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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:03/08/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○三ッ谷委員
 それでは、質問させていただきます。
 まず、3番委員が内容の濃い質問をしましたので、少し頭を軽くしたいなと思うんですが、廊下を歩いているときに、職員の皆さんとよくすれ違いますよね。きょうも総務委員会に朝来て、昼間行って、休憩に行って、また帰ってくるときにもそれぞれ各ルームの職員の皆さんとも会う。このところ特に気がついていることがあるんですよ。きょう同僚議員の9番委員からも女性の管理職登用の話が出ました。全然私も見えなかったから、一番後ろに説明者以外で女性職員がいるとわかりませんでしたが、特に経営管理部長以下職員局長、人事課長に女性職員の挨拶についてまずお伺いしたいなと思うんです。
 我々の地元の中学校、小学校に行くと、卒業式でも入学式でもどこに行っても玄関にはまず、朝は元気に挨拶しましょうと書いてあるんです。先生方も率先して声をかける、町の人たちもおじいちゃん、おばあちゃん、老人会の皆さんも学校へ行ったら子供らに率先して声をかける。だから子供たちから気持ちのいい挨拶が先にきますよ。県職員と雲泥の差、銀行へ行ってごらんよ、あるいは郵便局へ1回行ってごらんよ。朝店に入るたびに明るい声で男性も女性もおはようございますと言うじゃないですか。職員局長以下、どんな指導を一体職員にしているのかまず冒頭に伺いたいと思います。

○渡瀬職員局長
 8番委員の御質問にお答えいたします。
 挨拶につきましては、昨年6月の総務委員会の中でも8番委員からお話がございまして、私どもも各部局に対して来ていただいた方にやはり気持ちよく来ていただくということで、挨拶を心がけましょうと、特に管理職についてはしっかりとやりましょうとお話もさせていただいたところでございます。それ以降も私は8番委員の顔を見るたびに思い出します。定期的に各部局の総務にも話をさせていただいたところですけれども、私もなかなか実際にぱっと明るくなって変わったと感じるところまで至っておりません。心がけてくださっているところもありますけれども、もともと恥ずかしがっているのか、それとも仕事が大変なものですから考え事をしていて暗くなってしまっているところもあるかもしれませんけれども、そこはそこでやはり明るい職場づくりに努めながら挨拶につながっていくようになっていけばいいなと思っております。
 また、行政改革的な考え方ですと、やはり職場をまずきれいにしましょうと、5Sという言い方もしておりますけれども、そういったものを日ごろから心がけていく中でやはり職場の雰囲気も変えていくということで、それが日ごろの挨拶等につながっていき、それがよい仕事につながっていくことになっていけばいいなと思っております。これからまた改めて8番委員からお話もございましたので、各部局に対して繰り返し繰り返し話をしていきたいと思っております。

○三ッ谷委員
 確かに6月の総務委員会でお願いしました。男性は割とまあまあ言うんですよ。それも部付主幹を経験して各議員の控室に出入りしている職員は遠くからだっておはようございますと言っていますよ。それは渡瀬職員局長認めますよ。ただ廊下の隅を歩いてく女性の職員が、議員の顔も知らないのかあるいはふだんおつき合いがないから下向いて行けばすれ違って終わりですよ。それでは県の今年の目標は、富国有徳の理想郷世界にはばたく“ふじのくに”の最後の年、総仕上げの年だと言っているんですから、施策でどんないいものを出したって、県の中の職員に明るさがなくて何が世界に羽ばたく県庁ですか。そういうことを踏まえていたからきょうも改めてお願いしました。ぜひ機会があるごとに話をすることをお願いしますよ。

 それでは、それはおいて質問に入ります。
 まず、最初に総務委員会説明資料の7ページですが、随分伊藤経営管理部長以下頑張ってくれて歳出のスリム化を図ったと、わざわざほかにはない白抜き黒枠の活字を入れて強調していただいてありがとうございます。確かに事務事業の徹底した見直しとか補助金の見直しとかいろいろなことをやって、これだけのお金を捻出しましたよという説明です。先ほど伊藤経営管理部長も公債費を13億円、14億円初めて減らしたと胸を張ってお話をしていました。だからそれと同じ意味ですからありがたい。
 こういう努力をしているんですから、10ページの自動車税についてお伺いしたいなと思います。それできょうも午前中あるいは午後に資料を担当課長からいただきました。ここに例えば自動車税等証紙売りさばき手数料とか、あるいはともだって自動車会議所にお支払いする手数料とかあるいは自動車の協会と言いますから多分個人事業者の集まりの会にもそれぞれ報奨金という名目、あるいはいろいろなことを踏まえて手数料とか払っていますよね。せっかく本体で歳出のスリム化をしている中で、例えば自動車の証紙売りさばきにつきましては、法律では決められていると言いますが、簡素化した証紙の納入方法はできないんでしょうか。せっかくやるんですから、もっと簡素化したっていいじゃないですか。
 先ほどのお話を聞くと、新車を買ったときのセールスのお兄さんが来るのか、売った営業会社の社員が来るのかは別にしても、自動車取得税を届け出る書類の中に判ことか何かがあって証紙にも打つ、それが年間3000万円でしたか自動車会議所に払っているということでした。お話を聞いたら静岡市だけじゃなくて浜松市、静岡市、沼津市の3カ所で6名の女性の皆さんにお手伝いをいただいているよというお話も聞いておりますが、全般的に証紙の売りさばきをもっと簡素化してやるべきだろうと思うんです。これはきょう、自動車を例にとっていますが、私も食品衛生協会の役員をずっとやっていましたから、磐田の保健所のときに許認可の切りかえでやっぱり諸費を払うわけですよ。もともとが食品衛生協会のお姉さん方が預かって売るわけですよね。だから県からも若干の手数料をいただいていた。しかし県はいつまでも多額の金額を若い女性に預けているのは難しいから、当時の金で四、五百万円変わりましたけれども、自動の証紙売りさばき機を導入しました。それによって女性職員が多額の現金を持たないことと、お金さえ入れれば自動ですからどんどん証紙が出てくるという方向に変えてもらった経緯がありました。
 ですから、今年ばっかりではありませんが、今回の自動車の証紙売りさばきについて前向きの捉え方を考えませんか。まずここを伺います。

○片野税務課長
 証紙売りさばき手数料の関係でございます。
 証紙の代金の収納を行うということで、静岡県自動車会議所の方にお願いをいたしまして6名の人をつけていただいている状況がございます。6名の方をつけていただくことで収納代金、収納計器を取り扱う。収納計器は収納するとともに自動的に集計も一致する機械でございますが、証紙代金収納計器取扱要領を定めまして、その中で手数料として支払うことを決めているものでございます。こちらについては、もし仮に手数料なしに県職員が直接、沼津、浜松、静岡3カ所の陸運事務所で張りついて業務を行う場合のコストと自動車会議所へお願いする場合のコストの比較の上で、現在売りさばき手数料で処理させていただいていると考えております。

○三ッ谷委員
 片野税務課長、今の説明は先ほども休憩時間中に聞かせていただきました。今皆さんにお願いしているのは今のシステムですよ。だから法律があるから現場で徴収しなきゃいかんという話も聞きましたけれども、自動車を買った人が自動車取得税で払うんでしょうから、別に新規登録の現場でお金を払わなくたって、銀行だってどこだってできるんじゃないかと思っているから提案しているわけですよ。法律があるからできませんじゃなくて、静岡県として法律を変えようとする努力はいたしましたか。やっぱりやっていないんですよ。やっていないけれども、せっかく皆さんが39億6400万円も歳出のスリム化をやっているんですから、手数料につきましても、あるいは協力費なんかについても少しずつ減らしていく方向で頑張っていただきたいなと思うんですが、この点、伊藤経営管理部長いかがでしょうか。

○伊藤経営管理部長
 8番委員がおっしゃるとおりだと思います。公金収納に当たりましては、確かに自動車税に関しましては証紙という形が定められているかもしれませんが、公金に関しては、例えば今おっしゃったように銀行振替みたいなやり方もございますし、場合によっては財務事務所に公金の収納窓口をつくって人を配置して収納しているような場合もございます。そういった意味でいうと、何が一番コスト的に安く済むか検討した上で、今の制度が対応できていないようであれば制度改正することを提案していくのも我々の仕事だと思っています。公金収納に関していろいろな考え方がある、支障があることを前提に今お話しましたので、何が一番いいのかを改めて検討した上で、必要に応じて法改正も含めた要望等をしてまいりたいと思います。

○三ッ谷委員
 ありがとうございます。
 ぜひやってほしいなと思います。午前中にもクレジットカードでお支払いという話も答弁の中で出ていましたから、ぜひいいアイデアを出してくださいよ。ちょっとでも税収のアップにつながったという評価を見たいから、ぜひ力強い推進をお願いします。

 それから、先ほど各委員から質疑が出ていましたから、内容につきまして踏み込んだ質疑はしません。総務委員会説明資料19ページに職員の退職管理に関する条例が出ています。先ほど3番委員からも質疑がありました。監査委員とか包括外部監査人の話も出ていました。部長級あるいは局長級、課長級の皆さんが退職して再就職するのに、これだけ厳しい条例をこれからもかけるという説明です。例えば今度は先ほどの各委員の質疑の方向をちょっと変えて信任する任命管理という規則もつくって、きょうのような質疑があっても大丈夫です、こういう規則がありますからとしたっていいんじゃないでしょうか。相手を信用して任命することも大事、やっぱり相手の今までのキャリアを判定して信用することも大事ですけれども、退職する職員にこれだけのことをかけるわけですから、信任、任命する包括外部監査人あるいは監査委員でもこういう規定ですからお願いしますよという文書で示すぐらいのことをするべきだろうと思うんです。この点につきましてはいかがですか。

○藤原人事課長
 包括外部監査人あるいは監査委員など、実はお願いする際に引き受けていただける際にはこういう条件です、こういう勤務の仕方になります、こういうお金をお払いします、あと守秘義務が課されますということは全て書面でお渡しして検討していただいた上でやっておる次第でございます。

○三ッ谷委員
 それはカタログと一緒ですよ。こうですよ、お願いします、これで大丈夫ですかというのは当たり前ですよ。今まで県職員じゃない方が包括外部監査とか監査に入るわけですから、経営管理部として説明するのは当然。私が言っているのは退職の職員にも条例で規約をはめるんですから、信任する管理という意味ではただ説明するんじゃなくて、こういうことになりますよということをやっぱりあわせてやるぐらい、多少大変でしょうけど1回やっておけばずっとじゃないですか。紙で出してこうですよという説明じゃなくて、静岡県の規約でこうなっていますと言うだけの話だと思うんですが、その点はいかがですか。

○藤原人事課長
 現在のところ法律で定められた要件については今のやり方で構わないことになっていますので、それでやっております。例えばおっしゃられた条例化する話につきましては、今のところ予定はございませんが、考えてみたいと思っています。

○三ッ谷委員
 無理なことをお願いしているつもりはありません。でも今まで30年、40年頑張った退職していく職員に、これだけの規約をはめて秘密が漏れないように、あるいは越権行為がないようにはめるわけですから、それぞれ信任する先生にもお願いする意味では、条例なんて言わなくてもっと簡素なものでもやっぱりこうですよとはっきり言えるようにしておいたほうがいいと思いますよ。今答弁で勉強することを言ってもらいましたので、ぜひお願い申し上げます。

 それから、職員の関係条例の整備に関する条例が出ています。私はこの中で人事評価結果を任用にも充てると書いてあるんですが、それぞれ部下である職員の評価、例えばきょうの説明者の席に座っている皆さんの評価は多分伊藤経営管理部長が評価するのかな。また局長、課長以下の職員の皆さんにはそれぞれ皆さんが一番初めのレベルの評価をするかどうかわかりませんが、ここでいう人事評価がどういう方法で誰がいつどこでやるのか教えてください。

○藤原人事課長
 人事評価の基礎となるものは、毎年4月から9月の上期と10月から3月の下期の2回につきまして、まずは行動評価と業績評価で短期の評価をする。今考えている昇任に当たりましては、過去4回分、2年分どういう成績なのか見ることを昇任に当たっての基礎資料とすると考えております。

○三ッ谷委員
 先ほど3番委員から議員の面会、要請、陳情について2人で同行してメモをとって議員これでいいですかと、よければ証拠として残しておくよという話を私も何年か前に聞きました。例えば職員の評価をするのに1人でいいんでしょうか。そうでしょ、あるいは皆さんの目線が間違っているとは言いませんが、好きだ嫌いだあいつはとかこいつはとかって人情も入るじゃないですか。私はやっぱりフォローをするためのバックアップがないといかんと思うんですよ。そういうことをしながら人事評価を適切にしてほしいなという気がしましたから、今の質問をしました。これは別に何かあるというわけではありませんので、ぜひ藤原人事課長、こういう点も評価してやってください。お願いします。

 それから、職員の旅費についての質問をいたします。
 きょう資料をいただきました。いろいろ細かく書いてありましたが、金額の話をするために資料をいただいたわけではありません。静岡県内にある海外の航空会社から静岡県の職員は富士山静岡空港を使わないと言われました。理由は富士山静岡空港は滑走路の幅が狭い飛行場です。だから県職員がどんな仕事で海外に赴任、あるいは出張あるいは調査に行くのかによっては、富士山静岡空港は不向きな点と言うよりもラインがないんですよ。だからそういう話が出ると思うんです。しかし私はどんなにラインがなくても県民や県内の企業にあれだけ富士山静岡空港を使ってくださいと皆さんセールスマンになってやっているじゃないですか。やっと年間搭乗者数70万人まできた、確かに中国からお客が来ていますが、皆さんの努力の評価ですよ。しかし評価する職員が富士山静岡空港は不便で使いたくないから、俺は中部国際空港からの航空券をとってくれと言うんだそうです。
 私はまかりならんと思うんですよ。やっぱり県の公務で行くんでしょうから、トランジットしてもいいから富士山静岡空港から乗って旅費を使うべきですし、富士山静岡空港の利用搭乗率を上げるべきじゃないですか。でもそういう話を旅行会社から言われるというのは、県としてどんな指導を職員にしているんでしょうか。それを伺います。

○藤原人事課長
 旅費についての御質問でした。
 地方自治法の条文に能率的に職務を執行するとなっております。その観点から、旅費につきましては出張における交通手段が経済性と一般的なルートなのかどうかが第一の基準でございます。いろいろな交通手段を探した上で、最適なものを選びましょうということで今やってございます。
 富士山静岡空港の話がございました。いろいろ聞くと、確かに羽田空港から行ったほうが羽田空港に行く新幹線代を入れてもさらに安いものが出ている、あるいは富士山静岡空港の就航便が少ないですから、羽田空港から行ったほうが公務をしやすいことがあったりします。そういうのを考えました結果として、富士山静岡空港を選ばなかったかなと思います。ただの経済の合理性だけじゃなくて、出張のときに即公務を遂行するために現地でさらに相手方の職員と何ができるとかを考え合わせたときに、そこはもう1つ旅行命令権者がただ単に経済の合理性だけじゃなくて、出張先で果たすべき役割、会議に出るための事前の準備だとか事前の相手方の職員との打ち合わせだとか考えられる余地はある。今のところもそうなっております。

○三ッ谷委員
 藤原人事課長、そのぐらいのことは私だってわかっていますよ。しかし県民に富士山静岡空港は不便だからどうぞ羽田空港から乗って行ってくださいと言うんですか。多少時間がかかったって富士山静岡空港を皆さんが使わなくて誰が使うんですか。そうでしょ、県職員が羽田空港からどっか乗って行って利便性で早く着いたからって、それは違うでしょ。愛知県の中部国際空港から行ってもいいんですか。だったら何で浜松市や伊豆や静岡市の人たちに乗ってくれって、何のために皆さんの仲間が富士山静岡空港のPRをやっているんですか。もう一度今の答弁をください。

○藤原人事課長
 大変失礼いたしました。
 県の施策として富士山静岡空港は一番大きなものでございます。地方管理空港は能登空港ですとか、福島空港ですとかさまざまございます。実はそれぞれの県も職員の出張にいろいろな施策を打ったことも聞いたこともございます。そういったものを調べて、視野狭窄にならないように考えてみたいと思います。

○三ッ谷委員
 他県の空港はどうでもいいんですよ、藤原人事課長。だって本当だったら名古屋市の中部国際空港から乗っていい浜松市の人に3,000円、5,000円のお金を払って富士山静岡空港から乗ってもらっているじゃないですか。伊豆半島の人にもそうですよ。それが県職員だけどっかの県の事例を調べてみなきゃ理由が言えませんっていうのがおかしいよ。これは本当ですよ、汗水垂らして現場というのであれば、現場で頑張る空港関連の職員の皆さんの気持ちになって、1人でも2人でも搭乗者をふやそうじゃありませんか。そのために藤原人事課長、力を貸してくださいよ。それが富士山静岡空港の評価なんです。だからぜひ表現は厳しいですけど私はお願いしたい。気持ちよくもっと搭乗者数が70万人から80万人、80万人から当初の目標に行くには1人でも2人でも皆さんが乗ってくれることなんですから、せめて公費で行く研修あるいは調査、海外出張でお願いしますよ。

 それから説明資料23ページへ行きます。
 包括外部監査契約につきましてお伺いしますが、細かいことはもう聞きません。同僚議員がたくさん聞いていますから。1750万円を上限にした算出根拠をお願いします。あわせて補助者と包括監査人との金額の差ってどのぐらいあるんですか。契約もしくは給料で差があるとすればどのぐらいあるんですか。

○川和田総務局長兼総務課長
 包括外部監査の金額についてお答えいたします。
 考え方としては、まず大きく分けて基本費用と執務費用と考えています。現在はもう既に廃止されておりますが、日本公認会計士協会が標準報酬月額を以前定めておりまして、その中で基本費用が幾つかあるんですが、一番安い575万円をまず決めております。それから執務費用としては、1日当たりになりますけれども、監査人であれ監査補助者であれ同じで、監査をした1日当たり8万9000円で計算いたします。
 ちなみに、過去ずっと計算しますと、例えば昨年度もそうでしたけれども、結果として1750万円を上回るだけの日数といいますか実績がありましたので、結果的に1750万円をお支払いしたところであります。
 あと、もう1つもちろん実費、旅費等については、県の規定に従ってお支払いしております。計算方法としては以上のようになっておりますけれども、近県の例を見ますと、近県4県の平均が1766万1000円ということもございまして、他県とのバランスも考えて1750万円で今回提案させていただいているところであります。

○三ッ谷委員
 1750万円の金額を伺ったのは、先ほどの答弁の中で365日ある中で200何日から上限360何日までという答弁を先ほどしていましたよね。勤務の回数の話をしていたじゃないですか。それで今言ったように給料部分が500何十万円、日給が8万幾らでやっていると。今の1750万円とは別に旅費がかかるようですが、365日県庁に来ている計算ですよね。そうだよね、日給8万円で160万円云々というと結構県庁に来ている計算ですよ。それで他県では1766万円があったという話ですが、確かに包括外部監査ですから外に出ていってもらって監査してもらうわけですが、この総務委員会の中にも私を含めて監査委員をした先輩がたくさんいますよ。どのぐらいで監査に出ているかもよくわかっています。そうすると監査委員が先ほども給料が570何万円かってお話があった。あるいは質問の答えがなかったのが、補助者には幾ら払ったんですか。答弁が漏れていますよ。仕事の内容はともかくとしても、1750万円をいただく包括外部監査が、常勤監査委員と、あるいは補助者と比べるとどのぐらい違うかなってわかりたいから質問しているんです。まずその点につきまして足らない部分を答弁してください。

○川和田総務局長兼総務課長
 大変失礼しました。
 監査補助者に対して幾ら支払っているかについては、今回契約で村松氏を選任した際に、先ほどの監査委員にも協議いたしますけれども、県は直接村松氏と契約をいたしますので、そこから先のことについて県として具体的な関与はしておりません。幾ら払うかについてもそういう意味では把握しておりません。

○三ッ谷委員
 監査をさせていただくとよくわかりますよ。常勤監査委員が各部局を調べる定例監査もあるし、あるいは出先を回る監査もあるし、包括外部監査人が行く監査もありますし、また監査に行くためには下調べをするために随分補助の人間が頑張っていて、資料を集め部局の職員が原稿を起こしてもう一度行くのはわかります。だから1750万円がいいのか悪いのかという話じゃなくて、仕事の量が見たいから質問しているわけです。
 だから、今回こういう話が出て、前の人とかわるから、どんなに1750万円が生きるのかなという気もしたからお聞きした。それから仕事の量につきましても把握していますから、ぜひもう少し詳しく説明資料に書いていただくと、余分な質問をしなくていいなと思いました。理由は包括外部監査人がかわるときになかなか質疑が出ないものですからきょうも質疑していますが、ぜひ今後とも資料の中にそういう計算も含めて入れていただくといいと思います。お願いします。

 それから、説明資料33ページの行財政改革推進委員会の取り組みについてのうち、今回説明資料の中でいただきました意見書、別冊学校給食関係につきましてお伺いいたします。
 きょうも朝からの質疑の中で何人か話しているようですが、お話を聞いていると何か近いお話って皆さん耳に聞きません。学校給食会がどのぐらいの力があるのか、あるいは市町がどこら辺まで関与しているのかどうかわかりませんけれども、昨年からずっと補助教材につきまして本会議を通じていろいろな疑義が出てまいりました。あのときも問題になったのは学校の校長先生とか何かを勇退した先生が、今になって会社をつくって補助教材をつくるから民間とのトラブルで云々って話でしたよ。ここも読んでみますといつもこの学校給食会が出てくるんです。
 それで、先ほどの答弁では、平成28年度はその結果を見て眺めている、そんな悠長なことを言ったらまた同じ問題になりますよ。特に学校で使う材料が前例に倣って学校給食会から入っている、もう見え見えじゃないですか。それがどういう組織とどういうところが相まってくるのかわかりませんが、そういうことが教育委員会のああいう質疑につながったことを思い起こすと、ほっぽかれておくと平成28年度云々ってなりますから、それまでただ意見をしてきたから経営管理部としてはほっぽっておくとこういう話になりますよ。この点はいかがですか。
 それから、管理栄養士という先生がいますよね。だから学校給食のメニューを管理栄養士がつくるんですよ、何カロリーかを含めて。例えばお肉であれば地場産である何々豚の細切れを何切れとかってやるんです。今は昔みたいにただ豚肉ってやらないんですよ、産地証明がうるさいもんですから。豚肉はどこどこの細切れ何切れとかってやって管理栄養士がつくるんです。それも踏まえながら聞いていると、今回の総括意見とか学校給食への役割とかを考えて、もっと積極的に経営管理部として捉えるべきじゃないんですか。これにつきましてまず質問します。

○市川行政改革課長
 もともとは平成26年度の事業レビューにおきまして、いろいろ課題が出たのが発端でございます。ただ事業レビュー自体はいろいろあってやるものですから、実質は2時間程度の議論です。それをもっと深く掘り下げて、給食は実態も市町によって大分違いますので、まず実態を踏まえた上で御議論いただいたものでございます。
 なお、この行財政改革推進委員会に、9月以降毎月2月まで行ったものには教育委員会の責任者2名も出席しておりますので、いろいろ出された疑問ですとか課題ですとか十分教育委員会の担当の方も一緒に認識してきております。いろいろ意見書が出てからスタートではなくて、それまでに前倒しで対応できることは対応していただくということで、もちろん平成28年度まで待っていることではなくて、平成28年度の行財政改革推進委員会でできたものについてはなるべく早く報告をいただいて、しっかり検証していこうという姿勢でおりますので、そこは御理解いただきたいと思います。

○三ッ谷委員
 それじゃ逆に僕から質問しますが、例えば管理栄養士の献立内容について何かの言及はなかったんですか、あるいは管理栄養士に対しての要望は出なかったんでしょうか。あるいはもう1つ、学校から給食管理の先生がついていますよね、必ずついているんです、給食は。給食管理の先生の、きょうも9番委員から出ていた先生の多忙化の検討が行財政改革推進委員会で出なかったんでしょうか。

○市川行政改革課長
 まず、献立の作成につきましては、文部科学省の学校給食の基準がございまして、なるべく1人で決めるのではなくて、委員会等をつくって作成するようにとなっているが、実態を確認しましたけれども、全部が全部やられてはいない実態であるというところは意見書に記載してございます。
 あと、栄養教諭等の多忙化につきましては、私どもの委員会では特に議論はございませんでした。

○三ッ谷委員
 時間もありませんので、ぜひ平成28年度に経営管理部として前向きに役割を果たしていただくことを要望します。

 それから最後に、この前も聞きました過疎化対策の自立促進計画の策定につきまして、今回も同じように5年間延長だからつくりますよという話ですよ。浜松市は政令指定都市で旧町で4つ、沼津市も東部を代表する大都市ですよ。島田市は中部の都市、伊豆市だけはちょっと違いますが、これだけの名前が挙がっています。
 国の9項目は説明すればすぐわかります。しかし今回の伊豆の過疎地域とか一部過疎地域のそれぞれの生きていく道を探るときに、1から9だけで静岡県の県内過疎市町が救済できると思って今回これを考えていくということでしょうか。もっと違うやり方があるんじゃないでしょうか。
 特に、1つだけ聞きます。産業の振興で6次産業化って言います。人がいないからお客さんが来てもできないとか、働くことができないとか、集団で何かできないとかっていう地域なんですよ。そこへ6次産業化して何とか産業を興しまいと言って、いけるんでしょうか。そういう疑問が一つ一つにあります。ですので来年度にかけてやるんでしょうから、自立促進計画への意気込みを聞かせてください。

○山梨自治行政課長兼権限移譲推進室長
 県の自立促進計画について御意見をいただきました。
 自立促進計画につきましては、県だけではなくて市町も自立促進計画を決めていただくことになっております。それは12月に策定いたしました過疎地域自立促進方針に基づいて決めることになっております。市町の計画は、今8番委員からもございましたように、過疎法で定められた産業振興などの9項目について実施する取り組みの内容について記載されてございます。県の計画は、市町に協力して講じようとする措置の計画でございますので、基盤整備とか人材育成、担い手の確保といった点から広域的な見地やスケールメリットの観点から県が直接実施する事業ですとか、過疎対策を進める市町へ行財政上の援助を記載しているものでございまして、市町と連携しながら過疎地域の自立支援に計画に基づいて推進してまいりたいと考えてございます。

○三ッ谷委員
 ぜひお願いします。その地域に合ったものをぜひ県の指導でつくっていただくことを最後に要望して質問を終わります。

○山梨自治行政課長兼権限移譲推進室長
 先ほど御質問いただきました18歳選挙権の選挙啓発アイデアの募集実績でございます。
 応募総数が261件ございまして、そのうちの10代、20代の若者からの応募が253件という実績でございました。

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