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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:10/25/2012
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 歳出について1点お伺いします。決算書は、附の222ページです。説明書は71ページです。第3目教育管理費で、支出済額が73億6512万円余、繰越額が10億6920万円余、内訳を見ますと、説明書に一応、地震対策緊急整備事業費、県立学校等施設整備事業費、県立学校等安全安心緊急対策事業費ということで説明があります。右側の説明欄に、繰り越しは諸条件の調整に日時を要したことによるという理由です。2つそうです。3つ目のほうは、国のほうの補正予算に伴ってということです。
 これらは具体的に工事に絡むものですから、現場は学校ですので、調整が設計なのか、工事中の調整なのか、いろいろあると思いますけれども、まず発注した時期、それから諸条件というのは具体的に何と何を指しているのか。

 基本的には予算は単年度ですから、3月31日までに完了検査といいますか、完了していなければなりません。特に学校においては、4月以降は新学期でありますので、この工事を繰り越しするということは、24年度中に完成を見るということです。教育委員会は率先して、勉強しやすい環境をつくっていくのは当たり前のことだと思いますけれども、いろいろの理由があるとは思いますが、それによって繰り越しをしていくということを教育委員会はどのように考えているのか。
 それから、ここにある対象の学校は何校なのか。例えば県立高校で何校だとか。それで原因は何なのか。そして、それが防げるものなのかどうか。お伺いをまずいたします。

○原田財務課長
 繰り越しについてお答えいたします。まず、教育管理費でございますが、事業内容で地震対策緊急整備事業費につきましては、地震対策の耐震補強を行うに当たりまして、校舎の内部等を補強したりということになります。済みません、校舎ではなくて、現在行っているものは校舎本体よりも多目的体育館といったもの、あるいはプールの附属棟、そういったものをやっております。ただ、部活動の活動とか、あるいは学校の行事等との調整、あるいは設計の段階で見直しが必要になる場合もございまして、そういったことから一部繰り越しが生じております。
 具体的な発注時期等につきましては、今、手元に資料がございませんので、また委員長と相談の上、対応させていただきたいと思います。
 それから、県立学校等施設整備事業費等につきましても同様に、例えば工事を行うに当たりまして、周辺の住民の意見の調整、そういったものに日時を要するということがございます。
 それから、県立学校緊急津波対策事業費につきましては、6月、9月補正予算に計上した事業でございまして、それを執行する時期が年度後半にずれ込んだということもございます。また地盤調査、そういった個々の学校の校舎とのとり合いの状況の確認等に日時を要し、設計に日時を要したことがございます。
 それから、県立高校太陽光発電設備設置事業費の繰り越しにつきましては、震災の影響を受けまして、施工業者側の製品の受注の時期がおくれたということもございます。
 以上でございますが、トータルといたしまして全てを詳細にお答えするのは今現在難しい状態でございますので、資料の提出をさせていただきたいと思います。

 それから、繰り越しについての考え方でございますが、委員仰せのとおり、単年度予算の執行が原則ということでございますが、やはりこれを厳密に、単年度予算の原則が貫けないような状況もございますので、その場合の繰越明許費ということで、2月の議会におきまして明許費の議決をいただきまして、今年度に執行されております。ただ、我々といたしましては、事業の早期完成と効果発現が重要と考えておりますので、できる限り工事の迅速な執行をしてまいりたいと考えております。以上です。

○仁科委員
 御答弁ありがとうございました。少し気になりますけれども伺います。耐震補強工事、これも耐震診断をして耐震度が弱いから耐震補強工事のほうへ進むわけです。また県教委としてみれば、多目的の体育館、あるいはプールの附属棟、初めてトライするものではありませんよね。現場の違いがあったとしても、ノウハウはわかっているはずでありますから、そういうものを利用して活用していかなければ、全く新しいところへ工事をしていくという考え方じゃなくて、ノウハウを利用してもらいたい。そのことが予算の執行、そういうものにつながってくると思います。
 それから工事現場の周辺の調整、こんなの当初予算なんだから当たり前の話じゃないですか。よっぽど周辺の方がその工事の騒音とかほこりとか、あるいは運送の搬入だとか、そういうものに迷惑がかかるというならば別ですけれども、これはどこの県立高校でも耐震補強とかいうものやっているわけですので、その辺は理由として、私はなかなかストレートに耳に入ってこないんですけれども、本当におくれている理由って何なんですか。もう1度伺います。

○原田財務課長
 耐震補強工事につきましては、具体的には藤枝東高校の多目的体育館、それから浜松城北高校の実習棟、部室、プール附属棟の耐震補強工事によるものでございます。これにつきましては、3校4棟分になるわけでございますが、繰り越しの結果、6月までに3棟につきましては工事を完了いたしました。それから8月には残りの1棟も完了し全て完了しております。本当の理由につきましても、やはりこれらの実際、学校ごとの施設に差異がございます。また、学校の利用等の調整もございますので、そういったところが、これについては主な要因ということでございます。以上です。

○仁科委員
 答弁いただきましたけど、例えば道路、河川とかで相手が第三者の用地の所有者とか、建物の所有者とかならわかりますが、学校の工事においては第三者から見ますと、教育委員会内部のことではないかと判断されても仕方がないわけですよ。
 そこでの調整によって、例えばプールの附属棟は夏になったらプールってどうなるんですか。また仮設のような更衣室とか附属に絡むものをつくらなきゃならないお金もかかるわけではないじゃないですか。だから、早期発注して早期完成する、調整については内輪の話なんですから、ぜひともその辺は理由にしてもらいたくないんですね。第三者が入っているような場合には、いたし方ない場合もあると思いますけれども、ましてや学校施設の整備をするのは、突然降って湧いた話じゃなくて、現場の長と県教委との調整は必ずしているはずなんです。耐震診断もしているわけですから、その耐震度を上げるために発注するわけですから、現場においても危険を回避するわけですので、協力してもらうようにするのは県教委がみずからがやらなければ、こんなこといつまでたったって工事が遅くなってしまいますよ。もう1度、発注姿勢と考え方を伺います。

○原田財務課長
 9番委員が仰せのとおり、早期の発注、完成というのは、やはり我々に課せられた大きな命題だと思っています。今後は、発注までの期間短縮、それから、事前にそういったファクターの予測をちゃんと行った上で、施工管理を適正に行う、こういった形で工事の年度内完成率を高めていきたいと考えます。以上です。

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