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委員会会議録

質問文書

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令和5年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:和田 篤夫 議員
質疑・質問日:12/14/2023
会派名:自民改革会議


○和田委員
 分割質問方式で1問のみ質問させていただきます。
 先月22日に小山町のスピードウェイの新しくできたホテルで、県が主催した静岡県から武道を世界にというシンポジウムが開催されました。私も顔を出したのですけれども、日本を代表する武道家と言われている人、例えば相撲で言えば日馬富士さん、柔道で言えば井上康生さん、合気道の創設者の植芝さんのお孫さんなどいろいろな方が出ておられて、本当にいい話を聞くことができました。今日本の子供たちの教育に武道を取り組もうという運動は日本の政府も進めているのですが、県の教育委員会における武道の取組状況とその認識について、まずお伺いします。

○夏目健康体育課長
 武道につきましては、3番委員も御承知かと思いますが各学校で部活動として行われていたり、授業では中学校では必修、高等学校では選択という形で行われています。その展開としては、もちろん競技ですので基本的な技や相手の動きに応じた動作といった内容をやりますが、学習指導要領では武道の授業については相手を尊重する、伝統的な行動を守る、分担した役割を果たすことなどができるように行うこととされております。授業でも用具の準備や後片付け、試合の審判といった役割分担に積極的に取り組む態度を養うことを行っているところです。
 武道では礼に始まり礼に終わるという言葉が良く使われますが、誇らしい日本文化の1つだと思っています。学校では日常生活でも、例えば職員室に入るときの挨拶や授業の開始、終了後のお辞儀といったものも定着しておりますので、そういったところも表れの1つなのかなと思っております。

○和田委員
 日本古来の武道がなぜ学校教育に必要なのかという意識をしっかり持っていないと、ただやらせるだけじゃ意味がないと思います。非常に答えにくい質問かも知れませんが、この武道が今の子供たちの学校教育になぜ必要なのか、どなたかお答え頂ければありがたいのですが。

○江本義務教育課指導監
 先ほど問題行動調査等の結果がありましたけれども、今の学校現場で小中学生、高校生もそうかもしれませんが、コロナの影響もあって非常にすさんでしまっている部分もあるのかなと思います。社会に目を向けてみれば、大人も閉塞感のある中で暮らしています。その中で育ってきた子供たちが自分だけを大事にするんじゃなくて周りの人も尊重するというところに、例えば礼法が入ってくることによって自分以外の人に対する敬意を払ったり、自分もけがをしないし相手にもけがをさせないとか、そういう精神をしっかり学ぶことによってお互いにいい関係を築きながら社会をつくっていく、そういう素地が育まれると思っております。

○和田委員
 すばらしい答弁をしていただきましてありがとうございます。
 私も少し武道をかじっていますが、武道は子供たちの人格の形成なんですよね。人間としての人格形成とはどういうことかというと、正しい志を持ってもらうことです。幾ら勉強ができても間違った志を持った人が大人になっても困っちゃうんですよ。だから武道を通じて正しい志を持った人格を形成するのが武道を取り入れる一番の目的だと思います。そういう子供たちが日本という国、静岡県、世の中を正しく導いてくれる大人になってもらうことが一番大事だと思うんですよね。そういう人が知事になれば、総理大臣になれば、混乱しないわけですよね。ところが人間はいろいろな思惑があってなかなかそう簡単になれない。なれないからこそ子供のうちに少なくともこういうことなんだよと教えてやるのが大人の責任ではないかと、勝手な持論をしゃべらせていただいて私の質問を終わります。

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