27年度にカキ殻式の調査をしておりまして、来年が3カ年の調査の最終年ということで、燃焼式の調査をするところでございます。
 
 補助事業の関係でございますけれども、平成27年の夏にいただいた協力金から始めたところでございまして、まず平成27年度の実績からお話しさせていただきますと総額で1497万円でございます。中身といたしまして、山小屋のトイレの改修でありますとか、安全対策として山小屋等にヘルメットやマスクの配備をしております。またいわゆる救護所ということで、富士宮口の8合目にございます富士宮市が県からの助成を受けて運営をしております富士山衛生センターの開設期間の延長ということで、通常25日間やられていたものを4日間延ばしまして、29日間の対応ということで補助をしたところでございます。
 平成28年度は、主な事業としまして、トイレの改修と救護所の開設期間延長ということで挙げておりますけれども、トイレの改修ということでは、4カ所程度の改修を行いたいと思っておりまして、また救護所の開設期間延長というのは、富士宮市がさらに医師の確保について頑張って調整をしてくれておりまして、日数のさらなる延長ということで、平成27年度の4日間をさらに延ばす方向で補助するということで考えております。

○植田委員
 ありがとうございます。
 富士山のトイレは、昔のことを考えると少しは最近よくなったなと。バイオトイレでよくなっているはずなんですけれども、諸外国から比べるとかなり劣っている。
 なぜ、私がこんなことを言うかといいますと、匠の技を持つ、日本の信仰の象徴である富士山のトイレがいまだにバイオトイレとはいえ、まだ依然として非常に不衛生だという感は否めない。諸外国と比べて、トイレについては水をあけられている感がしてなりません。ぜひ新技術も含めて、これからもっともっといいバイオトイレなり、燃焼式トイレなりができるよう期待をしたいと思います。要望にします。

 次に、委員会説明資料14ページの富士山における登山者安全対策について、登山者のヘルメット携行はどの程度進んでいるのか。来年度はどのような対応を図っていくのかお聞かせください。

○小坂富士山世界遺産課長
 ヘルメットの携行についての御質問でございますけれども、どの程度携行が進んでいるかにつきましては、具体的な登山者の数字は把握できておりませんけれども、昨年協力金等と安全対策の関係で、我々も5合目に何回か行った感じでは、まだまだ携行は進んでいない、登山者の意識もまだまだ持っていただいていないというところで、呼びかけが浸透していない認識を持っております。
 昨年、登山のガイドラインということで、登山者における安全確保のためのガイドラインを改定いたしまして、ヘルメットは登山に必要ですというところを盛り込ませていただきました。その周知をホームページを通じたり、富士山保全協力金の現地の受付所で呼びかけなどをしておりました。
 ヘルメットは、噴火対策だけではなくて、登山の場合の転倒でありますとか落石があったときの自分自身の身を守るのに必要になるものでございますので、継続して呼びかけしていきたいと思っております。
 さらに、来年度の対応としまして、呼びかけに対応する部分で、特に登山の初心者の方がまず情報収集として目にするであろう初心者向けの山岳雑誌にヘルメット携行に関する記事の掲載を考えております。またツアー会社に協力要請ということで呼びかけをしたり、またレンタルの業者にも標準装備として、パックの中にヘルメットも加えていただくという協力要請もしていきたいと思っておりまして、山梨県とも連携協力いたしまして、一体となって呼びかけの強化を行っていきたいと思っております。

○植田委員
 ありがとうございます。
 最悪の場合、火山爆発、噴火という想定も踏まえて備えをしていきたいと私自身も思いますし、そういう広報も徹底していただきたいと要望します。

 次に、委員会説明資料15ページの富士山世界遺産センター(仮称)の整備についてです。
 4のところに平成28年度当初予算があります。
 4の下段のところに黒ぽつで他機関と連携した研究活動とあります。具体的にどのような機関とどのような連携をしていくのかお聞かせください。

 それから、ちょっと上になりますけども、3の調査研究で2年連続、須走口登山道の調査が載っております。その目的と今年度と来年度の取り組みの違いを教えてください。また2年連続で須走口登山道ですけれども、この須走口登山道が終わった後は、今度はどのような対応になっていくのか、あわせて教えてください。

○落合世界遺産センター整備課長
 まず初めに、施設と連携した研究活動でございますけども、昨年度、富士山周辺の学習施設と連携しました現地学習講座としてバスを借り上げまして、朝から夕方まで4カ所の施設を回りました。
 1つは、例えば富士市立博物館では、学芸員による富士山信仰とかぐや姫の講義とか、あと富士川楽座では富士山の情報発信ステーションでの世界遺産の番組の上映を見ていただいたりとか、そして当課のセンターの研究員などが富士山の価値の講義、そして山宮浅間神社では、富士宮市の世界遺産ガイドによります構成資産の解説をやっていただいた。
 そして、もう1カ所、富士山本宮浅間大社では、神職によります境内の案内とか曼荼羅の絵解きを実施したということで、こういったことをやりながら連携していきたいと思っています。
 そして、平成27年度――今年度なんですけれども、3月20日の日曜日に富士市と共同で大学教授とか国立博物館の研究員を招いて、聖徳太子と富士山に関する講演を実施する予定でございまして、これから学習施設とも連携を図っていくことを考えております。

 そして、2つ目の巡礼路につきましてですけれども、ユネスコの世界遺産委員会における決議を踏まえまして、富士山地域の来訪者が構成資産間のつながり等を理解できるよう巡礼路の特定に向けた調査は円滑に行いなさいということで、私どもにつきましては、富士山巡礼路調査委員会を設置しました。そして巡礼路の中で調査を一番しなければいけない須走口登山道が、今まで全然調査対象としてやっていなかったということで、調査の実施を本年度からやっております。その目的は先ほど言いました巡礼路の部分の特定を急ぐということと、今年度と来年度の取り組みの違いなんですけれども、引き続き実施しますけれども、今年度は一応山に登りまして、ある程度登山ルートを確認しながら実際のところを歩きまして、鉱物を探したりとか、絵画などのいろんな調査をしたところでございます。
 そして、平成28年度につきましても、もう一度最終的な現地調査をやりまして、最終的に出たいろんな絵画とか鉱物などにつきましての目録の作成を行うことを考えております。
 そして、最後に平成29年度に全ての調査が終わった時点で、シンポジウム等々を小山町と連携してやっていこうと思っております。
 最終的に、須走口登山道が終わった後ということなんですが、実際静岡県側の調査が大分おくれているのがありまして、今後、巡礼路調査委員会の中で、どこを優先的にやらなければいけないかを協議しながら進めていきたいと思っております。ですのでうちの県というのは、研究員の方というか学芸員の方はそんなにたくさんいらっしゃらないということで、例えば補助金を出してすぐにできるものではないと。ですからうちのほうに日本史の研究員がいますけれども、巡礼路調査委員の方々と一緒に、これから本当に早く巡礼路の調査をしたいとは思うんですけども、なかなか人的な作業の人数が足りないこともありますので、できる限り早く有効的な巡礼路の調査をやっていきたいと考えております。

○植田委員
 ありがとうございます。
 質問を小出しにしておりますけれども、この際、全部一遍にお伺いをしちゃいます。
 委員会説明資料19ページのふじのくに地域・大学コンソーシアムの取組状況の2の平成27年度の主な取組状況の中の(1)県内大学ゼミナールの地域貢献活動への助成というところで、今年度の予算と来年度の予算を教えていただきたい。

 それから、その下に活動事例とあります。中心市街地の回遊性についての研究、事業所の製品・サービスの改良・改善・販路拡大等に関する調査研究の2つについて、その内容とどんなものが地域に還元されたのかお伺いをいたします。

 それから、委員会説明資料28ページの大規模スポーツ大会の開催ですけれども、昨年末に富士山女子駅伝が行われました。このことについてお伺いをいたします。
 今年度の予算と来年度の予算額について教えていただきたい。大まかな使途も教えていただきたい。

 それから、昨年の富士山女子駅伝は生放送を行いましたけれども、視聴率によってまたやるかやらないかはテレビ局次第だと思いますけれども、ちなみに県内の視聴率が13%、関東の視聴率が4.3%という数字がありますけれども、果たしてこの数字がいい数字なのか悪い数字なのか教えてください。

 12月30日の前日に開会レセプションを午後3時からやりました。そのときにこの大会の大手スポンサーの会長がその会場に見えていて、そこには富士宮市の須藤市長もおられて、富士宮市は浅間大社をスタートするだけで、いわゆる中継所がないと、不公平じゃないか。富士宮市にも中継所を設けろと言ったら、そのとおりだと、S会長がですよ。
 かなりそのとおりだなんてことになると、来年からまた中継所が富士宮市にふえちゃうじゃないかと。我々富士市の人間にとって気になるところですけれども、その辺はどういうふうに捉えていますかお聞かせください。

○木大学課長
 ふじのくに地域・大学コンソーシアムの取り組みのうちゼミナールの地域貢献活動助成についての御質問であります。
 この活動は、市町から課題を出していただいて、それについてゼミの学生が市町の人と一緒に連携をとりながら解決に取り組むという活動助成をするものでございます。
 平成27年度の予算は、下の成果報告会も合わせて430万円、当初20件の助成を考えておりまして、1件当たり20万円程度の助成を考えているところでございます。
 なお、今年度19件ですので、活動実施については387万5000円の助成になっております。
 来年度もやはり20件ということで、430万円程度の予算を考えております。

 活動事例についてでございます。
 御指摘いただいた2点、富士宮市と富士市の活動でございますが、これは学生が書いたので非常に難しく書いてありますけれども、富士宮市の中心市街地の回遊性は富士宮市の商店街の活性化ということですかね。なかなか一度来ても戻ってこない。いかにリピーターにするかについて、学生が富士宮市の商店街に出向いて、商店主なんかと話をして、また歩いてみて、他県の事例なんかを見て、若者なりの解決策を提案したということでございます。
 この活動においては、商店街を知るというよりは、商店主の範をつくることが重要だという若者の考えで、例えば老舗の若旦那めぐりとかのイベントをやったらどうかということを商店会に提案したということでございます。
 もう1つの事業所の製品・サービス改良等の富士市のものでございますが、こちらは富士市内の古紙回収業者が静岡大学農学部と提携して油の吸着剤を開発したそうです。これはいわゆる飲食店の排水口に置いて油を吸着して、排水がきれいになって流れていくということです。富士市はこれを業者だけじゃなくて一般家庭にもどうにか普及させたいということで、富士市からも提案があったということです。
 まず、ゼミの学生等がニーズ調査ということで、富士市の職員の協力を得て、富士市の職員に排水口の掃除とかについて認知度があるのかどうかとか、そういった手間をどう考えているかというアンケート調査をしました。その結果、やはり皆さん、そもそも家庭の排水口の油をとるとか若い人は認知してないということとか、あと結構手間が大変だと思っていることがわかったので、学生たちとしては幾つかの提案をしたそうです。
 1つが、まず認知度を上げてもらうために、製品のキャラクター――ゆるキャラみたいなものをつくって、製品を売り出したらいいだとか、あと製品を開発したところが古紙回収の関係の業者ですので、例えば古紙回収ステーションに古紙を持っていく方は環境に非常に関心が高い方だろうといったときに、販売機を置いて販売していくのはどうだろうかという提案をされたそうです。ただこれも、自動販売機をつくるみたいに非常にコストがかかることもありますので、これらの提案が実現したかというと、まだそこまでは行っていないと聞いております。
 しかし、この活動を大学生がやることですので、実は27日にこの成果発表会もありまして、私も聞いてきました。まだ分析の多少甘いところとかはあるかと思いますけれど、市町とか業者の方にとっては、若い人の視点で触発されるとか、若い人も地域の課題を認識する場、勉強をする場でもあると思いますので、また中には若い人の視点でパンフレットをつくるとかPRすることについては、もう既にパンフレットをつくって、配布までこぎつけたものもあるということでございます。
 いずれにしろ、学生、地域にとってお互いを学ぶいい機会だと思っておりますので、今後コンソーシアムの重要な事業として推進していきたいと考えております。

○山本スポーツ交流課長
 富士山女子駅伝についてお答えします。
 まず、1点目の予算額でございます。
 富士山女子駅伝は県、富士市と富士宮市、あとフジテレビのいろいろな協力も得ておりますけれども、県の予算といたしましては、今年度負担金ということで1000万円でございます。来年度も今回の予算と一応同額の1000万円を計上してお諮りしております。
 全体の予算としては、大体1億700万円から800万円ぐらい。県の予算はそのうちの大体1割くらいということであります。
 全体的に、大会はいろんな経費がかかります。交通規制の看板をつくったり、大会運営をしたり、選手の宿泊費とか審判の交通費であるとかの経費がかかりますけれども、県の立場としては1000万円を極力多くの全国に知られるように、大会のプログラム作成から新聞広告、大会告知といった広報PR経費にぜひ使ってほしいということで、補助の1000万円を計上してございます。

 続きまして、2点目の視聴率の点でございます。
 まず、県内13%、今回3回目でございますけども、こちらについてフジテレビ系列のテレビ静岡――地元のテレビ局でございますけれども――普通一般的に10%を超すというのは、県内では物すごいことだとお話をいただいております。
 それで、実は12月30日は生中継で、この時間帯の県内の他局ではどうだったかというと、大体5%程度であったことを考えますと、県民の皆様が13%見ているというのは、逆にある意味その時間帯の中で突出した視聴率で、皆さん方に見ていただいていると思います。
 あと、皆様方が御存じの1月1日が実業団のニューイヤー駅伝で、たしか群馬県でスタートだと思いますけれども、ちなみに県内の14.2%の方がごらんになっていて、関東でも大体12.9%ぐらいだと思います。
 なお、箱根駅伝につきましては、これは関東学連で、スポンサーの知名度の違いもあって、視聴率は27%から28%、怪物的な大会でもございます。視聴率は別格なんですけれども、県内においてはこの13%というのは、ほかの番組に比べて物すごい突出した結構すごいいい数字であると思っています。
 一方、ここで申し上げました関東での視聴率4.3%は、もともとフジテレビ、我々も一般的に全国レベルで言っても大体7%から10%くらいを目標にするというのがありますので、7%をある程度目標にしていたんですけれども、こちらについても4.3%ということで、少し目標に届いてございません。
 このときに、ちなみに関東地区4.3%、ニューイヤー駅伝は先ほど申し上げたように12.9%ということなので、ここは残念ながら目標に届いていないので、県内への認知度は上がっているけれども、これから関東への認知度をふやすことが今後の富士山女子駅伝の1つの課題であろうと。もう少し関東の皆様方にいろんな意味で積極的に情報発信していく必要があるんじゃないかと思います。
 ちなみに、もう1つの大学女子駅伝――10月に仙台市で杜の都駅伝という予選会から出る大会があるんですけれども、こちらは関東で6.9%の視聴率を示したので、少なくとも仙台市で先発している大会以上の視聴率は今後ある程度にらんだ上で、これを上回るような形で富士山女子駅伝を進めていく。今3回終わったところでございますので、これから認知度を上げて、いずれは視聴率を7%、8%に引き上げていきたいと思ってございます。

 3番目は、恐らくコースの変更のことだと思います。
 レセプションですと、S会長、会場の皆様、いろんな方々が、富士宮市長からももう少しコースを延長できないかという話がありました。年が明けて2月に我々県のほか関係者の実行委員会でコースのことをいろいろ議論してございまして、主催者であります日本学連も、少し検討してみましょうということで確かに話に乗ってくれていただいております。
 それで、今、全体が四十三、四キロメートルくらいのコースで、富士宮市のコースをどこまでふやすのか、富士市のどこの部分を削るのか、余り距離をふやすと駅伝としてなかなか面白みがあるとかないとかいろんな要素がありますので、つい先日、事務局で仮に富士宮市でふやすとしたらどのコース、どのあたりをふやせるのか、現場の視察はしております。
 ただ、そこで、これからいつの時点でコースを決めるのか、これからどういう形で実行委員会として日本学連の意向も含めてやるのか、来年度もう1回やって次の大会からやるのかは、これから実行委員会の中で学連の意向も含みながら協議の上、さらに警察とも継続していく問題だと思ってございます。

○植田委員
 ありがとうございます。
 ふじのくに地域・大学コンソーシアムの取り組みの中で、富士市が静岡大学農学部の学生と連携していることを私は知りませんでした。もっともっと広報をしていただければ、我々も認知すると思います。徹底して広報活動をやっていただきたいと思います。

 12月30日の富士山女子駅伝ですけれども、3回終わりました。できることならば今後ずっと続けていただきたい。12月30日が餅つきの日であるということで非常に心配しましたけれども、10万人を超えるボランティアが出たことも踏まえて、今後この日程で年末は富士・富士宮の富士山女子駅伝で終わればいいなと思っております。
 以上、皆さんも広報については徹底して活動をしていただきたいし、我々も口がある限り外に発信をしていきたいと思います。
 以上で質問を終わります。

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