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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:07/06/2020
会派名:自民改革会議


○野田委員
 それでは、バイ・シズオカについて3つに分けて2月の補正分、6月の補正分、それからゴー・トゥー・キャンペーンなど今後について一問一答方式でお伺いします。
 まず、2月補正のじゃらんの分と旅行業者各店舗に分配した分ですが、この販売実績をどのように把握しているのかお伺いします。

○佐野観光振興課長
 2月補正予算の状況についてお答えいたします。
 今回の宿泊促進のための取組につきましては、今1番委員からお話がありましたように、2方法取り入れておりまして、1つはじゃらんへのクーポンの配布、それから店舗での申込みの割引になっております。そのうちインターネット宿泊予約サイトじゃらんでの割引クーポンについては6月16日から配布いたしまして、6月30日現在で1万円券4,000枚が翌日に終了し、5,000円券5,000枚についても既にクーポンの残がないとのことであります。2,000円券は5,000枚を用意いたしましたけれども、これはまだ2,800枚程度残っているとのことでございます。
 それから、県内旅行会社での宿泊予約申込みに対する割引は6月22日から受付を開始しました。6月30日現在で予定数1万5000泊のうち7,900泊が予約で利用され、残りは約7,100泊になっておりまして、非常に好調ではないかと考えています。

○野田委員
 じゃらんはすぐに数字が分かると思いますが、旅行業者の数字は今1万5000泊のうち7,900泊ほどが出ているとのことです。実は私の同僚に旅行業者がいるものですからすぐ分かるんですが、大分数字がもう先に進んでいると思います。大分実際と乖離がある。その辺を私は質問したいです。
 開会日に私が言いましたが、数字の把握をどうしているかは非常に大事な問題だと思っておりまして、それによってPRの仕方とか、いろいろ把握して分析をしてその先に進むわけですよね。
 県として、本当はもう少し早く数字を把握するべきだと思っているんですが、何か有効な手段で数字を取る方法は何かお考えでしょうか。

○佐野観光振興課長
 店舗でのリアルタイムでの販売状況の確認方法についてですが、店舗での予約申込みにつきましてはJATAとANTAという組織によるコンソーシアムを設立していただいて、実際の事務を運営していただいております。
 実際には、県内200店舗以上の予約をまとめていただいて報告を頂いていて、どうしても時間を要してしまう部分があるかと思います。しかしながら、そちらのコンソーシアムに対してなるべく早期の情報提供をお願いしているとともに、利用者におきましても、最初の段階ではどこのお店に宿泊割引の残高があるのかが明示されておりませんでしたけれども、旅行業のコンソーシアムの皆さんの努力によりまして現時点で残高があるところ、ないところを明示した上で、お客様の利便性の向上に努めていくとのことであります。

○野田委員
 またより早く数字が把握できるように努力していただきたいと思います。旅行業協会から会派の政調会長宛てに、インターネット予約ができない人、不得意な人は息子さん等に依頼し予約をするが、その後予約変更や取消し等が生じた場合、自分では操作ができないため業界に何とかしてほしいというやっかいなことがいっぱいあったとのクレームが来ているものですからお伝えしておきます。

 それから、12億円も計上していただいた6月補正の分でありますが、今2月分がそういった状況の中で、今後どういう予定で期日を切ってゴー・トゥー・キャンペーンまでつなげていくのか、いつ頃からどのように展開していく予定なのかお伺いします。

○佐野観光振興課長
 6月補正予算に計上させていただいた12億円につきましては、先ほども答弁いたしましたとおり、県内からの誘客を図るための事業として計上しております。前提となる制度といたしましては、国のゴー・トゥー・キャンペーンが開始されることを前提として制度設計した内容となっておりますけれども、報道によりますとゴー・トゥー・キャンペーンの実施が8月上旬からと聞いております。そうした中で、現在取り組んでいる県民の皆様による県内周遊の促進事業が非常に好調でありまして切れ目、隙間が出てしまう可能性があります。
 こうしたことから、12億円につきましては切れ目なく県内の観光産業の回復を図れるよう、流動的に対応して取り組んでいきたいと考えておりまして、今は7月上旬でありますので、7月の中下旬くらいから何か手を打たなければいけないと考え準備をしております。

○野田委員
 今東京で感染者が多く出ているので、ちょっとあやしい部分もあるんだけれども、予定通りにいったとしてゴー・トゥー・キャンペーンまでどうやってつなぐかも大事なポイントでありますので、もう少し具体的に、早めに皆さんに分かるように、PRが行き届くように決定して、公表していただきたいと思います。要望します。

 それから、ゴー・トゥー・キャンペーンに乗っかって、抱き合わせでやることが一番効果的であると私も思います。ただ先日も観光庁の室長の説明――皆さんももう目にされていると思いますが――を受けたりもしたんですけれども、例えば飛行機で北海道へ行って3泊、4泊して、向こうでホテルに泊まってその割引があって、交通費も割引があって、具体的にはホテルに2万円で泊まってクーポンが1万円だとすると7,000円が宿泊割引、3割はそちらの地元での消費、それもホテルに泊まった場合そこでの食事代にも充てられる。そう考えると非常においしい旅行ができると思うのが普通だと思うんです。だけれども、静岡県の補助では連泊した場合にちょっとプラスアルファになるものだと、戦略的に他県と競合できるのか心配しています。他県も相当戦略的にいろいろな誘客ができる策を取っていると思うので、その辺はぜひもう少しアンテナを高くしてよその情報をしっかり吸収して、静岡県として非常に効果的なゴー・トゥー・キャンペーンと抱き合わせの予算の使い方をしていただきたいと思いますが、その点についていかがでしょうか。

○佐野観光振興課長
 ただいまお話がありましたように、言うなれば全国との競争になるかと思います。そうした中で、ほかの都道府県がどういう取組をするかの情報収集も非常に重要だと考えておりますので、今現在もアンテナを高くして情報収集に努めております。
 それから、お客様がどういう形で動くかも非常に重要だと考えておりまして、非常に大きな割引をゴー・トゥー・キャンペーンでやる中で遠くへ行かれる方もいらっしゃるかと思います。ただ本県は、感染症がまだ残っている中で近いところが非常にメリットだとも考えておりますので、そういったメリットも生かした誘客の事業を検討しております。なるべく早く情報発信できるよう努めてまいりたいと考えております。

○野田委員
 最後に、要望といいますか意見を言わせていただきます。
 ゴー・トゥー・キャンペーンの国の予算は1兆1200億円。これは単純に2万円で割っても5600万泊、物すごい数なんです。観光庁が言うには、こんな事業は第3次世界大戦でもなきゃあり得ないぐらいのすごい予算だということでもう自信満々でした。これだけのものをより静岡県で消費できるように十分に工夫をしていいキャンペーン、相乗りのバイ・シズオカにしていただきたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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