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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:12/02/2010
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○中田委員
 47ページの生涯学習のスポーツ拠点の形成というところで2点お伺いします。
 ここに示されている地域スポーツクラブというのをこれからつくるんだということですけども、イメージがちょっとわからないものですから、どういうことなのか、どういうイメージでとらえればいいのかが1点。

 それと、静岡市の草薙とか小笠山とか、県内には大きなスポーツ施設がありますけれども、静岡県下全体をとらえたときに、例えば地域での施設の整備イコール県民のそういったスポーツに対する親しむ機会の拡大とか利用の促進とかというのは、施設があるかないかということで随分変わってくるような気がするんですね。私は、教育委員会がこれからいろんな整備をしていくときに、県内の各地域における、例えば施設整備の進行状況とそのスポーツの振興との現状みたいなものをきっちり確認をし合いながら、その後そういったことを踏まえた中で、これからはこういう地域にこういう施設整備をしていこうと――むしろこの地域はこういう方向で、この地域はこういう方向でみたいな――ただ単に、静岡県の中でこれからつくりますよ、広げますよというのではなくて、地域の現状をしっかり踏まえた中での取り組みというのが必要だと思ってるんですね。そういう意味で、そういう考え方をこの総合計画の中に反映されているのかどうか、またそういう考えがあるのかどうなのかということをお伺いしていきたいなと思いますね。

 それと、もう1点は文化財のことなんですけども、前のページになりますが、文化財建造物監理士等ということで、平成22年度が20人ということですけども、これはどういう資格で、どういう立場の人になってくるのか。また22年度が20人ということは現在はだれもいないのか、これからのことなのか、それとも現在ももう活用されてらっしゃる方を20人にふやそうとされてるのか、私はちょっと見識がございませんので、お教えいただければと思います。
 その3点、お願いします。

○松井スポーツ振興課長
 地域スポーツクラブのイメージですけれども、一般的には、自分がお金を出して商業ベースのスポーツクラブに通ってらっしゃるというものとは違いまして、自分の地域にある、身近にある、例えば中学校で地域住民の方々が自分たちでお金を出し合って、そこで自分たちがやりたいスポーツのプログラムをつくって、地域住民が集まってスポーツクラブを形成していくと。そこには、例えば世代間の交流であるとか、体力づくりであるとか、そういう健康面の育成にもつながってくるかというふうに思っております。ですので地域のスポーツクラブというのは、自分たちの地域の住民がやりたいスポーツができる場所、それから例えば地域スポーツクラブの中で競技スポーツをやりたい、あるいはレクリエーションをやりたい、いろんな目的があるかと思いますが、そういういろんな目的を持った、自分たちがやりたいスポーツ種目をやっていくというふうな形で、地域住民が主体的になってクラブをつくっていくというものが地域スポーツクラブのイメージです。それが拠点となって、地域でのコミュニケーションの育成になっていくというふうに考えております。

 それから、2点目ですけれども、県全体のスポーツ施設ですけれども、基本的には小笠山運動公園等につきましては、公園緑地課のほうが担当して施設を整備をしておりますけれども、教育委員会としましても、やはり施設があれば、スポーツの振興がなされるというふうなスタンスは基本的にあると思います。ですけれども、なかなかいい施設の建築には結びつきませんので、学校等にある施設等を活用しながら、スポーツの振興を図っていくというふうなことを考えていきたいというふうに思っております。

○木村文化財保護課長
 文化財建造物監理士につきまして御説明をさせていただきます。
 これは、現在静岡県に住んでいらっしゃる方、あるいは在勤する方で、既に建築士の免許を持っていて、そして文化財建造物に関する研修を既に受けたことがある方の中で応募をしてくださった方をセレクトして、今20名を対象に行っております。これは10回のプログラムで、現地でかなり実地訓練をしまして、文化財は普通の建造物とはまた違って、特別な技術というのが必要になりますので、そういったことで今年度中には20名の方がまず登録をされます。本課といたしましては、平成25年度までに80名にふやしていくことで、それぞれの市町に平均しているようにイメージしております。
 どういう仕事をしていただくかといいますと、国の登録有形文化財の登録の申請にかかわる支援ですとか、あるいは文化財建造物の管理・保護に対して所有者とか、あるいは行政に対して助言をしていただくとか、あるいは地震が発生したときに、真っ先に駆けつけていただきまして、応急処置について専門的な判断をいただくことを考えております。以上です。

○中田委員
 スポーツクラブのことは、イメージはわきましたけれども、要は地域で自主的に住民の皆さんが率先して、1つのコミュニケーションの手段としてスポーツを利用して何か活動してほしい、それを促進するという、そういうふうに私は受け取ったわけでございますが、じゃあ例えば平成22年度20市、次には25市、30市とふやしていくわけですよね。ふやしていくわけですけども、その地域でそういった方々が既にやっている、もしくはこれからやろうとする、その気持ちを起こすときに、やっぱり地域地域に、課長もおっしゃった施設がどれだけあるのか。自分たちがこれをやりたいと思っても、それをやる場所がなければ、なかなかそうはいかない。むしろこういう施設があるからこれをやろうよということに、一体性が出てくるわけですよね。ですから、私は先ほど2番目の問題とちょっと重複いたしますけれども、スポーツの振興を促進していく上では、地域地域の施設が整備されてる状況とか、そういったものが地域間によって隔たりがあるというのが現実だと思います。そこをやっぱり全く目を向けないで、ないところは学校の施設だけ使えばいいとか、教育施設を活用すればいい、じゃあ教育施設をどの程度、どうやって開放するかだけではなくて、整備の手を入れるんだというようなことにも話はなってくるわけですから――私は地域での自主的なスポーツの振興を促進していくというのは、教育委員会の方向性というのはやっていただきたいんですけども――現実にはやりたくてもできなかったり、やろうと思えばできる地域であったり、それはもう県内の中を見れば格差があるわけですね。そういったことをしっかり意識をした中でこういう整備方針を立てていかないと、やっぱりバランスを欠いていくような気がいたします。それは十分お察しいただきたいと思います。

 それと、文化財のほうのことについてですけども、今年度末で20人、それで私は何でこんなことを聞きたかったかといいますと、国の指定や文化財としての価値をそういう方たちに専門性を見てもらってお手伝いいただくのと同時に、それが民有地であれば、土地の所有者、もしくは建物の所有者の意向なんかもあって、保護したいけれどもなかなか同意が取れないよとかいうことがあるわけじゃないですか。現に伊豆半島でもそういうことがたくさんあると思います。そうすると、価値のあるものだけれども、残念ながら所有者の理解が得られないでそのままになってしまっているということもある。所有権が優先すると、そういうことでやっぱり本来磨かれるべきものがなかなか磨かれないで、今日まで来ちゃってる例というのはあると思うんですよね。ですから、こういう専門性を持った方を育てていって、そういう方に仕事をしていただくときに、その方がどういう立場でかかわっていくのかということですよね。例えば、今まで一番難しい、所有者の同意を得るということに対して、積極的にその所有者に対して働きかけをして、文化財の指定や申請の手続をしますよという姿勢でいくのか、それともそういう価値のあるものであれば、申請に踏み込んでくださいというような仕方をしていくのかということによって、こういう方たちを20人つくる、もしくは30人つくるということによって、その後変わってくるような気がするんですよね。
 今現在そのことについては、教育委員会としてはどういう思いでこの方たちに仕事を、どこまでのものを望もうと思っていらっしゃるのか、そのことについて考えがあればお聞きしたいですね。

○木村文化財保護課長
 ありがとうございます。委員御指摘のように、まず理解者を少しふやしていくということは、とても大事なことだと思っております。民有地ですと、確かになかなか言いにくいとかいうことはございますので、まず1人でも多くの県民に文化財の価値を一方では広げていくと。こういった文化財のことについて、建築士の免許も持っていて立派な方が地域でふえていけば、その方を通して、やはり法的なものがなかなか届かないところでも御理解をいただきやすくなるのではないかと、そういうことがありまして、この監理士の増加等については、まさに委員の御指摘のような意図の中で進めております。以上です。

○松井スポーツ振興課長
 御指摘の点、ありがとうございました。教育委員会としましても、県内の各スポーツ施設の状況というのは把握をさせていただいております。十分でないということも、私どもも承知をしているところでございます。ですので、市町ともまた連携をとりながら、その拡充等を検討していくというふうに考えております。

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