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委員会会議録

質問文書

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平成27年9月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渥美 泰一 議員
質疑・質問日:10/06/2015
会派名:自民改革会議


○渥美委員
 それぞれ質問もたくさん出されまして、総体的なことは私も理解したわけですが、幾つか分割質問方式で聞かせていただきます。
 先ほど池谷くらし・環境部長からお話がありましたように、特に人口減少問題は県としても全庁を挙げて取り組んでいただいておりまして、伊豆についても、今回の補正予算には各部局で補正予算を組んで、総体で5590万円ということで、多面的な取り組みをしていただいていると思います。
 やはり先ほど来、議論がありますように人口減少はもう全国的なことであり、それぞれの県あるいは市町でこの問題に取り組んでいるものですから、このふじのくにに住みかえる取り組みについても、5年で1,000人の移住者数の目標は随分遠慮した数字という印象もあります。でもお互いに取り組んでいるわけですから、これだけの成果を上げていくのは、そう簡単じゃないなとも感じております。
 大事なことは、まず他県から移り住んでくる以前に流出を食いとめるための静岡県としての魅力づくり、具体的には一番は安全で快適な利便性のいい住環境があると。そして生活の基盤である職業が住まいの比較的近い所で確保できることがまず基本だろうと思います。そういう中で、この移住相談センターに206人が相談においでになっていると。当然移住を考えている方が来ていることでしょうから、なかなか考えている人がいるんだなとこの数字を見て私は驚いたんですよ。しかも年代が20代から70代、それぞれ恐らく理由は異なっているんだろうと思いますが、その辺の各年代別の職業とか、どういう希望かを教えていただけるといいなと思います。

○小林政策監
 相談に来られる方の50代より上の方は、定年退職後のセカンドライフを考えておられる方が主でして、その中には、土いじりが大変好きであるとか、農業、家庭菜園をやってみたいという方もおられますので、やはり悠々自適な生活の中で簡単な農作業等をやりたいという方が多いと思います。
 また一方、若い方につきましては、それこそいろいろな方がおられまして、今専門学校に行っているけれども、静岡県で就職をしたいが、どこかないでしょうかという相談があった方。この方は造園業を希望されておりました。
 また、そのほかには、やはり勤めている方が多くて、現在の勤めから転職を考えているけれども、何かないでしょうかというお話、また意外に多かったのが、農業を希望されていて、静岡県で農業をやりたいと御相談がございました。大まかですけども、以上でございます。

○渥美委員
 わかりました。
 恐らく一番の理由は私は職業へいくんだろうなと思うんですね。やっぱり「住めば都」なんていう言葉もありますけども、生活ができないでは住んでおりませんのでね。やっぱり希望する職業、特に若い人はこれからどんな仕事で生計を立て、自分の生活を組み立てていくかという中で、まず職業を考えると思うんですね。ですから、希望する職業、あるいは静岡県に合った仕事を積極的に紹介できる体制がまず必要なんだろうなと思います。
 この相談員の宮嶋千恵美さん、恐らく40代かなと勝手に想像するんですが、私の地元ですからぜひ一度お会いして、いろいろお話をお聞きしたいなと思っておりまして、今度の県外視察が非常に楽しみになっております。
 恐らくこの相談業務は、本県だけでなくて他県も同じように取り組んでいると思いますが、例えば他県で成果を上げているというか、先進的な事例がもしあればお聞かせいただきたいんです。この人口減少とかの問題は日本だけじゃなくて、恐らく先進国については共通した課題で、外国なら外国なりの取り組みもひょっとしたらあるのかなと思いますが、先進的なことをやって成果を上げているというのを御存じであれば、お聞かせいただきたいと思います。

○小林政策監
 東京の移住相談センターには、27の県が相談員を配置、もしくはブースを置いてございまして、その中で例えば山梨県、福島県、また岡山県等は以前から置いてございました。静岡県はことしからですけども、他の多くの県も同様にことしから設置をしたところでございます。
 その中で、山梨県の相談員は、ある意味非常にカリスマ的にやられる方で、大分実績を上げておられまして、やはり相談対応についても1つの信念というか、1つの作戦を持って対応しているということで話を伺っております。
 また、これは移住相談センターというよりも、例えば高知県等でも、既に移住施策というのは進んでおりますので、コンシェルジュという形で県を案内する方を置く等の施策を行っていると聞いております。

○渥美委員
 それでは、先ほど言いましたように、まず転出を少なくする取り組みが基本だとは思いますが、こうした移住相談センターで、本県の魅力を積極的にアピールしていくことが、また本県の持っている魅力をそれぞれの地域の魅力を高めることにもつながってくるもんですから、ぜひ実を上げるように頑張っていただきたいと思います。

 それから、この関連でよく来た伊豆!!移住定住ふれあいの場創生事業です。
 これについては、もう県、市町、地域の団体による協議会を設置して、これまでも準備をしてきたと思いますが、これまでのこの事業をスタートさせるまでの取り組みと、この協議会がどのような役割を果たしていくのか。恐らく、農業体験とか自然観察等々の事業、あるいは情報提供したり、サポートしたりかなとは思うんですが、どのような役割をしていくのか。

 それから、この事業が希望者を募集するのかどういう形なのかわかりませんが、希望者に対してどうアプローチみたいなことから、移住・定住に結びつくまでのプロセスといいますか、どのような形で進んでいって、移住・定住を決断していただくところまで持っていくのか、その辺の取り組みを教えていただきたいと思います。

○小林政策監
 この協議会でございますけども、今回の補正に係ります事業を行うために、これから設立をするつもりでございます。
 ただこの事業の開始に先立ちまして、賀茂地区の首長さんが集まる会議の場をお借りして、移住について説明をしましたり、また直接市町を訪問しまして、首長ですとか担当課長に御説明をし、御理解をいただいているところでございます。事業が決まりましたら、協議会の設立に向けて準備を進めてまいります。
 この協議会ができました折には、実際に移住ツアー等呼び込みました際に、その地元の受け入れ側として接遇、例えば体験での手伝いですとか、体験の場の提供等ということで、実際に動いていただくことを考えております。

 それと、実際の移住につながるプロセスでございますけど、これは藤枝市の例でございますが、藤枝市では東京で藤枝ウイークをやりまして、また相談会もやりまして、その相談会とかウイークで相談を受けた方に、次の事業として体験ツアーを用意させていただきました。
 それで、その体験ツアーに来ていただいた方の中には、1組既に藤枝市に移住を決められた方がいらっしゃいます。ある意味現地に来ていただいて、現地で実際の土地を知り、また地元の方の温かい歓迎を受けることで、決心をされることになってくると思います。

○渥美委員
 これもやってみないとどんな結果が出るのかはわかりづらいかと思うんですが、その協議会ももちろん地元の受け入れ体制、何としても来てほしいんだという姿勢がなければだめでありますし、そういう意味では、地域を挙げての支援体制といいますか、迎える体制をつくっていくということが大事だと思います。協力していただいて、よさをアピールできる体験の場を設定していくことも必要でしょうけども、私は移住相談センターでの取り組みにも言えると思うんですが、やっぱり協議会の一員でもいいんですが、キーマンといいますかどなたか、やるっていう人が、例えば1人でも2人でもいいんですが、その人を中心にその人のやる気とアイデアを結集して、支援して、引っ張っていく人がいないと、この分野だけじゃないんですが、なかなか成果が出ないと思うんです。えてして地域活動は、そういう要素が多分にあるんだなと思います。
 ちなみに、今の段階で、この地域にキーマンみたいな目立つ人はいますか、どうなんですか。

○池谷くらし・環境部長
 賀茂地域でございますけれども、実は静岡県の中でも移住の取り組みが非常に進んでいるというか、かなり頑張っている地域でございます。特に南伊豆町と松崎町は、非常に進んでいます。それに比べると個人名を出していいかどうかわかりませんけれど、下田市は全くやっていない。河津町も東伊豆町も、行政的には今までは消極的だった状況がございます。
 実は、南伊豆町なんですけども、移住者は非常に多くございます。ただ残念ながら、それ以上に5番委員からも御指摘いただきました、そこに住んでいる方がそれ以上に出ていくので、人口が減少している状況がございます。今、南伊豆町でいろんな地域活動で頑張っている方のかなりの部分が実は移住者の方でございます。
 そうした中で、今回こういう形のものを考えましたのは、実は南伊豆町、あるいは松崎町は既に体験施設のような拠点を持ってございます。ただそれがない所について、空き家を使って拠点をつくろうということで、今地域に入って希望を聞いて、それを進めていこうと。拠点ができたところで、賀茂地域全体を束ねるようないろんな形の組織をつくっていこうと考えておりますが、今3番委員からお話がございました、キーマンがいないと本当にこれはできません。
 ただ、幸いなことに、南伊豆町で石川さんという方がもう移住されて20年以上たつんですけれども、御自分で無農薬の農場をやってらして、その方の所に農業体験で結構来てから移住していくとか、あるいは松崎町ではやはりここも民宿を改築したところをベースにして、受け皿となる組織をつくってやっている伊東さんという方がいらっしゃって、多分そのお2人が中心になって、それをうまく行政と協調してできれば成功すると思うんですけれども、なかなかあの地域はいろいろな方がいらっしゃるので、そこは非常に難しいかなと。そこについては、県が相当力を入れて、地域として連携してやっていくことを進めていけばいいかなと思っています。ただこれまでも首都圏での移住相談会等の経験もございますので、素地はあるのかなと考えております。
 それから、移住体験ツアーについては、かなり効果が高くございまして、私も4年ぐらい前に一度同行したときに、南伊豆の体験ツアーで13人ぐらいの参加だったんですけれども、そのうち2組がもう既にすぐそこで空き家を見て契約をしたと。あるいはその後の方も相談に来て、じゃ今度ツアーがあるのでどうですかといってツアーに来て、いいなと言って、先ほど言った石川さんの所へ県の助成も受けて農業体験を2年ぐらい行って独立し、1月から南伊豆町に住んでいます。個別には非常にケアをしっかりやればそれなりの成果が出ると。ただ残念ながら、先ほど申しましたように、トータルの数字は、全くそんなレベルの数字ではないから、県全体でやはり定住施策等々きちっとやって、目標としては社会減プラスマイナスゼロを総合戦略の中でも目指してやっていくと。
 その中で移住について県あるいは市町がケアをして、移住してきていただいた方の数値が5年間で1,000人ということで、私もこれはもっとふやすべきだと個人的には思うんですが、担当が非常に慎重な方なものですから、ようやく1,000人まで持っていったという状況でございます。

○渥美委員
 そのとおりだと思うんですね。
 人口動態調査の資料をいただいたんですが、いわゆる社会減は、やっぱり下田市や河津町なんかが非常に低いですね。そういう地域で旅行をつくり出しているという所は転出人口も少ないということで、やっぱり地域の資源を磨いて光らせて魅力をつくっていくこと、それから県全体でも言えることですが、やっぱりイメージが非常に大事だと思うんですね。人はそれぞれ好き好きあるもんですから、ひょっとしたら大したことない所にも、とんでもない人が来るかもしれませんので、そうした人たちも含めて、情報発信はどんどんやっていかなきゃいけないんですが、そういう中でやっぱりマイナスのイメージは非常に足を引っ張ると思うんです。市でも県でも特に影響力のある人の言動が非常に重要な意味を持ってきますので、すべからく好感が持てるような、まず最大の広告塔ですから、思い当たる人は特に注意していただきたいと思います。ぜひ力を入れてやっていただきたいと思います。
 そして地域の魅力を高める。その第一歩をまず伊豆から始めていただいて、恐らく賀茂地域だけじゃなくて、さらにその広域的に連携を広めて、もう常時伊豆は一つということになるように、スタートの事業をしっかりやっていただきたいと思います。

 それから、次の質問に移ります。
 8番委員も大分質問していただきましたが、女性活躍推進の取り組みですが、先日男女が共に創るしずおか議員連盟と県の共催によりまして、講演会を開催しました。講師は株式会社NOKIOOの小川社長さん38歳。住まいが浜北区だそうです。一度家を訪ねて、どういう育てられ方をされたのか御両親に聞きたいなと思っているんですが、講師のお話を聞いて、やっぱり男女共同参画はなかなかわかりづらいというか、中には私みたく頭のかたい人を含めて飲み込めない人もいるんですが、その人はなかなか言っても骨が折れるもんですから、むしろ若い人がどんどん起業して、そういう考え方を持った人を登用をしていく、また採用していくことで成果は広がっていくかなと思うんです。
 講師のお話ですと、もう社内で男女の差を考えたこともないと。それぞれ持てる力を発揮してもらえる環境、仕事の仕方をどう工夫してつくり出していくかと。それも職員みずからが考えるというお話だったですが、そうでないと会社がやっていけないということでした。必要に迫られてやっているんですということでした。
 担当の黒柳男女共同参画課長は、このお話を聞いた印象など、少しお話いただけるといいなと思いますが、お願いします。

○黒柳男女共同参画課長
 ただいま3番委員から御紹介がありましたけれども、浜松市の株式会社NOKIOOというIT関連の会社の社長にこの間御講演をいただきました。株式会社NOKIOOでは、今御紹介がありましたけれども、男性、女性にとらわれることなく、仕事の効率性や従業員の能力を生かす職場づくりに努めた結果、男性、女性ともに働きやすい職場になって、さらに業績も伸ばしているということでございます。
 よく中小企業では、女性の活躍と言われても余裕がないですとか、なかなかどうしたらいいかわからないという声を聞きますけれども、逆に中小企業だからこそ、経営者の考え方、方針によって大きく変革を行うことができるというのが先日の御講演でもよくわかりましたので、今後県といたしましても女性活躍の成功例ですとか、業績を伸ばしている中小企業を取り上げて、広く広報していくことによって、他の企業へのきっかけづくり、参考にしていただけたらいいなと感じました。

○渥美委員
 中国の浙江省の杭州に本拠地を置く阿里巴巴集団、ほんの10年ほど前に仲間8人とスタートした会社が今や世界に1万人ぐらい社員がいるんです。その会社も訪問して、ナンバーツーの方のお話を聞いたんですが、まさに同じようなことを言っていました。進んでいるなと思いましたし、これからの企業経営のあり方かなとそのときも思ったんですが、ぜひそういったすぐれた事例をどんどん紹介して、広く行き渡っていくといいなと思います。

 県は、国の女性活躍推進法を受けて、今後推進計画を策定するということですが、先ほどスケジュール的には来年度策定すると。今も黒柳男女共同参画課長から講演の印象の中でも少し触れていただいたと思うんですが、それに向けてどのような考え方でこの推進計画を策定していかれるのか。

 それから、あと一般の企業への支援もここに書かれていますが、300人以下の民間企業に対しては策定を支援するとありますが、どのような形でこの支援を行っていくのか。企業子宝率からすると、大企業ほど企業子宝率が低いもんですから、大企業は大企業に任せておけばいいことじゃないかもしれませんが、まずは従業員300人以下の企業を対象にとのようですので、どのような形で支援をしていくのか伺いたいと思います。

○黒柳男女共同参画課長
 この法律の基本的な考え方は働きたいという希望を持ちながらも働いていない方ですとか、職場でステップアップしたいという希望を持っている女性がみずからの意思によって働こうとする女性の思いをかなえるための環境整備をしていこうというのが大きな基本でございます。
 現在、県の第2次男女共同参画基本計画の第2期実践計画におきましても、「あらゆる分野で女性が活躍できる環境の整備〜女性が活躍する社会は、男女にとって暮らしやすい社会〜」を推進目標に掲げておりますので、この現計画の中の職業生活に関する部分との整合性も図りながら、今後計画を策定していきたいと考えております。

 あと、300人以下の一般事業主行動計画への支援ですけれども、直接は経済産業部の労働政策課で計画の策定に向けまして、アドバイザーの派遣なり支援を行うと聞いております。

○渥美委員
 県は、今申し上げましたように規模では大企業ということで、子宝率も低い結果も出ていることですので、しっかりと推進計画を立てていただきたいと思います。

 また、300人以下の企業に対しては、やっぱりこれは何と言っても働く環境をつくることはそこの経営者の考え方が非常に大きいもんですから、アドバイザーを派遣してということですが、その企業経営者の考え方を促す説得力のある人を送って、やっぱりこれは大事なことで、企業の経営革新につながる基本中の基本だと思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいとお願いしておきたいと思います。

 それから、それに関連してふじのくにさくや姫サミットを昨年も行って、先ほど昨年の結果を踏まえて反省点もありましたという説明がございましたけども、やっぱり対象がリーダー的な立場の人ですよね。昨年も恐らく今年度もだとこの内容を見ますと思うんですが、ふじのくにさくや姫サミットが果たす役割といいますか、今後のこの推進計画にどう反映していくことができそうか。その辺のところを、昨年の事業実績を踏まえて、この事業にかける期待について伺いたいと思います。

○黒柳男女共同参画課長
 ふじのくにさくや姫サミットでございますけれども、3月に開催しましたサミットにおきましても、一応最初は管理職の方をターゲットにしたんですけれども、実際には管理職手前の方や、かなり若手の方にも幅広く御参加いただいております。
 その方が一堂に会して、分科会等で意見交換をしていただくことによりまして、活躍するための環境整備、ネットワークの構築、機運の醸成の一助になったと考えております。
 先ほども少し申し上げましたけれども、これは民間企業の方で構成される作業部会でいろいろ企画もしていただいたんですけれども、この方たちも自分たち同士で活発に連絡をとって、今回も企画をしていただいておりますし、みずからさくや姫サミットのフェイスブックを立ち上げることもしていただいております。
 ですので、こうやって先進的に活動していただく方がロールモデルとなる形で、県全体の底上げも図っていきたいと考えております。

○渥美委員
 昨年のこのサミットには残念ながら私は参加できませんでしたけども、黒柳男女共同参画課長からお話ありました、リーダー格じゃなくて、若い人も参加してみずからの意識を高めることにつながったということでありますけれども、やっぱりこれも昨年の実績を見ますと、224名の参加中男性が20名ということで約10%でしたが、今回も男性が対象になるのかどうなのか。そして昨年参加した男性はどのような役割を果たしてくれたと感じられますか。
 やはり女性が頑張るということはまず第一に自覚して、それに対してその既存の体制は大体が男性がつくってきた仕組みですので、そこを変えていくのはなかなか骨が折れますし、どうしたって同じ考え方にある程度なってもらわないと前へ進まないことですので、男性の参加も重要かなと思います。今回の開催については、昨年の男性の参加した方の感想なり、その後の行動などを踏まえて、どのように考えておられますか。

○塚本県民生活局長
 実は、昨年ふじのくにさくや姫サミットを企画したときには、もともと女性の特に管理職あるいはその一歩手前の方に集まっていただいての会議ということで、コンセプトを御説明して募集をいたしました。と言いながら、やはり男性の方の中にも経営者、あるいは人事の担当の方がぜひ参加したいという強い希望があって参加をしていただいたということでございます。
 今、3番委員から御指摘のありました、実際にやっぱり男性の意識を変えていくことがやはりもう1つ大事なことでございまして、そこでことし計画をしているのが、男性経営陣のサミットということで、経営者向けの――経営者といっても本当にトップの方はなかなかお忙しいので、人事の担当役員であるとかになろうかと思いますが――やはりそういった男性の経営者の意識をまず変えていく。そういう中で、やはり実際に女性の活躍によって成果を上げている事例を御紹介しながら、意識を少しでも変えていくと。そういう中で、先ほどもお話ありましたけれども、中小企業も大企業も含めて、実際にむしろ中小企業はなかなか従来は中小企業無理だよという一面もあったんですけども、実際はそうではなくて成果を上げている。そういった事例も踏まえて、今年度ぜひ取り組んでいきたいと考えております。

○渥美委員
 時間もありませんので、これで終わらせていただきますけども、ぜひ男性の意識を変えるというと何か構えちゃうんですね。何か変わらない男性は悪者みたく見えちゃうもんで、そうだとまた逆にやりづらいもんですから、いかにそのメリットがあるかを上手に理解していただくことが男性に対しては大事だと思いますので、私を含めて男性はしっかりと勉強していかなきゃいけないと申し上げます。頑張ってください。

○増田委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は15時20分とします。

( 休 憩 )

○増田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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