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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:10/01/2010
会派名:自由民主党県議団


○遠藤委員
 1問だけでいきますので、せっかくでございますので、今、7番委員からもお話がありました工業用水道の関係で、7つある工業用水道の中で、いろいろそれぞれの形、特に管の問題に関しては、富士川工業用水道なんてのは、岩本山の中でかなり漏水をしているということもたくさんありまして、これを直すということは簡単にはできないことであろうかと思いますが、例えば東駿河湾工業用水道、富士川工業用水道にしても富士地区の製紙のまさに命のもとでございますので、そういう面に関しましては、大変重要な問題でありまして、修理も確かに必要かもしれませんが、補修も必要かもしれません。現実に今、例えば富士地区にある製紙のマシンも大体半分くらい止まっちゃってるんですね。そうして、西部のほうは、例えば、希望退職者を募っているわけでありますが、富士地区の労働者は、ほかの県のほうに、ほかの会社のほうに回されていくということで、ある1つの会社では、やっぱり60人ぐらいの人がことし県外へと転勤という形でやられてるわけでございます。そういうことを考えるとかなり深刻な問題を抱えているわけであります。そういう中におきまして、企業局の工業用水道だけに絞って、質問をさせていただきたいと思うんですが、単純な質問で、おまえ何期やっててそういうこと聞くんだと言われるかもしれませんが、工業用水の料金を決める基準、それぞれこれ、その企業によって、例えば東駿河湾工業用水道の場合は16円とか、富士川工業用水道のは13円とかいろんなあるんですが、この基準を教えていただきたいと思います。
 それから、責任水量制度と二部料金制度の2つの料金制度があるわけでありますが、この辺についてどのように違うのか、まずそれを教えていただきたいと思います。

○岩本企業局次長
 料金ということですけども、一応国のほうからの算定基準もあります。そういうことで、責任水量制と今委員がおっしゃいましたけども、ほとんど責任水量制ということで、例えば企業局が事業をするに当たって、皆さんのところへお聞きして、どういう給水区域があるか、どの程度の企業数がどこの辺まで水を欲しがっているかとか、そういうものをまず算定します。そして、どれだけの経費がかかるかということがあります。それに対して、給水量、排水量といいますか、その量がありますので、それに対して期間――例えば5年だとか10年だとか将来に向けての期間――あるいはもっと細かく言いますと、動力費だとか施設費だとかいわゆる固定費、施設をつくるためのパイプラインだとか浄水場とかそういうもの、それから、それを運転する動力費だとか、薬品はその水によって濁度があったり――水が清らかな所では薬品は余り使わないんですけど――そういう薬品のお金、そういったものを試算というか、積算をしまして、その料金を設定をするということになっております。
 それから次に二部料金制度ということですけども、先に述べたのが責任水量制度で、二部料金制度というのは、水道なんかでございますが、基本料と、それから使用料、要するに基本料というのは固定費と申しまして、どれだけ使ってもある今の施設の費用だとか、そういった固定的に変わらない費用、それから、使用料の場合は、使ったものに対して料金がかかっていくという、いわゆる変動費について計算する料金、それを合わせまして基本料と使用料ということで2つの料金を合わせていただくということです。
全国的には、都道府県営122事業あるんですけども、そのうち責任水量制度は大体8割から9割、二部料金制というのは、比較的新しくなってますので、その残りの10%程度だと思いますが、その二部料金制度ということになっております。

○遠藤委員
 なぜ私がそんなことを聞いたかというと、料金のことは私もよくわかっています。ただ、例えば、これの修理はある程度この会計の中から出せると思うんですが、それだけではできなくなる可能性があるんですよね。そういうことで、例えば東駿河湾工業用水道の問題は、260億円か280億円かちょっとわかりませんが、昭和43年ごろ、企業とか国の補助ももらって県の補助ももらったと思うんですが、やってるわけですよね。そういうことで、これからの問題に関しても、そういう問題が十分あるということと、それは別としまして、やっぱり企業局で工業用水道事業をやられてきているということは、そういうことも含めながら起債もありますし、いろんな問題で単なる非常に何と申しますか、難しい運営といいましょうか、経営があるわけですね。簡単であるんならばこれは指定管理者でもできるわけですよね。でもそれじゃできないというようないろんな条件があるもんですから、ぜひそういうことで頑張っていただきたいと思うんですが、ただ、料金設定の問題で、二部料金制度は、静岡県に7つあるうち、中遠工業用水道1つかな。こういう形の中で、これから、今まで同じような形で責任水量制度でやるのか二部料金制度を取り上げていくのか、その辺の考え方をちょっと教えていただきたいと思います。

○岩本企業局次長
 それぞれ各工業用水の水源もあるし、設置の時期もございますので、それぞれの実情に合った料金体系になろうかなと思います。ただ、富士川工業用水道とか東駿河湾工業用水道ですか、これについては、要望もあって、今のところそれぞれの関係団体のところへ行きまして、今、県の工業用水はこういう状態です、二部料金制度にしますとこうなりますというような形の案を示しながらユーザーの方に御理解を願いながら改定に向けていきたいなというふうに思っています。

○遠藤委員
 それを聞きたいだけに私も質問させてもらってきたんですが、ぜひユーザーの方々の気持ちをくんでいただきまして、できるだけ安くいい水を提供するような形で進めていっていただきたい。特に二部料金制度の問題等々につきましても、利点と欠点もあるわけでありまして、そういうことは十分地元というか、ユーザーの方々の話を聞きながら決めていっていただきたい。これをお願いしまして私の質問を終わります。

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