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委員会会議録

質問文書

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平成29年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:07/26/2017
会派名:自民改革会議


○鈴木(洋)委員
 それでは1点のみ、大変大丈夫かなと思っていることなんですけれども、1点だけ質問させていただきます。
 空き家対策です。
 私の周辺は田舎ですから昔からの家が多くて、本来なら親から子、子から孫というようにずっと続いてきたんですけれども、社会状況の変化で一緒に住まないというような状況の中で、どうしても空き家が出てきます。
 都会の中の空き家も大変問題なんでしょうけれども、私どものような田舎の空き家というのは、地域コミュニティーが壊れちゃうんですね。それだけでもう大変問題なんですけれども、要は空き家がそのままになっちゃっている。このことについて管理や活用、運用をしていかなきゃ、運用というのは表現が悪いかもわかりませんけれども、何とかしていかなければいけない。もっと時間がたてば解体をしてどうするかということも含めて、なくさなければいかんわけです。
 うんと極端なことなんですけれども、実は私自身が体験したんですけれども、私の家の二、三軒隣の家で昔からの大家さんですごい屋敷の広い家で、建物もそれなりに広い大きな屋敷だったんですけれども、住む人がいなくなっちゃって、その家の係累がすばらしい人たちばっかりで、そこへ住まいをせずに全部外へ出ちゃった。それで家だけあいちゃったんです、おばあちゃん1人で住んで。そうしたらそこへ何かよくわからんやつが自然に住みついちゃって、それで家事から生活環境から非常に悪くなっちゃって、持ち主はいやせんもんで、あんまり感じないだやな。ほいで何の管理もせずに、周りの人たちが困っちゃって、どうしようもないような状況になっちゃって、そこで私のところへ白羽の矢が立ったんですね。おまえ買えって言うんです。そんなばかなこと、何で俺が買わなあかんだというようなことで、地域コミュニティーを形成してきた関係の中で、それでしようがないもんで私買っちゃった。
 そういうように、空き家対策というのは物すごく枝葉がどんどん広がっていっちゃう。それで今は見渡してみますと、やっぱり年寄りしか住んでいない家が非常に多くなっちゃってます。息子さんたちや娘さんたちがどうしているかというと、都会へ出ていっちゃってすばらしい生活をして、すばらしい優秀な人が多いものだから、そっちで生計しちゃってる。こっちに帰ってくるかって聞いたって、俺ら帰れへんぜというようなのがせいぜいなところなんです。
 だから、これ県の責任だとかなんとかっていうよりも国家として、家族構成も含めてそういうようにならざるを得ないような国になっちゃったんですけれども、何とか周りの人たちからの相談、それから持っている人たちの相談を非常に簡単に――簡単にという表現がいいのか悪いのかわかりませんけれども、ほんのちょっとした相談がけのような組織があれば非常にいいのかなという感じも持っておりますし、空き家になったところの処理というか処遇というか、そういうことを県だけがどうのこうのということじゃなくて、各市町とも連携をしながらやっていかないと、都会の中でもそうでしょうけれども、特に私どものような1つ1つの屋敷が結構な面積があったりしますと、そこで非常に不穏な空気になる人たちが住みついてみたりするんです。
 その辺のところを行政的に対応できるようなことをお考えになっておられるのか。そして多分そういう対策もとられていると思うんですけれども、切実な問題だと思っていますので、ぜひ御提案をいただくとともに、御示唆をいただければなと思いますのでよろしくお願いいたします。以上です。

○渋谷住まいづくり課長
 まずは、相談体制という御質問がございました。
 1つは、相談体制として静岡駅前に民間の団体に依頼しまして、ミーナ葵という常設の空き家の相談窓口を持っております。こちらについては専門家に相談できるとともに、例えば弁護士相談をしたいとか建築家に改修とか何かの相談をしたいとかという専門家相談も割り振ってできるような体制をとっております。
 それともう1つ、ワンストップ相談会という形をとりまして、常設ではなくて各市町に回っていく形になっておりますけれど、平成28年度は7月30日に裾野市、菊川市、磐田市、8月に下田市、静岡市、藤枝市、12月に三島市、沼津市、焼津市、浜松市、12月に御殿場市、島田市、掛川市で相談会を開催しました。今年度も9月と12月に各市町でワンストップ相談会を開催することとしておりまして、その相談会の中には行政担当者だけではございませんで、不動産屋さん、建築士、司法書士といった方が参ります。
 それぞれ個別のいろいろな相談がございます。委員御指摘のとおり一番大きいのは相続などの問題でして、相続関係がうまくいっていなくて売るにも売れないという状態が1つ。それからもう1つは相続はしっかりしたんだけれども、やはり東京に住んでしまって、こちらの家はとりあえず使わないんだけれど、売り買いするつてがないということで、そういうのは不動産屋さんに、あるいは管理をしてもらいたいということであれば、市町を通じてシルバー人材センターとか、あるいは民間で管理を請け負う会社が最近出てきておりますので、そういう会社を紹介する形をとりまして、まずは最低限管理をしていただくのが第一で、管理した上でなおかつ売買したいとか、あるいはほかの用途に使いたいということであれば、それらも相談できる体制をとっております。
 もう1つ、市町との連携というお話がございましたが、そちらも例えば今のワンストップ相談会については当然市町と連携してやっておりますし、市町にも相談窓口を設けてそれぞれ個別の問題について対応できるようにしております。

○鈴木(洋)委員
 ありがとうございます。
 実は、困っているのは空き家を持っている人たちじゃないんですね。周りの人たちも困っちゃっているんですね。それは何かわけのわからんやつが入ってきて、そこで生活して火事でも出されりゃ誰が責任をしょうんだという話なんですけれども、持っている人は割合無頓着なんですね。そのまま置いといてくれりゃあいいって言うんですけれども、そんなわけにはいかんわなというのが周りの人たちの意見で、どうしたらいいだということで、当事者じゃないものですから、どこに言っていいかわからないのが現実の姿だもんですから、その辺のところもぜひわかりやすい形で広報していただければありがたいと思っておりますので、よろしくお願いします。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp