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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:戸塚 久美子 議員
質疑・質問日:07/20/2010
会派名:平成21


○戸塚委員
 1番、戸塚でございます。よろしくお願いします。
 私からの質問は2点、外国人共生対策と、それから検視体制についてでございます。
 質問に先立って、ことし1年、私がこの委員会におきまして質問を組み立てる中で、基本的にそうやってみたいと思っていることがございます。それは皆様にはお配りできませんけれども、これは私が掛川の市議会議員時代に掛川のボランティア団体とともに活動した活動のポスターでございます。ここに掛川の警察署さんの協力をもって、こういう類のポスターに、全国で初めて警察の名前が入ったポスターだということで、大変全国的に評価をされたポスターでございます。
 まず、1つの目標に向かってさまざまなグループ、団体が力を合わせてこういう取り組みをするという協働の体制ということは、多様な価値観を持っているこの社会においては大事なことではないかなと思っておりますので、こういうことを基本に据えて、開かれた警察、私たちと一緒に歩んでいただく警察ということを求めて、質問させていただきたいと思っております。
 それでは、質問です。外国人共生対策の現状と今後の取り組みをお伺いいたします。あわせて皆様方が幾つか扱う外国人の犯罪を取り締まる中で、警察組織から見た私たちのこれからつくらなければいけない多文化共生のあり方について、御所見をお伺いしたいと思います。

それからもう1つ、検視体制でございますけれども、人員配置において人員は足りているかどうかということを伺いたいです。また、検視に対する御遺族における理解度というか、そういうものにつきましてどのような配慮をされているかどうか、そこをお伺いいたします。

○伊久美総務部参事官兼総務課長
 外国人共生対策の現状と今後の取り組みについて、お答えします。
 警察では、平成19年11月30日に、静岡県警察定住外国人共生対策推進要綱を制定しまして、取り組み指針を共生を理念とした総合対策の推進と定めて各種対策を講じ、県内に定住する外国人が地域社会から孤立して犯罪者となったり、あるいは事件事故の被害者となったりしないよう共生対策を推進しまして、外国人と日本人がともに安全・安心に暮らせる共生社会の実現を目指してまいっております。
 現在行っている主な取り組みといたしましては、外国人家庭に通訳人を同行して巡回連絡を行いまして、防犯指導でありますとか要望相談に答えますとともに、日本の治安の象徴的存在であります交番の機能等をあわせて紹介する活動、外国人学校の児童生徒や企業に就業しております外国人に対する防犯教室、防災教室、交通教室、こうした活動を行っておりますほか、共生対策に詳しい有識者など9名の方を静岡県警察定住外国人共生対策アドバイザーに指定し、警察の共生対策に関する助言や要望をいただいた上で対策に反映させております。
 今後の取り組みといたしましては、現在実施しております施策を継続しつつ、共生対策に必要な各種実態把握等、部内における情報の共有化、県・市町を初めとする関係機関との連携の強化を図りまして、共生対策を今後推進、深化させてまいりたいと考えております。
 2点目の多文化共生のあり方についての取り締まり等を踏まえての所見でございますが、県内におきましては、外国人に係る不安定な雇用、犯罪や交通事故の増加、騒音やごみ問題を初めとする地域住民とのあつれきでありますとかトラブル、不就学や不登校による子弟の非行化など、さまざまな問題が生じており、こうした問題が治安上、懸念される要因の1つにもなっているものと認識しているところであります。
 このため外国人の雇用の安定を初めとして、日本の法令であるとか文化やマナー等を教授したり、一方、言葉や習慣の違いによる意思疎通の困難性等から生じます日本人の外国人に対する、いわば偏見といったようなものをなくしていくなどの取り組みを、委員御指摘のように、さまざまな分野、社会全体で協働して考えていく必要があろうかと思っております。
 そこで、警察を含め行政や外国人雇用企業等の関係機関、団体及び地域住民等が互いに連携協働しながら、中長期的な視野に立った各種施策を有機的に推進しまして、外国人との共生社会を実現させていくことが肝要であると考えております。以上です。

○山路刑事部参事官
 検視官室の体制につきましては、本年4月に検視官1人を増員しまして、現在、検視官6人、検視官補助者10人の16人体制となっています。
 検視官6人のうち1人を統括検視官としまして、検視業務全体を統括させております。
 また、残り5人の検視官を5交代制、24時間勤務で検視業務を行っているという状況にあります。
 人員の多寡につきましては、配置された人員で迅速的確な運用に努め、1人の犯罪者も見逃すことのないよう、厳正な検視業務に努めているところでございます。
 それから、御遺族に対する配慮でございますけど、御遺族に対しましては、法律に基づいて警察が行う検視の手続等に基づきまして、警察官が遺体を調べる理由、御家族に対していろいろ話を聞く理由、あるいは検視をした担当警察官の名前等々につきまして十分に説明し、理解を得た上で行っているというような状況でございます。以上でございます。

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