• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮城 也寸志 議員
質疑・質問日:07/05/2011
会派名:自民改革会議


○宮城委員
宮城でございます。よろしくお願いします。
今回、東日本の地震がありまして、大津波が来ました。私も視察に行ってきましたが、そのすごさは目を奪われるものでした。今回、先ほど田形委員からも質問がございましたが、津波が来た場合の緊急避難の道路、また輸送の道路、そうしたものをこれから検討していくことのようでしたが、実際にどれだけが使われるのか、今から検討に入るのか、またそうしたものを調べまして、次にどのように新しい緊急輸送路を確保していくか、その取り組みについてまず一つお聞きしたいと思います。
 
続きまして、防災に関係することで、補正予算の道の駅の防災の拠点化ということです。
私も道の駅をよく使わせていただきますが、市街地から離れていて、交通の便もよく広い土地があります。その中、これからこれをどのように防災で使うかということで検討していくようですが、いろいろ広さとか、またそこを使っている利用者の年代もあると思いますけど、中にはコンビニがあったりまた地元農産物などもいろいろ置いてあったりします。そういったものも防災に利用していくのか、こういった目的をはっきり教えてもらいたいのと、ここを使ってどういったものをやりたいかを詳しく教えてもらいたいと思います。

 そしてもう1つ、今、節電節電できょうもこうやって電気が消えていますけど、私、夜時々ランニングするんですけれど、今、節電の影響で県の管理の道路も時々消えています。それがただ単に消しているのか、市街地でパチンコ屋さんとか、それこそスーパーのあるところは消して、ほかの暗いところをつけているのか。この間テレビの話では、都内のほうは一律に消してあるということで、夜道が危ないという話も聞きました。それに対する県の取り組みを教えてもらいたいと思います。

 そしてまた、照明の関係できましたので、私の菊川市では、これから新しくマンションが建ち、ショッピングモールができ、新しい宅地ができます。そういったところに、先に信号、照明というものを県管轄の道路で先に予想してつくることはできないか。できてからつくるとどうしても後手、後手になるので、交通量を調査しまして、小学校の通学の道とかに早目に信号をつくってもらえることができるか、それを一つお聞きしたいです。

 そして、今度富士山の関係で、39ページになりますけれど、富士山におけるマイカーの規制が始まります。私、これ自体は物すごくいいことだと思っております。毎年、私も富士山に何回も行かせてもらいますが、2合目におきましてバスに乗りまして行くことは大変いいことだと思います。ことしは、計画停電ということで、各企業が土日の休みがなくなっていますよね。そうなってくると、これが実際に土日を中心にして行った場合に、どれほどの効果が出てくるのか。やはり、皆さん休みのときに来ますので、今度は逆に木金あたりが込んでくるのではないかということが予想されますが、それに対する対応はどういうものか、以上4点お聞きしたいと思います。

○村松道路企画課長
 まず最初に、大津波を想定した緊急輸送路の確保についてお答えいたします。
 県内では、現在、高規格幹線道路や一般国道等広域的な重要路線約2,010キロメートルを地震等の災害発生時の緊急輸送路として指定しております。このうち臨港道路を含む県管理道路は、約1,000キロメートルということになっております。平成13年度に公表をされました東海地震の第3次被害想定に基づく津波の浸水区域には、約40キロメートルの緊急輸送路が位置しております。このうち臨港道路を含む県管理道路が約30キロメートルとなっておりまして、津波の影響に関する評価につきましては軽微な被害が発生する、あるいはまれに被害が発生する可能性があるというふうになっておりまして、支障となる期間も1日程度というふうにされてきました。
 それで、道路局では、現在静岡県津波対策検討会議のハード検討部会におきまして、まず短期的な対応としまして、東海地震の第3次被害想定区域に安政東海地震の推定浸水域を加えた浸水範囲を対象にしまして、緊急輸送路への影響等を検証しております。その結果、浸水区域内には約150キロメートルの緊急輸送路が位置しておりまして、このうち臨港道路を含む県管理道路が約110キロメートルぐらいを占めているということが、今、途中段階ではございますがわかりました。
 これを受けて、現在、津波発生時の緊急輸送路を確保するために、浸水区域内で分断される緊急輸送路の迂回路を検討しているところであります。
 今後は、迂回路の問題点等を検証し、必要な対策を検討するほか、新東名高速道路を加えた緊急輸送路の見直しを国や政令市などほかの道路管理者と連携して行う予定であります。
 中長期的には、中央防災会議において、今回の東日本大震災のメカニズムを反映しました「東海・東南海・南海」三連動地震の検討結果が示される予定でありますから、その結果を踏まえた県の新たな被害想定が出された段階で、緊急輸送路全体の見直しを予定していこうとしております。以上でございます。

 それから、道の駅の防災拠点化の事業費のことでございます。
 この事業は、東日本大震災におきまして、被災地周辺の道の駅が防災拠点として有効に機能したことを受けて、道の駅の防災拠点としての有用性の検証等を行うものでございます。
例えば、福島県南相馬市の道の駅南相馬というところがございまして、ここでは大きな被災を免れたものですから、約120人が一時的な避難所として利用し、その後は自衛隊などレスキュー部隊の前線基地としても活用されたところであります。それから、宮城県の大崎市の道の駅三本木というところでございますが、こちらにつきましては、電気や水道がとまりましたけれども、国土交通省が防災拠点として整備しました自家発電装置が機能したことで、震災当日の臨時避難所として機能したと報告されております。
 このようなことを踏まえまして、本事業の検討項目としましては、震災時の道の駅の活用事例調査、それから県内の道の駅の現状把握、それから持つべき機能の整理に加えまして、優先度や概算費用の算出などを行い、整備方針を定める予定でございます。委員から先ほどお話がありました農産物等の利用とかその辺につきまして、道の駅全体のことを考えながら検討していきたいというふうに思います。

 それから、富士山のマイカー規制の関係でございます。
土日の休日がなくなって木金が休日になってきているのではないかと。私もそこまで考えが最近出てきたことでございまして、委員御案内のとおり、この富士山スカイラインのマイカー規制につきましては、昨年度からずっと検討をしてございまして、昨年度の状況を見ますと土日が非常に込んでいたということで、関係者、いろんな利害関係者があるわけですが、その調整を踏まえて週末に大幅な規制期間の拡大をしてきたものですから、今回のこのような木金が休みになって、どのぐらいの方がまた集中してくるのかということは、ちょっと今の段階では見えませんので、まずは今回、もう既に調整済みでございまして、この土日にかけて規制をしっかりして、その様子をしっかり検証していきたいというふうに思います。以上でございます。

○伊藤道路保全課長
 道路照明灯の消灯の取り組みについてお答えいたします。
 3月11日の東日本大震災以来、電力需給が逼迫しまして、それを受けまして、県が管理している道路照明灯というのが約1万基ございますが、そのうち交通の安全に特に配慮すべき主要交差点とか横断歩道設置箇所以外の道路照明灯約4,200基について、現在消灯を実施しております。それからトンネルですが、県内の県管理トンネル133ございますが、そのうち延長250メートル以上のトンネルで、入り口出口のところはそのままつけてございますが、中間部の基本照明というものを約半数消しております。この消灯によりまして、節電効果ですけど1日当たり10時間消していると仮定しまして、約8,000キロワットの節電になります。これは一般家庭の電力量に置きかえますと、約615世帯の1日当たりの消費電力分の節電となります。
 今後は、公安委員会とか学校関係者とかいろんなお話もございますが、地域の実情とかそれらの要望等も考慮して、交通安全に特に支障がなければ、今後とも電力需給の逼迫が解消されるまでは、消灯を継続していくと、そういうつもりでおります。以上です。

○鈴木道路整備課長
 信号機の設置につきまして、特に市街地の熟成に先行して信号機をつくらないかという御質問だと思います。
信号機の設置につきましては、道路を新設したり交通の便の改良を行ったときに、公安当局と協議することになっております。公安との説明、協議の内容につきましては、やはり事故を極力減らすことを目的として協議されます。今回、新市街地の熟成の前にということなんですが、実際に信号機の設置につきましては、例えば菊川署の場合でも多分予算が非常に少なくて、なかなか要望どおりにいかないようなところがございます。ですから、今回、委員が想定していらっしゃる場所がどんな状態かによりますけども、設置箇所とか設置時期につきましては、公安委員会とじっくりした協議が必要かと思われます。以上でございます。

○宮城委員
 ありがとうございました。
 先ほどの道路の照明の件ですけれども、地元からここはつけてくれというような要望はありましたでしょうか。それを1点お聞きしたいです。

○伊藤道路保全課長
 県下の県管理道路で、おおむね同じような基準で消灯してございます。例えば、学校に近いところとかそういうところで、通学時に危険が伴うのでつけていただきたいとか、そういう学校関係者が要望してきた場合がございます。それから、それ以外にも、自治会単位でぜひここは曲がり角で見通しが悪いからつけてほしいと、そういうものもございます。そういうものについては、現地を確認して、やはりつけるべきだと判断すればつけております。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp