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委員会会議録

質問文書

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平成31年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:廣田 直美 議員
質疑・質問日:02/27/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○鈴木(澄)委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○廣田委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 文化観光委員会説明資料の41ページ、静岡県立大学、静岡文化芸術大学における平成31年3月卒業予定者の就職内定状況の中で、県内就職率がどちらも伸び悩んでいる状況ですが、要因分析をされているのかどうか。されていればその内容を教えていただきたいのと、あわせて県内就職率の伸び率を上げるために講じている対策があるのか教えてください。

○室伏大学課長
 県大、文芸大の県内就職についてお答えいたします。
 県大、文芸大の県内就職につきましては、委員会説明資料のとおり例年余り大きな伸びを示していません。分析としましては景気動向がいい場合には比較的県外に流れやすい傾向がありまして、ここ数年は景気がいいものですから、首都圏を中心とする大企業への就職を志向しがちで、どうしても県内就職率が低くなる傾向があると考えております。
 こうした状況に対しまして、県立大学は求人開拓員を置き、県内約240社程度を回りまして求人の開拓に努め、開拓した求人を学生に対して個別紹介する取り組みを行っております。県内企業を招いての業界説明会、病院、医療関係者を招いた勉強会なども学生に向けて開催しております。
 また、文芸大におきましても浜松商工会議所と連携した会社説明会を開催しているほか、特に1、2年生といった若い学生に向けてインターンシップを開催するなどして県内企業を知ってもらい、やがては就職してもらう取り組みを進めております。

○廣田委員
 いろいろ講じていただいていることがよくわかりました。
 やはり、せっかく静岡県内の大学に来ていただいているので、そのまま就職していただくのが県民の願いだと思います。引き続き御尽力いただきたいと思います。

 委員会説明資料の51ページ、訪日観光客の受け入れ環境整備にある多言語コールセンターの設置についてお伺いしたいと思います。
 アプリやラジオなどいろいろなツールがあったかと思うんですが、なぜコールセンターの設置になったのか理由を教えてください。

○横地観光振興課長
 多言語コールセンターの導入理由についてお答えします。
 2019年9月にラグビーワールドカップ開催を控え、宿泊施設等の外国語対応は喫緊の課題となっていることから、9月の本会議や文化観光委員会においても御議論いただきましたが、多言語コールセンターについて当初予算に計上したものです。
 多言語コールセンターにつきましては、電話するだけでいつでも気軽に正確な通訳サービスを受けることができる安心感があり、音声翻訳アプリのようにスマートフォンなどの機械操作を覚える必要もなく、電話があれば活用できるので県内に広く普及すると考えました。またラグビーワールドカップを直前に控えまして、タブレット、アプリの導入など事業者主体とするのではなく、県が一括で契約してサービスを提供することにより早急な普及を図ることができると考えました。
 県といたしましては、この機会に多くの県内事業者が参画して多言語コールセンターの利便性に気づいていただきまして、地域と旅行者双方の満足度を高めてまいりたいと思います。

○廣田委員
 県内事業者に広く利用していただきたいとの御答弁でしたけれども、平成31年度当初予算主要事業参考資料の44ページによりますと、利用対象者は宿泊施設のスタッフ等とあります。これは県内宿泊施設に勤めるスタッフが利用できるのか、詳しく御説明いただきたいと思います。

○横地観光振興課長
 多言語コールセンターの利用対象についてお答えします。
 こちらにつきましては、主に宿泊施設、観光施設のスタッフを対象と考えております。県内全ての宿泊施設等に御利用いただけるよう周知を図ってまいりたいと思います。

○廣田委員
 私が住んでいる函南町には畑毛温泉という温泉場がございます。そちらには大きい宿というよりも民宿レベルの宿が多く、既にいろんなところから外国の方がいらっしゃると聞いております。災害のときに不安だなとのお言葉をいただいたので、少し具体的に質問させていただきました。

 やはり小さい規模の宿泊施設のほうがそういったサービスが必要になると思いますので、利用できるように周知徹底を図っていただきたいと思うんですが、そもそも利用者負担はあるんでしょうか。

○横地観光振興課長
 多言語コールセンターの利用者負担についてです。
 平成31年度は県がサービスを提供する事業者と一括契約し全額県が負担します。利用者は電話料を負担するだけでサービスを利用できるスキームになっております。

○廣田委員
 平成31年度は利用者負担がないとの御答弁でしたが、それ以降は利用者負担が出る可能性はあるのでしょうか。確認させてください。

○横地観光振興課長
 現在の予定では、東京2020オリンピック・パラリンピックまでは県の委託事業として実施することを想定しております。利用者の方々に多言語コールセンターの利便性を知っていただきまして、利用者負担により自走できる形で継続してまいりたいと考えております。

○廣田委員
 利用者にとっては、やはり負担がないのが理想的だと思いますけれども、そうなりますといろいろ不自由さも出るかと思います。いかに利便性を確保するかだと思いますので、利用者にとって使いやすいものにしていただきたいと思います。
 御答弁があったかもしれませんが、いつから多言語コールセンターは利用できるのか。具体的なスケジュールを教えてください。

○横地観光振興課長
 スケジュールについてお答えしたいと思います。
 今回、当初予算で計上したものでございますので、新年度に入りましたら直ちに事業者の公募をして、5月に契約候補者の選定、7月から8月には県内事業者の皆さんにサービスを利用していただけるように準備を進めてまいりたいと思います。

○廣田委員
 何度も言うんですが、利用者にとって使いやすいものにしていただくようお願い申し上げたいと思います。

 それでは、次の質問に移りたいと思います。
 委員会説明資料の42ページ、サイクルスポーツの聖地づくりへの取り組みの静岡県自転車活用推進計画案の概要でございます。
 今回いただいた推進計画案を拝見してびっくりしたんですが、前回お示しいただいた推進計画案から全て改定したんではないかというぐらい改善されたと思っています。
 変更した経緯を教えていただきたいのと、たしかパブリックコメントを行ったと思いますので、どのような意見が出されて反映されたのか教えてください。

○吉住スポーツ振興課長
 自転車活用推進計画案について、12月議会にお諮りしたものからの変更とパブリックコメントの内容についてお答えいたします。
 12月議会で示した計画案からの変更点は、1月29日から2月5日の間に開催された静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議の各部会より掲載写真、指標の設定、計画の実現方法等について助言をいただいたことから、助言を踏まえた写真や文章表現の変更を行っております。
 大きく変更した点としては、12月議会ではまだ検討中であった指標の設定、巻末資料の追加などを行っております。また写真やレイアウト等は助言により大きく変更しておりますが、内容の方向性は大きく変更しておりません。
 パブリックコメントにつきましては、1月18日から2月8日までの3週間で実施いたしました。2名の方から7件の御意見がございまして、具体的には富士山や浜名湖などのルートを多くの方々にPRできるようにしてほしい、安全・安心のルールの徹底、特にヘルメットの着用などは広く呼びかけてほしいといったマナーの問題、道路の段差で走りにくいといった段差解消など、自転車走行環境の整備の要望などがございました。
 いずれも、各施策における具体的な措置の中で盛り込んでいますので、パブリックコメントによって大きく変えた点はございません。

○廣田委員
 本当によくなったので申し分ないと思います。私は狩野川の堤防沿いに住んでいますが、週末は自転車の方が多いんですよね。道の駅にありますe−バイクのレンタルも利用されているなどいろんな声を聞く中で、自転車の聖地づくりに向けて大いに期待が持てるところです。

 自転車活用推進計画のフォローアップについて、見直し方法など計画の履行が確実にされているかどうかの管理体制はどうなっているか教えていただきたいと思います。

○吉住スポーツ振興課長
 計画の進捗管理についてお答えいたします。
 計画案では、4つの分野である競技振興、サイクルツーリズム、裾野拡大・安全、走行空間の柱ごとに指標となる目標値を設定いたします。施策ごとに設定した指標を用いて計画の進捗を確認し、毎年度に静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議の助言をいただきながら進捗管理を行っていきたいと考えております。
 また、平成31年度当初予算のサイクルスポーツ県づくり事業費の中に調査費として100万円を計上し、ドライバーやサイクリストなど各300名程度に対して意識調査を実施し、計画の進捗や新たな課題の確認も行っていきたいと考えております。
 そうした形で施策の進捗確認をしながら継続的な改善を図っていくとともに、計画期間は2021年度までですので、それまでに施策効果の評価を行った上で社会情勢の変化を踏まえ計画を見直していく予定でございます。

○廣田委員
 ぜひ、効果も含めてしっかり検証していただきたいと思います。

 引き続きまして、推進体制について市町、地域実践団体、県民、民間、警察が緊密に連携協力して施策の推進を図りますとの記載がございますが、計画の連携体制をどのように考えているのか教えてください。

○吉住スポーツ振興課長
 警察や関係機関との連携についてお答えいたします。
 静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議には、県庁組織としてはくらし交通安全課、警察などにもメンバーとして参画していただいております。また外部有識者といたしましては、地域で自転車振興を行う地域実践団体、あるいはこれまで輝かしい成績をおさめられた競技者の方々などさまざまな分野の方に委員として参画していただいております。
 そうした方々の意見をもとに、私どもスポーツ振興課を中心に、県庁内の各部局ではそれぞれの施策を実施し、また民間におきましては地域実践団体が核となりまして県内4地域で自転車の振興施策を具現化していきます。

○廣田委員
 民間を巻き込んで、実際に競技をやっている方を含めてやっていくことが大事だと思うんですが、市町を巻き込んでやっていかないと実行力に欠けると思います。計画自体を市町に策定させるのか、またはもう既に計画を策定し実行されている市町があるのか市町の動きを教えてください。

○吉住スポーツ振興課長
 市町の動きについてお答えいたします。
 自転車活用推進法におきましては、国が計画をつくりそれを勘案して県が計画を策定します。地方自治体につきましては努力義務として策定に努める形になっておりますが、自転車の振興を全県挙げて振興していくことから、県では全ての市町につくっていただきたいと考えております。
 そうした中で、平成30年度に計画策定を予定している市町はございません。県が計画を策定中でして、市町計画は国と県の計画を勘案する法律の規定になっているからです。来年度以降に計画策定を予定している市町は政令市を含め17市町あると把握しております。
 県としましては、市町の計画の策定支援を行うとともに、計画に記載しています措置を進めていくに当たって市町と連携をとって進めていきたいと考えております。

○廣田委員
 来年度以降に策定を予定されている市町は政令市を含めて17市町だと御答弁がございましたが、東京2020オリンピック・パラリンピックのサイクリングが開催される地域である東部・伊豆地域で策定されて、実効性を持ってやっていくのが一番いいと思います。17市町について詳しく教えてください。

○吉住スポーツ振興課長
 計画策定予定の具体的な市町を申し上げます。
 浜松市、小山町、静岡市、磐田市、富士宮市、富士市、菊川市、沼津市、長泉町、湖西市、袋井市、伊豆市、島田市、御殿場市、川根本町、吉田町、伊豆の国市が計画策定を予定していると県の調査に回答していただいています。

○廣田委員
 ありがとうございました。
 県と市町と民間に取り組んでいただきまして、日を追うごとにサイクリストがふえていると地域から見てわかりますので、ぜひ連携を深めて盛り上げていただきたいと思います。

 では、最後の質問をさせていただきたいと思います。
 平成31年度当初予算主要事業参考資料の33ページ、東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催推進事業費の当初予算が前年度よりもふえていますが、予算が大幅にふえた具体的な理由を教えてください。

○鈴木オリンピック・パラリンピック推進課長
 予算の大幅な増額理由をお答えします。
 平成30年度につきましては、大会の2年前で大会組織委員会も分野ごとの計画を詰めていくステージでしたので、本県でも必要な開催準備、機運醸成を図ってきましたが、大会の1年前となる平成31年度に当たりましては現場での検証、大会本番に向けた機運醸成を今まで以上に本格化させていく必要がございます。特に、開催準備における輸送の関係では輸送経路周辺の整備を市町と一緒に取り組んでいく予算等をいただいておりますし、テストイベントを実地検証の場として大会組織委員会と進めていく経費を積んでいます。
 さらに、テストイベントに合わせた機運醸成として記念イベント、カウントダウンイベント等も行い、できるだけ多くの人にオリンピック・パラリンピックのすばらしさをテスト段階で感じていただきます。
 そういったところで、予算を大幅に増額させていただいています。

○廣田委員
 テストイベントの重要性がよくわかりました。
 そもそも東京2020オリンピック・パラリンピック開催事業費は、準備段階から大会終了までどのぐらいの県費が拠出されるのでしょうか。試算しているんでしたら教えてください。

○鈴木オリンピック・パラリンピック推進課長
 トータルの経費につきましては、最終的な金額をある程度見据えながら予算編成に取り組んでおります。
 平成31年度に債務負担行為を幾つか設定させていただいておりますけれども、例えば聖火リレー、都市の装飾、ボランティア、ライブサイトといった本番の2020年度までに必要になる経費を計算して幾らかかるか考えて予算を計画的に積み上げていこうと考えておりますが、具体的な数字につきましては発言を差し控えさせていただきます。

○廣田委員
 トータル金額は試算されているんですよね。
 もし教えていただければ幸いでございます。よろしくお願いします。

○鈴木オリンピック・パラリンピック推進課長
 試算しているかどうかでございますが、もちろん現段階で想定される金額がどれぐらいになるのか考えて来年度必要な予算を平成31年度当初予算に計上しています。
 金額につきましては、まだこれから詰めていかなければならい部分がありますので、申しわけございませんが2020年度の金額につきましては回答を御容赦いただければと思います。

○廣田委員
 県拠出の金額につきましては、とにかく県民にとっていい事業になるように御尽力いただきたいと思います。
 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。

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