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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:11/16/2007
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 何点かよろしくお願いいたします。
 最初に、今質問が17番委員からあった件で、国際化総合推進事業の中で語学指導等を行う外国青年招致事業ということで金額が上がっているんですが、教育委員会の方で学校教育費、高校教育費の中で外国教育推進事業費5億2000万円余、外国語指導講師招致に要した経費であるということでのっかっているんですが、教育委員会の方のこの事業費とのすみ分けといいますか、それを1つ教えてください。

 それから次に、説明書の順番にお話をしたいと思いますが、国民文化祭準備室ですが、平成18年度がスタートということでいろんな議論がなされたと思います。国民文化祭も再来年ということなんですが、初年度この国民文化祭の開催準備に当たってどのような議論があったかということを教えてほしいんですが、1つキーワードはやっぱり静岡ならではという言葉だと思います。そんな意味で静岡らしさというものがどんな形で意見が出たのかということを教えていただきたいと思います。

 それから大学室ですけれども、49ページに県立大学の運営管理のところで入学定員の数字がのっかっております。この学部をずっと追っていきたいと思いますが、例えば薬学部、1年から4年までで収容定員が480名に対して、平成18年5月1日現在でもって556人、かなり人数が多いです。県立大学全体を通して見ても、15%ぐらい学生の数が多いんですけれども、例えば考え方によって留年が多いんだということであればそれは理由になるんですが、そういう状況でもないようなので、何でこんな15%も定員をオーバーしているのか、その状況を教えてください。
 県立ではありませんが、次のページ、学校法人静岡文化芸術大学もまた同じように定員よりも人数が多いんですけれども、これもわかりましたら教えてください。

 それから先ほども公営住宅室で収入未済2億8000万円余ということで、この18年度に実績といいますか6000万円ほどという話もあったんですが、決算状況を見たところ県営住宅滞納家賃対策費、これが5800万円使っているわけですよね。5800万円使って6000万円回収しているようじゃ、これは何も仕事になっていないわけで、まず1つはこの県営住宅滞納家賃対策費の5800万円余、これ何に使ったお金なのか。もしかしたらこの徴収嘱託員さんの人件費かなという気もしますけれども、それを教えていただきたいことと、これやっぱり収入未済に対する対策をもう少し強化しないとまずいのではないかと私は思いますが、この辺の考え方を教えていただきたいと思います。

 次に、72ページの廃棄物リサイクル室ですけれども、ナンバー自動読み取り式監視カメラを設置したということですが、この成果といいますかどのような成果が上がったのかということを教えてください。

 最後、質問じゃないんですけれども、88ページの工事明細表のところで、「安部口団地」の「部」の字が間違っております。安倍口団地の「倍」の字はにんべんでございますので、こういうミスはないようによろしくお願いします。以上です。

○仁科多文化共生室長
 ただいま外国青年招致事業の予算、事業費について御質問がありましたのでお答えします。
 私ども多文化共生室で担当している業務は、資料24ページにもございますが、招致あっせん業務です。ですからこの外国青年招致事業を実施しております財団法人自治体国際化協会、こちらの方の共通費部分についての予算が中心でありまして、それに市町村教育委員会35名とありますが、この市町村分は多文化共生室事業費を加えた形で予算を編成しております。
 ですから、実際の受け入れの事業本体の事業費は県の教育委員会で予算計上していると、こういう仕組みになっております。以上です。

○垣内国民文化祭準備室長
 国民文化祭を実施するに当たって静岡らしさを踏まえた事業計画をする上で、どのような議論がなされたかということにお答えをいたします。
 平成17年度に策定をいたしました基本構想に基づきまして、18年度は実施計画大綱を策定いたしました。実施計画大綱の策定につきましては、実行委員会の下部組織として26人の企画委員による企画委員会を設置して検討をしていただきました。企画委員会では、静岡らしい国民文化祭を開催するためには静岡県の持つ地域資源を活用すること、これまで培われてきたさまざまな文化活動、あるいは地域に根差した文化活動などを生かした事業の展開を図っていくことが必要であるという意見が出され、そういった意見を反映した事業をこの大綱に盛り込んで策定をいたしました。
 具体的には、静岡県の重要な地域資源であるお茶、富士山、温泉などを活用したお茶フェスティバル、あるいは富士山文化に関する写真展とか太鼓、それから伊豆地域の温泉文化に関する事業、具体的には芸子さんの舞踊披露だとか食文化フェスティバルなどといった事業を計画をしております。
 また、これまで地域で活発に行われてまいりました舞台芸術や音楽、伝統芸能などの文化事業の実績を生かしまして、演劇やオペラ、神楽、太鼓などの事業を計画しております。
 さらに、静岡らしさ、静岡ならではというような事業展開ということで、これまで国民文化祭では行われてこなかった新しい事業の展開を考えております。具体的にはユニバーサルデザインの考え方をもとに、家にいながら国民文化祭にだれもが気軽に参加できるインターネットを活用したウエブ上でさまざまな作品が発表、観覧できるWeb国文際といった事業を実施していきたいというふうに考えております。以上でございます。

○深澤大学室長
 県立大学の収容定員のオーバーの状況ということでございますけれども、入学者につきましては入試の日程の影響を非常に受けやすくて、センター試験の前期日程の場合には私立大学との併願者が多いと。合格しても入学しない学生がいるわけでございまして、そうしますとそれを見越して歩どまりを想定して、入学定員より多い学生をとると、学生に合格を打つということになりまして、結果的に定員を少しオーバーしてしまうという状況があります。特に薬学部につきましては、センター試験の中期日程を実施しております関係から、ほかの分野の、特に医学部との併願をする学生が多ございまして、そのために歩どまりを考慮して入学合格を打つわけでございますけれども、その関係で多くなってしまっているということでございます。
 それから文化芸術大学につきましても、18年度で1.26倍、実は19年も1.23倍になっておるわけでございますけれども、これにつきましても私立大学は合格者が国公立大学の方へ流れるということが多ございまして、過去の受験者とか合格者の動向を参考にして、総合的に判断して合格者を決めるわけでございますけれども、合格者を決める際、ほかのところに流れても、定員割れはもちろん起さないように考慮しているわけでございますので、結果的に少し多い数の収容者になっているということでございます。以上でございます。

○鈴木公営住宅室長
 県営住宅の家賃の滞納についてお答えいたします。
 まず対策費5800万円余の内容でございますけれども、このうちの4270万円余が嘱託員15人の委託料でございます。残り1500万円弱でございますけれども、これが法的措置をする場合の裁判所への通知費用、あるいは強制執行をする場合に荷物を運搬したり、あるいは倉庫を借りたりというお金がかかりますので、それらの費用ということになります。
 この嘱託員15名でございますけれども、7つの土木事務所に配置されておりまして、滞納の初期の段階で芽の小さいうちからつぶすということで、15人が3万回ほど臨宅をして、そのうちお目にかかれるのが1万回ぐらいなんですけれども、入居者の納付の指導という面で大変活躍していただいておると思います。
 実際、額として回収してきた額は6200万円余かもしれませんが、それをしなければもしかしたら滞納が重なった分も、回収されているんじゃないかというふうにも思っております。
 また今後の対策ですけれども、そういったことを重ねていく、あるいは法的措置も厳正にいたしますけれども、一方で借金を抱えたまま、滞納家賃を抱えたまま退居いたしますと、なかなかこれは回収が難しくなる傾向がございます。したがいまして来年以降これを専門とする民間機関への委託も視野に入れながら検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

 それから失礼しました。安倍口の字を間違えましたこと、大変失礼しました。今後気をつけるようにいたします。

○増田廃棄物リサイクル室長
 不法投棄監視カメラシステムの成果についてお答えいたします。
 本年3月からこのシステムの運用を開始しましたが、現在告発だとか行政処分に至った事例はありません。現在カメラシステムに登録された大型車両で長時間富士山ろくにとどまっているような車両の抽出をシステム上行っておりまして、その車両の動きなどについて業者に対して廃棄物処理法の報告を求めているなどの調査を行っているところです。
 今後事例によりましては告発などを行い、警察と協力しながら調査を強力に行っていきたいというふうに考えております。
 一方不法投棄対策というのは私ども未然の防止が一番であるというふうに考えておりますので、このカメラシステムと他の対策とがあわせて不法投棄対策の抑止効果が働けばというふうに期待をしているところです。以上です。

○前林委員
 御説明ありがとうございました。
 国民文化祭については私も福岡以来4年連続で各県の様子を見てきておりますけれども、静岡に対する期待といいますか、静岡らしさをいかに発揮するかということでもって、やっぱり国民文化祭の評価も大きくなると思いますので、どうかぜひこれについてはしっかり議論する中でもっていいものをつくり上げていただきたいと思っております。しっかり応援いたします。

 それから県立大学についてちょっと再質問なんですけれども、定員割れしては困るとは思いますが、これだけ定員オーバーしているというのがやっぱり大学の運営上問題ないのかどうか非常に不安に思うんですが、その辺についてどのようにお考えなのか。
 今御説明があったことはわかりますけれども、現実的に問題とならないのかということがちょっと心配ですので、それについてお願いしたいと思います。

 それから県営住宅の滞納の件ですけれども、人件費ということでわかりましたが、この業務棚卸表の61ページを見ますと、家賃の現年度収入率、これも特に大きくよくなっている、改善されているという状況ではないということを考えますと、やはり公正ということを考えて、悪質な滞納者については厳しい措置で臨んでいただきたい。また逆に経済的な事情でもって大変な方々を救済するような措置もまた考えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 では大学室だけ再質問です。

○深澤大学室長
 定員以上に収容して問題はないのかという御質問でございますけれども、収容定員によって施設とか教員数というものが国の設置基準で決められておりまして、それ以上の施設、それから教員を県立大学におきましても、文化芸術大学におきましても配置しております。文部科学省の告示で大学等の入学定員の取り扱いに関する基準というのがございます。ここに1.3倍という数字がございまして、4年制大学の場合には過去4年間の数字が1.3倍以上になりますと、次の認可が受けられないという基準がございます。この1.3倍という数字は学校の努力で受け入れ可能と、十分な教育ができるという数字であると考えられます。
 両大学とも施設とか設備は十分に整備されておりますし、教員も整備されておりますので、教育上問題は生じないと考えております。以上です。

○前林委員
 状況はわかりました。これだけたくさんの学生さんが来てくれるということは非常にありがたいことではございますので、そういう意味では質的な低下を招かないで、この評判のよさを維持していくというそんな観点から、やっぱり大学の運営管理をしっかりしていただきたいと思いますので、それについてお願いいたしまして質問を終わります。

○内山私学振興室長
 先ほど17番委員の御質問に対しまして、各種学校の18年度の補助単価が出てまいりましたので申し上げます。
 小学部ですけれども5万3220円、中学部5万3330円となっております。

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