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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:沢田 智文 議員
質疑・質問日:12/15/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○沢田委員
 一問一答方式で質問いたします。
 総務委員会説明資料の21ページ、ストレスチェック事業の取組ですが、実施期間を7月中旬から下旬に設定した理由をお伺いします。

○島村健康指導課長
 ストレスチェックの実施時期は毎年7月に設定しているのですが、ストレスチェックの目的は結果を活用して個人にストレスの気づきを促して、それから集団として所属の分析をかけて、高ストレスな職場に対してはグループワークまで行います。ケアまで含めて1年間でスケジュールを立てておりまして、その関係で業者選定から勘案して7月ぐらいに毎年やっております。

○沢田委員
 ありがとうございます。理由がよく分かりました。
 私、教職員のときに1回ストレスチェックをやった経験があります。県庁ではどのようにやられているのか、内容を教えていただければと思います。

○島村健康指導課長
 知事部局職員の場合は、7月に所属ごとに個別の57項目の調査票がありまして――それは国全体でサンプルとして決まっている調査票ですけれども――それを所属を通じて個人に配付し、その結果を所属ごとに回収し選定した業者に分析をかけていただく流れでやっております。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 私がやったときは、パソコンの画面にそれぞれチェックを入れていくと最後にストレスの度合いがその瞬間に出てくるもので、結構時間がかかったんです。職員にその調査を推進する立場だったんですが、このストレスチェック自体がストレスだっていう不満の声が職員から非常にありました。県庁職員の方たちは、このストレスチェックにどのような価値を感じて前向きに取り組んでおられるのかお伺いします。

○島村健康指導課長
 知事部局の場合ですと調査票の回収率が99.7%でございます。そうした数字からも職員の関心は非常に高いものと受け止めています。自分のストレス状態を知って、その後カウンセリングや相談につながったり、早めの対応に役に立ったという声も聞いております。
 また、所属ごとの分析では、隣の人同士で日頃感じている職場のストレスについて話し合うきっかけづくりになって、その後の実践に役立ったという前向きな御意見を頂いております。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 ストレスチェックが全ての指標ということはあまりよくないかなとも感じております。それぞれの職場を管理する立場の方たちが、常に職員のメンタルヘルスを意識して今後とも取り組んでいただければと思います。
 
 次の質問に入ります。
 説明資料18ページの県庁働き方改革の取組についてです。
 多様な働き方の実現が職員にとって非常に大事なことかと思いますが、サテライトオフィスの設置場所の拡充を検討されていると記載されており、この背景を教えていただければと思います。職員の要望などがあるかどうかです。

○室伏行政経営課長
 サテライトオフィスにつきましては、現在6か所設置しているところでございまして、今後さらなる設置を検討しております。
 元々サテライトオフィス設置は、職員による出張前後の有効時間の活用あるいは通勤時間の短縮による職員のワーク・ライフ・バランスの実現を目的に始めさせていただきました。今回新型コロナウイルス感染症の拡大を受けまして、職場の3密の回避や通勤時の感染リスクの低減、また今後さらにテレワークを推進するためにもサテライトオフィスは非常に有効であると我々でも考えまして、今後職員の居住実態等も勘案しながら設置について引き続き検討してまいりたいと考えております。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 サテライトオフィスの設置については、費用等がかかることも予想されますが、既存の施設また市町との連携という答弁もこの前ありましたので、そちらで進めていただければと思います。

 続いて、人事委員会の別紙資料令和2年度静岡県職員・警察官採用試験の実施状況について質問いたします。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、2次試験を延期し合格発表もそれに伴って遅れたと思いますが、例年と違った事象が生じていたらお答え頂ければと思います。例えば2次試験の志願者が減ったとか、1次試験に受かっているのに2次試験を受験しなかったとか、採用辞退者を考えて最終合格者数を少し増やしたといったことがありましたら教えていただければと思います。

○市川職員課長
 試験を延期した影響についてお答えいたします。
 まず、延期した受験者でございますけれども、新型コロナ感染症の第2波と試験日が重なりました大学卒業程度試験、職務経験者採用試験の第2次試験受験者のうちの東京都、大阪府、愛知県に在住の86人がその対象となりました。2次試験全体の受験者のうちの1割強、一部受験者ということです。
 試験日につきましては、7月下旬から8月に予定していたものを9月中下旬へと1か月程度延期いたしました。延期となりますと当然受験者に負担をかけることになりますが、受験延期者には個別に電話連絡いたしまして、延期の日程や延期したことによる有利不利はないとか、受験者が不安にならないような細やかな情報提供に努めてまいりました。
 また、既に2次試験が終了している受験者もいて合格発表を待っている状態であったので、その受験者にも同じことを伝えまして、ホームページなどで広く情報提供してまいりました。
 その結果といたしまして、第2次試験受験者が大きく減るという影響はなく、全体として公募者数確保に必要な人数の合格発表ができたと認識しております。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 特に影響がなかったと伺って安心いたしました。
 今回このコロナの影響を受けて、今後の採用試験の内容について検討されていることがありましたらお伺いします。

○市川職員課長
 これで一度全体の定期試験が終了いたしましたので、今後実施内容につきましては任命権者とも協議して検討してまいります。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 今後とも取り組んでいただければと思います。

 では、静岡県の新ビジョン評価書案の271ページ、生産性の高い持続可能な行財政運営について、272ページの今後の取組方針1に記載されていますが、新型コロナウイルス感染症の対応に伴い業務量の増加が見込まれるとあり、職員のメンタルヘルスが心配されます。ここに様々な取組が記載されておりますが、これは今までと同じような内容の取組をされてきているのではないかと感じております。もし今までと違った新たな取組がありましたらお答え願います。

○島村健康指導課長
 メンタルヘルスの新しい取組としましては、職員の健康状態を分析したときに、20歳代、30歳代職員の長期療養者数が増えていることもあり若年層にターゲットを当てた取組をしなければならない必要性を感じておりますので、異動を初めてした4年目の職員に対して研修を行うときに個別相談を取り入れて、相談が苦手な若い人に相談のしやすさや相談することのよさを体験してもらい、その後フォローが必要な人には手厚くフォローや面談を繰り返すなどを今始めているところでございます。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 やっぱり総労働時間の短縮が課題かなと思っております。今までの業務を削減するのは県庁での働き方の中ではなかなか難しいと感じておりますが、ぜひ総労働時間があまり増加することがないように取り組んでいただきたいと思います。
 最後に要望いたします。
 説明資料19ページのデジタルトランスフォーメーションですが、プロジェクトチームの中で静岡県庁デジタル推進部会の取組内容の1つとして、4点目にネットワーク環境やウェブ会議等、庁内ICT環境の整備と記載されています。
 今回我が会派もいろいろなところでウェブ会議等を実施してきたわけですが、庁内ICTの環境整備は課題があると思っています。ネットワークがうまくつながらないところもありますので、ぜひこの部会で庁内ICTの環境整備を強力に進めていただければと思います。以上で私の質問を終わります。

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