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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:03/01/2011
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 3点ぐらい質問させていただきます。
 1つは、昨年の県の総合計画を議会側としても意見を述べて、そして、そういった中に教育委員会としても取り入れていただいたという、まさに川勝知事の2年目に総合計画のふじのくにづくりがまさに一瀉千里、こういった状況が23年度生まれてくるんだなというふうに感じるんです。
 そこで、総合計画の質問のときに、教育振興基本計画をお示しいただいてるんですね。本来であれば、各課の課長にその辺の部分をしっかりともっと説明をいただきたいんですけども、それをやったらもう時間がなくなりますので、先ほど教育長から総括的な部分に触れられて御説明をいただきました。
 そういった中で、やはりこれからの学校教育っていうのは授業も含めまして非常に多様化している。それと、やはり知事のお考え、こういったものを教育委員会の中でどのようにしていくのか、それを検討しながら教育長が考えている教育委員会としてのリーダーシップ、こういったものも、私は今まで以上に必要になってくると思います。まさに、首長がかわれば、首長の思想というか、そういったものが教育現場にも浸透されようとしている。教育の中立性ということがあると思いますけども、やはり、そういったところを考えると、こういった多様化している、そして、一つの方向性も従来と若干違った、例えば交流と見ればスポーツ交流もふえてくる、また海外への交流のことも出てきてます。こういったところを、例えば教育委員会として出てたのが、海外のスポーツ交流です。せんだって私も台湾に行ったときに、野球のこういった交流が進められているというのは非常にいいことだと思いました。このスポーツ交流もそうなんですけども、教員、これは通常、年に何回かそういったセレクトされて海外に行かれてるんですけれども、そういった部分でも東南アジアを静岡県は重視してますね。そういった考えの中での、例えば教育者、先生の交流、こういった部分の何か御説明いただけるようなものがあるのかどうか、そこをちょっと教えてください。これ、つらつら見ててもわからなかったものですから。やはり、そういった国際交流にたけていけるリーダーをつくっていくというか、まさにそれに今向かっているわけですね。きょうの新聞を見れば、東郷さんという方が海外のいろんな部分でも総括をやっていただけるという、東郷平八郎の関係ですかね、これは。それはいいんですけども、そういった状況がつくられてきている。
 したがって、私は教育っていう部分がそういったところもどんどん引っ張られてるんじゃないかなっていう気がするんです。だから、現場教育をもっと重視するっていうのは1つの原則だと思うんですけども、事業が多様化すればするほど、そういった集中する部分が特化されていく、そうすると、それだけ人材は当然たくさん養成していく。そうすると、その分事業がどんどんふえてくるというと、そういった逆の意味での気もするわけです。

 それで、何を言いたいかというと、この先の、いわゆる教員の交流が1つです。
それと、強いリーダーシップが必要ですから、当然人事というものに絡んでくるわけです。教育長があと何年されるか私もわかりませんけども、やはりこの総合計画をつくって、そして教育振興計画をつくって、さあというときに、ある期間、スパン、そういった責任を持つ役割を担った方がまさにこの場にいて、それを力強いリーダーシップでなければ、またどこかでさらさら消えてしまう。そういったものでもないかと思いますので、お考えがあればまずお答えいただきたいと思います。

 あと、ちょっと細かなことなんですけども、先ほど8番委員が触れられて、149ページの発達障害等の調査、1300万円使うっていうのを今聞いてましたので、これはちょっとはしょります。

 その次に、152ページの高校生の自転車マナーアップ作戦、これは毎年5500万円ぐらい使って、要するに、マナーアップというんですか、これをやってるんですけども、この事業は少し効果が出てきてるのかどうか、152ページの2ですが、そういった状況の報告をいただきたいと思います。

次に、153ページのエですが、家庭教育サポート調査研究費が300万円ですか、これはどういった調査方法をされるのか、その辺も教えてください。

 それと4点目ですが、これは、かつて触れられたと思うんですけれども、視覚障害者の人のためにデイジーっていう、いわゆるデジタル録音図書というんですか、これの今の本県の現状を少し教えていただきたいと思います。以上です。

○吉澤教育政策課長
 ただいま委員お尋ねの教員の交流、また海外への交流ということでお答えをいたします。
 今回、教育振興基本計画、有徳の人づくりアクションプランの中では、頼もしい教職員の養成の中で、教員の青年海外協力隊、日系社会青年ボランティアへの参加奨励というものを年次計画で定めております。また、他県との教職員の人事交流ということで、他県のところに本県の教員を交流して、先進県の事例を学んでくるということで交流を進める計画を載せているところであります。お手持ちの有徳の人づくりアクションプランの49ページにその年次計画を示させていただいております。以上です。

○釋社会教育課長
 家庭教育サポート調査研究事業について申し上げます。
 これにつきましては、まず調査の内容でございますが、家庭教育に関する各家庭の実態や親の意識、また、支援のニーズなどを幼児期から就学時期に絞って県内全体で調査を実施しまして、家族形態別、また地域別等の集計を行ってまいります。
 それを基に検討会を組織いたしまして、検討の方向性といたしましては、必要な内容が必要な人に届く支援、また関係部局との連携等による継続的な支援、そして、地域の教育力向上を考えた地域の力の活用などを検討の方向として考えております。
 これらをもとに、子供を持つ親の実情を把握しまして、一律、画一的な支援ではなく、必要な内容が必要な人に支援されるよう検討を進め、施策を進めてまいります。以上でございます。

○中澤事務局参事兼学校教育課長
 高校生の自転車マナーアップ作戦についてでございます。これは、自転車を使った通学が60%以上の県立高等学校を対象に学校の交通指導員というのを非常勤職員で雇って、朝の登校時などの指導を行うものでございます。
 これに対しまして、効果としては、1つは高校生の自転車事故自体が年々減少をしてきているということがあります。それから、もう1つは、これは警察と共同でやっています連携制度で、いわゆる違反切符を警察が切っていく、その違反切符のカードの交付数も年々減少をしているというところでございます。以上です。

○安倍教育長
 強いリーダーシップが必要だということで、知事は、チーム川勝というふうにおっしゃいますけども、私はなかなかチーム安倍というところまではまだ至っていないわけですけれども、少なくとも新総合計画も、今回の教育振興基本計画も、平成25年度を目標年度にまず第一にしておりますので、その実現に向けて課の間で連携、風通しをよくしながら、まずはこの工程表に従ってその実現を目指していきたいなというふうに思ってます。
 ただ、非常に時代の変化の激しい中ですので、平成25年度までと言いつつも、途中で、その時々でもし変化が生じれば小回りのきく、そういう教育行政に努めていきたいなというふうに思っております。以上です。

○釋社会教育課長
 委員の御質問は視覚障害者に対するデジタル図書等についてでございましょうか。

○阿部(時)委員
 私の質問の仕方が悪かったようですけども、デジタル録音、ホームページで見るとそう書いてあります。いわゆる、視覚障害の方に、どちらかというと、まだ子供さん、小学校とかそういう中でも、聞いたことないですか。初めて言ったと思えないんですけども、いわゆるデータをダウンロードして、音声で聞くそういう機材があって、これをいろんなリハビリテーション協会だとか、そういうところがこういうのを普及させようとして、デイジー教科書という、国会でも議論されてるんですけども、デイジー教科書というそういう言葉にしてるようですけど、障害のある児童生徒が学校の許可を得て、いわゆるデイジー教科書をダウンロードして、学校の中でそれを学ぶという、初めてですかね。ちょっと私も、つらつら学んだことなもんですから、それで、静岡県はどんなふうにそれが取り入れられようとしてるのかなということをちょっと伺いたかったんです。私もまだ現場見ていないもんですから、まだそういったものが。他県では。わかならきゃわからないでいいですよ。

○釋社会教育課長
 調べまして、後ほどお答えさせていただきます。

○阿部(時)委員
 若干、今ので質問の出ばなをくじかれたみたいになったんですけど、静岡県はそれだけ進んでるもんだと思っていましたから。
 先ほど、総合計画も含めて、交流のことはわかります。これは確かに出てたんですけども、海外青年協力隊っていうのもこれはいいんですけども、先生の研修というので、校長先生クラスの人が行ったりとか、よくあるじゃないですか。昔ちょっと指摘したからやめちゃったかもわかりませんけども、何人か集まってヨーロッパとか、海外研修というんですかね、そういった部分で、例えば、今どちらかというと中国とか韓国とか、東南アジアというか、今そういったところを非常に静岡県がねらってますよね、ある意味では。交流という部分で。そういったところへの教員の研修というか、協力隊は協力隊でまたやる、中身はちょっと違うんですけども、そういった交流を教育委員会としてお考えになっているのかどうか、そういったところが知りたかったんです。逆に言えば協力隊はいいです、ある意味では、これだけ出しますよと言ってるんですから。そういった教員としての人材の双方交流というんですか、言葉が違うからなかなか簡単にいかないことですけども、そういった部分というお考えがあったのかなという、そんな部分で伺ったことですので、なければないと言っていただければいいです。

 それと、もう1点は、先ほどの家庭教育のサポート調査、これはわかりました。こういった実態調査をするということでなかなか、やっぱりいろんな現場部分での多様化というか、なかなかつかみにくいというよりも難しくなってきてる、そういったものをこういったことを通して、さらに現場に生かしていくというか、したがって、しっかりやっていただいて、1つの形をつくっていただきたいと思います。
 あわせて発達障害の関係も含めまして、ぜひともものにしてなおかつ、こういった方たちが教育現場の中、もっと教育を確保しやすいように、そういった施策にも向けていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

 それで、デイジーの件につきましては、私も今期で終わるものですから、次の議会のときはいないもんですから、議会終わるまでに委員長経由で、書面というか、何かで出していただければと思います。よろしくお願いします。委員長、お願いします。

○釋社会教育課長
 教員の海外研修でございますが、社会教育課が行っておりますグローバルリーダー養成事業には毎年教員も参加しております。例えば、今年度は27人中10人が教員でございました。小中高の教員でございます。したがいまして、中国に参りまして現地研修を行う場合にも、大学等に参りまして教育等の事情視察ができるように、また同じ職種のペアを組みまして、さらに民間レベルの交流を継続させているところでございます。以上でございます。

○水元事務局参事兼学校人事課長
 以前は、先ほど御指摘のあった国レベル、いわゆる他県と一緒に海外の教育状況を視察するというものがございましたけれども、今年度は行われておりません。それから、また別の形で県が予算的なものをもって、個人がこういう勉強をしたい、あるいは、こういうところに行って、こういう研修をしたいという形で、それの補助制度もありましたけれど、それも残念ですけど、今は予算化されていない状況でございます。以上です。

○山田委員長
 5番委員からの要望のあった書類につきましては、後ほど準備をお願いいたします。

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