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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:02/21/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 分割質問方式で3つほどお願いしたいと思います。
 まず初めに、総合計画後期アクションプラン案208ページの持続可能な社会の形成に向けたまちづくりですけれども、令和2年の国勢調査の結果ですと本県の人口は363万人、平成27年と比べて6万7000人、約1.8%減少しております。また65歳以上の方は過去最高の30.2%で、本県の人口減少、高齢化、その辺の課題は周知のことかと思います。
 また、先ほど来お話にもありましたように人口減少に伴い日常生活に不可欠な公共施設の統廃合や商業施設の撤退、路線バスの廃止や減便など顕著になってきております。
 さらなる人口減少、高齢化が進展していく中で、いかにして活力ある持続可能な地域社会を形成していくのかがポイントになるかと思いますが、後期アクションプラン案の208ページではSDGsマークの下段のところ、一番最後の行で人口減少下でも快適で安全・安心に暮らせる持続可能な社会を目指しますとあります。217ページ辺りが呼応すると思いますが、このあたりも含めどのような方針でまちづくりを進めていくのかお伺いします。

○平井都市計画課長
 これからのまちづくりの方針につきましてお答えします。
 県では、人口減少、少子高齢化社会においても活力ある持続可能な社会を形成するために居住地や医療、福祉、商業といった都市機能の適切な配置と交通ネットワークの充実を図る集約連携型、いわゆるコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを進めていく方針でございます。
 これまでも、居住地や都市機能の適正な立地を促進するために市町が作成する立地適正化計画や地域公共交通計画の作成などの取組を支援してきたところでございます。
 後期アクションプランにおきましては、成果指標に集約連携型都市構造の実現に向けた取組件数を掲げ、引き続き都市基盤の整備や市街地開発事業等を推進するとともに、県民が安心して公共交通機関を利用できるよう鉄道やバス等の支援をしてまいります。

○伴委員
 関連して、3つだけ細かいことをお伺いさせてください。
 217ページの指標です。
今、春休みでうちの事務所に大学生のインターンを受け入れていまして、この資料を読んで何か疑問に思うことはないかと、質問を頂いてきたので代わりに聞きたいと思います。
まず、立地適正化計画作成市町数の現状が14市町で目標値が24市町になっていて2つずつぐらい増やしていくと思いますが、何で35市町じゃないのかが1点。
続いて、乗降客2,000人以上の駅のユニバーサルデザイン化で、ユニバーサルデザインはエレベーターとかスロープの設置及び今県内で2,000人以上の駅が何駅あってその進捗率が86.2%といった母数を教えてほしいということでした。
 以上2点を教えてください。

○平井都市計画課長
 立地適正化計画が35市町でない理由ですけれども、立地適正化計画は都市計画区域を有する市町で作成することになっておりますので、全体で32が母数になります。そのうち伊豆地域の河津町と東伊豆町の2つは地形の状況で既にコンパクトな町になっているものですから、計画を立てる必要がないと判断しております。
 そのほかに30ありますが、そのうち6市町はまだ立地適正化計画をつくる判断には至っておりませんのでマイナス6で、残り24が5年後の目標になっております。

○仲野地域交通課長
 乗降客2,000人以上の駅の数につきましては、今手持ちがありませんので後でお答えさせていただきます。

○坪内委員長
 それでは、ここでしばらく休憩といたします。再開は13時30分といたします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開いたします。
 質問等を継続します。
 では、発言をお願いします。

○仲野地域交通課長
 先ほどの8番委員の、後期アクションプラン案231ページの活動指標、乗降客2,000人以上の駅のユニバーサルデザイン化の割合についてお答えいたします。
 県内に乗降客2,000人以上の対象駅は65駅あります。そのうちユニバーサルデザイン化に対応済みの駅は56駅となります。
 続きまして、6番委員に答弁した数値について訂正させていただきます。
 県内のバス路線数は1,881系統あります。そのうち国、県、市町からの支援を受けている路線が649系統ですので、約3分の1が退出の危機にあると考えられます。

○伴委員
 質問を継続させていただきます。
後期アクションプラン案の241ページ、サイクリングルートの環境について1つお伺いします。
県は、令和元年度に策定した静岡県自転車活用推進計画で、国際的なサイクルツーリズムの目的地創造を目標にしてサイクルルート整備を進めてきました。多くの関係者の御協力も頂き令和3年5月、太平洋岸自転車道がナショナルサイクルルートの指定を受けました。
 サイクルルートの指定はサイクルツーリズムの目的地創造に向けた一歩であり、さらなる魅力向上を図るためにほかのサイクルルートの整備や連携を図っていくことも重要かと思います。
 後期アクションプラン案の中では、富士山一周サイクリングルートの自転車走行環境整備率も活動指標目標として設定されているかと思いますが、このふじいち――富士山一周のルートを指標に設定した理由と目標値の設定根拠についてお伺いします。

○羽田道路企画課長
 富士山一周サイクリングルートを指標に設定した理由及び目標値の設定根拠についてお答えいたします。
 まず指標に設定した理由ですが、令和元年度に策定した静岡県自転車活用推進計画ではナショナルサイクルルートに指定された太平洋岸自転車道、西部にあります浜名湖一周、富士山一周、伊豆半島一周が県モデルルートとして位置づけられております。
 そのうち、富士山一周サイクリングルートを除く残りの3ルートにつきましては、今年度で矢羽根型の路面表示の設置が完了いたします。
 残る富士山一周ルートについても、多くの魅力を備えたサイクルルートでありますし、県外や国外からの誘客が見込まれることから地域の活性化に資するコースであると考えております。それによって、このアクションプラン案で指標に設定したところであります。
 また目標値の設定根拠につきましては、総合計画の計画期間中にこの富士山一周サイクリングルートの整備完了を目指すために静岡県内区間の総延長である約70キロメートルを目標値に設定したところであります。

○伴委員
 ありがとうございます。
詳しいことは通常の委員会でお伺いしたいと思いますが、241ページにも2025年までに100%達成していくと書かれています。県内であれば本県と基礎自治体と連携をしていただいて、ふじいちとなると山梨県との連携も当然ありますので、ぜひ進捗を図っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 では、次の質問に移ります。
247ページ、景観行政に関する指標になります。 令和3年度に南伊豆町と松崎町が景観計画を策定して、県内では27の市町が景観計画を策定済みです。このうち重点地区においては15市町が指定されているということですが、市町が地域の景観特性に応じてきめ細かな指定誘導を行っていくことは本県の美しい景観を守る、つくる点についても望ましいことであると思います。
 将来的には、全ての市町が景観計画策定や重点地区の指定を行い景観がよくなるように取り組んでいただきたいと思います。達成に向け県には市町への取組支援が求められるかと思います。一方で、市町が景観計画策定などを行うには市民との合意形成に一定の期間を要します。
 市町の取組状況を踏まえてまた目標設定をしていかなければいけないと思いますが、指標の目標設定の考え方と達成見込みについて教えてください。

○沼野景観まちづくり課長
 景観計画策定と重点地区の指定についてお答えします。
 まず、景観計画につきましては現在森町が計画策定に向けて取り組んでおります。また令和4年度からは御前崎市、河津町におきまして取組を開始する予定となっております。
 一方、重点地区の指定につきましては藤枝市、伊東市、下田市、松崎町において具体的な候補地を決めて指定に向けた取組を進めております。
 これまで、景観計画策定や重点地区を指定した市町におきましても数年かけて住民等と機運を高め、理解を深めながら丁寧かつ着実に進めてきたのが実情であります。このため目標設定につきましては、各市町の取組状況及び住民との合意形成までの期間を考慮して総合計画の目標を設定しております。
 それから見込みでありますけれども、県といたしましては、取組を進めています市町職員の具体的な業務を適切にサポートできますよう市町職員向けのセミナーを開催するとか、また市町が開催します住民説明会などへ景観形成やまちづくり等の専門家であります景観形成推進アドバイザーを派遣し、今後も積極的に市町の取組を支援していくことで目標が達成すると見込んでおります。

○伴委員
 ありがとうございます。
ここも1つ要望して終わりたいと思いますが、私は大学時代の卒論が景観行政で、12年前に稚拙ながら書いたときにゼミの仲間といろいろな町にヒアリングを行った記憶があります。
 当時はまだなかなか進んでいなくて、大分でこぼこがあった記憶があるんです。今、景観に配慮するという考え方が大分追いついてきていて、そこの音頭を取っていくのも県の大事な仕事かと思っています。まだ取組があまり進んでいない基礎自治体に対しても周辺の取組を共有しながら、ぜひ風景を守っていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。終わります。

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