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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:10/25/2016
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 おはようございます。
 大きく分けて2問質問させていただきます。一問一答でお願いします。
 まず、説明書65ページの防潮堤の整備についてお伺いします。
 この中段あたりにあるレベル1津波に対する津波対策施設(海岸)の整備率についてお尋ねしたいと思います。
 平成34年までにレベル1の津波に対する施設の整備率をおよそ全長106キロメートル、うち65%に当たる67キロメートルを目標に設定しています。平成27年度末時点で実績は0.05キロメートル。ということは50メートル。達成率はゼロ%となっております。そうすると平成27年度末まででどのような整備を行ったのか。
 また、同時にこの実績を踏まえると目標達成に向けて、目標の変更も視野に入れる必要があるのかなと感じますけれども、その点についてまず確認させてください。

○中野河川海岸整備課長
 防潮堤の整備についてお答えいたします。
 防潮堤の整備の前提となる津波高の公表が平成27年6月までおくれたことに加えまして、各地域における施設整備の手法につきまして地域住民の方との合意を図るということで、十分な説明時間をかけて行っていることなどから、平成27年度末時点における施設の整備率はゼロ%という低い数字になってございます。
 河川砂防局所管の海岸では、平成27年度につきましては、相良須々木海岸及び静岡海岸で地元の合意を得た上で防潮堤のかさ上げ工事に着手はしました。ただ、年度末の工事契約になったことがございまして、工事内容に仮締め切りもございましたので、年度内に完成した堤防はありませんのでゼロになってございます。
 ただ、今年度は、静岡海岸及び相良須々木海岸では本体工事に着手していますので、それを引き続き進めるとともに、地域における合意形成が図られたところから着手しまして、地震・津波対策アクションプログラム2013の目標である犠牲者の8割減を目指していきたいと考えてございます。
 現状ではなかなか進捗していない中で、アクションプログラムを策定してから3年たつので、現時点で見直し作業をしているところでございます。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 本当に重要な課題だと思っていますので、努力されているのは承知していますけれども、地域の皆様とよく合意形成を図って今後とも頑張っていただきたいと思います。
 ただ、知事の発言を聞いていると、全てそれもうまくいっていて、前倒しするという発言がありますが、中野河川海岸整備課長、できていないことはできていないと知事にはっきり報告するのも県職員の役割だと思っていますので、よろしくお願いします。

 2つ目に行きます。
 説明書119ページからの公園緑地課に関する都市公園の整備についてお尋ねします。説明書121ページの評価・改善の欄に都市計画区域内の1人当たり都市公園面積は現状値で――現状値は平成26年度だと思っていますけれども、1人当たり8.41平方メートルと順調に推移しているとあります。この8.41という数字は全国で見るとどのぐらいの位置づけになるのか。
 また同時に、この目標値の1人当たり8.53という数字は全国どの位置ぐらいを目指しているのか。まずはお尋ねします。

○M田公園緑地課長
 平成26年度の8.41という数字でございますが、全国47都道府県のうちの39位という位置づけでございます。全国平均の数字を申し上げますと1人当たり10.14でございますので、平成29年度の目標8.53と照らし合わせますと、まだまだ全国の水準には達しない状況でございます。
 目標値の位置づけでございますが、各都道府県が努力をしながら整備しておりまして、人口が多い少ないとさまざまな都道府県の状況がございます。ですので、そういった中では順位として39位が大きく前進をすることはない見込みではございますけれども、これからも少しずつ数字を上昇させていく努力を継続していきたいと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございました。
 知事は、ジャパニーズドリームを実現する地域にすると言っていますので、それを踏まえると全国で30番台、あるいは40番台に近い位置ではいけないという意味だと思っています。同時にその都市公園というのは、利用者の満足をしっかり考えた上で設置あるいは運営をしていかなければならないと思います。どこでもつくればいいという話ではないと思いますので、それを踏まえて鋭意努力していただければと思っています。
 
 説明書120ページの最下段の遠州灘海浜公園(篠原地区)の基本構想事策定業費についてお尋ねします。
 予算で3000万円です。浜松市からの供託金というんですか、300万円を入れて3000万円と承知をして、平成27年度の事業費は1624万9000円となっていますけれども、この使われた内訳をまず伺います。

○M田公園緑地課長
 平成27年度の金額としましてはそこに記載のとおり1624万9000円でございます。
 内訳でございますけれども、まず年度当初の早い時期にその1の事業委託――基本構想の策定事業を発注いたしました。その後、その進捗を見てその2の事業委託を発注いたしております。
 繰越額がございますけれども、そのうち年度を越えてさまざま執行しました。パブリックコメントの取りまとめ等が繰り越し分でございまして、その残りにつきましては、約600万円余の金額が5月30日の基本構想公表までの段階で執行されております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 前提がですね、県民に満足していただける都市公園をつくる必要があるというスタンスで私もお尋ねしているんですけれども、総額3000万円というと静岡県では普通の民家1軒が買えるんですよ。交通基盤部の総額から言えば本当に微々たる額なんですけれども。
 私が聞きたいのは、1600万円を使うんだったら、例えば会場費でどれぐらい使ったか。交通基盤部の公園緑地課で仕事していれば別にこんな1600万円も使う必要は全くないと思っているんですけれども、人件費は入ってないわけですから。一体何に使っているのか、もう一度伺います。

○M田公園緑地課長
 昨年度の1600万円の支払いでございますけれども、まずは遠州灘海浜公園篠原地区の全体の現況を把握して、整備の方向性について検討いたしました。
 そのほか、施設配置の検討ですとか防災施設の検討。そのほか合意形成の手法ですとか、さまざまな概算事業費の検討、整備スケジュールなどの検討をいたしました。最終的にはゾーニング図、基本構想という形で成果を出しまして基本構想書としてまとめたところです。委託費でございます。

○相坂委員長
 委託費で1600万円ということでよろしいですか。

○M田公園緑地課長
 そのとおりでございます。

○竹内委員
 議会ではどこに幾らで委託したのか全く聞いていませんし、私の知識だとこういう事業費の中で人件費だとか、あるいは旅費だとかは入らないとどうかなと思っていますけれども。
 一体どこに委託して、それはどういう形でお選びになられたのか。業者名も含めてお尋ね申し上げます。

○M田公園緑地課長
 委託先は、その1、その2ともに株式会社パスコでございます。

○竹内委員
 委員長。また、株式会社パスコという会社の概要及びその実績等々を当建設委員会に、決算審査とはまた別の形で提出を求めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○相坂委員長
 わかりました。

○竹内委員
 実は、皆様方がこの基本構想を決算で本当に自信を持って我々議会を通して県民の皆様方に出しているのか、私は疑義を持っています。その株式会社パスコの信頼性も含めて、事業費3000万円をつけたから、もうスタートしちゃったから引かないんだと、後には引けない横にもずれない真っすぐ進むしかないんだという形ですと、こちらも議会として困ってしまいますので、柔軟な発想とさまざまなところに配慮しながら地域合意あるいは議会対応をしていただきたいと思っています。以上です。

○相坂委員長  
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分とします。

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