本会議会議録
質問文書
平成24年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 仁科 喜世志 議員 | |
質疑・質問日: | 10/02/2012 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○仁科委員
補正予算関係で2点、それから所管事務で1点、計3件お伺いします。
主要事業概要の1ページです。県立学校等施設整備事業費の8億6400万円の補正であります。
これは高等学校の再編整備計画に基づいて進めていて、かつ平成25年4月に開校ということになっています。なぜ今ごろ補正をして土地の取得あるいは建物の校舎、格技場、体育館等々の購入があるのかと、学校を運営していく上で土地、建物等々は根幹にかかわることでありますので、静岡市とのやりとりが何かあったのか、そしてこの土地、建物は不動産鑑定で鑑定を入れるのか、それから校舎等の建物については経年減点等々もあると思いますけども、減価償却を含めながら、この単価というのはどういうふうに出てきて、なぜここでの補正予算かということをお聞きいたします。
次に、単独過年災県立学校等災害復旧費の県立水泳場のことです。
昨年9月の被災があっての災害復旧です。災害復旧であれば一日も早く、改修でもなく改良でもなく、使えるように原状に戻すわけですね。それを冒頭、教育長の説明の中にあったと思いますけども、入札不調により工期変更あるいは一部設計を変えてとのことで、同じ金額を平成25年度に債務負担で繰り越しているような形をとりました。
主要事業概要の6ページにこういうふうにコメントしてありますよ。これまでの改善・見直しの状況に、「設計において、工事費用の圧縮及び仕様の見直しにより施設の安全性の向上を図った」。工事費用の圧縮なんてどこにあるんですか。同じ金額を平成25年度に持っていっているわけであって、災害復旧の考え方は、一日も早くもとどおりにして、その施設を県民に、あるいは使っていた今までの方々に開放していく、それが健康増進でもあったりする。これから今年度は6カ月もまだあるのに、工期を平成25年8月まで延ばす。その間には雨季も入っていて、建物工事とかについては非常に不都合な時期であり、まだこれから今年度末であれば天気も安定してきますし、なおさらそういう施設を頑張って早く県民に開放していくっていう考え方が災害復旧の基本だと私は思うんですけども、考え方について、お伺いします。
それから、所管事務のほうで、委員会説明資料の7ページ、文部科学省の児童生徒の問題行動等の生徒指導上の諸問題に関する調査ということで、政令指定都市も含め、各教育委員会がまとめ上げて出していただいた数値だと思いますけども、調査結果の主な内容について4点を出していただいております。
この調査対象期間が平成23年度中の期間ですので、できましたら、万引きではどうだったのか、あるいは喫煙ではどうだったのか、提示がないものですから、いわゆる非行ということですよね。特に喫煙が最近御案内のように、年齢を確認し子供であればたばこは当然売買にならないんですけども、今は場合によってはタスポがあれば手に入れることもできると聞いております。そういう状況で喫煙を逆に隠れたところで助長という言葉が適切かどうかわかりませんけども、人と人とが合わなくても買えるケースも聞いております。
万引きについての資料もありましたら、御提示していただきたいと思います。以上です。
○原田財務課長
高等学校の再編整備に要します補正予算について、御説明いたします。
これにつきましては、先ほども申し上げましたが、土地の鑑定を市と県と双方でやっております。お互いの主張があるという中で、今般、市と県の中間値をもとに合意が図られる可能性が高くなったということで、ここで予算計上させていただきました。
取得につきましては、平成25年4月の開校に間に合うように、財産上の所管がえをやる形になります。また取得についての議案が平成25年、来年の2月に出るような運びになる予定でございます。現在はそのための予算上の裏打ちを行っているということでございます。
あと、建物につきましても、現在おおむね改修等の工事は済んでおりますが、その中で委員御指摘のように取得価額につきまして、いろいろ再調達原価ですとかいったものの捉え方がやはり市と県で、売り主と買い主で違う面がございまして、そこにつきましても、現在この予算の範囲内で取得が可能だということで予算計上させていただきました。
いずれにいたしましても、これらが当初予算までには詰められませんでしたので、今般ここに計上したということでございます。以上でございます。
○松田スポーツ振興課長
県立水泳場でございますけども、長い間御不便をおかけしていることに対しまして、まずおわび申し上げたいと思います。
それから、災害復旧ということでございますので、一日でも早い復旧はもうおっしゃるとおりだと思っております。当初設計はできるだけ早く復旧をしたいということで、天井の工事と屋根の工事をあわせて行うような工事を業者からヒアリングをしまして、設計業者が設定をいたしました。工期につきましても、平成25年3月をもって完了するということで設計をいたしまして、入札に臨みましたが、残念ながら不調に終わってしまったというのが現状でございます。そういうことになりましたので、改めまして、どうしたら早い時期にプールが再開できるかということで、設計の見直し等を行って、今回この債務負担行為を議会のほうへお願いをしまして、議会が通りましたらすぐに入札の手続等を進めてまいるという段取りで今準備を進めてございます。以上でございます。
○田中事務局参事兼学校教育課長
委員会説明資料7ページの平成23年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査でございますが、調査結果の主な内容として暴力、いじめ、不登校、高等学校の中途退学者数を載せております。委員からお話がありました万引き、喫煙など、いわゆる非行につきましては、ここへ載っておりませんが今資料が届きましたので報告させていただきます。
喫煙の経験があるとのことでパーセントで申しわけないですが、回答させていただきたいと思います。中学1年生は22.5%の男子は経験があると、女子は16%ほど経験がある、中学3年生になりますと、男子は35%ほど、女子も23%ほど経験があるという状況でございます。高校生は年齢が上がりますので、これよりも若干上回っていると、喫煙に関してはそういった傾向がございます。
万引きにつきましては、今手元に資料がございませんので、また資料の提示につきましては、委員長に御相談させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○仁科委員
再質問は余りしたくないんですけども、先ほどの所管事務の報告の中で、県教委が小学校、中学校、高校の文部科学省の調査をここに報告していただくことは一向に構わないんですけども、昨年集団万引きとかいろいろ話題になりましたので、この委員会説明資料の7ページの調査結果を踏まえた対応のところに小中学校の生徒指導担当教員とか言葉が出てきます。学校の先生が今こういうことをやっていて、今の小中学校のいじめの問題、暴力行為の問題、いろんな課題が幅広いので断片的ではなく、調査のあるものも、今話題になったり、あるいは今増加傾向のものとか、全体で現実を捉えて対応していかなくてはと思うのでそういうものは断片的でなく提出していただきたいと思います。以上です。
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